おにじと申します。
今回は、オーディオレビュー。
当ブログの有線イヤホン系と言えば、LINSOULさんからのご提供だが、今回もそのシリーズ。
今回ご紹介するのは『BLON X HBB Z300』。
向こうの方のメーカーというのは、有名なレビュアーとコラボしてイヤホンを制作したりすることは、割と珍しくない印象なのだが、今回もその例に漏れず、BLONがHBBというレビュアーとコラボしたイヤホンらしい。
HBB氏によって音質監修されており、チューニングされているとのこと。
まぁ違うけど、ピアホンとかと同じようなノリなんだろうなと。
では、見ていこう。
開封
ということで開封。
箱、竜。めっちゃ竜。
左上にHBBロゴがあって、コラボしていることを示してるらしい。
でも、めっちゃ竜の方を見てしまう。
怪しい日本語だ!(
中華イヤホンお馴染みの開けた時の構成…というか逆にこれ久々に見たわ。
この方式、KZとかCCAとかのイメージだし。
中身は以下の通り。
BLON X HBB Z300本体
イヤーピース白(SML)
イヤーピース黒(SML)
ケーブル
ポーチ
ポーチがついているタイプのイヤホン。まあ結構あるけども。
ケーブルが4芯高純度銅線というちょっと豪華な傾向のケーブル。
編み込み含めて見た目から付属ケーブルとしては豪華であることは分かるんだけど。
イヤホンの端子がなんか良く分からない2ピン。qdc型かと思ったけどなんか違う。何コレ。変なん使われるとリケーブル難しいで?(
外観チェック
では外観をチェックしてみる。
形状としてはオーソドックスな感じで、特に言及するようなものでもない。
比較的コンパクトだが、厚み自体はそれなりにある。
形状的には言うことはないが、やはり金属であるという所は注目するべき点。
この価格帯で金属が使用されてるの今や珍しい所あるし。その代わり重くはあるんだけど。(25g以上ある)
色はゴールドとダークブルーの2つ。ゴールドはテカテカ、ダークブルーはマットな感じと大分雰囲気が違うみたい。
フェイスプレートも竜。
こっちはいい感じのバランスになっているからか、結構デザインとしては嫌いじゃないかなと。
ビルドクオリティの方もいい感じで、ズレとかそういうのはないかなと。
まぁこの価格帯で金属使っているという時点でなかなかに強いという言い方は出来る。
聴いてみよう
ということで実際に使用してみた。
視聴環境はいつもどおりウォークマンA100を使用。
320kbpsのMP3や、ハイレゾ音源などを聴いてみた。
聴いてみた感じだが、まず解像度の感じが結構良いと思う。
透明度とかそういう所があるなあっていうのは好印象。
音場とかは別に広いとか狭いとかそんな極端に感じられなかった。(筆者の耳がそんなに音を言語化出来るような耳なのかどうかは分からんけど)
傾向としてはちょっとドンシャリ系統の中華の雰囲気はある。
低音域の解像度はいい感じだし、音の感じとしては暖色系の印象を受け、ベースとかもちゃんと沈み込んでいるのかなと。
中音域を飲むレベルで強めだが、箱出しの時よりはマシになっているので、これはエージングしていくともっとバランスが良くなるのかもしれない。
とは言え中音域もしっかりと出ているし、こっちはニュートラルな感じ。
ただキラキラな感じではなく、落ち着いた感じ。まぁニュートラルだからそりゃそうかな。
低音が強いのもあって、ちょっとおとなしい印象を受けるかもしれないが、音自体はクリアな印象。ごちゃつきとかは感じないのでいいんじゃないかなと。
あとボーカルが凄いいる。中音域自体は低音に押されている部分もあるのだが、ボーカルは太いし綺麗に出てくれている。なんだこのバランス。でもこれが面白い。
高音域もキラキラな感じではなく、控えめな印象。
適度な感じで、まぁこれはそもそも1DDであることを考えれば普通と言えば普通。
刺さりとかないのはいい感じではある。
定位感はしっかりと感じられるので、そういう所で違和感はない。
〆
今回は『BLON X HBB Z300』をご紹介した。
低音に寄っているドンシャリという感じで、ちょっと強めではあるが、バランスとしては悪くない。
中音が若干負ける時もあるが、ボーカルとかは普通にいい感じに聴こえて、このバランスが面白いイヤホンだと思う。
聴かせるべき所をしっかりと聴かせてくれるし、音の表現としては忠実な方向に寄っているし、良いイヤホンだと思う。
金属シェルとかもしっかりしているし、価格帯を考えれば十分すぎる。
アンダー5000とかめちゃくちゃ安いんだよな…
DDイヤホン、昔の中華は強ドンシャリでドーン!だったのに、なんか色々と進化して色々な音が出てくる。聴いていて面白いんだよねえ、こういうイヤホンって。
以上。