おにじと申します。
今回はガジェットレビュー。
以前、XP-PENの製品を提供して頂いて、それをレビューさせて頂いたのだが。
今回他のものをレビューさせていただく話があったのだが、それの納期が少しかかるということで、じゃあこちらはいかがですか?ということで、また液晶タブレットを提供して頂いた。
今回提供していただいたのは、『Artist 12 Pro』。
少し前の製品となるのだが、かなり安いコスパの良い液タブで、さらに小さいということで持ち運びにも良さそうということで、受けてみることにした。(板タブもらっても多分使わんのよ…ってのはある)
というか、今それ納期かかるからこっちどう?って言ってくるの凄いよな…w
開封
ということで、箱。
なんとなくペンタブ、液タブってこういう箱のイメージ。
なんならちょっと本体の下にデザインあるだけで違う所あるよな。
ということで中身はこんな感じ。
Artist12 Pro 本体
ポータブルスタンド
変換プラグ
バッテリーレス・スタイラスペン
ペンホルダー
替え芯 x8
3-in-1USBケーブル
USB延長コード
クリーニングクロス
二本指グローブ
クイックガイド
いや多いて。こういうの本当に付属品が多い印象。ありがたい話なんだろうけど。
前回紹介した液タブにないものはスタンド。
これあると便利な所ある。まぁ別に買えば良いんだけど。
ペンホルダー系統も入っている。なんか豪華。
なんかこういうの見るとペンタブだ~!って思わない?(
ただ逆にUSB-C一本では繋げられないので、3-in-1USBケーブルでの接続が必須とはなってくる。
外観チェック
ということで本体の外観をチェックしていこう。
結構画面としてはいっぱいにあるイメージ。あんまり液タブってこんなに幅も縦もいっぱいにってパターン多くない印象があったので、コンパクトかつ最大限の画面サイズを…っていう意図を感じる。
画面サイズとしては11.6インチ。
左側に8個のボタンとホイールがある。
ボタンがあるっていうのは普通にあるんだけど、ホイールがあるっていうのはあんまりイメージがない。
これ便利そうな感じはする。
サイドにはロゴがある。
こちら側の側面に電源ボタンや明るさの調整、そしてUSB-C端子。
スペックは以下の通り。
商品名 | Artist 12 Pro |
---|---|
技術 | 電磁誘導式 |
寸法(W×D×H) | 351.52mm x 225.38mm x 12.9mm |
読み取り範囲 | 256.32mm x 144.18mm |
解像度 | 1920x1080 |
色域 | NTSC:72% |
エクスプレスキー | 8個 |
リングホイール | 1個 |
反応時間 | 14ms |
画素ピッチ | 0.1335*0.1335mm |
最大表示色 | 1670万色 |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178度 |
筆圧感度 | 8192レベル |
傾き検知 | 60° |
レポートレー | 220RPS (最大) |
DPI | 5080 LPI |
精度 | ±0.01インチ(真ん中) |
読み取り高さ | 10mm |
電源電圧 | DC 5V |
接続方法 | USB |
電流 | 2A |
消費電力 | 10W |
対応システム | Windows 7以降、 Chrome OS 88 (以降)、Linux (バージョン情報)、 Mac OS X®10.10以降 この製品はmacOS Monterey 及び Windows 11対応製品です |
Artist 13 セカンドとの比較
以前レビューしたことのある『Artist 13 セカンド』とのサイズ感比較をしておく。
重ねるとこんな感じで、割りとサイズ感的には横のサイズしか変わらない感じがする。
画面サイズの範囲的にもう少し小さいのかなと思ったのだが、思ったよりそんな事ないんだよなあっていう感じはする。
厚みは若干こっちのほうが薄いような気もするが、形が違うので単純比較はしにくいのかなあっていう印象。
左のボタンの数などが結構異なる。
まぁホイールがあるのが最大の差異だが、このホイール結構あると便利だなとは思った。
使ってみた
前述の通り、3-in-1ケーブルを使用して、USB-Cを端子につなぐ。
反対側のHDMIとUSB-Aはパソコンに接続する。
オレンジのUSB-Aは給電用なので、USBのアダプタに接続してもいいはず。
基本この3-in-1ケーブルでの接続が必須となる。
オレンジの給電は必要ない場合もある。パソコン側で足りなかったら普通にUSBアダプタ噛ませたりする。
液タブサイドは一本で済むので、普通にいい感じなんだよな。
例によってドライバをダウンロードして適用しよう。
実際に使ってみた感想としては、まずコンパクトなサイズ感というのが良い所。
まぁこれは小さいから表示も小さくなるという所とトレードオフな所はあるが、筆者の机、まぁ置き場所基本的にないので、こういうコンパクトなサイズで液タブが使えるっていうのはメリットだと思う。
また、持ち運びという所においても、これはメリットだと思う。
ペンに関しては、ケースと替芯がしっかりあって、立てられるようになっていたりと豪華な印象。こういう所が揃っているのはいい所だろうか。
太めの感じだが、まぁ液タブとかペンタブのペンのイメージってむしろこんな感じじゃない?w
傾きにも対応しているのもありがたい所。
画面表示に関しては普通にキレイだなという感じ。色域はNTSC:72%で、十分な性能だが、今となってはもうコレ以上に100%に近いモノが出てきているので、ちゃんと色をしっかりとかそういう所を考えるのであれば、少し懸念点かもしれない。
実際に描いた感じだが、8192レベルというのもあってしっかりと描ける感じ。
ペンとの視差というのもほぼ感じない。
なんというかこう、フルラミネートってどれでも付くようになったんすか?とは思う。当然のように視差がないから。価格に対してのコスパが上がり続けてるよね。
こういうのはトレースを行う時に重要なポイントだったりするのでありがたいポイントだ。
なんだかんだグリップのあるペンの方が好きかもなあ…とは思ったりはする。
描いてる感じはザラザラでもツルツルでもないその間という感じかなあとか。
あとホイールが使いやすい。
これ拡大縮小とかで使えるのだが、これあるとめちゃ楽だなってなる。
まぁこういうのは左手デバイス系で知ってはいるんだが、なんか単体でパッと出来るっていう所にメリットを感じるというかね。
スタンドが付属しているのもコスパ的には良い。
まぁ角度は変えられないのだが…ないよりは普通に良い気がする。
簡易感は否めないけども。
別売りスタンド『ACS05』
ということで、その別売りのスタンドというのも今回ご提供頂いたので、こちらもご紹介しておこう。
『ACS05』というスタンドを今回ご提供頂いた…というか、もっと前にこれやるはずだったんだけど、まぁこのタイミングでようやく整ったみたいな感じが正確かもしれない。
これ、ケースもついてくるのが非常にいいところ。
持ち運びというところに関して色々と考えられているなあという印象。
こういうのあると本当に助かる。ゴムでしっかりと出ないような構造になっているのも良き。
取り出すとこんな感じ。
金属と滑り止めのゴムがしっかりしており、XP-PENのロゴもある。
開いて立てるとこんな感じ。
くぼみが6個存在する感じで、これで高さを変えることができる。
このスタンドめちゃくちゃしっかりしているし、やはり滑り止めが全体についているというのが、普通にノートPCのスタンドとかと異なる部分かもしれない。
これによって絶対に滑らせないという意思を感じる。
実際に乗せるとこんな感じ。
結構いい感じに見えるよね。
こういう感じでしっかりと角度がつくので、めちゃくちゃやりやすくなる。
簡易スタンドでは心もとないなとおもったら、こういうスタンドを購入することをおすすめする。
〆
今回は、『Artist 12 Pro』を紹介した。
ベーシックな性能はしっかりとある上で、豊富な付属品が揃っており、かつホイールなどの便利な機能も。
そして、コストパフォーマンスにも優れているこの製品。
定期的にセールで安くなったりもしているっぽいのでおすすめしたい所。
ただ、発売から結構時間が経っている所は懸念点かもしれない。
新しい製品としてProじゃない方の『Artist 12 セカンド』とかは出ている訳で。
あちらの方がUSB-C一本で接続できたりするメリットもある。
Proの方が強そうなのに、出た時期のせいで微妙にセカンドの方が強い所もあるのが現状。
今後こっちも新しくなるのかどうかも気になる部分は正直あるかもしれない。
とはいえ、性能としては普通に良いし、コンパクトっていうのが良い。
各種メリットと価格を比較しながら考えていくのが良いと思う。
以上。