声オタおにじくんの声学審問H!

声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


おすすめ記事

侮辱罪の厳罰化における批判と誹謗中傷の同一化の恐れ(ゆっくり茶番等)

【前提】

当記事は投稿日5月20日以前から制作していた記事となります。

このため、本日動いた内容に関しては、基本的に投稿時点でも追記的な形式となっています。予めご了承下さい。

 

おにじと申します。

 

今回は、前々から書こうと思っていた事にタイムリーな事が発生したので、それをとっかかりにして、批判と誹謗中傷のお話を。

しかし、こういう事をしっかりと書いてみるかと思ったタイミングでなんとタイムリーな事案が発生したんだろうか(白目)

ゆっくり茶番劇の商標権問題が話題

同人サークル、上海アリス幻樂団が展開する『東方Project』の派生作品・二次創作として、現在も多くのYouTubeニコニコ動画等で見られる『ゆっくりシリーズ』。

東方Projectのキャラ、霊夢魔理沙が基本的に出てきて、色々なシリーズ派生が存在する訳だが、こちらの一つである『ゆっくり茶番劇』に関して、動画投稿者の『柚葉』が商標権を取得したと5月14日に発表。

商標使用許可申請書の提出や、年間で10万円(税別)の使用料が必要になるとの主張の旨のガイドラインを出し、大きな騒動に発展する結果に。

 

出願自体は昨年の9月に行われており、こちらが何故か承認されてしまった訳だが。

前述の通り、ゆっくりシリーズは基本的に東方Projectのキャラを使用したモノである為、人の著作物を使用した一つのカテゴリの総称・呼び方みたいな物を、東方Project関連者でもなければ、ゆっくりシリーズ投稿者としても認知度が低いと言わざるをえない第三者が取得した事では、大きな問題となっている。

また、異議申立て期間を過ぎてから公表すると言った、確信犯とも思える行動も目立っており、原作へのリスペクトといった所も欠けているようである(いやまあ東方とゆっくりがイコールで繋がってない人間はいるだろうし、最早別と言いたい気持ちが100歩譲って全くわからない訳ではないけど、それでも霊夢魔理沙の素材使ってやってるんだし、使わせてもらってる側なんだからさあ…)

 

まぁ正直な所『ゆっくり茶番劇®』という呼称は『ゆっくりシリーズ』において個人的にはそこまでものすごくメジャーなものではない気はする。

『ゆっくり実況』『ゆっくり解説』等が最近は主流な気はするし、ただ『ゆっくり茶番』とか、色々とそれに近い文言は見たことがあるし、商標における範囲が関連するものなどにも波及する可能性がある為、放置していて良い問題ではないという事である。

 

この騒動において、東方Project原作者であるZUN氏は「法律に詳しい方に確認します」とツイート。

 

ゆっくりシリーズがよく投稿されており、東方Projectとの関係性も強いニコニコ動画ドワンゴ)の代表、栗田穣崇氏も動いており、法務部等との話し合いが行われており、今後色々と動きがありそうである。

 

2022年に『田代砲』の名前を聞くと思わなかったが(アレ2002とかその辺が始まりのはずなので、もう20年前レベルなんだよな…(

 

また、『柚葉』が籍を置いていた『Coyu.Live』は、爆速で警告処分にしている。

ちなみに、『Coyu.Live』は、古のTwitter関連団体『匿名クラブ』が運営する、誰でも申請すれば籍が置けるコミュニティ的な物であり、事務所ではない。

また、『柚葉』が籍を置いたのは諸々の登録商標の申請よりも後の模様であり、この一件に関して、『Coyu.Live』は関わっていない。

今後法的な所の監査を行い、契約解除などの可能性等が出てくる模様。

 

こんなに令和に『匿名クラブ』の名前を見る日が来るとは思わなかったけどな。

ムーブが遅く見えるCoyuもとい匿名クラブさんですが、まぁあそこは割とちゃんとめちゃくちゃ会社的にしっかり動くツイッタラー団体なので、後ろで動き回ってても表ではまだ出さないとかするんですよ。

まぁツイッタラー団体の時点で大丈夫か大丈夫じゃないかでは大丈夫ではないとは思うんだけど、一応ちゃんと諸々の対応はすると思うよ。事務所でもないのに事務所的な動きしてるし。でも匿名クラブ理事会とかが存在するの、平成のツイッタラーだったら爆笑するでしょ?

筆者はする。未だにこの体制が続いてるのが面白すぎるから。

 

同じく、『UUUM CREAS』にも所属している事が分かっているが、こちらも申請すれば誰でも加入できるサポートプラットフォームの為、本家『UUUM』とはまた異なるものである。

 

要するにとばっちりを受けている。

ひもてぃー君、可哀想に。マジでお疲れ様。というかまで生きてるのヤバ。

なんならadectもまだ生きてて笑った。当記事にも君らはなんも悪くない事は書いておいたから頑張れ…(元匿名クラブ幹部より)

…あ、今ひもてぃーじゃなくて、かみなんだっけ(

 

ゆっくり大手()たくっちや、アトム法律事務所やら、ひろゆき、5ch、VIPPERなどなど、多くのところが動いており、取得の代理を請け負った『海特許事務所』が謝罪を行う事態となっている。

https://www.kaipat.com/%e3%80%8c%e3%82%86%e3%81%a3%e3%81%8f%e3%82%8a%e8%8c%b6%e7%95%aa%e5%8a%87%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

 

使用料に関しては翌日取り下げているが、権利は持ち続けるスタンスと現状なっており、権利云々のところに関しては現在進行系でも動いている模様。

各所(Coyu.Live、ドワンゴ等)の情報的に、こちらを取り下げるつもりは現状なさそうだと思われる。

 

本日、ドワンゴより見解と対応のページが開設され、明日5月23日15時より、記者会見が行われることが発表されている。

blog.nicovideo.jp

「ゆっくり茶番劇」という文字商標が登録(登録6518338号/登録日2022/02/24)されたことについて、ネット上で心配の声が多く寄せられております。
とくに、投稿者の方が「自分の動画を削除しなくてはいけないのか」「ゆっくり劇場という単語も使えないのか」などさまざまな不安にかられている現状に、ドワンゴ(以下、弊社)としても心を痛めています。

 

「ゆっくり茶番劇」という文字商標を取得したと自称する方は、5月15日(日)に「商標を使用する場合は10万円を請求する」との発表を行いました。その後、当該人物は「商標を用いても請求を行わない」と発言していますが、当該商標権は保持されたままであり、いつでも前言を撤回できる状態が続いています。

 

弊社は、コミュニティが築き上げてきた文化を独占・私物化するような行為に憤りを覚えています。そこで、東方Projectの原作者・権利者でもあるZUN氏とも継続的にコミュニケーションを取りつつ、動画制作者の皆さまが今後とも安心してニコニコに動画を投稿いただけるようにするため、複数のアクションを起こすことにしました。

live.nicovideo.jp

ニコニコ動画内の事が中心とはなっているが、今回の案件に関しての対応として、分かりやすいページとなっているので、ぜひご覧になって頂きたい。

 

また、東方Project側である博麗神主(ZUN)氏よりも声明が発表されており、東方Projectの二次創作としての『ゆっくり茶番劇』の使用に関しては、商標権の効力は及ばないという事を法律事務所の先生との話し合いという所で分かったということ。

基本的に『ゆっくり茶番劇』は、東方Projectキャラが使用されている事が大半である為、実質的に『柚葉』における商標は効力的な意味でほぼ皆無になりつつあるように思われるが、

オリジナルキャラクターにおける『ゆっくり茶番劇』はまた話が変わってくる事や、

結局商標を持っているのは『柚葉』側である為、こちらの商標をどうしていくか、という所になってくるのだと思われる。

基本的に今後の方向性としては、ドワンゴ側の対応となるため、前述のページを見て、投稿されている方は一部対応する必要性があるかもしれない(基本的に大半は対応しなくて良さそうですけど)

 

しかし、東方Projectのゆっくり茶番劇、もっとやれっていうのが大元から出るとはね…w

 

 

『柚葉』における、誹謗中傷による対応

まぁこの一件をもっと深掘りしても良いのだが、筆者はそこまで『ゆっくり』関連に関して、普通に動画として見ることは多い(原型はゆっくりシリーズをベースにした、結月ゆかり、紲星あかりなどを使用したシリーズなども結構あるしね)ものの、そこまでめっちゃ知ってるわけでもないし、物事が落ち着けば多少追記するかな~程度で終わらせようかなと(

という事で、今回の本題は、この『柚葉』における誹謗中傷におけるどうのこうのの方にフォーカスを当てようと思う。

今回の一件、『柚葉』は公式サイトのお問い合わせフォームからのみの受付としている上、

https://yuzuha-official.crayonsite.info/

異様な程当人は強気である。過去にもTwitterYouTubeチャンネルを買っていたりする模様で、お金があるのか分からないが、とにかく強気。特に誹謗中傷に関してはものすごく強気である模様。

もうびっくりするくらいすんごい強気。なんなら誹謗中傷でお金ぶんだくってやろうって最初から思ってそうな感じ。

そもそもこの登録商標を取得するという『柚葉』の行為が、東方Project、ゆっくりシリーズなどを侮辱、誹謗中傷以上の行為をしているという風な考えもあるかもしれないが…w

 

 

昨今の情勢における侮辱罪の厳罰化

実際の所、誹謗中傷というものはあってはいけないモノであるという事は事実である。

昨今、このネットにおける誹謗中傷というものに対して、大きな圧力、厳罰化というのが広がりつつある。

テラスハウス』に関連した木村花の誹謗中傷を苦として自殺した一件を皮切に、『誹謗中傷が原因』とされる有名人の自殺が相次いだ事もあり、誹謗中傷・侮辱において、厳しい対応というのが増してきている。

 

インターネットの一つの”文化”として、基本的に口が悪いというのはずっとあり続けた訳で、ネットだからこそ飛び交う直接的な表現というのは、文字であろうと人を傷つける事は間違いない。

 

現在、侮辱罪を厳罰化する刑法改正案が山場を迎えている。

現行の法では「1日以上30日未満の拘留または1000円以上1万円未満の科料」、公訴時効が「1年」となっているが、

これを「1年以下の懲役か禁錮または30万円以下の罰金」とし、公訴時効についても「3年」に延ばす。という方向で進んでいる。

投稿主を特定する情報開示請求はこちらには盛り込まれていないが、簡素化されることに関しては、予定されているという感じ。

 

実際の所の効果は、正直諸外国の同様の法が存在する所を見ても微妙な気はするが、大きな一歩、という言い方も出来るだろう。

誹謗中傷や侮辱というのは問題である。それは分かる。

ただ、結局の所どこからが誹謗中傷・侮辱なのか。そもそもこのようなモノは言論・表現に対する自由が脅かされるのではないか?という意見もあり、こちらも一定理解は出来るところである。

特に侮辱に関しては、非常に定義が曖昧で、こっちは色々とやらないと不味くないかい?と個人的には思う。

 

 

考えさせられる誹謗中傷・侮辱の範囲

筆者は、このようなブログをやっているわけで、まぁいつも読んで頂いている方々はお察しされると思うが、当ブログ批判に関しては結構キツく行っていると思われていそう。

筆者の率直な意見であり、正当な批判…事実だと思って基本的には記載している訳だが、こういうモノに対して、『誹謗中傷』だとか、『侮辱だ』とか言って、簡単に裁判が行われ過ぎると、そりゃ困るわけである。

 

批判・批評、及び評価というモノを我々素人が行う事自体、不毛と言えば不毛ではあるとは思う。

ただ、消費者として提供されるモノを理由なく肯定することしか出来ない"イエスマン"になるよりは余程自分の意見を持っている方がマシだろうと筆者は考えている。

その代わり、なぜそう思うのか?なぜそれが好きで、なぜそれが嫌いか。何を持ってこの事象を批判しているのか、という理由に関しては細かく明記させてもらっているつもりである。

所謂『侮辱行為』というのは、頭ごなしの人格否定や、根本的な否定という所に基本的には適用されるものだと思っているし、適用されないような物言いをしているつもりではあるのだが。

 

勿論、「◯ね」などの言葉や「爆破予告」といったような、行き過ぎたモノに関しては厳罰化される事は当然と言ってもいいと思う。

今回の侮辱罪の厳罰化というのにも、別に強く反対したい訳では無い。

こういうのをしてくる人間というのはどこにでもいる。当ブログの筆者に対しても、永遠に声優関連の事で侮辱と言えるツイート、人格否定などをしてくる”真の声優ファン(笑)”のような存在がいるので、別にめちゃくちゃ他人事という訳でもないし。

 

ただ、今回の『ゆっくり茶番劇』のもそうであるが、明確に当該側に問題があるとか、普通に下手くそとか、出てくるモノのクオリティが低いとか、そういうモノに対して「これは違う」「これはおかしい」という事自体は、批判であるべきである。

これは誹謗中傷や侮辱行為という取られ方をされてはいけない。これがそう認定されてしまうと、大きな問題になるだろう。

特に昨今は、誹謗中傷・侮辱への圧力が強まっている事もあり、正当な『批判』と思われるような物を、その批判を受けた当人や、周りのファン・信者などが『誹謗中傷』『侮辱』として物言いをするような事例が増えてきているように感じる。

 

侮辱罪の厳罰化は、このような風潮も相まって、有名人への批判というものの萎縮に繋がり、表現・言論の自由が脅かされる可能性があるように感じる。

 

 

法的処置をチラつかせる事例

今回の『柚葉』の事例はその事例の典型的なパターンの一つという言い方が出来るだろう。

『柚葉』が行っている行為は、長年続いてきた文化と、製作者の良心において行われてきた物を壊す物であり、異議申立て期間や、当人の原作へのリスペクトのなさから見て、一定の計画性を持って行われたモノと言えるだろう。

批判される事は当然であり、インターネットという性質上、強い言葉が流れるというのは、厳罰化の流れがあるとは言えそういうものだろう(そんなものでどうにかなるほど、ネットのそういう奴の根は深いもの)

 

そこに対して、『本件に関して、私(アカウント管理者)及び当社に対する誹謗中傷、名義人になって頂いている方(契約者様)のアパート(賃貸契約物件)への不法行為・名誉棄損・誹謗中傷が確認された場合、関係機関と連携して対処させて頂きます。』であったり、

『✅私は・・・
「皆さん」に対して誹謗中傷はしておりません。

✅皆さんは・・・
私や関係各所に対し誹謗中傷や不法行為をしています。

DM等は全てコピー取ってあります。
逮捕者が出る前に不法行為は辞めましょう。』

と言われた所で、正直な所説得力というのは無いわけである。

 

『柚葉』が行っている行為は、ある意味で法とかの次元ではない”えげつない行為”である。

ただ、このようなモノに対しても、爆破予告や「◯ね」だの言えば、誹謗中傷で訴えられる可能性は十二分にあるわけで。(それはそれ、これはこれなのでね)

また、批判の範疇のモノに対しても、訴えてくる可能性もないとは言えないだろう。

 

あらゆる批判などに対して、初手で法的処置という物をツイートのツリー機能で出し、強い批判に対して牽制を行っていると言え、この辺りもしっかりと考えられた上で行われている事と考えるのが今の所自然であろう。

このような方法で、自分が例え悪いことをしている自覚が多少あろうと、それはそれで誹謗中傷に対して強気で行く、という事例は今後有名人などでも起きる可能性がある。

 

 

裁判で勝てるから問題ではないとかではない

もし、批判の範疇で訴えられたとして、誹謗中傷や侮辱行為をしていないから、裁判で勝つことが出来る。だから問題はない…ということにはならない。

我々のような素人、一般人というのは、裁判をする、訴えられるという時点で大きなダメージを負う。裁判をするというのは、普通にかなりのお金がかかる事になる。

勝とうが負けようが、やる時点でめっちゃお金がかかるので、この時点で十分なダメージを負うことになる。

 

しかし、有名人は普通にお金を持っている人間が一般人よりは多いだろうし、今回の『柚葉』もTwitterアカウントやYouTubeアカウントの売買の話が上がっている事を考えれば一定以上のお金は持っていると考えるべきだろう。

このような人間の場合、仮に裁判に負けたとしても、裁判費用は相対的にはダメージは小さく済むわけである。

 

昨今はフェミニスト(ツイフェミ)等の偏った人間なども出現している訳だが、このような偏った人間や有名人、団体などが、批判や反対運動を封じ込めるために片っ端から訴えるようなスラップ訴訟というものが存在する。

まぁこれ、正確には誹謗中傷には適用されないとかだった気もするが(調べろ)端的に言えば、金さえあれば、民事裁判というのは行える、訴えられるわけで、このような方法で批判を押さえつけようとする人間が出てきてもおかしくはない。

誹謗中傷が行われそうな行動をして、「誹謗中傷したな!」と言って訴えて金をもらおうとする人間も出てくるかもしれない。

厳罰化において、この辺りを防ぐような要素もないと、一般人の我々としては怖い所もある。

 

このようなモノで、厄介なのは、有名人などが誹謗中傷や侮辱行為で一般人から訴えられたとしても、そこまで大きなダメージになることが現状として少ないことである。

実際、テラスハウスの一件などは芸能人も絡んでの案件だったが、煽る側に結果的にいた人間などには何も影響がなかったり、テレビから消える事が不倫とかそういうのよりも少ない印象すら個人的にはある。

そもそも、一般人側は訴えること自体前述のお金の事もあるし、様々な面で難しいという現状もある。

 

そういう意味で、誹謗中傷・侮辱という所の厳罰化は、結局のところ金を持っている有名人が一番特をする事になるのかもしれない。

勿論、外に出て、色々な所に出るという所で、誹謗中傷や侮辱というのが一番集まりやすいこともあるだろうし、一概にそれがものすごく悪いことだというつもりはない。

ただ、インターネットにおいての良い所、逆にTVやリアルでの悪い所として、インターネットは比較的言論が全員フラットに対して、TVやリアルはどうしても当人の地位やら名誉やらがもっと乗っかってくる訳で。

そういうモノが、消えていくことにはならないかが、ちょっと心配なところがある。

厳罰化は有名人を守るものに主にはなるだろうが、一般人も守られるようにならないと。

 

 

今回の『ゆっくり茶番劇』の一件は、色々と性善説で成り立っている所に現れた無駄に頭が良いバケモンという感じがあり、色々な波風を立てることになっている。

このような案件に対して、最初の段階から誹謗中傷への対応を書いていたり、「自分は誹謗中傷をしていないのにされている」というような発言をしてくる辺り、本当に恐ろしいというか。

 

誹謗中傷・侮辱というのは所謂言葉や爆破予告とか◯人予告とかそういうのに絞られがちなのだが、こういう文化とかを傷つける行為、普通に考えたらダメな事くらい分かるだろっていう行為は、ある意味で誹謗中傷や侮辱を超えていると思う。

 

また、この一件とは少しズレるが、昨今の誹謗中傷への弾圧の方向性は、まっとうな批判や批評というものも黙らせ、イエスマン、信者だけを残そうとする人間も散見される。特にコンテンツであったり、VTuberなどというのは顕著かもしれない。

有名人、金を持っている人間というのはそういうのを裁判とかで弾圧できる可能性すらあるので、今後の厳罰化とか諸々に対して、そういうラインが正しく判断されることを望みたい所だ。

 

しかしまあ、この『柚葉』の一件は『茶番』では終わらなさそうだ。どのような顛末を辿るのか…

この一件がゆっくり解説されるのはいつになるだろうか…w

 

なんでニコニコ本社は爆破していいんだろうなってなってくる(

 

以上。

 

 

追記 Coyu.Live(匿名クラブ)無期限の会員資格停止

Coyu.Liveを運営する匿名クラブは、『柚葉』の無期限会員資格停止をついに発表した。

coyu.live

ライバーコミュニティ「Coyu.Live」を運営する匿名クラブ (東京都板橋区/代表役員会長:上永顕理、法人番号:8700150084756、以下「本会」)は 、5月20日開催の理事会において、Coyu.Live所属の会員「柚葉 / Yuzuha」(以下「当該会員」)について、無期限の会員資格停止とする処分を行いましたので、お知らせいたします。

 

多くのみなさまに愛されるフレーズを独占し、不当に利益を得ようとした当該会員の行為は、コンテンツを愛するわたしたちCoyu.Liveとしても受け入れられるものではなく、当該会員に対して再三にわたり是正を求める警告と指導を続けてまいりました。

 

しかしながら、当該会員からは誠意ある対応がなされず、同時に当会にとりましても本件への対応への負担が通常の活動を圧迫する事態となっております。

 

Coyu.Liveはライバーによる自由なコミュニティであり、このような対応は本来であれば避けたいことではありましたが、これまで当該会員との協議を重ねてきた立場として、断固たる態度を示すべきと判断し、本件議決に至りましたことをご報告申し上げます。

https://coyu.live/wp-content/uploads/2022/05/Shobun-Kouhyou.pdf

処分全文は上のPDFから。

一応再三言っておくが、Coyu.Liveは申請すれば誰でも入れるコミュニティ的な感じであり、事務所ではない。

無期限の会員資格停止とした後も、商標権の破棄に向けた指導は継続されるとのこと。

 

しっかし、匿名クラブ、本当に何も知らない人間がみたら会社みたいに思われそう。

会社じゃないからねココ。まぁ法人は法人なんだっけ。なんで法人になってんだよ。

言うたらツイッタラー団体だからね元は。匿名クラブ。

「Coyu.Live」について
Coyu.Liveは互助会組織のライバーコミュニティです。多種多様な媒体を駆使して活動するライバー(ネット配信者)が集う、新たな時代の「つながり」を楽しむ組織として、現在43名が所属しています。
所属ライバーは、ネットコミュニティ運営グループとしての豊富な実績を持つ匿名クラブのサポートのもと、各自が自由に活動しています。
詳細は https://coyu.live/ をご覧ください。

 

匿名クラブについて
本会はTwitterやLINEなどのインターネットサービスを駆使して、様々な活動を行う親睦・交流団体です。ライバーコミュニティ「Coyu.Live」、ネットコミュニティ「ワサラー団」、Webメディア「Adect」などの多ブランド展開を行なっており、現在は20ブランドを運営しています。
グループ約12万人のメンバーとともに、匿名ネットユーザーのもつ可能性を探求し、それを最大限発揮させることをめざした活動を行なっています。
詳細は https://www.tkm.club/ をご覧ください。

ワサラー団、まだ生きてるんだよねっていう話だけども。

なんなら、Adectは筆者もまだ記事残ってるのでは?(元匿名クラブ幹部感)

実際本当にしっかりしている企業っぽいリリースなんだよな、顧問弁護士がいるらしいし。なんで顧問弁護士いるの、匿名クラブ。

令和で一番匿名クラブを見た期間だった。とばっちりも良い所、お疲れ様としか言いようがない。

 

【追記】5/23時点の大まかな流れ

当記事に関しては、批判と誹謗中傷・侮辱に関しての所が主な内容なのだが、一応このゆっくり茶番における顛末に関して、一定の記載はしておく。

 

『柚葉』が放棄の意志を持っているとCoyu.Liveが報告を受ける

5月20日、所属していたコミュニティであるCoyu.Liveは、月曜日から放棄の手続きを開始するという内容の報告を受けたと発表した。

 

また、こちらの確認に関しては、二週間ほどの期間があるため、こちらの内容を確定するまでは、もうしばらくの時間がかかりそうである。

 

ドワンゴによる会見が行われた

live.nicovideo.jp

予告されていた、ドワンゴによる会見が行われた。

 

ニコニコ動画範疇の話に留まる可能性もあったが、ZUN氏がドワンゴに対応を一任したこともあり、かなり幅広い方向性の対応となっている。

 

当初から、破棄させる方法の一つとして上がっていた、無効審判請求に関して、ドワンゴは「ゆっくり茶番劇」商標権の放棄交渉を行い、仮に放棄に応じなかった場合は「ゆっくり茶番劇」商標登録に対する無効審判請求を行う事を発表した。

ドワンゴは、現在の所破棄されていない為、今後の商標使用料の請求の可能性や、権利者になりすました人間のメールなどの可能性を懸念しており、

実際に商標の使用料や損害賠償の請求が届いてしまった人を対象とした、無償の相談窓口を開設する事も合わせて発表。

請求書の内容に応じて、警察や法律事務所など適切な窓口の紹介を行うとのことだ。

 

また、「ゆっくり」系動画において、ジャンル・カデゴリーを示す表示として広く使われている複数の文字列を対象として、商標登録の出願を行うことも発表。

ドワンゴが権利行使をするための出願ではなく、インターネットを利用して行う映像の提供において、ジャンル・カテゴリーを示す表示として一般的に使用されていることを理由に特許庁が商標登録を拒絶すれば、誰も商標登録を取得できないことが明らかになる。

一方、その文字列について商標登録がされた場合でも、取得したゆっくり関連の商標権について「弊社は将来にわたり一切の権利行使をしないことをお約束します」としている。

こちらの行動により、どちらに転がったとしても、安心して「ゆっくり」関連の動画などを制作できる環境というのが整いそうな感じだ。

 

20日の時点で、ドワンゴとしては動画などに記載することに関して、商標侵害に当たらないとの見解を示していたが、上記の行動により、これはニコニコ動画だけでなく、Youtubeなどの他の動画投稿サイトでも適用される形になりそうだ。

今回のドワンゴの動きとしてはかなり大きなもので、称賛に値するのではないだろうか。

ニコニコ動画、筆者は割と見てはいるよ今も…

 

以上。