おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
なんだかんだキーボードをやたらレビューすることに定評が出てきた当ブログだが、今回もキーボードです。
ロープロファイル系統のキーボードはあんまりレビューしてきてないけど、今回はロープロファイルのキーボードとなっている。
持ち運びとかも出来そうな感じがする良い感じのキーボードを、今回Lofreeさんからご提供いただく機会を頂いたので、レビューさせていただく。
ということで『Lofree Flow』の方をレビューしていこうかなと思う。
開封
ということで、開封していこう。
箱はこんな感じ。
シンプルな箱になっている。白の箱に銀の包みみたいな感じ。
質感が非常に高い感じで、良い感じだなあと。
中身は以下の通り。
Lofree Flow本体
USB-C to USB-Aケーブル
取扱説明書
なんか思ったよりかなりシンプルなものになっている。
結構いろいろはいっていることが多いんだけどね…
USB-C to USB-AケーブルはUSB-CがL字になっている。
長さは150cm。
外観チェック
では続いて、外観の方をチェックしていこう。
キーボードを正面から見るとこんな感じ。
デザインとしてはフレームがシルバーに対して、キートップがホワイトという感じ。
結構落ち着いている感じであり、これはもう片方のブラックでも似たような感じだった。
アルミニウム筐体ということで、やっぱりかっこよさを感じるなと思う。
キーボードの配列としてはUS配列の75%キーボードという形になっている。
基本的には普通のキーボードと大差ない配列とはなっているものの、詰め詰め感はある。
キーは84キーあった。ファンクションキーまであるので、比較的Fnキーとかは使わずに済む感じではあるのかなと。
また、ロープロファイルのキーとなっており、背が低いキーとなっている。
こちらは素材はPBTが使われていて、耐久性という所にも優れている。
印刷も5面昇華印刷を採用されており、摩耗の部分に対しても強い。
サラサラとした質感は非常に良い。アイコンなどの表示はオレンジになっており、アクセントになっている。
端子類などは、キーボード上部の側面に集中している形。
アルミニウムのかっこよさが見えつつ、下にUSB-Cポートと電源のオンオフ・Bluetooth接続切り替えのスイッチがある。
裏側。
シンプルな形状だが、スタンドがついている。角度調整とかは出来ないみたい。
サイドにライトがついていて、こちらも設定で色々な色にすることが出来るとのことらしい。
まぁそこまで見えないんだけどね。でもデザインとしては面白いと思う。
Fnキーと左右の矢印で点灯パターンとカラーを変更できる。
キーを横から見た感じ。
3.9度のアングルが作れているらしい。
ロープロファイルらしいフラットなキーボードであることがよく分かる。
18mmしか厚さがないのだが、メカニカルキーボードでよくあるガスケットマウント構造がこの中に入っているとのこと。どうやって入ってんだよって思うけどね。
右サイドに一部ゴールドの配色があり、ここにロゴが入っている。かっこいいね。
キースイッチの方も見ておこうか。
こちらのFlowでは、3種類のキースイッチがある。
GHOST(リニア・赤軸):羽のように軽いタッチ感の静音軸
PHANTOM(タクタイル・茶軸):ソフトで反応のいいタッチ感
WIZARD(クリッキー・青軸):フィードバック感のある軽快音
ホワイトにはGHOSTが、ブラックにはPHANTOMが装備されているとのことである。
どれもKailhと共同開発した新しいスイッチで、POM製ということである。
なお、Gateronとか、Cherryとかと互換性がある感じではない。
なので、キースワップ可能ではあるのだが、実際はこの3つの中からしかスワップはできないと思われる。
では、Flowのスペックを確認しておこう。
商品名 | Lofree Flow |
---|---|
レイアウト | 75%(84キー) |
カラー | ブラック / ホワイト |
キー配列 | US配列 |
キー素材 | PBT |
キースイッチ | 3種類(リニア・タクタイル・クリッキー) |
ホットスワップ | 対応 |
ライト | 有り(バックライト・サイドライト) |
接続方法 | 有線接続・Bluetooth接続(最大3台接続可能) |
バッテリー容量 | 2,000mAh |
バッテリー性能 | 最大40時間稼働・充電時間3時間 |
サイズ | 316mm×126mm×24.5mm |
技適 | 取得済み |
重さ | 568g |
非常に色々な機能性みたいなところが高いのが分かるかなと。
バッテリーは2000mAhで最大40時間稼動とのことで、まぁ必要十分なのかなと言う感じ。
このコンパクトさに収める上ではバッテリーをものすごく積むことというのも難しいように感じるしね。もうちょっと持って欲しい気持ちはあるけど…でもそんなもんだよなという印象。
重さに関しても568gとなっており、非常に軽く仕上がっている。
アルミを使用していることもあるのが、非常に軽くなっている。
この辺りもコンパクトで、持ち運びやすいというところにつながっているように感じる。
使ってみよう
ということで、実際に使ってみた。
電源スイッチの所で有線か無線かの接続を変えることができる。
こちらは前述している通り、技適をちゃんと通してくれている製品となっている。
海外から来る系統のキーボードでまず気にするべき所はこの技適が通っているのかと言う所。
個人であれば申請とかすれば技適なくても使っていいんだけどね。でも普通に使おうとすると技適が通っていないと無線で使うことができないので、こちらは安心して使うことができる。
このキーボードは3つまでデバイスと接続することが可能。
FNキーと1・2・3のキーを押すことで切り替えることが可能である。
また、こちらのキーボードはキーキャップの記載的にWindows・Mac両方に対応している製品だが、このキー配列に関してもFNキーとNでWindows配列、FNキーとMでMac配列と切り替えることが可能となっている。
と言うことで、Bluetoothでも、有線でも快適に使うことが出来るようになっている。
電源を入れるとバックライトが点灯。
ほんのり白に点灯する感じで、雰囲気は良い。
明るさは4段階の調整が可能となっていて、FNキーとF6キーを押すことで切り替わる。
とりあえず打ってみての感想。
いやあ中々良い打鍵感を感じることができた。
メカニカルキーボードというのは、やはりこの打鍵感がどうか?という所が評価の大きなポイントだと思うのだが、やはりロープロファイルだとどうしても限界があるところもあると思っている。
ただ、このLofree Flowはその限界に挑戦できている感じがある。
非常に押し込んだ時の感触や音がいい。
ロープロファイルだとどうしても底打ち感が強すぎるなと感じたり、全体的な金属反響音が大きめだなあみたいなことを感じることも少なくないのだが、そういうのが非常に少なく仕上がっていて、普通のメカニカルキーボードとも勝負できる仕上がりになっているんじゃないのかなと。
押した時に返ってくる感覚は比較的ソフトな感じで心地いいですし、コトコトとした感じのタイピング音もいい感じ。
それでいて、メカニカルキーボードとしては静音性もある程度担保されている。
この辺りは、この薄さでガスケットマウントを入れ込んでいることのメリットが出ているんじゃないかなあって感じる。
アレって静音性としても、押し心地としてもいい作用をしてくれる構造だからね。
ロープロファイルであることで、ガスケットマウントであることが分かりやすいというか、押したときにキースイッチが沈み込む感じが分かる。これがいい方向にかなり作用してくれていそう。
キー配列に関しては、意外と違和感はないかなという印象。
まぁEnterの右にキーが存在するとか、右下の矢印キーとかはかなり詰め込まれているので、この辺りに関しては慣れが必要かなと思う。
ただこれは75%キーボード全部そうなので、このサイズに収めている以上の宿命の配列ではある。
右の一列に永久に慣れない人もいると思う。筆者もそんなに慣れているわけではないんだけど。
まぁでもやっぱり反響音というところがほぼないっていうのが一番驚きかなあ。
どうしても薄いロープロファイルはそういう所を抑えるのが難しい中で、ここまでようやっとるなと。
そしてキーキャップのぐらつきというのも少ない。この辺りの強みってのを感じた。
そしてこのデザイン性。
アルミニウムボディの筐体はかなり高級感があり、美しい。
サイドの金色のアクセントの所にロゴがあるくらいで、変な装飾とかも全くないに近いのもポイント。
シンプルかついい雰囲気というのを作り出すことに成功している。
まぁ褒めちぎっててもアレなので、デメリットと呼べそうな所も。
まずソフトがないこと。こういう系統のキーボードって大体PCで使えるソフトがあるのだが、こいつはない。
なので、キー配列を変えたりとか、バックライトやサイドライトをPC側で変える…みたいなことができない。
これはシンプルで分かりやすいという言い方もできるが、キーの配列を変えることができないというのはデメリットと感じる人も少なくないはず。
また、角度調整も出来ない。こちら角度が固定となっている。
まぁ薄さを優先した結果高さを変えられる機構とかを入れられなかったんだろうなという感じがする。仕方ないとは思う。
あと、英語配列のみであること。
海外系統キーボードの宿命だが、日本語配列ではない。
ここは慣れの問題ではあるが、わかっておいた方がいいと思う。
ただ、そんなデメリットを超えるくらいにはいいキーボードになってるんじゃないかなあという感じはする。
〆
ということで、今回はロープロファイルメカニカルキーボードである『Lofree Flow』をレビューしてきたが、いかがだっただろうか?
デザイン性と機能性の両方が備わっている、いいキーボードだと思う。
持ち運びが出来るサイズで、有線無線両方の接続に対応しており、打ち心地がとりあえずいい。
独自のキースイッチとガスケットマウントによって、ロープロファイルでは犠牲になりがちな打鍵感や、出てきてしまいがちな金属反響音というのをまぁ解決していると言ってもいいくらいいい感じに仕上げてきている。
それでいてこの落ち着いたデザインのかっこよさ。
非常にバランスの良いキーボードに仕上がっていると思う。
気になる方はぜひ。
以上。