声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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16384レベルの筆圧感度で、大画面で描ける液タブ。 #XPPen『Artist 22 Plus』レビュー

おにじと申します。

 

今回はガジェットレビュー。

以前から色々な液晶タブレットや、ペンタブレットをレビューしてきたXPPenさん。

oniji.hatenablog.com

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今回は、久々に液晶タブレットの方をレビューさせて頂けることに。

当ブログでは、大型液晶タブレットのレビューが続くことになる訳だが…

『Artist 22 Plus』の方をレビューしていこうと思うぞ。

 

www.storexppen.jp

開封

はい開封していく。

箱はこんな感じ。

色鮮やかなパッケージになっている。X3Pro搭載系統はこういう感じで揃えてるのかもしれない。

Deco Pro MW Gen2とかがそうだったので。

 

中身は以下の通り。

・Artist 22 Plus 本体(スタンド付属)
・X3 Proスマートチップスタイラス
・替え芯×10
・芯抜きリング
HDMIケーブル
・USB-C to USB-Cケーブル
・USB-A to USB-Cケーブル
・電源アダプター、ケーブル
・2本指グローブ
・クリーニングクロス
・説明書類

相変わらずの豊富さとなっている。

しっかりと入りまくっているって感じだよね、コレ(

 

『Artist 22 Plus』の目玉の一つとも言えるのが『X3 Proスマートチップスタイラス』。

以前レビューした『Deco Pro MW Gen2』でも搭載されていた、XPPenの最新のペン。

ペンタブのペンらしい形となっており、シリコン製のグリップも搭載している感じとなっており、色々と使いやすさというのは向上している感じがあるので良い感じ。

金属とラバー素材で作られているらしく、普通に質が良い。

2つのショートカットキーに、反対側にもスイッチがある形に。

 

この『Artist 22 Plus』には、X3Proスマートチップとかいうチップが搭載されており、こちらは以前のX3スマートチップよりも更に高性能になっている。

筆圧感度が16384レベル(段階)となっており、これは他のメーカーでも中々見ない数字になってきている。

割と筆圧感度って倍々ゲームではあるんだが、もう5桁とか言われてもよく分からなくない?

また、応答速度などに関してもより向上しているらしく、1.5倍の速度口上、ポジショニングもより正確に(読取精度:中央±0.4mm、周辺±0.8mm)

読み取り精度も20%口上、傾き検知も60度まで対応、ペンの沈み込みは0.6mmとかなり小さく済んでいたりと、進化ポイントは非常に多い。

 

ACアダプタはそこそこの大きさになっている。まぁそりゃそうなんだけど。

ケーブルは3本ある。USB-C to USB-A、USB-C to USB-C、HDMIケーブルの3本がついている感じになる。

液タブ背面のカバーと、ペンホルダーとかもついている。

 

 

外観チェック

では、ペンタブレット本体を見ていこう。

正面からはこんな感じ。

液晶はノングレアの感じで、デザインとしてはシンプルな感じになっている。

フルスクリーンデザインとなっており、ショートカットキーとかはない仕様。

また段差とかも全く無いので、良いと思うよ。

こちらは『X-Inspoデザイン』と呼ばれるデザインらしい。

ミニマムな外観を目指しているみたいだよ。

 

上部に電源ボタンと、輝度コントロールボタン、LEDインジケーターがある。

 

裏面。スタンドがデフォルトで付いている。

ちなみにVESAマウントでくっついているので、外して他のものをつけることも可能である。

金属製のスタンドとなっており、がっしりしたものがついてくれている印象。

 

接続ポートは電源、Type-C、HDMI、3.5mmイヤホンジャックとなっている。

 

ここに前述したカバーを付けることも可能。べつにつけなくてもいいとは思う。

角度は15度から88度となっており、かなり自由度は高い。

(角度をちゃんと撮れるスペースもないので、公式画像を貼っておくね…)

また、下の面はなめらかに曲線となっており、リストレストになっている。

こちらは人間工学に基づいた『X-Inspoリストレスト』というものらしい。

 

上部にペンホルダーを取り付けることで、本体にペンを一体型に出来る感じになっている。

これ結構良いなあって感じがする。

 

ということでスペックを見ていこう。

いつも通り、公式サイトから引っ張ってきた。

製品名 Artist 22 Plus液晶ペンタブレット
製品モデル MD220FH
ブラック
サイズ 547 x 364.67 x 33.4 mm
表示エリア 476.06 x 267.79 mm
スタイラスペン X3 Proスマートチップスタイラス
ON荷重 3 g
筆圧レベル 16384
傾き検知機能 60°
画面解像度 1920 X 1080
フルラミネーション あり
視野角 178°
コントラスト比 1000:1
輝度(標準) 250 cd/m2
解像度 5080 LPI
色域カバー率(標準) 99% sRGB、91% Adobe RGB
色域面積比(標準) 130% sRGB、103% Adobe RGB
色深度 8ビット
読取高さ 10 mm
応答速 14 ms
ポートレート 200RPS (最大)
精度 ±0.4 mm (中央)
搭載ポート 1 x フル機能USB-C
1 x HDMI
1 x ヘッドフォン
1 x DC
電源入力 AC 110-240V
電源出力 DC 12V ⎓ 3A
互換性 Windows 7以降
macOS 10.10以降
Chrome OS 88以降
Android (USB3.1 DP1.2)
Linux

 価格は¥79,800 (税込)。

 

 

使ってみよう

ということで、実際に使ってみよう。

 

いつも通りドライバは必要。

www.xp-pen.jp

 

『Artist 22 Plus』の接続は、USB-Cでの接続のパターンと、HDMIで接続するパターンがある。どっちにしろコンセントからの給電は必要。そうじゃないと流石に賄えない。

まぁUSB-Cだと一本で賄えるので、それでも十分すぎるんだよな。

 

PCではいつも通りドライバの方で設定が色々あるので、それを掲載しておく。

まぁやっぱりショートカットキーがないのは、人によっては嫌かもね。

XPPenはコスパ良いショートカットリモートとかがあるので、一緒に使ってあげた法が良いかもしれない。筆者もずっと使ってるよ。

oniji.hatenablog.com

 

また、ドライバ側からsRGB、Adobe RGB、DCI-P3の設定とかが可能になっているのもポイント。ほしい色ってあるからね、使う人からしたら…

 

普通にでっかいんだよなこの液晶タブレット。そりゃ21.5インチあるからね。

フルスクリーンタイプは画面がドンって感じがして良いなあって思う。

まぁベゼルは普通のディスプレイより太いんだけども。

 

まずディスプレイが普通にめっちゃキレイ。

表示色数1,677万色、色域sRGB 130%、輝度250cd/平方m、コントラスト比1,000:1…とまぁスペックが普通に高いのだが、こういう所で見てもキレイ。

解像度はフルHDで一般的な所ではあるのだが、色表現という所では素晴らしいんじゃないかなと。

 

まぁここまで大きいサイズだと、描けるスペースも大きいわけで、そりゃ描きやすいよと。

前述した通り、この商品はX3Proスマートチップとかいうチップが搭載されているので、ペン側のスペックも高い訳で。

そうなると描きやすさみたいなのが上がるわけですよね。

後ろが消しゴムなのは普通に楽だし。

 

あと、スタンドはガッチリって感じで揺れるということはほぼなかった。ここもありがたいポイント。

 

フルラミネーションディスプレイを採用しているので、ペンと画面のズレが非常に小さく収まってくれている印象。

フルラミネーションディスプレイじゃないことはもうほぼないだろと言われたらそう。

 

 

実際フォトショップでとりあえずザッと描いてみた感じ。

入りとか抜けとかの所の感度もいい感じ。

感度の段階が二倍になったことを実感できるかと言われると難しいところは正直あるかなとは思うが、入り抜きの細かさであったり、細い線の認識という所が高いんじゃないかなと感じる。

描いたところからちゃんとすぐについてきてくれるなって感じはする。

描き心地は普通に良いというか、もうアナログの域に入っていそう。軽いタッチでもちゃんとスッと書けるのが良い所である。

ただ、それが16Kの感度になったから…なのかは正直わからん。

 

Illustratorで使ってみた。

サイズが大きいとトレースもし易いんだよね…やっぱり。

こういう細かい所をやっていくうえで、液タブの画面に描けるのがどれだけ楽か…

しっかりとポインタを止めることも、動かすことも正確に出来る印象だった。

結構イラレのペンって、押してるだけのつもりが動いてるパターンそこそこあるからさあ…

 

ということで、こんな感じでトレスした。

綺麗にできるねえ…

 

ディスプレイとしては、2.5Kモデルや、4Kモデルにはもちろん劣る部分はあるが、描写自体のクオリティは高いように感じる。

 

普通にただのディスプレイとして、サブモニターとして使用することは普通に出来るクオリティである。

 

デザインもシンプルながら曲線部分とかがしっかりと考えられていたりするのもポイント。

まぁデカイんだけど。マジでデカイし重い。このサイズの液晶タブレットは仕方ない。それは言える所ではあると思う。だからまぁ、サブモニター的に置きっぱなしにする…とかも普通に使い方としては適切なのかなと。

 

今回は、競合他社の商品ともスペックとか比べてほしい!と言われたので、前回レビューした他社さんの商品と並べておく。

 並べてみると結構一長一短って感じであり、各社の熾烈な競争を感じる。

ディスプレイ部分のスペックだと、他社側が上回っている部分もあったりする。(ただ他社さんはあんまり明確に数字が出ているものが多くなかったので、XPPenの方が詳細な記載はあるなとは思う)。

ただ、やはりペンの部分でXPPenが進化したことで、大きく差をつけることに成功している。

まぁこの辺りは普通に価格面とかも含めてどうするのか?とか、どこを重視したいのか?という所になってくるので、好みの問題ではある。

一つ言えるとすると、他社さんとかだと、左手デバイスがついてきたりすることもあるので、付属品とかで選ぶのも一つの手かなって思う。

かなり僅差の戦いになってきている感じがあり、一時期からの進化を考えると、大分各社の差が縮まってきたんだろうなとは思える所。

どっちもデザイン性とかはいいし…まぁでもちょっとXPPenの方がデザインとかの方面は強いかもしれない。最近本当にデザイン良くなったから…

 

ということで、今回はXPPenの液晶タブレット『Artist 22 Plus』をレビューしてみた。

XPPenの本気、現在の最高技術を詰め込んだ液晶タブレットとなっている。

ただ一方でフルHDという解像度にすることによって、サイズの割には価格面を抑えることにも成功している、ハイスペックさと、手の届きやすさをある程度バランスを取った製品とも言えるかもしれない。

ペンホルダー、普通にどこにあるかわかりやすくて便利だったりとか、細かいところでの良さも感じる。スタンドもしっかりしてるしね。

16384レベルを感じられる液晶タブレットってだけでも価値があると思う。

気になる方はぜひ。

 

 

 

 

以上。