おにじと申します。
今回はガジェットレビュー。
以前から色々な液晶タブレットや、ペンタブレットをレビューしてきたXPPenさん。
今回は、そんなXPPenさんが新型のペンタブレットをついに発売するということで、今回は先行でレビューさせて頂けることに。
『Deco Pro(Gen 2)』をレビューしていくぞ。
開封
はい開封していく。
箱はこんな感じ。
なんかめちゃ色々描いてある。
中身は以下の通り。
・Deco LW本体
・X3 Proスマートチップスタイラス
・ペンケース
・USB ケーブル(USB-A to USB-C)
・USB ケーブル(USB-C to USB-C)
・ワイヤレスレシーバー
・ワイヤレスショートカットリモート
・替え芯抜き
・替え芯×4
・フェルト芯×4
・2本指グローブ
・クリーニングクロス
・説明書類
豊富な付属品はXPPenお決まりだが、めちゃくちゃ多いなコレ。
今までの中でもかなり多い方である。
今回のDeco LWの目玉の一つとも言えるのが『X3 Proスマートチップスタイラス』。
以前紹介した『X3スマートチップスタイラスペン』というペンからさらに機能性が向上したペンとなる模様。
まず形状が異なる。以前のペンは割と細めの棒という印象だったが、今回はペンタブのペンらしい形状に回帰した感じがある。
シリコン製のグリップも搭載している感じとなっており、色々と使いやすさというのは向上している感じがあるので良い感じ。というか、これは元々から作るつもりだったんだろうなという感じはする(
2つのショートカットキーに、反対側にもスイッチがある形に。
また、フェルト芯にも対応することで、よりペーパーライクな感じになるのではないだろうか?
X3Proスマートチップとかいうチップが搭載されていて、こちらは以前のX3スマートチップよりも更に高性能ということ。
ついに筆圧感度が16384レベル(段階)になったとのこと。
もう5桁とか言われてもよく分からなくない?以前の二倍にまた跳ね上がったってことだからね。怖い。
また、応答速度などに関してもより向上しているらしく、1.5倍の速度口上、ポジショニングもより正確に(読取精度:中央±0.4mm、周辺±0.8mm)
読み取り精度も20%口上、傾き検知も60度まで対応、ペンの沈み込みは0.6mmとかなり小さく済んでいたりと、かなり凄いことになっている。
まぁとりあえず強いのは伝わってくる。
ペンケースが付属しており、綺麗に芯などが入っている。
フェルト芯や、後述するショートカットリモートに使えるレシーバーも(Bluetoothなのでこのレシーバーなしで接続できるPCは普通にある)
こういう所の高級感は今までのXPPenの中でもかなり向上している印象だ。
今回の付属品で目立つのはやはりショートカットリモートだろう。
こちらは、別個記事で紹介した『ACK05』そのものであり、コレを買うとショートカットリモートがついてくるとかいう強すぎる付属品案件になっている。
こんなことして大丈夫なの?wって普通に思うんだけども。
ワイヤレスレシーバーで無線接続にも対応。
後述するが、こちらBluetoothにも対応しているので、めちゃくちゃ接続方法がある。
ケーブルは2本ある。USB-C to USB-A、USB-C to USB-Cの2本がついている感じになる。
外観チェック
では、ペンタブレット本体を見ていこう。
正面からはこんな感じ。
非常にシンプルなデザインという言い方が出来ると思う。
本当になんもない。板があるだけ。ショートカットキーとかもない。
だからショートカットリモートがついてきたんだろうなと。
こちらは『One Paperデザイン』と呼ばれるデザインらしく、段差とかが全く無く、ボタンも隙間もないということで、紙に限りなく近いデザイン、性質というところに拘っている模様。
質感という所に関してもペーパーライクな感じがある。
反対側のサイドにUSB-Cとボタンが2つ。
電源ボタンと、Bluetoothの接続先を2つ切り替えられる所。
裏面。足がついている。
結構こういう質感も向上している感じがあり、メタルバックプレートが使われている。
こういうの、あんまりないイメージなので結構意外だったかも。
また、下の面はなめらかに曲線となっており、リストレストになっている。
こちらは人間工学に基づいた『X-Edge』というものらしい。
ということでスペックを見ていこう。
毎度のごとく公式サイトから引っ張ってくる奴。
今回は一番小さいMWをご提供頂いたが、LW、XLWと大きなサイズもある。
性能自体は変わらないので、まとめて表を掲載しておく。
製品名 | Deco Pro MW(Gen 2) ペンタブレット |
Deco Pro LW (Gen 2) ペンタブレット |
Deco Pro XLW (Gen 2) ペンタブレット |
---|---|---|---|
製品モデル | MT0962B | MT1172B | MT1592B |
寸法 | 283 x 227.1 x 10.66 mm | 333 x 258.1 x 10.66 mm | 435 x 313.1 x 10.66 mm |
作業エリア | 228.6 x 152.4 mm | 279.4 x 177.8 mm | 381 x 228.6 mm |
色 | ブラック + グレー | ||
解像度 | 5080 LPI | ||
レポートレート | 200RPS(最大) | ||
接続モード | 有線/Bluetooth 5.0 | ||
連続作動 時間 |
≥10時間 | ||
バッテリー 容量 |
3030mAh/3.7V | ||
スタイラス ペン |
X3 Proスマートチップスタイラス | ||
筆圧レベル | 16384 | ||
傾き検知 機能 |
60° | ||
読取高さ | 10 mm | ||
搭載ポート | USB-C | ||
電源出力 | 5V ⎓ 2A | ||
互換性 | Windows 7以降、macOS 10.10以降、Android 10.0以降、Chrome OS 88以降、Linux(Bluetooth接続不可) |
価格は¥19,900 (税込)。
使ってみよう
ということで、実際に使ってみよう。
いつも通りドライバは必要。
XPPenのペンタブレットは、接続方法の多さはいつもありがたい特徴のように感じる。
まずは普通に有線での接続。こちらはUSB-Cを本体、USB-AをPCに接続して動作するという非常にシンプルな形。
これでもケーブルは一本なので楽ではある(ペンタブレットで2本以上必要なことあんまねえだろ)
そしてBluetooth。無線で接続が可能というのがやはり良い所。
こちら、5.0に対応しているということで、規格としても十分だろう。
5.0以前に比べるとデータ転送速度・距離・通信量が向上しているので、安定性にも期待出来るだろう。
筆者、5.0のレシーバーでBluetooth繋げるようにメインPCもしてあるので、これはいいなと。
これにより、無線であらゆるデバイスとつなぐことが可能となる。
PCは勿論、Android、iOSなどのスマート系デバイスへの接続も可能。
筆者はミニPCなどをサブとして使っていることも多いので、こういう無線で接続できると行き来とかも楽なのでありがたい。
Bluetoothで接続するのは、サイドのボタンを長押しすると、正面のランプが点滅する。
そこからもう一回長押しして。ペアリングモードになる。
これで『Deco Pro(Gen 2)』を選択することで接続出来る。
まぁ本当に普通に繋がる。普通に繋がりすぎてびっくりするくらい繋がる。
まぁBluetoothってそんなもんなんだが。
PCではいつも通りドライバの方で設定が色々あるので、それを掲載しておく。
リモートデスクトップの方は、別記事で紹介しているので、そちらを基本的には参照して欲しい。
描いてみた感じだが、結構感触としてはいい感じ。
普通の芯でも紙ほどではないにしても、ほどよい抵抗感がある。
ペンはやはりこちらの方が持ちやすいので描きやすいかな。
あんまり押し込みの量が減ってるのを実感はしてないけど。
後ろが消しゴムなのは楽。
描いてみた感じ。
入りとか抜けとかの所の感度もいい感じ。
感度の段階が二倍になったことを実感できるかと言われると難しいところは正直あるかなとは思う。でもいいことに越したことはないしね(
ただ、まぁ~16384段階になったからどうなって言われても分からない。
Illustratorで使ってみたが、普通に触りやすい感じでトレースすることができた。
まぁこういう作業は液タブのほうが向いているとは思うけどね。
ということで、東宝芸能をトレースしました。謎チョイスだと思われるだろ(必要だったんだよ)
やはりBluetoothでの接続が可能というのは大きい。ケーブルがないことに越したことはないからね。
その上で、ちゃんと性能を引き出せている、遅延とかがあるわけではないという所。ないに越したことはないが、それで使えなかったら意味ないわけでね。そういうことにはならなかったっていうのは良い所だと思う。
明らかに今までのXPPenよりも高級感があるデザインは良い感じ。
XPPenがXPPenになってから結構経つわけだが、このデザイン変更の所に、本体も追いついてきた印象がある。
デザイン性と機能性、そして継続する付属品の多さ。
ショートカットリモートがついてくるのはサービスが良すぎるだろレベルだと思う。
〆
ということで、今回はXPPenのペンタブレット『Deco Pro(Gen 2)』をご紹介した。
XPPenの本気、現在の最高技術を詰め込んだペンタブという印象。
デザイン性や機能性、全てにおいて高水準であり、コストパフォーマンスという所に関してはかなり高いんじゃないかなと思う。
感度がここまで細かくなることがどれくらい良いのかとかは、筆者にはわかりかねるけどね。それでもあるに越したことはないだろうし。
全体的にめちゃくちゃかっこよくなったなってのがやはり強みを感じるというかね。
これは売れそう。
というかこれの液タブ版気になるわ~って思った(
以上。