おにじと申します。
今回はエロゲ体験版感想記事。
もう製品版書くの疲れた所はまぁあるけど(
筆者感想書くのが一々長い。もっと短くしなさいとしか言いようがない。でも出来たらやってるんだよなあ…(
さて今回はCRYSTALiAの最新作『RE:D Cherish!』の体験版をプレイしてみたので、まぁ雑に感想を。
CRYSTALiAゲー一回もやったことなかったんだけど、まぁたまにはね。
プレイ前所感
CRYSTALiAと言えば、Project ”KATANA"でずっとやってきた、AMUSECRAFT系エロゲブランドである。
最早AMUSECRAFT系と言えるのもCRYSTALiAくらいしかまともに動いてないのは悲しい所ではあるが(Heartsでさえもう懐かしいに片足を突っ込んでるし、なんなら原画SDタッグは2021年にWhirlpoolでロープラやったし)とはいえCRYSTALiAは一定の人気はありそうなブランドではある。
とにかく刀でドンパチチャンバラやってるエロゲブランドというイメージだったが、ここで遂に『絆きらめく恋いろは』から続いた『めくいろシリーズ』、『Project”KATANA”』ではない奴が登場。
それが今作、『RE:D Cherish!』である。
『——迷えるものに食事(パン)と酒(ワイン)を。明日を作る糧となりますように。』
というのが最初に出た時は素直に「ちょっとダセえな」と思ったが、まぁ雰囲気作りに関してはそれこそ『めくいろシリーズ』からずっとやってきている事である。
今作は刀ではなく、ガンとかが多そうだが、主人公は相変わらず刀持ってるので、やっぱり刀なのかもしれない(アイデンティティなのかもしれんし)
今までの和から一気に洋になった感じもあり、雰囲気は一新した感じも。
スタッフは以前までと大きく変化はなく、これまでも一定以上の評価を受けてきたスタッフなので、一定の安心は出来るか。
とはいえ、これまでのCRYSTALiAというブランドは同じテーマを続けてきた事もあり、ここでの大幅なモデルチェンジはどう転ぶかは未知数な部分もあるだろう。
しかし、こうなんでこの作品、微妙に『LAMUNATION!』(WhitePowder / 2016)の雰囲気を端々から感じてしまうんだろうか?(筆者はラムネーションやってない)
なんかそれっぽいロゴがバンバンOPで出てくる所とか、そもそも雰囲気とか、なんでこんなにラムネーション感を感じてしまうのか。やってもねえのに。
いや、まぁいいかそれは…新プロジェクト、『Project ”DINER"』の初陣となる。(今度はこのコンセプトで続けるのかね…)
UIチェック
ということでUIチェックなんだけど、CRYSTALiAのエンジンはなんなんだこれは。
見たことねえんだよこれ。なにこれ。
オリジナル解像度は1280×720(多分)
フォントは3種類選択性。デフォルトは恐らくスキップ。
まぁ簡素な気もするが、大きく困るほどの設定の少なさではない。
音声設定。
マスターボリュームあり。
ボイス再生中のBGMボリューム個別設定可能。
ボイスカットデフォルトではオン。(ボイススキップ表記)
お気に入りボイス機能あり。スロットは500制限。
追加方式。(スロット方式じゃなくて押したら増える奴)
セーブスロット12×10の120スロット。
まぁ普通かなってくらいの量である。
基本画面。
コンフィグ収納型。
名前の横のマイクボタンを押すとお気に入りボイス入り可能。ここは登録だけなので押し続けると永遠に登録される。
クッソ分かりにくいが、名前のところ(この場合”少女”)をクリックするとボイスがサイド再生できる。
右にマウスポインタを持ってくるとこれだけデカイメニューが出てくる。(流石にホールドせんやろ…)
基本的なのは普通に揃ってる感じ。
(てかこんなにプレイ画面で発売日主張してくる体験版初めてかもしれん)
雑感
回想から始まるのってエロゲではあるあるみたいな所がある。
この時点で気づく事だけど、多分今回のセンターヒロインのユニカって、主人公雪光が警護していたアリスと何かしらの血縁関係が存在するよね?(
今作をやってみての感想として、とにかく伏線が分かりやすいし、分かりやすいから色々と情報放出も早めな感じがする。
あ~そういう系のエロゲね~ってやってたら分かる。まぁ読みやすいけどねそういうのって。
目当ての店が潰れてたら割と凹む案件だよな(
あとこの作品普通にサイボーグ云々が出てくるので、序盤説明が多めである。
まぁこういう世界観説明は説明するしか無いから仕方ない。
人体よりも強くて頑丈になれるけど、飯が普通の人間と違うとか、それがサイバーフードだのなんだのそういう話だけど。
ここの飯がまあ美味かったらしく。地味にないと辛いよなそういうの…
このセンターヒロインのユニカ・ラスペランツァさん、この体験版を通して覚悟が決まりきっているタイプのヒロインである事がずーっと書かれるというか、結局この体験版ほぼユニカにフィーチャーされているので、ユニカが一番になるように出来てる。
砥石大樹が書くヒロイン、割と覚悟決まりすぎててそれはそれで怖いぞレベルで覚悟決まってるヒロイン多い。
今回の場合DDダイナーを復活させるという事に関しての覚悟がエグい。
CVは鶴屋春人。なんかこう、サブとかでは見たことあったんだけど、メインでしかもセンターヒロインってなるとあんまり印象にない。
って調べたら意外とメインしてた、ごめんなさい(
正直お嬢様、ルージュ・ウェントーワス。
しっかりお嬢様、ただなんかこうもう正直女すぎる。
雑になり方とか含めてしっかりお嬢様気質ありつつの感じだしねえ。
CVは夏和小。この人マジで年末から年の上半期しか見ねえな。
夏和小のお嬢様って、まぁなくはなかったけど、今回のお嬢様はなんか好戦的というか、バリバリな所があるので、ちょっと今までとは違う所あるかもねえ。
こっちはサブキャラのルージュの母であるベラドンナ・ウェントーワス。
こちらCV実羽ゆうきとなっております。なんかここまで大人な気品系ゴリゴリなの久しぶりに聞いたかもしれない。というかあったっけ?
めっちゃキャラ出てくるな。
こちらもサブキャラ、犬飼桜子。
この感じでは中身はBBA(言い方)
まぁ陽気な感じもするというか、自由人の女って感じがする。
なんだかんだこの人もなんかあるんだろうなあ感はあるし。
CVは飴川紫乃。まぁこの人はいつも通り。
多分いい子なんだろうけど、ルージュの好戦的な所がよく分かるというか。
まぁでも貼り終えたばっかりのガラス割られたらブチ切れるのはブチ切れそう。
なんかこういう所からもうちょっとこの女面白そうだなみたいな所はある。
こちらメインヒロイン最後の登場のデスペラード。
もう小物そうって一発で思ったけど、単純に脳筋。
ヘタレそうな男もついてるし。絵に描いたような小物感を感じるけど、強いのは強いっていう(
CVは東雲りあ。『恋愛×ロワイアル』(2020 / SMEE)で見たわ~ってまずなったけど、戯画のキスシリーズも出てた。
なんかここまで荒くれ者感あるキャラの印象はないので、作品通してどう転ぶのかなあって所はある。まぁ別に体験版の時点では悪くないと思う。
とはいえ、これ勝負しようぜってなったときの雪光の反応も言うてこの人も好戦的というか、めちゃくちゃやるよなって感じ。
普通に10万出すとかするし、この主人公普通に強いんだけど、仮にも政府系組織にいた人間とは思えないムーブするんだよな。まぁそういうの全部解き放たれた後だからなんだろうけど。
まぁ桜子がもともとどうのこうのみたいなのは製品版でしょうね。
なんで体験版に桜子とのエッチシーンが入ってるんだよ。
なんなんだこの下りわよう。
普通の人間が食べるのと違う割にはビジュアルとかは大差ないんだなとかは思いつつ、変わりすぎてると美味そうに見えないから、そんなもんのほうがいいよなとも(
ユニカが作るサイバードッグはクソ美味いらしい。
まぁ雪光が食いに来たかった店の娘ってのがあるからそういう所はあるんだろうけど。
プリムヴェールとかいう権限バリバリで持って行って、それに合わせて作っているのでも太刀打ちできんぞっていうのは確かに才能としてエグそう。
ちなみに今までの『めくいろシリーズ』と場所は違えど世界は一緒らしい。
やってねえから知らねえけど。
一番手っ取り早く金を稼げるのが賞金稼ぎって、普通にやべ~んだよなあ…
とは言え警察がそんなまともに動いてないところとか考えるとそういう感じになるのは致し方ないのかもしれない。
でもって、その中で一番高い懸賞金なのがレッド・レインって奴らしい。
確かにクソ強そうだなって感じ。
ユニカの覚悟がエグいんよだから。
接客に絶望的に向いてないのは間違いないからなあ、笑うのにも対価を求める人間だから。
でもって、ここで生まれてここで育っているのであれば、他に助けを求めるとか、頼るとかあんまりしなさそうっていうのは、バックグラウンドとかがしっかり反映されている感じもあって良いポイントかもしれない。
まぁここまで覚悟ガンギマリやと、何もかも失った主人公にとっては魅力的に映りそうだよな。
ルージュ小物じゃん…(
なんというか、お嬢様はお嬢様なんだけど、おもろいお嬢様だよなこう
お嬢様なのに勢いを感じるんだよなコイツ。
面白いわあこの女。野心の塊みたいな奴なんだろうけど。
ユニカの覚悟ガンギマリ定期。
まぁ真っ直ぐな子なんだろうけど。融通の効かなさとか含めて非常に砥石大樹が書くヒロイン!!って感じ。
こっちもゴリゴリの野心家。
大女優の母から店を奪い取ろうとしてるの、無理ゲーな気もするけど、まぁ裕福だからこその不自由みたいなのが巡り巡ってこんなになってる気もするw
デスペラードの横にいたブルータス、割と弱そうだけど苦労ポジっぽいのがなんか憎めないポジに落ち着くんだろうなあっていう感じがする。
ここで過去話が入ってくる。
アリスのお話ですね。まぁ感じ的に死んでるんだろうなあとは思うんだけど。
目赤!ってなる。こちらもサイボーグの所あるんだろうなって話だけど。
剣術とかの話が出てくると、めくいろシリーズと絡んでるんですかねえとかはなる。
いや、多分やらんけど。前体験版やろうとしてUIが好みじゃないって理由でやめたから多分やらない…
特務機関ウラガに所属していた雪光は、アリスの警護をしていた。
この時は任務第一感があったのもよく分かるけど、なんというかアリスはアリスでやっぱりエリューテリアの人間と言うか、自由な感じがあるんだよなあとか。
うん、まぁそうなるのは知ってた。
まぁあらすじ読んでたら分かるし。でも割とアリス魅力的だったのにあんま出てこなさそうなのちょっと悲しいよな。まぁ魅力的なキャラにしておかないと成立しないから仕方ないんだけどね。
かなしいなあ(
つよそう(小並感)
殺人鬼ミラルカさんのCVは夏樹柑菜。
『ヘンタイ・プリズン』(Qruppo / 2022)の姫瑠とか、『ハミダシクリエイティブ』(まどそふと / 2020)のりりりこさんとか、サブキャラでよく見る人。
なんかこういう狂気キャラ初めて見たわ。まぁ普通にようやってると思うけど(りりりこはFDで攻略対象になるんだろうか)
まぁそうなんだろうけどバラすのめっちゃ早かったなって。
エロゲとかノベルゲにおける問題ってそんなに悪役をいっぱい置けない所ってのもある。
からもうだいたい誰かわかってるようなものみたいな所があり、そういうの含めてまぁさっさとっていうのも手だと思う。
というか、ミラルカなる事が出来る今後の展開的に誰にでもなれそうだから、ピンチを作りやすそう。ヒロインだと思ったらミラルカ、主人公だと思ったらミラルカ…いくらでもできそう(
陰湿な性格してるわ~(
まぁそれくらいじゃないとね。
ユニカは父親と血の繋がりがあるわけじゃないんですよねえ。
やっぱりユニカとアリスが血縁関係ある気しかしないよねえ…
普通に親父さん強かったんだねえ…
強かったけどその日はやられちゃったと。
まぁこう再興を目指しているのは、何もできなかったからっていう所もあるんでしょうね。
でもできないのが普通だからなあ…
急に新語を出すな。
と思いつつユニカには手が一つだけ存在したっていう。
一枚絵割と好き。でもって、目が赤いっていう。もうほぼほぼ間違いなくアリスと血縁関係なんだろうなあと思いつつ。
MODで蘇生できるって逆に凄えよなコレ。
というか権限を全持ちしてやるってなかなかエグいことだし。
やっぱり桜子なんかしてるんだよな、まぁ只者じゃないのがわかってるだけでいいけど。
ユニカルートでこの権限でエッチしそう(素)
というか、ユニカは感染させられた人なのか、もともと持っていた人なのかってのも気になる。
それこそさせた人間がいたら、ユニカを操れるわけだし。
なんか悪人サイドでも愛せそうな奴もいるよなって。
そういう枠もいたほうが良いとは思うし。
ユニカのこう周りに求めないっていうのは、住んでいる場所的なバックグラウンドのところも存在するかもしれないけど、どっちかっていうと父を失った事による所の方が大きいのかなと。
もともとからそういう所があったんだろうけど、それが父の死によってより加速したというかね。
ある意味自分が不幸を振りまいてるまである考え方だけど、まぁでも境遇的にも致し方ない所はありそうな気も。
DD-mod主人公つんよ。
まぁ結局ドンパチやるエロゲって主人公が強くないと成立しないことのほうが多いし、この設定ならそうじゃないと確実に成立しないんだけど。
何もかも失った人間だからこそ、価値という所に目が行くというかね。
まぁユニカは覚悟ガンギマリだし、そこに突き進むことしか基本的には考えてないっていうのは、めちゃくちゃまっすぐな子だし。
まぁだからこそ危なっかしい所もあるんだけど、それもまた魅力というか、支えが必要な子というかね。
まぁ非常にきれいなOP入りだったと思う。
まぁそれはそうだろうけども(
結局窓絵とか、キャラ紹介で出てきたヒロイン服装一回も出てきてないんだけど、あれはDDダイナー復活後の制服ってことなんでしょうかね。
基本的にまだスタートラインに立ったって所までなんだろうなとか。
あとこの画像アリスがでかく薄くいるの、なんだかんだずっと関わってくるんでしょうねって感じ。
〆
自由という言葉に対して、自由すぎるからこそみたいな所がある世界観で、銃でもなんでもぶっぱなすような感じっていうのはよくわかった。
今回は基本的に体験版範囲ではセンターヒロインのユニカの所が強く、ここからDDダイナーが再興するまでの過程が始まると思われる(あらすじ上開店することは間違いないので)
ここからルージュとデスペラードが加わったりする所で二人にスポットライトが当たるんだろうし、色々とまだまだスタートラインって感じはある。
まぁ分かりやすい作品という感じも感じられるし、主人公は強いので一定安心できるだろうし。
話としては、もともと警護していたアリスがどういうふうに関わってくるのかとか、桜子が何者なのかとか、ミラルカとどう決着をつけるのかとか、まぁ分かりやすい議題はあるので、その辺を上手く消化すれば下手な作品にはならなさそう。
まぁ意図的にかっこいい作品を作るのって難しいわけで、CRYSTALiAは前からずっとかっこいいとダサいと寒いの間を一生綱渡りしてるようなブランドだと思っている。
コンセプトが大きく変わった今作、どのような形になるのか注目したい所だ。
以上。