声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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終末・かずきふみ・三咲里奈・ロープラゲー。CUBE『夏ノ終熄』体験版簡易感想レビュー

おにじと申します。

 

今回はエロゲ体験版感想。

最近多すぎるのでこれはこれで困るんだよねえ(

今回はCUBEの最新作『夏ノ終熄』の体験版をプレイしたぞ。

もう多すぎるから全部簡易だぞ。

プレイ前所感

CUBEは今年めちゃくちゃ新作を出している(まぁ一つは逆移植完全版だが)のだが、その中で初のロープライスゲームとして発売されるのが『夏ノ終熄』だ。(ロープラと言いつつ4500円強するので、実質的にはミドプラ表記が正確な気がするけどね)

注目としてはやはりスタッフ陣。とりあえずCUBEらしさ、CUFFS系列らしさはないのだが、良い面子。

原画は『アオナツライン』(戯画 / 2019)、『ユキイロサイン』(Wonder Fool / 2021)などで原画を務めているうみこ。U35とうみこは完全同一視していいのかが良く分からない。

シナリオは『9-nine-シリーズ』(ぱれっと)、『なないろリンカネーション』(シルキーズプラスWASABI / 2014)、『あけいろ怪奇譚』(シルキーズプラスWASABI / 2016)、『君と目覚める幾つかの方法』(Navel / 2018)など、多くのシナリオとしても評価されている作品を担当している、かずきふみ。

こういうタッグがまぁロープラ(ミドプラ)と言えども実現するというのは面白いというかなんというか。

期待できる並びっていう言い方が出来るんじゃないかなと思う。

そんでもって、ここから声優は三咲里奈という。いや去年みなとそふとで久々に見て、それも攻略キャラではあったけど、ここに出てくるとは思っていなかった。

まぁ三咲も勿論実力のある声優であるため、これでもう強いぞと。

普通に強いんだよねコレ、気になるなあと。

作品としては終末スローライフ…?(多分終わりまで書いちゃう気もするけど…)的な作品であることは分かるが、どういう感じになっているか。

 

 

UIチェック

エンジンは吉里吉里ベース。

オリジナルは1980×1080のフルHD

フォントは選択方式だが、他の機能は基本的に充実。

既読メッセージ色であったり、音声再生バーが存在したり。

スクショも撮ることが可能。

 

マスター音量はあるのに、未だにBGM下げだけは付かないのなんなんだろうねCUFFS系統。別にいいっちゃいいけどここまで高機能なら付けなよ感がある。

 

基本画面。

スクショとお気に入りボイスがある。音声再生だけ左にポツンとある仕様。

 

バックログ。お気に入りボイスとクイックジャンプあり。

お気に入りボイス、挙動と範囲がなんか特殊。

地の文も主人公セリフも無音でも登録が可能。これセリフ保存機能としても良いと思う。

あとバックログだと一番直近の空きスロットに自動で入って、通常画面ではスロットを押す方式になってる。もうここでも空きスロットに入ってくれて良いんだけどなあ(ゆずとかサガプラとかはそう、まぁ選択制だったと思うけど)

 

あと本当にどうでもいい事だが、今作起動した時の『CUBE』のロゴの出方が異なる。

いつもはCUBEロゴの■が転がる感じで4つ出てくるのだが、今回はフェードで出てくるだけ。

まぁ作風を考えてロゴの表示を変えてきている印象ですね。いつもの注意事項も非常にシンプルなものでしたし。

 

 

雑感

初手でミオと出会うところから始まる。

展開としては早いけどまぁロープラだし。作品の性質上キャラはこの2人だけだし。

おどおどしているミオが登場するって感じだが。

 

あらすじに記載されていることだが、主人公のユウジは動画で生計を立てられる+内容が内容だったために今も生きながらえることが出来ている、という設定。

なんともまぁ、本当にド終末モノであり、ハッピーエンドが待っているようには思えないんだけども。

 

今作の見せ方的な構図は非常にシンプルと言える。(内容とかじゃなくてね)

うみこの原画を用意し、かずきふみのシナリオで構築したものを、三咲里奈の声で殴る。

この構図である。

ミオが砕けてきて、主人公と対等な感じになってくると、三咲の自然な演技、ちょくちょく刺すミオのキャラ性が見えてくる。

これがまぁ面白いというか。三咲、本当に『わがひめ』で見たときは久々も良い所だったのだが、まぁ衰えてねえなあ~。

 

まぁもう死ぬ気だったミオが、ここでもう少しだけ生きてみようとする訳だが。

今作において、もうこの時点で数多くの不穏が語られている+HP見ればそれが伝染病であることはわかっているのだが、その伝染病がどのようなものなのかとかは全く語られないというか、まぁこの状況では会話としては避けるよなあって所もあるし。

作品の展開としてもこれは中身は伏せてた方がおもろいですからね。

 

虫食えないとか、きのこ怖いとか、やっぱ街にいたミオと、サバイバル生活しているユウジでは感覚が違うという所もあるのが面白い所ではある。

こういう所の素のツッコミとかをやらせると三咲は昔から上手いのだが、まぁ相変わらずでしたね。

 

まぁ、朝めっちゃこのカットが入るんだけど。

なんかそりゃ作品の性質的にどうなるかとか考えるとなんか嫌な予感はしたよね。

 

基本的に大人はもうどこもいなさそうな感じっていうのと、

まぁそういう状態になるとどうしてもいざこざは起きるというかなんというか。

生き抜いていく上で、醜い争いみたいなものは生まれていく…という中で逃げ出してきてもう終わりにしようとしたっていうのがね。

そこから、ここで少しずつ希望を取り戻していってるんだけど。

 

まぁそれはお互い様なんだけど。

まぁもう終わりも終わりだからなあ、雰囲気的に。

 

関係性もどんどん良くなっていってるし。

その上でミオが街でどういう生活をしていたのかが分かるのがちょっとアレだけど、ある意味で田舎で平穏という感じ。

サバイバルスローライフなところもあるんだけど。

 

でも終末モノだし。

だから終わりは近いんだよなっていうので、ここで終わる。

CUFFS系列、ここ最近は引きが強い体験版そんななかったんだけど、久々に続きは?と思わせる体験版になってる(まぁキリが良いところで終わってくれるのもいいし、引きがエグいのもいいし、どっちもいいんだけど)

 

 

作品としての方向性は分かりやすいし、話としても終末でありながらも結構軽快な2人の掛け合いとかはやっぱりかずきふみっぽい文章なのかなと。

うみこの原画も綺麗だし、三咲里奈の演技も相変わらずお上手。ミオの様々なテンションをしっかりと演じられそうな感じだし、魅力を引き出してくれそうな雰囲気。

こういう作品はどういう感じで着地するのかとかは割と気になる所。

初のロープラにして気合の入った作品であることは間違いないので期待したい。

 

以上。