声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

理想と現実を追い、平和を目指す『創作彼女』スタッフの注目作。Archive『アンラベル・トリガー』製品版感想

おにじと申します。

 

今回は、エロゲ製品版感想記事。

いつぶり?製品版の感想。というか書くのが長くなるからしんどいんだよな(

 

今回は、Archive処女作『アンラベル・トリガー』をプレイしたので、そちらの感想を記載していこうと思う。

期待値が高い作品ではあるが、一方で不安もあった今作、どういう感じに仕上がっているのか。

プレイ前所感

『創作彼女の恋愛公式』(Aino+Links / 2021)を制作したスタッフが再集結して、ネクストンのブランドとしての処女作という形である。

今回も異常に工藤啓介に役職が集中しすぎなのだが、工藤は前述の『創作彼女の恋愛公式』で初めてフルプライス作品のシナリオを担当した。

作品として一定のクオリティという所を作ることに成功し、萌えゲーアワード、及びGetchu.com美少女ゲーム大賞での賞を複数受賞するまでに至った。

実際粗がなかったわけではないが、フルプライスの一作品目として考えるのであれば、十分すぎるモノとなっており、2021年が比較的不作の年となったということもあったのか、大きく作品として評価された。

 

その後スタッフはネクストンに早々に移っており、今回の『アンラベル・トリガー』が出てきた訳である。

作風としてかなり前作から変わったことが特徴であり、3国の間にある中立地みたいなところで、戦争起きそうみたいな状況の中とかいう、中々物騒な作風である。

攻略ヒロインは3人となっており、豪華版にサブキャラのルート(というかシーンなのかもとは思うが)がおまけでついてくるみたいな形となっている。

 

体験版範囲では2話までプレイ可能となっている。相変わらずの小分け話数の方式だったわけだが。

作品としての雰囲気は中々に上々であり、作風が変わってもキャラの感じとか、構成の仕方というのは大きくは変わっていない安定感があるのかなと。

ただ一方で作風がかなり種族において差別等厳しい部分がある中で、センターヒロインが過剰とも言える平和を願っているヒロインとなっており、この感じでルートどういう風に着地させるんだろう?とか、作品としてかなり壮大なところがある(前述した通り複数の国が絡むからね)中で、上手くまとめられるのか?という所に関して、難しさを感じる部分もあるようにも感じた。

 

ただ、そういう懸念はあるものの、出てきているモノ、見え隠れしている情報みたいな物は結構いい感じであり、今作も一定以上の期待をしたい所。

『創作彼女』で少し気になった粗が多少でも是正されて、この作風で一定ちゃんと面白ければ普通に及第点かなと思っている。どれくらいで仕上げてきたのか。

 

 

そう思っていたので、『アンラベル・トリガー』が発表された際にほぼほぼ同じスタッフで出てきたの割と意外だったという表現の仕方が正しいように感じる。

その上で設定がここまで重そうなものとなったのも意外。工藤はこのような作品を書いている印象というのも特になかったからなおのこと意外。それでサイキライダーが原画で入ってくると、意外な要素が多すぎた発表。

嬉しい誤算は間違いなくあったけど、その中でどういう風になっていくのかという感じの設定感ではあり、系統としては『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』(きゃべつそふと)や『流星ワールドアクター』(Heliodor)などを想起させるものであった。

 

 

UIチェック

基本的に、体験版から動作が変わっていないので、ここは軽めに。

今回、ネクストンに変わったことでマジで何のエンジンを使うんだ?という感じだったが、CatSystemとUnityの混合エンジンという形になっている。

こちらはアレス…いわゆるういんどみる系統のプログラムが使われているようで、このCatSystemとUnityの混合エンジンというのは、『八剱伝』(IRODORI)とかでも使われているものである。

オリジナル解像度は1980×1080のフルHDが採用されている。

 

体験版初期版から幾つか変更があった。

・マウススクロールで文字が進むようになった

・お気に入りボイスが登録時登録したと表示されるようになった

 

 

雑感

ということで、各話雑に見ていきながら、それぞれの感想というのを見ていけたらと思う。

共通は6話まで、そこからルートという形になる。

 

3話

さて、体験版最後でミリィの暗殺というのが急に出てきたわけですが。

党の指示だし仕方ないねって感じのソフィアが、そういう感じのキャラだよね感があるのが割と良い。こういうキャラはそうじゃないと(

 

ナトレ、可愛いんだよな。コイツ普通に攻略キャラじゃないの惜しいよな(

 

結局断っていいんかいって話なんだが。

引きを大切にしすぎている結果みたいなところもなくはない。

でもまぁソフィアの情が珍しく見える所でもあるので、これはこれでいいんだけど。

 

なんか探られてるから、ソフィアと恋人設定にしてスキを伺おう!みたいな流れ。

工藤お前どんだけ偽装彼女展開好きなんだよ。とは思うのだが、まぁソフィアに関しては恐らくルートでもこうでもしないときっかけはなさそう。

で、これだけ色々と策略を考えている割に、カイ君には甘い要素はありそうなのは見えてくる。無慈悲さの矢印がカイには向いてないんだよな基本。いや、もちろん損得の関係性という所という前提条件は存在するが。

 

無慈悲なのは他の所から普通にめっちゃ見えてくるんだけどね。

まぁソフィアに対してそれほど威厳を感じるかと言われると微妙な所ではある。

それは演技のスタイル的に仕方ない部分もありそうではあるんだけども、でもちゃんと怖さとかは出せてると思うので、問題はないかなと。

 

無関係な人間はいませんよとは見てたけど、ソフィアと絡む側なのは中々に予想しにくかったね。

なんかこのCG違和感があるんだけど、何が違和感あるのかをうまく表現出来ない。

若葉は何者?っていうのだけをずっと置いてここから話が進むのはいい感じ。

こういう長期的に考えられるモノもあった方が良い。前述したミリィの暗殺とかはカードとして面白いんだけど、収束が超短期だからさ(

 

ソフィアの本当に目指しているものはなんなのか?

これに関しても恐らくルートで分かってくるパターンのやつですよね。

まぁこのヒロインのことなのでゲキヤバそうなのが困りどころ。

本当に敵になってる可能性があるから困る。

 

ただまぁ、やっぱりソフィアのカイへの信頼度は明らかに他のと違う感じはする。

この章においてはその感じが色濃く出ている感じがある。

それが本当にそうなのか?ってカイは思ってはいるんだけど。

実際キャラ的に疑うべきポイントはあるはずなんだけど、その上でも明らかに信頼を感じるというか、情があるというのを感じることが出来る。

なんでここまでカイには情があるのか?みたいな所は結構今後気になるポイントとなってくるだろうね。

 

お前何回ディザスターとやんねん、めちゃくちゃ誰でも殺されるんちゃうんかい。と言いたい気もするが、まぁ展開的に何回もやらないとね(

しかしまぁカイの耐久性というか、爆弾の用意させてるのも規模デカすぎて笑う。

ディザスター強いのは分かるし、結局機械系統っぽいなってのはここでより明確になるわけだが、それにしてもカイはなんでなんとかなるねん毎回。主人公補正?(

 

組織名が多いなあこのエロゲ。そもそも国が多い上に組織系統も多い。

人間(ヒューム)サイドのヴァンプ過激派組織みたいな感じらしいけど。

ナダル結構イイ男感あるんだよな。ちゃんとかっこいいじゃんみたいな感じ。

紗衣奈と会わせることも出来るぞみたいなスタンスらしい。

色々組織が絡みまくる引きでしたけども。

相変わらず引きは強くしようと毎度思っているらしい。初手からナダルくんなんか好き。なんでだろ(

 

4話

ここからはヒロイン二周目という形になる。レイリ→ソフィア→ミリィとなると思われる。

ということで、ディザスターはサイボーグっぽいぞって話になりつつ、主題はレイリの方向へという流れである。

なにもない人間はいませんよとは言っていたが、どうもレイリもそうだぞって感じが出てくるのが、今回である。

アルカディアの資料でレイリが出てきて、攻撃するなと指示が出ていると。

レイリがそれだけ重要な人間であることを示している。どゆこと?という長期的になりそうな謎が登場。こういうのをしっかりとばらまいてくれるとありがたいよね。

こういうのをばら撒くのはちょっとうまくなったかもしれない。それでも短期的な謎回収という所に走りがちだけど。

 

エステルはどういう立場なのかってのも割と謎。

なんというかこう、いっつもおらんしなこの人。可愛いんだけどな所長。

 

ちょっと前から登場しているヘンリエッタ

ヒューム嫌いヴァンプお嬢様って感じですけども。殺傷力がガチすぎてクソ強そうっていう。

なんというか、ヒュームを下に見てる感はありつつも、なんというかその見下ろし方に大きな嫌悪感を感じないくらいのテンプレ感がある。

そのうえでちょっとキャラとしておもろそうだなって感じ。

こちらCVが夏野ぱいんということだが、割と良いんじゃないのと。天使騒々にもサブキャラで突如として登場した新人ですけども。

 

若葉が自殺からレイリを救ってくれたってのは良いんだけど、その言い回しが怖すぎるんだよな。確実に焚き付けに行ってるから。

若葉、なんかあるのが確定している状態でこのレイリサイド回想が入ると、どういう意図が?という所まで考える所もあるとか、こういうのは良いよね。好き。

レイリの真っ直ぐさみたいな所も見えてくるというか、優しすぎるが故に自分も追い込んでいる所もあるからなあ…

 

若葉当人としては、レイリが好きでいい感じだからくっつけたいなと思っているみたいで、自分が告白する形で試してくるんだけど。工藤こういうの好きね~(

そういうのをすぐに気づいてくるカイもカイなんだよな。冷めている上でちゃんと聡いというか、意図に気づける主人公なので、各所ヒロインの好感度を上手く稼いでいる。決して良い所だけじゃないというか、冷めている所もある主人公だが、稼ぎ方が効率的なんだよな。

レイリを引き止めるためにはああいうことを言うしかなかったのもそうで、今ならレイリとカイで幸せになれば、復讐なんかしなくても…と考えているのは、若葉は多分悪い子ではないんだろうなという感じはする。間違いなくレイリと若葉の関係は良いものだしね。

 

まぁこの二人なら大丈夫やろ!とか言ってたら若葉が実はヴァンプでしたというのが出てくる。早いねんフラグ回収が。マジで大丈夫やな!って言ってその10クリック以内に事故ってたからな、こういうのがはあんまりやとは思わないことはない。

やっぱりレイリの根底としてのヴァンプ嫌いがあるわけで、じゃあ親友が実はヴァンプでしたってなったらどーすんのよって話自体は良いとは思うんだけど、あのフラグ発言を爆速回収して事が起きるの、逆転裁判じゃないんだから(なるほどくんがよしコレで勝っただろ…!って出た時次に展開が起きて大体勝てないみたいな、ああいう感覚を覚えるんだけど…たとえがわかりにくすぎるな)

 

レイリは種族として割り切るまでは至らなくとも、若葉個人に対してはという感じの落ち着きどころでしたね。

でもこう、あそこで反転アンチにならずに、自分がヴァンプ嫌いヴァンプ許せないと言いまくっていた事で顔向け出来ないと思ってるという方向になってのは、レイリが根本的にいい子であることを感じるというか、復讐の為に生きるべき女では本来ではないんだろうなと感じることが出来る場面でもあった気がする。

 

カイ、明らかに事情はあるのは分かってるけど、まぁここでは深堀りしないでおいてやった方がええか…の判断をすることが割と多い。

そういう所でも好感度を稼ぎつつ、作品として隠しておきたい設定を隠蔽出来るという形になっているとも言える。

しかしまぁ、若葉はレイリとの関係がいいだけに、隠しておかなければならないことというのが多すぎる感もある若葉。中々板挟み系サブキャラである。

 

こういう流れがないと、レイリはこういう見方ができるようにならなかったんだろうなとは思うので、悪い出来事ではなかったようには思う。

個人個人という所で見ていくことが重要ではあるからね、こういう場合は。

レイリというキャラクターを成長させることにおいて必要なことだったようには感じる。

ミリィであればこういうのは受け入れてくれるだろうからね、事象をちゃんと言えば。

 

共通段階から好きだと言ってくるヒロインでしたね、レイリ。

答えはまだ先で良い、その分のアタックはしてくるんだろうけども。

一番初期評価が低そうだったレイリが一番にっていう流れは、お前ちょろいなあとも思いつつ、結局今この瞬間だと一番時間を過ごしているのは後輩ポジで探偵事務所やってるレイリだから、心変わりが最もしやすいからこそみたいなところはあるわね。

ここからレイリは好きだぞアピール満載なんだろうなあ…w

 

引き、同志スルツキー(アリーシャ)がやられてる~!だった。

いや死んじゃいないんだろうなアニマーだし…とは思ったけど、中々な引きでしかないんだよな。

というかそれにしても絶対重症だし。

本当に引きは絶対に作るぞ!の気持ちはマジであり続けるんだよな、そこはずっと同じという言い方も出来る。しかしサブキャラとは言えCSS組がこんな殺傷を受けるレベルとは結構びっくりした。

 

第5話

ということで、5話はソフィアパートになる。

アリーシャを撃ったのは誰か?という感じになりながら、アリーシャの代わりをしばらくカイが務めることになり…という感じで、自然と二人が近づく流れを形成してのパートとなる流れである。こういう流れを作るのはお上手ではある。

 

しばらくはカイの部屋にお邪魔しようかと…とか言い出すの、ホント読めない所ではあるんだけども。

ここのスクショめちゃくちゃ素材として使われそう。

あと弱者男性はこんなに部屋キレイじゃないから、弱者男性の部屋でもないだろ。

しかしまぁ、本当にソフィアはカイを気に入ってんなあっていうのは間違いないんだよね。

横に寝るまでするんだって感じはするじゃんやっぱり、この性格の感じで。

 

実際問題、出会った頃はエグい拷問しているので、イメージ通りでしかないんだけど。

そりゃお前はそういうポジショニングだもんなってこうじゃないと納得できない所まであるわけで。

威厳があるタイプというよりは、何を考えているのか分からない、平然とやばいことをやってのけてしまう、みたいな方向性での怖さがあるよねソフィアは。

分かりやすい恐怖ではない方の恐怖、いくら関係性が良くても実際本当にそう考えているのか?という疑念が生まれるようなキャラに仕上がっていていいと思う。

カイの切り返し方が気に入ったのか、なんなのか。当人でさえ分かりきってない所があるってのも面白い所。ソフィアの感覚が掴みづらく描かれているんだろうなと。

 

このパートにおいてルーナ、アリーシャ、オレグが革命軍として内戦を戦っていたメンバーであることとかが出てくるんだけど、それぞれCSS、警察、裏社会の長みたいな感じで関係性がクッソややこしくなっているのが分かったりもする。

それでも友情自体は続いているっぽいのは、それぞれの根の良さを感じずにはいられないけども。

そんでもって、ソフィアも革命軍で親を亡くしているという新情報がしれっと入った。

なおしれっと入っても「まさか両親を亡くしているとは」とかが文章に入るので、目につきやすくなっている。この辺りは工藤文章のわかりやすさではある(このパートを工藤が書いているかどうかは知らんが)

間違いなく設定としてややこしい作品ではあるものの、それでもまぁ割とどうにかなっているのは、ちゃんと説明はしているからだとは思う。

 

非常に珍しいSDパートが存在する回でもある。

水着選びパートだが、相変わらずSDパートが良いな。SDが良い。

もうちょっと出すタイミングなかったのかな。作中において本当に貴重。

いや、アイこめみたいに全くでてこないってことはなかったんだけど…(

 

貴重と言えば、水着パートも大変貴重となっている。

ミリィ、やっぱり泳げないんかいお前らみたいな感じではあったけど。

 

しかしまぁ、適当に犯人を作って終結しかかっている感じもある中で、銃口を向けることになるとは思わんかったが。

それでも冷静だった上に、カイが思ったような感じではなかった訳だけども。

こういう情報も所長から出ている部分もあるので、やっぱりエステルの謎感というのも気になるポイントではある。

というか、こんなにカイ君が映るのであれば、カイ君の立ち絵を用意してあげなよと思ったり…w(CGしかない)

アルカディアを追うということはCSSサイドにも意義があることであり、その上で紗衣奈という存在に関しても無視できないものであるという感じもあり、より本格的に探す方向にシフトしていく。

 

というところで紗衣奈が出てくる。

出た~って感じではある。結局小倉結衣ってこんなポジションだな。

いつものことでしかないかけど。

 

6話

紗衣奈の言っていることは昔から変わっていないんだけど、それでいてこの方向に進んでいることは狂気ではあるわけで、こっちはこっちで何を考えているんだろうなという感じではありそう。

でもこう、この感じで色々とやることやってる紗衣奈はソフィアとも違う怖さがあるよなあとも思う。

でもって、ソフィアがテロリスト嫌いとか、あなたに何が分かるんですかとか言い出してるのも面白い。ある意味で傾向が似ているとも思える部分もあるが、そうではなさそうだなっていうのを感じられるという意味で、このパートは重要。

 

本格的にアルカディアへと標的が移っていく中、カイが説得する形で、ソフィアはついにミリィにCSSであることを明かすことをさせたわけだが。

まあこれを明かしている状態じゃないと色々と厳しいからね。

シルヴィが絶対に色々とつっかかりそうなネタではあるが、ソフィアの意思というか、理由を説明すればミリィ側が絶対に寄ってくるからね。

ただ、一つ言っておきたいのは、この共通範囲において、ミリィは確実に成長をしているというか、平和を求める上で、犠牲にしていくモノというかある意味で現実が見れている部分というのが増えてきた印象があり、したたかさというのを手に入れつつある。

平和を掴み取っていく為に必要なことはやろうっていう感じになってきたというか。

非公式に入っている部隊も、CSSも絡んででもって感じの時点でね。割と成長をしていることを示しているんだよな色々なところで。

ただ、登場頻度がどうしても皇族ということもあり多くはないので、そういう所の成長ぶりを明確に描きにくい部分はありそうではあった。

 

ミリィは、今の考え方というのをヒュームの男の子が教えてくれたとしているのだが、背景に出てきてるのは、めちゃくちゃカイっぽくはある。

そんなわっかりやすいストレートをするのか?いやでも創作彼女ではストレートしか基本投げなかったしなあ…みたいな感じ。

ただ、不自然に記憶が消えているというかぼやけているのは良く分からん。

そんな話は覚えてて人物系だけ飛ぶことある?って感じ。今後の展開において大切そうな感じ。

現在のミリィの考え方の根底に位置する内容でしかないからね。でもそんなことを言いそうな男のヒュームは現状カイしかいない。カイしかいないが、カイがここまでの考えを持っていたようには過去含めて現状見えない感じもあり、判断としては微妙か。

とりあえずカイは答えを知っているらしいので、どっかでは分かるでしょう。

 

カイ君、普通にミリィに本当の目的というか、紗衣奈を殺す約束についても言っておくべきかと思えるくらいにはミリィに対しての想いみたいなのは出てきているんだよな。

昔の紗衣奈とも思えるような理想の上に、現実的な所も見れるようになってきたミリィに対して、認めているというか、変わらないで欲しいと思いながらも、現実も見れているからこそ信頼しているとでも表現すれば良いのか…

しかしまぁ、ソフィアには仲間になって欲しいと言われ、レイリには好きと言われ、ミリィにはボディガードになって欲しいと言われ…相変わらず共通時点でヒロインの好感度がクッソ高いのが工藤ゲーって感じがするよね。

ミリィは好きなの隠せてないし、レイリは告白しているし、ソフィアはあの性格なのに異様な信頼を置いているし。

 

ミリィとシルヴィは幼馴染という関係性であって、シルヴィは本当に幼馴染としての顔は全然違う感じであるのが面白いというか、CVが実羽ゆうきであるというところの強みを感じずにはいられない感はある。

ミリィは自覚していないところがあるのでね、やっぱり。

でもシルヴィはそれは恋心だろ!って分かっちゃうから。

 

だから国のレールがあるからミリィと関わらんといてくれって言い出すのは、シルヴィの優しさではある。

ただまぁ、ここでのカイの考え方っていうのは、ミリィも現実を知っていってるし、国のことも分かっている皇族なんだから、国のため、民の為の決断をするだろう?っていう所なのは、ちゃんとしているというか、シルヴィを納得させられるだけの良い言い方だったなあと。

こいつら殺し合いをしてるんだけどな最初は。いやシルヴィは当たり自体はキツイんだけどさ(

シルヴィは守るつもりではあるけど、ただただミリィが心配なだけな所があるというか、過保護気味ではある。本当に大事なんだなあってのが伝わってくるからね。

 

母だけは融和側で、死んでいるらしいみたいな情報が出てきたりとか、結構ミリィ周辺に関しても情報が出てきている。

てかこう、本当にこの作品誰かしらは失っている人間しかいないからね、仕方ないね(

ミリィの考え方みたいな所に関しても、相容れない所もあるだろうに、シルヴィはちゃんと尊重してくれてるってのも信頼を感じるし。

従者と皇族の関係性を超えているものを感じるんだよな、この二人は。

 

まぁ普通に情報漏れてシルヴィ持ってかれてるんだけど。

うーん無能!(しゃーないやろ)

ナダル君、なんか顔が好きというか、ナダル君に悪役感が薄いんだよなビジュ。

まぁなんというか、ヴァンプ死すべし!の方向性ではあるものの、ナダル君はレオンハルトの家系へのベクトルが強いのもあって、あんまり全てにおいてって感じがしないからかもしれない。

まぁミリィの言っている平和が絵空事だろって言われたら、そりゃ絵空事でしかないってのは、さんざんこの作品見てりゃ分かることだしね。多少ミリィが現実を知ったとて、その理想自体は絵空事であることに変わりがないから。

 

ちなみに、紗衣奈とミリィがかち合っているタイミングで、カイとミリィには過去接点があるという情報が出てきている。

工藤のストレートっぷりを信用するなら、ミリィに平和を教えてくれたヒュームはカイなのか?ということになってくる訳だが、微妙な所。

なんというかこう、工藤ならそうしそうなんだけど、カイが今のミリィの根幹になるような平和のことを言うような人間には見えないんだよな。いや、種族での差別はないから、なくはないんだけどさ。

 

まぁでも場所を突き止める流れとか含めて、ソフィアとかカイが賢いなあってのは分かるし、実行部隊組の強さってのも感じずにはいられない所ではある。

このメンツ普通にクソ強いんだよな。というか普通にカイ君もバカ強いからさ。

まぁナダル君のレガシーが死人を操るってのは中々の趣味の悪さでしかなかったけど。

戦闘描写に関しては、それなりに頑張ってるなって感じ。まぁこれは体験版時点から結構悪くはなかったので、ここは継続して悪くない感じ。

 

とにかく違う種族で組織でもなんとかなった今回。

世界観的に言うと中々に凄いことをやってのけている。

カイがやっぱり繋いでいる感があるのもいいし、この際にソフィアがレイリにもCSSであること教えていたりもするし、このメンツという所に限ればめっちゃいい関係とも言えるんだよね。

 

ミリィとの屋上でのダンスシーン、中々いいシーンでしたね。

ミリィはカイが言っていた通り、ちゃんと国と民の為に動いているっていうのが分かるシーンでもあるというか。

ミリィ自体は確実にカイのことを良く思っているし、それを自覚しているんだけど、それ以上のラインは超えないというか。

ある程度自覚している部分というのもあるんだけど、そういうのはってのも分かってるというか。それをカイも分かっているというかね。

あくまでも今の関係は依頼とかがあるからであって…みたいな所の割り切りが出来すぎているとも言えるんだけど。

なお、何かしらの爆発テロが起きて真っ逆さまを食らって共通が終わるという、最後まで引きを出そうという意図は共通で見えている。

 

 

共通全体

共通の全体としては、中々面白そうな雰囲気を感じさせるモノとなっているというか、創作彼女の時の良い所を継続できている感じがするだろうか。

作風は思いっきり変わったものの、やり方、構成という所には大きく差がない感じがあり、話を区切ることで自分の得意フィールドに持ってきながら、それぞれのヒロインにフォーカスしていき、共通で一定以上の好感度を稼いでいるし、共通でヒロインの雰囲気、抱えている謎、ルートに向けての橋渡しみたいな物は結構出来ている印象。

全体的な傾向としては、思惑が割とバラバラでありながらも、主人公という存在が上手く繋いでくれている感じは前作よりは強く(前作はモノを作るという所の意図は同じだったからともいう)その辺りは良かったか。

出てくる頻度として、ソフィアが情報とかの調査で絶対に登場しなければならないので、最も多くなりがちだった印象があるのと、割とミリィの出しどころには苦心している印象もあった。

ミリィは皇族というポジション上、基本的にそこまで出てこれることが多くないというか、他ヒロインをフィーチャーしている場合、たまたまそこで出会いました系統でわたわたさせることくらいしか出来ないよなあ…みたいな所はあった。センターヒロインなのに一番苦心してそうだったかなとも。

また、相変わらずその話その話での引きを強くしようという意思はすごく感じた。

ただ、引きを強くしようとしすぎている感は前作よりも強いというか、前作よりも物騒であるが故に、引きを強く出来るんだけど、その引きの割に後からその処理をするのに「その程度で処理できるんかい」みたいな感じになる場合もあったかなと。

基本的にラスボスは紗衣奈という感じはするけど、わからないことは多いし、共通としてしっかり話を一旦終わらせている(一つの戦争への可能性を消す)のも高評価。

相変わらず共通の面白さはあるなという感じがある。ただ創作彼女があまりにも共通良かったので、あそこまでではないかなあ…とも。いや、作風が違いすぎるのでこれは好みというか、比較できるものって感じがあんまりなかったんだけど…

では、それぞれのルートを見ていこう。公式推奨のレイリ、ソフィア、ミリィの順番で。

まぁやってみてこの順番で良いと思います。別にレイリソフィアが入れ替わっても問題はないとは思うけど、こっちのほうが適切感がある。

 

 

レイリルート

1話

なんとかカイは助かり、そこからレイリが…という流れみたい。

これがルート毎に変わる感じからってことだろうね。

しかしまぁ、一番好きと言っているようなものであるレイリからしたら心配でしゃーないやろうからね(

テロは誰がやったんか?含めて国間の緊張感が高まってしまう案件。しれっと大統領が出てきてたりした。ジョージさんイケオジなんだよな。

 

若葉とちょっといい雰囲気になったらレイリがバカー!ってなってたりとかするし、レイリは喜怒哀楽が激しい。

というか、復讐心はあるんだけど、基本的に普通の女の子ではあるんでね…

バレンタインとかを普通にパーティーとかしているの、それぞれのヒロイン(サブキャラ含む)の感じが見えて面白かったね。

というかこう、シルヴィとカイの意地の張り合いも面白いというか、普通に酒とかでカイが全然負けないというか、クソ強いの笑うんだよな。

レイリは野球好きなんだけど、ユニフォームが荒波翔で笑った。創作彼女では石川雄洋だったんだけど。工藤が横浜ファンなんですよね確か。石川と荒波がガチすぎるというか、TBSからDeNAに変わって行く中で、暗黒期を脱却していく中で語るべき選手なんだけども、荒波はホンマに草。雄洋でも面白かったのに。荒波の応援歌って「荒波SHOW!」て歌詞があったりする。どうでもいいな、エロゲの感想記事なのに。

レイリ、筒香が巨人に行ったら泣いてそうだな…(

 

復讐という所が生きる意味になっている感じがあるレイリではあるが、ただ不器用というか…それをすることということだけがって感じで、そこに意味がどういう風にあるのかとか、そういうのははっきりしていない感じもある。

でもまぁ、レガシーで自分が…ってのもあるので、割と複雑な感情が入り乱れているから仕方ない気はする。

いい子過ぎるからこその復讐に至っているという言い方も出来るので、難しいよなって。

その復讐をカイは応援を一応しているみたいなポジションは悪くないというか、いい感じにレイリとの関係を結んでいる要素でもあるよね。

なお、野球要素マジでこれくらい。いや話にちょっと出てきたりはするけど、野球要素これくらい。作中において落とし込みにく過ぎたんだろうけど。ねじ込んだなあ野球要素(

 

爆破テロの犯人を民警が引っ張ってきているが、どうもそれは違うだろうという話。

アルカディア残党がやはりやってそうではあるけど、都合悪いもんね。

それを利用しちゃおうかみたいな事を考えているソフィアは、本当に色々と考えてるなあみたいな感じはする。

レイリの復讐相手の情報でどうですか?とか言ってくるのも含めて、コイツにはどこまで見えてるんだろうなあっていうのが面白いよね。

ソフィアの目的は『私の帝国を築くこと』らしい。冗談めかしてるし、大物ではないって言ってるから、どこまでが本当なのかは知らん。

 

お前かい、仇。

レイリが冷静さゼロでぶっこもうとしているのもレイリだなあって感じだけども。

ヘンリエッタならやりそうではあるけども。というかヘンリエッタの能力やっぱりバカ強いよな。

周り含めて待て待て待てって言われてるけど。

 

まぁでも実際の流れを聞いた所、とどめを刺したのがヘンリエッタだったって感じっぽいけどね。

その前にめちゃくちゃ吸ってる軍人共がおるし。

カイも疑問視している所があるんだよな。ヘンリエッタ自体は吸ってはいないっていうのが引っかかるところではある。ヘンリエッタこそ吸いそうなキャラだからね(

 

ヘンリエッタが除隊してる原因、レイリ親案件だったという。

結局部下が命令以上のことをやらかしていて、ヘンリエッタはその責任を取る形だったというオチである。

ヘンリエッタのちゃんとした軍人要素感、結構好きですね。ちゃんとしてるなコイツって感じがするというか。

レイリの人生における目標が違ったみたいなもので、本当の仇はしっかりと処刑されているという…まぁなんとも当人にとってはしんどい展開というか。

でもこういう所で良い励ましが出来るのがカイというか、コイツも修羅場をくぐり抜けて生きてきた人間だよなと感じれる部分があって非常に良かったんじゃないかなと。

 

劣等種族だという考え自体は持っているものの、こういう所の筋はしっかり通すという感じがする。

試したりとか、結局謝罪が上から目線だったりとかはするものの、ちゃんと意味とか誠意とかそういうのがあるのであれば、ヘンリエッタは反故にはしないというか、ちゃんと向き合ってくれるんだなという所は見える所でしたね。

いや、ヒュームを思いっきり下には見てるんだけど、見てるんだけどなんか憎めないキャラというか、必要なモノは持っている感じがする。

 

ということで、復讐が終わりました。答えを聞かせてもらおうか!ってことですよね。

そして、復讐終わったらなんもないかもみたいな事を言っていたレイリが、やってりゃなにかしたいこと見つかるってとカイに言われていたのを踏まえて、やりたいのが恋人になっていろんなことをしたい。っていうのはきれいな流れですよね。

作風として暗いというか、治安が悪いんだけど、レイリはその部分に復讐という所では引っ張られてはいるんだけど、やっぱりいちばん普通なのかなあって感じはする。

うわうわうわ言ってるレイリ良かったね。くすはらの強みが出てたんじゃない?

 

エステル所長がバカップルを嫌がってるの笑う。

というかカイは別にバカップルでもないんだけど、あまりにもレイリがバカップル過ぎるともいう。

抱きついているのに構わず凄まじい勢いでタイピングしているの、SDとかで欲しかったな、是対面白かっただろ。レイリのこの顔好き。

 

ミリィはカイ好きなの自覚してそうでしてないというかなんというかこう…って感じなので、恐らくソフィアルートでもこうなってそう。

まぁあなたは最後のルートなので…とは思うけど、こういう所の演技とかホント上手なんだよな。

というか、ここのミリィシルヴィが良いんだよな。明羽実羽最強!(

 

ソフィアはソフィアでなんかおかしいしな。

ソフィアも割とちゃんと好きだったんだな感があって笑うんだよな。

 

復讐が終わったら普通の女の子なのか?という所だが、まぁレイリってまだ不審な事が多い。

エステルがトリガー探偵事務所に入れてたり、アルカディアの資料があったり。

ソフィアは両親のこととかを気にしているわけだけど、やっぱりなにかありそうなレイリ。

そもそも今の両親は捨て子とか、昔はストーカーがいたとか、怪しい要素は大量という感じ。そのストーカーも圧力がかかっているとかだし。

 

今回の引き。

う~ん、まぁこれはわざとやってんだろうなあって思ったかなあ。どっちかっていうと。

ソフィアならやりかねないとは思うけど、レイリを一回隠すことでの利益とかを考えるほうがっぽい気がするんだよね、ソフィアって。それでカイをどうこうするというよりは、レイリの怪しい周りを動かしたいというか。

 

2話

元セフレだったんかい。

ナトレは死んでると思ってるし、カイは生きているの分かってるから仕方ない所ではあるんだけど。

ナトレは紗衣奈の穴を自分で埋めてほしかったのかもしれない。

ナトレって割とこじらせてるけど好きなんだよなカイのこと。

 

やっぱりソフィアはそういう考え方してたわ。

コイツが明確に裏切る方向に行くの、あんまり想像が現状できないんだよな。

だからこそカイ含めて利用する方向性って感じがね。

まぁレイリには言ってねえけど(

 

お前かい。お前が一番に連絡してきとるんかい。

まぁでもそもそも探偵事務所入れてる時点で怪しいというか、この人が普通にただの所長じゃないのは間違いないからそうっちゃそうか。

怪しいというか、気にしてるとかかもしれんけど、まぁ判断はつかないかな。

その後色々過去話ちょっと聞いたりはしてるけど。お役所仕事してたらしいけど、実際本当に似合ってないんだよな。そりゃ辞めるわ(

 

レイリルートは、逆にレイリの話ではあるんだけど、レイリ当人からどうこうって話ではないので、普通にレイリは可愛いなあの方向で攻めてるんだよな、キャラとしては。

それでもレイリは普通そうで普通じゃないみたいな感じなのが強みなんだろうなとは思うけど。

 

復讐に生きた男と女という言い方は普通にあるんだよな、レイリとカイって。

いやまぁ、カイは復讐かと言われると違うんだけど…一種の復讐ともいえるというか。

レイリは完了しているからこそ、今度はカイにもちゃんとって思考になってるのも分かるというかこう…この二人の共通項感があるのが良いですね。

 

お前か~い!ってこのルートは何回もなっている。

まぁナトレが強硬派サイドってのは、別に納得自体は出来るけど、結局合衆国の工作員はやりっぱなしなんかいっていう。

でもナトレはナトレでこう、強硬派なんだけど強硬派としてなりきれてないというかいい子なんだろうなあっていうのは感じる。

というかこういう時のカイの言葉がクッソ的確なの、主人公だなあって感じ。

というかこう、カイは普通に人を見る目があるというか、なんでそう思っているのか、考えているのかっていう根幹にたどり着くのが上手なんだろうな。

 

あ~ナトレ死に役か~…まぁ、死に役としては適切過ぎるキャラだなあ~って紗衣奈に殺された時に思っちゃったな。

でも殺されるとは思わなかった…かと言われると微妙。

ここまでやってたらなんとなく分かってくるというか、コトが終わったタイミングでずっとその場にいたら敵に来られるでしょ!ってのがこの作品よく起きるので、なんか起きるな…ってのは察知できるようになってくると思う(

紗衣奈にとってカイ君以外どうでもいいと思っているってのは新たな情報だったかもしれない。特別視は間違いなくしてそうなんだよな、紗衣奈にとって。

 

3話

どうもレイリを捨てたと思われる親は、手紙も送ってきているし、裏から手を回して守ってくれているらしいみたいなのがこう分かってくるというか。

まぁこうなってくると、相当大きな所が関わっているんじゃねえの?というふうにはなってくるわけだけども。

 

立ち位置が微妙な所長。

あやふやな回答しか出来る立場にはないという感じなんだけど、それでもまぁちゃんと考えてはくれてそうだから、カイは許しているというか、こういう言い回しするんだろうなあとか。

ソフィアとかもこれくらいなら対価はいらないとか言い出すし、カイの周りの人間って言うて優しい部類に入ってくるはずなんだよな。

 

雲のポジションはもっと謎。何をどうするポジションなのお前は。全然分からんねんけど。

 

大統領の前の奥さんの娘っていうクッソめんどくさいポジションだったわレイリ。

パーカー大統領は穏健派だしいい人そうなんだけど、色々と事情を考えるとそうしないとしゃーなかったんやなあって感じがするのがかなしみではある。

というかだからこそ支援とかはしっかりしてたんだろうし。

そして、レイリを守る護衛として、若葉は存在したと。またAIAとか出てきた。トッテナム・ホットスパーの胸スポンサーかよ(

若葉がなんやかんやたまに強いなお前みたいになってたのはそういうことだったらしい。

 

友情は強し…というか、それだけの関係性を築けるほどお互いにいい子だったというべきなんだよな多分。

若葉もいい子ですからねやっぱり。というか毎度援護射撃とかかましてたの強すぎるんだよなコイツ。

というか途中からは自分の意志でついてきている所もあるし、若葉がええ子だったのもかなり大きいとは思う。

こう葉月が報われるシーンともいう。

 

ただまぁこうなってくると、もうレイリの身元は割れてくるというか、戦争の道具として使えまくる存在ってことにもなってくるので、民警とかも出てくる。

ソフィアを使って上手いこと時間を稼ぎ、ミリィに越させるみたいな形でとりあえずの窮地を脱するみたいなの、ソフィアが必要すぎる…ミリィも必要すぎる…みたいな感情になった気がする。

なんというか、各種権力とか調査とかそれぞれでこの権限があると助かるみたいなものをソフィアとミリィでどうにかしてる感がある。こういうバランスは考えてはいるんだろうな。

 

レイリが危ないということで、ジョージと電話するくだりとかもある。

ジョージは私情でレイリを守ってくれてるっていうのも良いことだと思うけどね、色々な意図や意向や野心が渦巻く時代でさ。

でもまぁ国として守れる存在ではないって感じだよね、レイリって。穏健派の足並みも揃ってないし、結局中立特区が一番安全(安全とは言ってない)みたいになっちゃうんだよね…

個人としては優しいんだけどな、ジョージ…(

 

紗衣奈とかはそういうのを的確に突いてくる感があるからしっかりとラスボス感があるの良い。

なんやかんや局長がまともサイドなの笑う。

まぁレイリは戦争においての道具としては最適すぎる存在ではある。

当のレイリは、どうやって戦争を起こさないように出来るのか?ということを考え始めている。レイリのやりたいことという所に深みが出てきそうな感じがある。

 

ということで、レイリの身柄は抑えましたよって感じなのクソ笑う。

ということでじゃねえんだわ(

でもこう、ジョージ大統領言う通りなんだよな、紗衣奈は冷めすぎている。

テロリストとしても異常に冷めていると言っても良い。

それだけ戦争させたそうな割に冷めすぎなんだよな。

まぁそれにしても、身柄を確保するまでの流れが、カイ含めまんまとハメられすぎで笑う。もうちょっと考えろよこいつら(

 

紗衣奈は狂っているというか、もう終わっちゃってる感があるんだよな。

もう戻れない所まで到達してしまったからみたいなところがある。

言ってることとやっていることの不一致さもそうなんだけど、敵に回すとコレほどに面倒というか、ダルいヤツはいないよね(

 

ミリィは各ルート内でもしっかりと成長しているところを見せてくれている感じがあっていいですね。

変わってないんだけど、変わっているみたいな感じの描き方が上手ではあると思う。

 

ヘンリエッタ、なんかこう、義理堅過ぎて生きるのこの感じで苦労しそうなタイプな気がしますね。

いや見下してるんだけどなあこれでちゃんと。でもなんかこう、ちゃんと筋を通してくれるキャラなので、なんやかんや仲間にはなってくれそうなポジというか、この感じで憎めんヤツくらいに収まっているバランスは良き。

 

カイ君、ハーフとかいうポジションだった。

まぁなんか人体実験がどうのとかも言われていたけども。

まぁこれだったら確かに簡単には死ななさそうな感じはする。中途半端な感じとは言え。結構重要な情報だった。そりゃ爆破テロであんな真っ逆さまでも死なないどころか無事過ぎたわ。なるほどね。

ここの戦闘もなんというか割と最初に推奨されているわりにはしっかりと紗衣奈と戦ってくれましたね。

 

しっかり紗衣奈をこのルートでも殺してくれましたね。

めっちゃちゃんと約束を守ってくれる感じになるとは。

でもこういう所の話しぶりを見てても、ラスボス感はあるんだけど、紗衣奈ってちゃんとカイのことを想ってくれてるし、いい関係であったことは確かなんだよな。

というか、露骨に「やっと、聞こえなくなって……」とか言い出すの何?って感じ。紗衣奈ってなんか聞こえてんすかね。

カイはカイでちゃんと初恋の人ですからね、殺し合って、実際に殺しても好きというか、大事な人であることに変わりはないので、レイリルートであろうが、ちゃんと約束を果たして、果たしてしまえば惜しいみたいな存在が紗衣奈なのが結構好きですね。

 

レイリが全力でしてみたいことを見つけるルートでもありましたね。

ヴァンプとヒューム、アニマーと関わった上で、お父さんのような政治家を目指していく…っていうのは良い落とし所だったんじゃないかなあと。

まぁ知識みたいなところが足りなすぎるから、これから勉強が大変ですけどね間違いなく(

でもこういう経路を乗り越えたうえで考えることとして良い目標というか、普通の女の子だからこそというか。それでも戦争を止められるようになりたい、自分が守っていきたいものを守っていくためには?というのを考えた結果としては良いんじゃないかなあって思う。この終わり方は一つ目のルートとしてはちゃんとキレイというか、良い終わり方だったなと思う。

 

レイリルートに関しては、普通の女の子が、普通の女の子じゃなかったみたいな話ではあるんだが、でも普通の女の子で、普通の女の子であることをやめようとする話みたいなところもある。

なんか訳わからない書き方になってるけど、実際こんな感じなんだよな。

レイリというキャラクター自体は、親の仇に復讐するという所さえなければ割と普通の女の子の部類なんですよね。

でも能力としては氷のレガシーはクソ強だったりはするし、立場としては合衆国の大統領の所謂隠し子みたいな所もあって、全然普通じゃない側面も持ち合わせているというか。

恋愛関係は普通な部分が多めでありながら、復讐という所に関しては明らかに普通じゃない、カイのある意味での復讐とも呼べる約束を応援していたりするし、

最終的な着地点として、自分は普通の女の子だから、自分がやりたいことの為に政治家という普通ではないモノになろうとしていくみたいな感じは割と面白かったんじゃないかなと。

普通と普通じゃないと反復横跳びしているようなルートだったんじゃないかなあと思います。一発目としてはいい感じ。

くすはらゆいは、まぁ別にいつも通りかな。特に明確にってことはないかなと思う。

いつも通り安定で不安定って感じ。まぁとりあえず後輩とか妹やらしときゃあ強いんですよって感じ。

 

 

ソフィアルート

1話

じゃあ次はソフィアルート。

ということで、起きたらソフィアがいる流れで、ややこしくなったねっていう所からスタート。

 

オレグって、ギャング側の人間でありながら、明らかにいいヤツというか、ちゃんと筋を通せば色々と優しさがあるキャラで良いキャラなんだよなあ…とも思う。

まぁ元々革命軍いたとかは分かってるから、なんかこう良いサブキャラなんだよな、良い漢というか。全然具体的な感想出てこねえな。

共通でも出てきたアリーシャとルーナとオレグの関係みたいなのも改めてって感じで、オレグがもう一回ギャングに下ったのも、革命しても格差変わらんかったとかそういう話になってましたね。地下にいる方が性に合ってそうなキャラではあるしね。

ルーナは信者に片足突っ込んでる怖さがあるのも間違いないし。

まぁソフィアルートということで、アリーシャの話も出てくることが予想されるので、そうなればこの3人の絡みも増えるのかなって感じはする。

 

この作品めんどくさいの、呼び方と名前表示が一致しないキャラそこそこいるんだよな。

アリーシャって書いてるけど、筆者も同志スルツキーのイメージの方が強いし(

んなことは良いとして、ソフィアにお見合いの話が来るのはマジで笑うというか、当人でさえ結びつかないって言ってて草だけども、実際そう。

アリーシャが楽しんでるのもそうだが、ソフィアも「あ・な・た」とか言い出すし、そもそもするかどうかで悩んでたり、「結婚して」みたいなこと言ってるから大概楽しんでるだろ(

 

ただ一度のご挨拶ではどうも納得しきってくれなかったのとかもあり、非常に事務的に付き合うことにする?みたいな話になっていく。

まぁソフィアルートに関してはこういう感じじゃないとソフィアとくっつく流れになっていかなさそうだよなとは元々から思ってたけど、本当にそんな感じになってくるとは思わなかった。

でもまぁ、ソフィアとの関係性はそんな悪くないというか、ソフィアの言い方も普通に不器用感があったりとか、「ぶっちゃけますね」の流れとかは普通に好き。

なんか絶妙な関係性なんだよな、でも利害の一致感があるのがこの二人。

ソフィアの目的みたいな所は、確実にあるというか、使命っていう言い方をされてるのとかは気になったりはするかなあ…

人並みの幸せというのを掴む気はないんだよなやっぱり。あくまでもこのお付き合いも事務的なモノだしね…

 

と、なるとこういうのは周りから焚き付けていく方向になってくる訳である。

ミリィはいやソフィアお前のことホンマに好きやでと。

実際の所、ソフィアがカイに入れ込んでいるのは間違いないし、明らかに特別扱いされてるだろって所はあるんだけど。

シルヴィですらそんな感じだしな、周りはいやいやソフィアは好きだと思うぞ自分でわかってないだけでって感じなの面白いよな。

というかここで背中を押してくるのがミリィなんだなとはなる。お前も好きだろカイのこと。

 

まぁいい子だからね、ミリィって。

そういう状況になったらこういう行動を取ることが正しいと思えちゃうタイプだから仕方ないと言えば仕方ない。

こういう時に幼馴染モードのシルヴィがいてくれるのは毎度助かってるんだろうなとは思うんだけど。

シルヴィは選ばれないとキツイポジだよな。

 

BSSみたいなこと言い出したレイリ草。弱者男性といい、最近のネットで出ている言葉みたいなものを取り入れてぶち込んできてる感はある。

レイリもキツイんだけど、コイツの場合は諦めませんからムーブが出来る分、まだミリィよりマシな気はするんだよな。

でもバチクソ泣きまくってるっていう。ティッシュが切れるレベルで泣いてるってどういうことなんだよって感じだけども(

 

打算的な関係ではあるけど、それなりには楽しんではいそうではあるという。

でもまぁ、ソフィアの打算感の強さは感じるけど、でも悪いとは思ってなさそうなんだよな。

普通にナトレとちょっとバチバチしてたりするし、打算だけだったらそういう感じだけにはならないはずだからね…w

昼ドラだ~!ってくる雲には笑う。お前はなんなんだよ。

 

あくまでも嗅ぎ回っているのを見つける餌としてデートをしてはいるんだけどね。

ソフィアはこういうのをちゃんと考えるタイプではあるし。

だからこそオレグとかルーナとかはソフィアはやめとけとか注意しとけって言い出すわけだし。危険な人間であることには間違いないからね。

そういうことを常に考えているキャラであることは間違いないから、そこをどうやって越えてくっついていくのかってのが、やっぱり気になるポイントにはなってくるわけだよね。

 

これは…存在しない記憶…!?みたいな話が急に出てきた。

ソフィアの信頼の根幹の記憶がどうもダミーっぽいぞって話で、急に雲行きが怪しくなった。

存在しない記憶でソフィアに殺されないようにしたってのは普通にありそうではあるけど、そもそもカイ君にそんな能力あったんかいみたいな所もある。

根幹に関わることだから、そりゃカイ君ピンチですよね。

 

言われてみれば共通で出てきた時、血を吐き捨てていたシーンとかありましたね。

アレちゃんと伏線だったんだ。これは結構良い伏線でしたね。あんまり気にはしないけど、印象には残ってるからなるほどとなりやすい伏線というか。

なんか露骨なフラグって感じじゃないのは良いよね。

しかし本当に雲のポジション謎。所長含め謎。

 

ということで、どうするねん!って話ですが。

裏切られたようなものなのに、殺したいと思っていないというのがもう信頼感がある感じもするけど、それも本物かどうかってのがね。

都合よく解除方法が存在するらしく、もう一回血を飲めば解除されるらしい。

というのを聞いて、罠の可能性を一応提示するアリーシャに対して、カイ君はそんな嘘をつく人ではありませんって返すのが良い。

この時点で大分信頼してる対応の仕方なんだよな。付き合いがヒロインの中で最も長いこともあるとは思うんだけど…

 

結果信頼感マジで変わらなくて、一番困るのはソフィア自身ということになるんだけど…w

フラットになると思っていたのに、そうならなかったことで、めちゃくちゃウブな反応をしまくることになる。

可愛いねソフィア。というかやはりこういう方面での経験値はないからね、めちゃくちゃ動揺してて良かった。

まぁ想定してないことではそうなるよなあとも思うんだけどもw

 

両方ともなにやってんだこいつら。

カイ君がアホムーブ過ぎる。タメでやりたいにしろ、明らかな罠を誰にも伝えることもなく行くの本当にアホ。

それだけ紗衣奈関連の重みがあると言えばそうなんだけど、現状の状態でマジで一人で行ってただ単純に捕まりに行ってるのアホでしょ。何がしたかったん?

こうでもしないとソフィアの本心が見れないから、話の構成上こういうことをしたくなること自体は分かるんだけど、定期的に全キャラがアホになるんだよな、レイリが捕らえられた時もそうだけど、もうちょっと考えて行動しなよ。

 

まぁそれはそれとして、切り抜け方は良かったと思うけどね。バランス取りに行ったんだろうけど。

ソフィアの信頼がどれだけ高いかっていうのも含めて、良いパートではありました。

カイの初動がアホであること以外はまあ良かったと思います。そうでもしないと…ってのはそうだけどね。

本当の気持ちを利用するのが嫌っていうのも、こうあんまり言い訳として有用じゃないなあって感じはしちゃうしなあ。

 

最初に思ったこと「桐葉構図だなあ」で申し訳なかった。

めっちゃいいシーンなんだけど、桐葉の時と同じことと同じ事を思ってしまって本当に申し訳なかった。「シャツ伸びすぎだろ」って創作彼女の時も思ったんだよな。実際伸びすぎだろ。そこまで伸びるか?シャツ。

…という疑問は置いておいて、しっかりとソフィアが心配しまくっていたのを出してくれるのは良いですよね。

今度同じことやったら殺すとか、カイ君が死ぬ時は私が殺す時だけとか、非常にソフィアっぽい表現で愛を表現している感じが良かったですね、文章として強い。

ソフィアっぽい表現として非常に良いシーンでした。だから構図が桐葉だなとか、シャツ伸びすぎだろとかは良いんですよ別に(

散々アリーシャに振り回されてるソフィアとかも良かったですね。というかアリーシャがいいキャラしてるわ…w

 

まぁこういう時に紗衣奈は出てくるんだけど。

なんで来たんだよ今って感じはするけど。まぁこれはこれで引きとしてはアレなんだろうなとは思うんだけども…

 

2話

と、いうことで2話からはソフィアの本当の目的という所に迫っていく感じというか、本当の目的に進んでいくパートになってくる。

ルーラー帝国の生き残りで、ルーラー帝国の再興を目指すというのが目的でしたね。

クソデカ野望でした。覇道を歩んでくれますかのタイトル回収が爆速だった。珍しいね。

まぁこの辺りは遺言があったからってのが根幹なのか、自分もそう思ってるのかみたいなところも大事にはなってきそうだけども。

 

しかし一緒に可愛い告白もありましたね。

こういうキャラの愛の伝え方って可愛くなるね。ギャップもあるし。

この辺りのギャップはマジでいい。ソフィアそりゃ強くなるよねキャラとして。

松岡侑里もよくやっていると思う。とりあえず可愛い。

 

でもやっぱり怖い。怖いよ、この女(

でもあなたを失いたくない…とかは二人なら言ってくれる。

なんだこのバランスは…なお、ロリ好きだと思われた方が面白いなとかそういうのを考えているのは相変わらずである(

 

交渉においての強さというか、ソフィアの強さというのを感じられる場面があるのは良いことである。

しっかりと準備を進めたうえで、レイヴンとかも味方にした上で…という用意周到さは素晴らしいというか、どれだけソフィアが有能なのかってのを示していると思う。

ただ一方でこれだけのことをしていても、連邦に対して反旗を翻すわけですから、それだけの覚悟を持っていても、身体が震えていたりと、ある意味で年相応のところも見せてくれる。中々色々な面を持っているヒロインって感じで良いね。

 

ミリィにこの話をすると、そこに自分の意志があるのか?という話をしてくれたね。

ここは重要なことでしたし。過去に戻すというのは、問題があったから革命されたわけで。革命しても意味がなかったと、オレグとかアリーシャは思っているとしてもね。

カイとの出会いによって、操るだけではなく、心に向き合って、新しいルーラー帝国を作っていくという所に着地するのであれば、まぁ問題ないですよね。

平和が好きなミリィが、このソフィアの理想を認めてくれたのは、そういうソフィアが変わったところがあってこそだと思うし、だからこそソフィアルートなんだよなと感じる所なんじゃないかなと。

でも本当に戦力はあるに越したことはない、というので紗衣奈とかナダルアルカディアまで入れてくるとは思わなかったね。まぁ紗衣奈がいーれてって言ってきたからではあるんだけども。にしてもなんだよなあ…ここに来て共闘が出てくるんだね。

 

ナダル君、やっぱりそんな悪いやつとも思えない部分もある。

いや悪いやつではあるんだけども。なんかこう、極悪感がないよね、哀愁があるキャラに仕上がっているというか。

 

紗衣奈は紗衣奈で、何が見えているのか?

みんな嘘だったとか、隠しているものがあったとか、そういう話になっているが、何をどうやってそう思えてしまったのか。

そのうえで、優しさがある世界にしたいって言ってるのは矛盾極まりないはずなんだけど…でも紗衣奈は紗衣奈で目的がしっかりとありそうではあるからなあ…

でもカイに対しては好ましく思ってるみたいなんだよな…なんなんだお前。

 

アリーシャは優しい側って感じがする。

今なら幸せをつかめるんだからこそ、そこまでしなくたっていいじゃん!の思考というか。

アリーシャはソフィアに救ってもらっているという背景があるからこそ、ソフィアに幸せになって欲しいという方向性が強いんだよな。

このソフィアとアリーシャの運命共同体感の強さも、中々に分かるというか強みですよね。

 

ということで、中立特区にて、新生ルーラー帝国が爆誕することになる。

帝国と合衆国から承認は得たものの、やはり連邦サイドが黙っているわけもなく、内戦勃発となるわけですな。

 

3話

ということで、ラストエピソードである3話は、ガッツリ内戦パートということに。

ソフィアは指揮で、カイは実践側なので、接点薄いパートになりそう感はあるけども(

紗衣奈と組む事を取られないかちょっと心配してるのとかは可愛かったですけど(

 

紗衣奈、普通に敵サイドの人間なんだけど、カイの事を悪く思っていないというか、カイの為にも感があるんだよな。

それもあるからか、ソフィアとのなめそめとかも聞いてくるし。

カイと紗衣奈の戦闘における相性というのも昔やってたこともあり抜群だし。

何かがなければ明らかにいいコンビとしてやっていけたんだろうなあ感があって割と悲しい。考え方とかも似てるし。

悲哀とかじゃなくて戦闘における現実を見れている感じもあるのがね。

少なくとも紗衣奈はカイのことを今も信頼しているんだろうなという感じがする。

 

ヘンリエッタってやっぱり一応筋というか段階を通す感があるんだよな。

ヘンリエッタを殺さないといけないってのは中々にしんどい。好きなキャラなので。

ただ運命的にはこうせざるを得ないししゃーないんだよな。

ハーフだからこそ生きているんだけどもさカイも。なんやかんや紗衣奈を守ったりしてるし、お前との決着は戦争の後なんだからよ~って感じがね。

 

まぁ紗衣奈は紗衣奈でカイをかばって死んでいってしまうんだけども。

やっぱり紗衣奈はカイの事を信じてるんだよな。そんでもって、約束は守って欲しいって言い出すわけだし。

紗衣奈は間違いなくカイを信用していて、大事に思っている。思っているからこそその意図はなんなのか?これはまぁミリィルートで分かるようになるのかなと。

ただまぁ、このルートのみんな嘘つきとか、レイリルートに続いて「やっと聞こえなくなる」って言ってること含めて、何かが聞こえていて、それが今の形になっていると考えるのが妥当なのかなあ…とも。

しかしまぁ、カイの複雑すぎる心境というのを考えると中々にキツイ場面ではあります。

本心はなんなのか?それを永遠の謎として残しながら、紗衣奈はカイをかばって死んでいったわけですからね。

 

またナトレが殺されてる…

でもこの雲なんか呼び方が違ったから雲でもなさそう。

そもそも雲がよくわからないのに、その上で雲ではなさそうな雲が出てくるのはなんやねんって感じですけども…w

 

ミリィは最大限自分の存在を使って帝国に介入させようとしたりと、立場を使いながら模索していく感じが、非常に強いというか、強くなったんだなというのを感じられる場面になってたんじゃないかなって思う。

ポイントポイントにおいてミリィの強くなったところを見せてくれている感じがする。

 

ソフィア、奥の手が存在しましたね。

まぁこういう系統のキャラクターで『足が悪い』っていうのは疑うべきことなんですよね。

それにしても強かったけど。虚を突いてというのもあるんだけど、それにしても強いんだよな。本当にルーナぶち殺すに至るんだから。

というかルーナもあの感じでちゃんと強いんだなともいう。

しかし本当にルーナは信者に片足突っ込んでたなあ…まぁ境遇的に致し方ないんだけども。

しかしこう、オレグも死んじゃってるの、めっちゃ死んでて悲しいね。オレグもちゃんと自分を通して死んでいっている感もあるし。

死んでいく中の自分を通して死んでいくんだよな、今回のパート。

 

エッチするタイミングとしては割と適切だったんだけども。

こう、こういう時のカイがね、本当に正解を選んでいくというか、言葉の選び方が上手だなあ~ってすごく思う。

こういう所でめちゃくちゃちゃんと主人公しているというか、ちゃんと好かれる理由があるなと思う。

 

そんでもって、こうカイはカイで、ソフィアが今後の生きる理由になっている感じがあるのが良いかなと思う。

両方とも成功させてくるさって感じだし、信頼が堅いなっていうか。

お互いを信用しているという所も、このルート大事だよね。

 

このルート、とにかく信頼という感じがある。

ソフィアというキャラクターだからこそ、ここがテーマと言う感じもする。

 

皇帝、なんというか分かってはいるんだけど、国民がそっちを望んでるし、そうじゃないと国として崩れるから…という現実的な方向性で考えている感が出てきたのは面白かった。

ミリィの説得や、カイの言い方も良かったし、良い議論というか、全員がちゃんとしてるからこそ上手いこと行ってるみたいなところもあるなとも。

 

そんでもって、ソフィアはちゃんと佐藤大使をレイリのカードを使ってまで上手く脅して、派遣させる流れに持ってくる。

信頼と、切れるカードをしっかりと使うことで勝ちに行く。

ソフィアらしさと、ソフィアが変わった所、その両方があって、その内戦を勝てたっていうのは、非常にきれいな流れだったんじゃないかなと思う。

 

民を信じる心っていうのを持てるようになったってのがね。

そしてそれを考えられるようになったのは、カイがいるからでもあるし、ミリィがずっとそういうことを言ってきたからという。

ミリィがこのルート結構重要というか、ソフィアにとって友人と思える人ってのがミリィだったからってのもあるし。

ミリィの理想というか、想いみたいな物もソフィアに伝わったからこうなってると言えるのが面白いところだと思う。

 

あれだけ最初お互いが報酬を求め合っていた関係から、もう一番欲しい報酬は貰ってるからなあ~になるの、マジで美しい終わり方したと思うんだよな。

いくつもの血を流して、サブキャラ含めてかなりの人数が死んでいるルートであり、なんとか始まりを迎えただけで、まだまだ困難が多いんだけどもね。

ある意味疑い合う関係から、ここまでの信頼が生まれるかと。

 

とにかくソフィアルートは信頼という言葉に尽きるのかなと。

いろんな人間を疑い続け、駒のように扱う事が当たり前だったソフィアと、ある意味で利害の一致があったからこそ長く付き合っていたカイという関係性からの変化。

カイのノーブルによって作られていた偽りの記憶という所から、亀裂が入ると思いきや、それを上回る本当の信頼が存在したことが明らかになることで、関係性が進んでいく感じが、まぁ作風との設定との使い方としては良かったし、展開としてはちょっと早かったな、相変わらず短期のカードの切り方をするなとは思ったけど、良い伏線の張り方だったの含めて結構好みだったのかなと。

そこから、人を信用していく、信用するからこそ上手くいくことがあるというのを、ソフィアがやっていくのが、変わっていく感じがあったというか。

利用する為に近づいたはずのカイとミリィに、そういうことを教えてもらって、自分が新生ルーラー帝国を作っていく中での礎となっていく感じが良かったんじゃないかなあと。

人が死にすぎていることは悲しいけど、その上で立つ2人というのは、これからを生きていく中で必要なものを得られたんじゃないかなと。

 

CVは松岡侑里。こういうちゃんとした純愛系フルプライスエロゲは初ということだったが、まあ中々に良かったんじゃないかなと。

キャラ造形として、威厳を持たせるタイプというよりは、何を考えているのか分からない側に振った感じだったわけだけど、その感じは出せてたと思うし。

あとデレがちゃんとキャラ範疇にいる中である程度デレることが出来ていた印象。

まぁ落ち着いたキャラ系統ではあったので、もうちょっと他のキャラ系統でどんな感じかはみたいかな。もうちょっと喜怒哀楽が分かりやすいキャラとかをやってくれないと、演技自体の評価というところでのデータが足りない気がするんで。

新人というわけでもなかったんだけど、こういう土俵には初めて立つって感じでこれならまぁようやってると思う。特に違和感は感じなかったかなと。

 

 

ミリィルート

ということでラストであるミリィルート。

そう言えば他のルートでは全然はっきりしていなかった爆破事件の犯人。

このあたりから話が始まっていく感じとなる。

というかこう、ルートを選ぶことで最初に出てくるヒロインが変わるんだけども、一番来そうなのって直前まで一緒にいたミリィだよな普通(

 

過激派集団の犯行が疑われている訳だが、その中でCSSであるソフィアも疑いを持たれている…という流れに。

一つの団体、白き流星が絡んでいそうではあるものの、それを完全に立証できるかと言われたら別であるし、連邦は怪しい人間は粛清しまくるので、ソフィアが急に窮地に立たされているって訳ですな。他ルートではそうならんかったんかと思わなくはないが、まぁここまでの連邦のムーブを考えればやりそうなことでもある。

で、そういうのがソフィアに向けられたとなれば…ミリィが黙ってるわけないんだよなと。

ソフィアの事を本当に友人だと思っているってのが伝わってくるというか、どのルートでも一貫してる。だからこそソフィアルートが成立したところもあるしね。

 

う~ん、その殺され方はここまでやっていると思いつく人間が一人いますよね…ってなる。

武器が見つかっていない系統でそんな弾丸がどうこうって、もうひとりしかいませんよね…(

 

うん、まぁそうだよね~っていう流れでした。

しかしまぁ、ヘンリエッタがそこまでするのかなあとは思いつつ、あっさり持っていかれましたね。

ミリィの毅然とした態度とか含めていいシーンでしたが。

あと佐藤大使のちゃんとしたラインがある感じも良かったし。カイとミリィがあってこそ真相は突き止められたって感じはするので、ルート入りから相性良いなあお前らって感じではある(

 

結局全員集まってくる流れ、まあセンターヒロインルートっぽい。

しかしこう、人生ゲーム系統好きだなあ。創作彼女でもやってただろ、このくだり。

特に日常パートにおいては、やっぱ創作彼女書いてた奴だなあってなるの笑う。

役回り一緒だし。しかしカイがヒモなの笑う。ヒモになる割にはカイは有能な部類だから…(

全員でわちゃわちゃしてて楽しいんだけどねw

 

カイ君、とにかくこういう時の答え方がマジで上手というか、ヒロインが求めているか、それ以上の回答をしてくるんだよな。

こういうのがあるから好きになっちゃうんだと思うんだよな、ヒロイン…って思える感じの構成にしていることは、納得性があるから助かるんだよな。

 

ミリィは現実的に自分が政略結婚に使われることを分かっているから、そのつもりでしかないんだけど、一方でカイへの想いというのが本当に本物なんだなってのもどんどん分かってきているから、中々の板挟み状態になっている。

シルヴィは近衛騎士としては応援できないけど、幼馴染としてはきちんとした形で届けばいいと思ってるっていう感じで…こう、シルヴィの立場的な所での難しさと、それ以上の優しさを感じるんだよな。

シルヴィはシルヴィでいいキャラなのよねやっぱり。

 

ヘンリエッタが出てくるってことは、レイリ関連が動くってことでもある。

レイリの仇(仇ではないことはもうプレイヤーは分かっている)の案件ですね。

この案件に関しては、正直レイリルートと大差がないことではあるので、そこまで深堀りしないが、この経過において今までにない情報が結構出てきているので、こっちの方が大事。

まずは、レオンハルト家の血が特殊とかいうの。なんで血にそんな毒性とかがあるんだよ。って感じだけど、ほぼ毒だけど強力な薬になる場合も?って感じみたい。

なんかに使うからこんな説明入ったんだろうな(

 

あと、ミリィの母は暗殺されていたということも確定。

いやまぁ、殺されたんじゃないかなという感じはありましたけど、ここで明確に確定した感じでしたね。

だからこそレイリの気持ちも分かる部分はあるという…まぁやっぱりそういう気持ちは誰にでもあるんじゃないかなとはお思うしね。

まあ後はミリィの母に関しての糾弾の内容とかも一応必要なんだろうかねえ…

 

レイリの復讐が終了するということは、答えを聞かせてもらおうか!になるんだけど、ここはミリィルートなので、お断りすることに。

そう言えばソフィアルートでは仇云々はなかったですね、というかルートが終わったらレイリが仇だと思っていた奴死んでるし…(

 

ソフィア、ちゃんとバレンタインを渡してくれるタイプだった。

あと普通に心配してくれていた。こう見ると普通にカイの事好きなんだよなって感じがする。

ソフィア策略家なんだけど、明らかにカイくんにはそうじゃない所があるというか、めちゃくちゃ気になってるんだなっていうか…それを自覚しきれていないのかもしれない。

 

そんなこと言ってたら別の国に帝国が宣戦布告してた。そういうパターンもあるんや(

ハインツのポジショニングが結構微妙で考えてることは、ソフィアルートでも分かったわけだが、民の為に今の態度なんだろうなってのを考えると、ここで突っぱねてはいるんだけど、良い突っぱね方というか、態度微妙な突っぱね方をしているようにも感じる。

トップも大変だよなあ(

 

カイ君、いきなりぶち殺されかけてて笑う。いやまぁ帝国に来てるからねってのはあるんだけども。相変わらず急だなあ展開が。

それもあって、ヴァンプとヒュームのハーフであるということがここでミリィとシルヴィに言うことになる訳だけども。

人体実験施設、怖すぎるけど、まぁそうなるとカイも紗衣奈もナトレもなにかしらありますよねってことにはなってくるんだけども…

というか、だからカイは2つ持ってるわけねとも言える。

 

まぁ紗衣奈がバラしにくるって流れに関しては、そうなんだろうなって感じでしかないというか、これは共通をやっている段階でこの展開があること自体はある程度想定できたよねと。

多分普通にミリィの母親殺したのはカイ君なんやろうなあ~ってのはなんとなくお察しが付く所にはしてあったと思うし、これはわっかりやすい伏線だったからね。

でもって、血のノーブルの件は出ているわけで、そうなればなるほど、ミリィがその場にいたならそういうことか…って感じになるし。ここは今までの情報をちゃんと拾っていくと分かる展開というか、こういうのがないとねって展開でしたね。(展開って言いすぎだろ)

あとね、こうここまでを乗り越えてきたミリィの場合、本当に乗り越えてくれそうでもあるし。

 

紗衣奈か~いってなったけど、まぁ紗衣奈しかおらんかって感じ。

ノーブルにおける記憶の混同で性別までごまかされると無理だよね。

でも、カイがミリィが言うほどの理想の平和を語れるか?という疑問はあったし、そんなん言うの紗衣奈くらいだろって感じではあったので、納得というか疑問に対して正しい答えが帰ってきた感じ。カイが昔はもっと平和を望んでいて…の可能性もあったけどね。

しかし、本当にカイの事好きだったんだなあとはなる。

でもって、普通にミリィが楽しくなって喋りまくってるのが、最終的に殺されるまでに至ってる理由なの、ミリィがド純粋野郎なのが悪い方向に行ってて好き。

今でこそ多少は現実を見れるようになった訳で、強くもなったけど、ミリィって純粋すぎるところがあるので、あらゆる所で痛い目には遭って貰わないとね、こういう世界観の場合は(

 

 

2話

紗衣奈がちゃんとラスボスしてていいと思う。

あと、アンラベルトリガーって、ヴァンプ用決戦兵器だったんすね。

なんというか、弾に対して仰々しい名前付けはるね。

覚悟不足マンではあるだろうからね、というかカイは母が黒でも可愛そうだから記憶をけしてあげてるの、普通に優しいんだよな、紗衣奈は紗衣奈で黒だったことに驚いてるし。

 

ミリィはここで種族間の憎悪の連鎖を止めなければって方向に舵を切れるから、クッソ強いというか、カイが殺したという事実をもってしても、母がそういうことしてたから悪いという方向で解釈できてそうなの含めて、強い女になった感じがする。

だからこそ平和に突き進まなければならないって感じが、ミリィが強くなったというか、現実を知ってなおもそのために動くみたいな感じがして良いね。

 

君等接点あったんかいっていう感じだけど。まぁ合衆国サイドだからね両方。

まぁナトレみたいなタイプがミリィを許せるタイプとは思えんしね(

 

若葉、属性が盛られすぎだろ。って感じがしますけども、まぁ境遇が境遇なので、複数陣営に跨りながら、かつ色々な方向への効果が強すぎる。

あとシルヴィはシルヴィって帝国への忠誠心がガチすぎるというかなんというか…

こういう所においての、ミリィの強さというかなんというか…言葉の使い方とかを考えても強くなったなあと思うし、カイはカイで普通に察知してるし、普通に全員クソ強いんだよな…

葉月が亡命したのは、先天性欠如牙症…の奴は他ルートで出てきましたけど、それがここに繋がるっていうのは、良い構造してるよな。創作彼女の時よりこういうのは上手になっている気がする。

 

ドチャクソショックを受けてるシルヴィは可愛かったです。

熊のぬいぐるみとか可愛いのが好きなのは、4コマとかで出てましたね。

シルヴィ、普通にいいキャラなんだよな…めっちゃミリィ好きだし。

 

でも、この出来事でようやく、シルヴィがヴァンプ特有の考え方を改めることが出来たのであれば、それは意味のあることだったんじゃないかなあとは思う。

というかこう、そこにレイリがいるってのが良いというか、レイリもそうだったからっていうのもあるから、許し合うことが出来るというかね。

 

ヘンリエッタ脱走してて草、ダメじゃねえか(

 

ミリィは、カイへの想いを理解しているし、それを諦めるべきなのも分かっている。

シルヴィは、現実的な話をするし、諦めるべきとは言うものの、幼馴染としては、幸せを選んで欲しい気持ちもある。

カイはカイで、ミリィへの想いは気づいているが、それはするべきじゃないと分かっている。

なんというかこう、全員がちゃんと分かっていてかつ優しいからの構図が中々に良いと思いませんか?

 

というのがあって、その上でカイと改めて回って、諦めようと思っていたんだけど、カイの相変わらずの言葉の良さによって、ミリィが確固たる覚悟を決め込むという流れは良かったんじゃないかなと。

覚悟を決めての告白、そして使えるもんは全部使ってやるぞの覚悟なんだよな。

平和への想いを、カイへの想いも利用して叶えてやるって感じというか、なりふりかまってられるかっていう気持ちが出てきている。

理想を叶えるためには、ある意味で汚いこともしていなければならない。

引き金を引く覚悟がなかったミリィが、ここからは引ける覚悟を持てたのでは?とも思えるシーンですね。

 

3話

シルヴィって、なんやかんや認めてくれるよね。

嫌だけど認めてくれるというかなんというか。ちゃんと尊重してくれる感じがあるのが良いんだと思うよ。

シルヴィとミリィで喋りながらえっち…って言い合ってるのもいいと思う。

なんやかんやこう、幼馴染なんだよなこういう所。

 

ソフィア明らかにショック受けてて草。

なんというかレイリルートより明らかにショックを受けているのが面白いなとも思うんだよな。

まぁ普通に好ましそうだったしな。普通にショックそうなのがなんとも…すまんなって感じというか。

 

ナトレもAIAに属していたんだなって。

まぁナトレの気持ちも分からないとは言えんからね。

とは言え突き出すカイの気持ちを考えると厳しいところもあるしなあ…って感じがする。

別に悪くないんだけどねえ…ナトレも(

 

ソフィアもミリィも普通にカイの事を心配してくれてるんだよな。

ミリィは代わりに泣いてくれるし。カイもしんどいハズなんだけど、そういうのがあんま出ないからなあ…

普通にこう、カイは周りで信頼してた奴らがいなくなりすぎてるんだけどな。

色々失っているモノが多い作品だけど、その中でもカイは随一だと思う。

 

 

だからこそ、なんで急にソフィアがカイを売ることにしちゃったんだろう?ってなる。

普通にカイへの好感度はソフィアルート並みに高そうに見えただけにね。

というか、足動かないの嘘だよの流れ、ソフィアルートでは敵に、ミリィルートではカイにっていうのは結構面白かったんじゃないかな。

そもそもあんま予想これは出来なかったし。ソフィア関連だと虚を突きやすいのでは?と言われるとそうかもしれん。

 

 

でもこう、それでも義理堅く感謝してくるカイに普通に気に入らないって苛ついてるの、なんかこうソフィアらしくねえよな。

それをアリーシャも気づいてるのが、こちらはこちらで長い付き合いだなと。

それをルーナとかオレグに相談してるのも、こう長年の関係があるというかね。

それだけアリーシャとしてはこの人しかいないレベルでソフィアに救われているからこそ、進言するのに悩むし、でもそれだけのことではあるから…

 

 

でもだからこそ進言することになるというか。

ミリィのものになったから、感情的になってませんかと。

それでちゃんと悲しそうにしているソフィアがこう…なんというか、このルートでもある意味で人の心を取り戻すじゃないけど、やってるなあって思う。

 

 

血を飲んでも感情が変わらないことにめちゃくちゃ混乱してて草。

多分あなたちゃんとカイ君の事好きだったことになりますけど。大丈夫ですか?大丈夫じゃないからこうなってるんだけど。

ソフィアルートでもミリィルートでもこうなってるの笑うんだよな。ある意味悔しさすらありそうだよな。

 

雲、変態でしたね。悪なんだろうけど、変態博士って感じのイメージの方が強かったかなって。いや、バケモンみたいなもん作ってるくせにどっちかって言えば普通に悪者側なんだから悪なんだろうけど、でも善悪とかじゃなくて好奇心で考えてそうだからなあ…とか。

ヘンリエッタヘンリエッタでこう、指示に対して律儀な上、そこに意思はなくても責任は取ってくるこの義理堅さが本当にしっかりしているというか…

この感じでヘンリエッタへの好感がしっかり持てるんだよな。お前は理由なくそんなことするやつじゃないだろ?って思えるし。

 

 

急に出てきたコード191。

なんじゃそりゃって感じだが、なんか激ヤバな物が動いていることが間違いないんだよな。

これであっさり雲をアルカディアに持って行かれているの、無能。

なんでお前らは普通にこの場で話を進めてしまうのかが分からんのよなあ…w定期的にこれを言っている。展開上仕方ないのは分かっているけど、毎回気になるんだよな。

 

しかしエステル所長が、佐藤大使はどうやっても予想できないだろって感じはある。

いや、一応それっぽい描写は考えてみるとあるんだけどね。

割と喋り方とか近いところあったような感じもするけど、これは察知するの無理な感じがあるんだよなあ…

言われたら分かる後出しジャンケン寸前感はある。いやまぁ確かに同じ空間に露骨にミリィルートでいなかったりしたんだけど…いやでもしかし…w

 

 

コード191、ヴァンプぶち殺し作戦でしかない。

穏健派も、勝てる戦ならという世論と、脅かされる潜在的な脅威というのを排除できるならって頷いちゃうのも仕方ないといえば仕方ない。

しかしこう、狂言誘拐の展開がバチくそ早くて笑った。あ〜狂言誘拐かなるほどねとはなったんだけども。なったんだけども相変わらずカードを切って解決までが早いんだよな。

しっかりハメられる所長もとい佐藤大使。一回だけ目が開いている瞬間あったけど、あんまりインパクト強くなかったなそういえば、糸目が目を開く時って怖いんだけどね(

 

 

ハインツ皇帝、普通に板挟みすぎて可哀想なんだよな。

ハインツ自体はそこまでヒュームのこと悪く思ってなさそうなだけに。

でも国の流れとして融和するのは民があまりにも求めてないからどうしようもないなって感じする。真っ向からやりあう以外の選択肢がないんだよな、帝国。勝ち目ねえだろって感じでしかないけど、民はヴァンプが一番強いの幻想に囚われてるようなもんだからな。

 

ソフィアも所長も、ミリィに生き残ってくれっていうの、割とアツい。

ソフィアも友人として考えてくれている、ソフィアがなりたかったものという感じがするのは、ソフィアルートから変わっていないのかもしれん。

所長は所長で、ちゃんとトリガー探偵事務所の所長としての恩とかも感じてくれている気もするし、ミリィという人をちゃんと見てそういうことを言ってくれている感じがある。

ミリィは平和を望んでいる。しかしこの戦争は避けられない。じゃあミリィはどうするんだい?という所で、センターヒロイン特権の4話への突入。

ロッコ問題の理想をミリィが捨てる時がやってきた訳です。

 

 

4話

ミリィが帝国を裏切って、合衆国に情報を流し、出来るだけ早く首都まで攻め込ませて、戦争を早く終わらせることで、ヴァンプが絶滅することを防ぐ…

あれほどにまで戦争が嫌と言ってきたミリィがここまでのことを考えるのは中々の覚悟でしかない。

平和を望んでいる人間はミリィほどの人間はいないだろうに。これの協力を取り付けてなんとかしようとしている。ミリィがいかに強くなったかを感じる所でもある。

 

ジョージ大統領との交渉において、レイリがちゃんと効いてきたってのは、このルートのグランド感があって好きかなあと。もう立ち位置が分かっているからね。

ジョージがしれ〜っと支援し続けてきた子供が、あなたが殺す側に回ってほしくないっていうのはそりゃあまりにも効く一手でしかないだろうよと。

これに関しては、ジョージの手のひら返しが早いとは言わん。それだけの愛を注いでいたのは、これまでの話を読んでいれば分かるし。

もっとお前ら真っ正面から絡んで話してる所見たかったけどねえ(

 

 

ミリィにこんなことさせたくなかったってカイが言ってるけど、本当にそうなんだよな。

誰も死んでほしくないって言ってた人間が、幾つもの人が死ぬ決断をしている。

それが救うためであっても、犠牲になるものがとにかく多い。それだけの覚悟があるんだよな。

ある意味で冷酷な決断と言えるが、極めて現実的な決断。それが出来るようになったのは素晴らしいことなんだが、理想を曲げている部分も間違いなくあるだけに…って感じがするよね。

 

 

こいつはただの変態。悪側なんだろうけど、変態。

 

ナダルくんはやっぱり憎めない気がする。

全然ボス感というか、悪感があんまないんだよな…それが意図されている物であるようにも感じるので、こう感じることはいいことだと思う。ナダル割と好き。

 

その覚悟に対して、周りも協力していく流れができていくわけで。

ソフィアが、ルーラー帝国の生き残りであることをこの流れで言う決断をするって言うのは、その一つであると思うし。

野望を天秤にかけてくるのは、ソフィアらしいと言えばらしいけど、ミリィを信じるからこそ、この危ない橋を渡ることを選択することになるんだから、ミリィの覚悟だよね。

 

それはヘンリエッタかてそう。

ミリィの覚悟というのを真正面から受け止めてくれているというか、この人には誠意を見せればついてきてくれる感じがある。このキャラの雰囲気でこの義理堅さというか、ちゃんと道を違えなければきてくれそうないいキャラに仕上がってるのめっちゃいいな。サブキャラがこの作品いい感じだよね全体的に。

そんでもって、この背中を最後ワンプッシュするのがレイリってのもいいと思う。

仇だと思っていた存在にこの言葉をかけられるようになったのは、レイリの成長でもあると思うからね。この流れで、このルートでもレイリは政治家を目指していくことになるわけだが、普通に有能政治家になれるポテンシャルあるよな、レイリ。

 

 

アルカディアを殺る、あまりにも詳細すぎるし、紗衣奈もいそうだから、紗衣奈は任せるから来ないかって言ってくれるソフィアくっそ優しいよな。

ソフィア拗ねてるの可愛い。めっちゃカイのこと好きじゃん。なあ。

 

ま、結局紗衣奈は切り捨てにかかってナダルだけ生き残る方向になったわけだが。

ナダルが本当はヴァンプだったっていうのは、こっちもかい!って感じがあってよかった。

確かにそうじゃないと共通の時点で死んでるか…とも納得できるし。

ヒュームじゃねえ!系統を繰り返すの結構ありだったな。こういうの繰り返すとだらけるのが普通なんだが。

ナダルナダルでそりゃレオンハルト家を恨む結果になるよなあ…っていう悲しい存在感がある。

なんというか、それが帝国の長いやり方でしかなかったから、仕方ないんだろうけどそりゃだめだろって感じではあるしな。被害者だなあと。

でも同じヴァンプで、ヴァンプくそ!って言ってるのと、なんとかヴァンプを生かそうとするのがいるって複雑だよな、こんなナダルにもミリィは協力して欲しいっていうんだからさ。

 

ギローイをヴィッキーって言えるの紗衣奈だけだろって感じはする。

紗衣奈はヴィッキーを使うことで戦争をどんどんやっていこうとしている所はあるよな。

お互いの思想が割とあってそうではあるんだけど。

こうじゃあギローイが全ての元凶なのかって言われるとそんなことはない気がするというか、人が信用出来なさすぎてそれはそれで可哀想なんだよな(

 

 

ミリィは全ての責任を取って処刑されたいって言い出すの、なんというかこう、お前はなんでそこまで…ってなる。

なるけど、理想に進めない現実的な選択をした上で、皇族としての責任を常に言いつづけてきたミリィがこういう事を望むことというのは筋は通っているとは思う。

思うけど、それはヴァンプのための選択なんだから、責任を取る必要はないし、レオンハルト家が悪いんだよな。まぁミリィはレオンハルト家だからこそ責任を取りたいんだろうけど。

シルヴィが生きていて欲しいって言うの、本当にこう幼馴染としての気持ちが出ていて…好きです。

 

 

 

ヤーコフさん、なんというか無能横暴感があるんだけど、でも自分の中での信念が見えたのはよかった。

失ったものに対しての対応としての一つというかさ。サブキャラ含めて進むべき道が見えている感じがするのがいいというか。

 

 

ジョージ、めっちゃいい穏健派のいい人なんだよな。
この人ずっと好感度良くない?現実的な物事の考え方はするけど基本すげえいい人。

レイリのことの恩も考えてくれているというか、だからこそ協力してくれているところもあるんだよなあっていう感じがするし。

ミリィの真っ直ぐさって割と周りに伝染してるからな、パワーすごいよこの戦争of戦争みたいな世の中で。

 

ミリィはこれをやって自分は責任を取って死ぬんや!の覚悟が本当に決まっていく。

いつものあの景色含めて、最後に自分の背中を押してくれって言いながらエッチシーンに入るの、重いってのってなるけども。

あとめっちゃ性欲強いよな普通に。あと明羽がこういう性欲強いんだなあ系統のエッチシーンも難なくこなすようになったのは喜ばしい限りです。ありがとうね明羽、お前がセンターで嬉しいよ。

カイはなんかやってるなあとは思う、でも今のミリィはこのまま行かせるべきと判断してウrのも、カイっぽいよね。

 

しかしもう、ミリィは合衆国に先に到達させて終わらせるためならば、全ての覚悟を決めまくってるんだよな。

あまりにもキメまくってる。悲壮感すらある、早く首都を落としてくださいって本当にやばいんだよな。

皇帝に自ら行って戦争を終わらせに行くのも含めて、キマりすぎている。危険とかもうなんでもいいと思っているこの覚悟がミリィの現実(いま)を選んだ結果なんですけども。

それにしても、強くなった上に、理想を通すための手段というのを、自分の責任として背負い込んでのコレは本当に…死ぬ気でってのはこういうもんなんだろうけどさ。

 

 

帝国もうめっちゃくちゃで行けねえのでは状態で、ナトレが助けに来るのアツいね。

なんかこう、もう出てくるだけでアツくなるので、ずるいんだよな。

ナトレがなんやかんや折り合いをつけてきてくれることも嬉しいしな。

お前のルートなんでないんだよ。豪華版ですらない。お前攻略対象になるべきだろ。過激思考からカイによって解放されてくっつくルートがあってもいいじゃん!創作彼女と言い、なんか攻略できないつよつよサブキャラがいる。なんで?(

 

 

ナダル君、やっぱり好きなんだよなあ…

ソフィアにいい感じに吹き込まれてそうで笑う。

でもいい形で共存できるifがあるなら見てみたいってのは、まぁ一応種族への気持ち自体はあったんやなってなる。ナダル君ってめちゃくちゃ人間らしいサブキャラって感じがして好きだなあ。色々お前か〜い案件が多い男でもあるが(

工藤はサブキャラ作るの上手だと思う。本当に。

 

 

シルヴィが最終的にここでやっと明確に認めてくれている感出してくるの、お前死ぬなよって思った。アツいけど死ぬなよと思った。死にかねないからさ一応。ないとは思うんだけど。

シルヴィは攻略豪華版なら可能。ありがたいね〜。

敵も味方も全ブッパ感があるの最高だよな。

でもここまで激アツ展開にする場合、ナトレとナダル君にこの場面の為のCGとかあっても良かったんじゃない?とは思う。もっと盛り上げられた気がするんだよなそうすれば。

 

覚悟ガンギマリミリィは、アンラベル・トリガーを引けますか?ということで。

紗衣奈の時は引けなかったわけだが、今回は父親に対して引くことが、戦争を早く終わらせ、ヴァンプの未来を繋ぐ一手として引けましたね。

ここまでの成長と、覚悟があってこその一撃ですよ。この辺りの演技も素晴らしかったねえ。

ミリィが引くのが良い。ここがカイじゃなくてミリィってのがいい。

 

で、やっぱりハインツパッパって国のこと考えてたし、現実も見れてたんだよな。

あまりにも悲しいけど、こうするしかなかったとは思うから、仕方ないのかなって俺は思います。悲しいけどね。

考えているからこそ、自分を犠牲にしてでもミリィを後継にして、共存の道を歩ませてくれたわけだからね、ハインツはハインツで覚悟が決まってたんだよな。

こうすれば自分をミリィが殺してくれて、そしてミリィが次の頭になるって考えてたわけだから。凄まじい親父だよ。妻がアレで良くここまで。

 

紗衣奈、極端〜。すっごい極端。

でもカイには見せようとしているんだよな。だからこう、カイのことは想っていて、カイは信用できたから、カイに見せようとしてるみたいな所もあってこう…こいつはこいつで可哀想なやつではある。

 

心の声が全部聞こえてきてたら完全に狂うだろって感じなんだよな。

そりゃ誰しも表に出さないことなんかいくらでもあるわけでさ。

これもそんな施設で人体実験してるから悪いんだよな。紗衣奈のせいではない。

でももっとやりようはあったけど、レガシーに狂っちゃったんだよな。

 

でもまぁ、それはそうだよなって言えるカイだからこそ、紗衣奈はずっと信用できていたんだろうなとは思う。

裏表がない、現実的にことが見れる、紗衣奈にとって安息の存在だったような感じがする。

そりゃお互い好きになりそうなもんで。でも紗衣奈は人でいられなかったんだよな。

 

昔のお前は言えてただろうが、言わなきゃ伝わんねえよという、非常にシンプルな答えに帰結していくの、なかなかに面白い。
ここまで広がりに広がり、かつ世界観として普通にファンタジー側の域にいるのに、紗衣奈が堕ちた理由が「本心を見ているのに本心を喋らなかったこと」になっていくの、結構いいと思うんだよな。

ここは特別性とかいらないというか、シンプルなものでいいというか。ちゃんと言ってお互いに考えていけば理解できたはず。紗衣奈への気持ちはみんな本物だったから、紗衣奈が言えば人類だって滅ぼしたぞとまで本心で言えるカイのドストレートさと、紗衣奈へのクソデカ感情が紗衣奈に対してぶちかませる要素だったとも言う。

 

レガシーが追い詰めたのは事実。でも人の本心を知れなくなるのも怖くはあった。

怖かったから抑えることはしなかった。なら紗衣奈のせいでもあるよな?ってのは、まぁそうなんだけど、紗衣奈はキレるよなあって。

でも、カイが言っていることは正しい、正しいからこそ紗衣奈はキレるんだよな。

 

とにかくミリィもカイも強いんだよな、精神的な強さと、確固たる想いがある。

アレだけのことをやられて、感謝を述べられるミリィもすげえと思うし。

苦しい中での決断、それをしてきたからこそ、欲しいものが得られる。そう信じてきたからこそ、紗衣奈にその選択を求められるように思う。

ラストバトルとしては、なかなか綺麗な形を作ってきたというか。

 

人体実験対人体実験の時間。

レオンハルト家の血の話は、ここのためだけにあったと思うと、まあ露骨な伏線でしたねとは思うけども、まぁいいでしょう。普通にこう、ヴァンプが血を飲まれるってシーンは面白いじゃんか、こう言うのは鉄板の中にも入るでしょう?

でも、もうちょっと早くかつ自然にレオンハルト家の血の話が出来てるともっと良かったとは思う。あと、普通にカイ君が人体実験されてた描写とかはなんで入れなかったんだろうな。

それこそ回想で雲とか入れてとか、そういうのでもっと孤児院がゲキヤバだったよってのを見せることは出来んかったんかな。まぁ別にいいか…(

 

 

人の心が読める紗衣奈が、自分の心は読めなかったってのもいいと思う。

というか「寂しかったから」「……馬鹿だな。もっと早く、そう言ってくれたらよかったんだ」って会話はめちゃくちゃ良い。

このラストバトル、紗衣奈とカイの会話、かなり良かった。工藤ここまで出来るんだなってちょっと関心しちゃった。

紗衣奈、それでもしんどかっただろうけど、なんとか折り合いがつく世界線はあったようなそんな気もする。悲しいね。

 

本当にちゃんと約束を果たそうとカイはしたけど、ミリィが止めましたね。

憎しみの連鎖は止めなければならない。ミリィは母親をカイに殺されてるけど、その連鎖を止めたように、カイと紗衣奈も約束があるけど、ここで止めなければならないって感じだよね。

というかこう、ひと思いにやっちゃってよって感じで、敗北を受け入れている感じがあるのも良かったよね。紗衣奈、やっぱりカイの事めちゃくちゃ信頼してたからこそ、そういう裏切りはないんだよな。というか紗衣奈の中では仲間を殺したのを含めて、カイの為だったからね。

 

 

死ぬ気だったミリィを、いや死なせるわけにはいかんよお前しかおらんねんからって言うの、中々ミリィの覚悟に対しては失礼とも言える部分があったような気はするんだけど、でもその通りでしかないからな。

全部自分のせいにしてもいいから生きて欲しいって言うシルヴィもめっちゃ良かった。やっぱり幼馴染なんだよな根本として。というかあまりにもミリィの幸せを願いすぎているとも言う。

「お前は一人の少女か、それともヴィルカール帝国最後の皇帝なのか。どっちなんだ?」はずりいよな。ずっと皇族であることを言い続けてきたミリィに対して言うのは、頷かせる為の手段をカイがあまりにもしっかりと知っている。という事でもある。

現実を選ばざるを得なかったのは間違いないが、その現実を選び切り、未来につなげることが出来たのはミリィの決断があったからこそなんだよな。

ということで、東西ヴィルカールが爆誕。ドイツかな?

 

エステル、普通に所長気に入ってて笑う。

なんというか、大使が似合ってるタイプでもないのはそうだからな。

合衆国の為を選び続けていた人間が、合っている方を選べるようになったってのは良いんじゃないかなと。

 

それを言えば、ナトレ、このルートだけ唯一死なずに済みました。良かったね。

どうしても過激派思考から抜けられないところもあったように思うんだけど、それを乗り越えることが出来たって感じが…良かったねって思う。

ナトレ、めちゃくちゃ攻略したいんだけど、パッチにすらいない。セフレから本当の恋人にさせてもらえないんですか!?

 

相変わらずこういう所だけ工藤は明確に言わねえんだよな。

何をどうしたってなんか言わない。でも創作彼女よりもわかりやすかったんじゃない?

確実に飲ませたよね、血を。すっげえ飲ませて忘れさせてるよね。

記憶改竄、最後はこういう形で使ってきましたか。キレイですね。全部殺して終わるのかと思ったら。というか、記憶改竄でレガシーまで消えるの?いや消えてるんだけど多分。万能過ぎない?

私はあなたに殺されますは記憶してるのそれはそれで怖いんだよな。

でも交わることは今後ない。平和を望んでいる紗衣奈にとって、平和な国を作っていくことがって感じになってるのは良い。

 

今度こそ種族の融和を目指していき、東西に分かれたヴィルカールの壁をとっぱらい、いつか一つに戻す。

自分たちの間違いを認めて、進んでいくこと。

ミリィも凛々しくなったもんですわねと。

 

すげえキレイに終わったんじゃない?

いやまぁ、別に『過去と決別する引き金(トリガー)をひくための手伝い』はめっちゃトリガーをねじ込んだなとか、思わなくはなかったけど、まぁいいやろそんなことは(

依頼で締めるの、なんか絶対キレイになるから良いな。ソフィアは報酬、ミリィは依頼。

依頼の報酬は残りの人生全てってのも含めてこう、いいじゃん?キレイじゃん?

創作彼女もそうだけど、終わり方割と上手だよな。いや良かったんじゃね?一番心配してたルートだったけど。

 

ミリィルート、心配だったのはとにかくミリィが平和を求めすぎている事。

この作風において完全な平和というのは確実に求められないだろってくらいには溝が深いのは明らかだった中で、どう折り合いをつけるつもりなのか?って所だったんだけど。

まぁ極めて現実的な手段を取ったと言えばそう。道半ばであることは間違いないし、その理想への道に向かうことのスタートラインに立つまでって感じであるし、その上でミリィにおける人間性の成長という所も大きかったのかなと。

共通の時点でしっかりと成長は感じられる所ではあったんだが、その中でも現実というものを叩きつけられながら、その現実に対して理想を一回置いて、理想に進むための現実を選ばされながらも、その理想の為に現実の選択を突き進んでいく強さというのを出せたのかなと。

もっと具体的に強くなっていく覚悟を…!と言えなくもないけど、まぁそれは求め過ぎなのかなって感じがするし。

ソフィアが血迷ってるのとか、レイリが大統領とかヘンリエッタに言葉を投げかけて…とか、他のキャラも活躍度合いが高かったなと。

サブキャラ含めて一定の見せ場がある感じが良かったとも思う。

ラストバトルがしっかりアツく、喋っている内容が面白かったので満足ではあるかなと。

十分でしょうこの出来。

CVは明羽杏子。ミリィは合ってたなあ~って思う。こういうキャラで強さと優しさと凛々しさを兼ね備えている感じが出せるのはさすがって感じ。エロゲ声優の中でも今現役組なら本当に最強の部類に入ってくるよなって思うし。

求められることが多かった役をここまでやってくれるのはありがたい。今後もよかったら頼むわ。

 

 

雑総括

ということで、最後にちょっとした総括を。

今回工藤啓介の二本目のフルプライス作品ということで、かなり作風を変えてきたなあというのがやはり第一だったわけで。

こういう作風のイメージがまったくなかった中で、どうなんだろうなあって感じはするんだよね。

そもそも適性があるのか?とかそういうことも心配だったわけだが。

 

結果的に言うのであれば、恐らく適正としてはそこまでなかったんだと思う。なかったんだと思うけど、その中で頑張って書いてくれたのかなという印象。

適性外感はやはり感じる部分はあるというか、暗くて重い感じに対して苦労はしたんだろうなと思うのだが、その中でこういうのを書きたいと思って、それを上手く形にしてくれたんじゃないかなと思う。

こういう作風でも、工藤啓介のこれまでを踏まえての期待値という所にそれなりにちゃんと到達してくれている感じがある。

 

工藤啓介のエロゲって、それなりに粗があるんだけど、なんか下振れしないんだよなそんなに。

なんか大体それなりにちゃんと面白いなくらいの感じ。今回もそんな感じだったかなと。

ただ、粗はあって、それを上回るプラスみたいなモノが出せるわけでもないから、上振れもそんなにしないっていう。

今回も良くも悪くも工藤ゲーだなと。そう思うかなあと。

ちゃんと書いているのに、どこかに物足りなさと粗さを感じてしまうのが工藤ゲーだと思う。ただ、この同じことをこの作風で言うことが出来たというのは、工藤作品としてはまぁ成功の部類なのかなあと。

 

相変わらずキャラの造形とかを作るのは上手な方で、それぞれのキャラを掘っていくと面白い部分があるんだよなと。

サブキャラとか含めての所で言うと本当に上手なんだよな、相変わらずだと思う。

非攻略キャラ、豪華版攻略可能キャラ含めてクオリティが高いというか魅力的に作っている印象がある。創作彼女のときからそうだったけど。

マジでナトレは流石に攻略させろや感があるが、出来ません。

 

相変わらず共通のクオリティは高いんだけども、創作彼女の方が上振れてた気はする。

今作において一番気になるポイントは、引きを作ろうという気が強すぎたことだと思う。

工藤啓介と言えば、それぞれの話数での引きが強く、次の展開が楽しみになっていく感じがあるんだけど、それにしてもちょっと今回は意識が過ぎた場面もあったのかなと。

作風的に引きを作りたくなる気持ちというのは非常に分かるんだけど、それにしても唐突が過ぎる場合、インパクトがある引きの割に続きの話がその引きに対して小粒な内容であることも結構あった感じがあり、ここはマイナスポイントだったかなと。

まぁこれは工藤全体的な話だが、面白くする上での山の展開を作るのが上手いのかヘタなのか良く分からん。きっかけを作るのはそれなりに上手なんだけど、それを活かすのが上手じゃないというか、展開が早すぎるんだよな。

これはルートの展開の速さもそうなんだけど…なんかこうカードを切るのはいい感じなのに、そこからの展開が速すぎて、もっとインパクト出せそうな所でそうなってないんだよな。

実際大分前から伏線を置いて、それを有効化するパターンとかならそれなりにいい感じだったので、テンポ間が大事なのは分かるんだけど、もうちょっとその展開は引っ張って解決した方が面白さが増したぞ?ってのは、今回も感じた。

 

創作彼女からの良化ポイントとしては、構成面の所はかなり良くなったのかなと思う。

今回は共通が6話となり、ルートが3話、ミリィだけ4話という構成で、ルートが長くなった。

なお、これでも創作彼女が短かったので、別にそれぞれのルートがすごく長くなったという感じではないのだが、それぞれのバランスという所は良くなったように感じる。

恐らくそれでも短いと言う人間はいるとは思うのだが、それでもバランスは明らかに良くなった。

それぞれのルートで掘れることが増えたように感じるし、創作彼女は出来が2/2くらいの感じがあり、(いやまぁエレナも悪くはないんだけど、桐葉逢桜がやっぱり強すぎる)格差を感じる部分もあったのだが、この格差もかなり是正された印象であり、レイリルートでも一定の感じは作れたんじゃないのかなと思う。

ただまぁ、長くなったからその分面白くなったのか?と言われるとそれは分からん。長ければ面白くなるわけじゃないし。

 

あと、Campus時代からの伝統である異常ロングエッチシーンをアフターに回したのも偉い。

この作風で異常ロングエッチシーンをやめないの、頑固だなあとは思うけど、やりたいならこんな感じで良いと思う(

 

ミリィルート、本当に不安だったんだけど、めっちゃ現実的なやり方をして、それをミリィに背負わせるのは良かった気がするんだよな。

理想に向けて、現実を見なければならない、理想を追い求めるためには覚悟が必要。それをちゃんと形にはしてくれたように思う。

そんでもって、紗衣奈との決着方法を血を飲ませるっていうのは、平和と約束の両立感があってよかったというか、機転が効いたなって。

こういう機転が効いたな、長期的に上手いこと回収したな…みたいなのがもうちょっと増えてくれるともっと良いんだけどなあって感じ。

 

やっぱり慢性的に工藤ゲーは先が見通せすぎるんだよな、後の展開において予想の外から殴られる回数が明らかに少ない。筋を通すうえである程度見えてしまうのは仕方ないんだけどな。虚を突いてくれたのはソフィア関連の系統くらいだと思う。ソフィアはそういう意味で何を考えてるか分かんねえキャラってのもあって楽しませてくれたんじゃないかなあって思う。

まぁあと雲もそうだけど…作ってる割に登場頻度少なすぎたというか、作ってましたバーン!以降ただ逃げられて特にだったので、お前はなんなんだよ感があるんだよな。

あとやっぱり適正の作風ではない。色々頑張ったのは伝わってくるんだけど、参考にした作品が思い浮かぶ場合が多い。この作品はノベルゲームをプレイしていなければいないほど面白いと思う。既視感を覚えないから。やっていればやっている程展開に既視感を覚える。既成作品のキメラ要素がアントリは高めなので。

 

心に残る神ゲーに到達しない程度の良ゲーは作ってくれるので、安定しているから助かるんだけど、毎度惜しさを感じずにはいられないのはなんなのか。

サブキャラの信念ある立ち回りと、それぞれ信念を持ちながら、カイという主人公を介して変わっていく部分もあるメインヒロイン。それに応えるようにサブキャラや他のヒロインも…みたいな感じはあったのはよかったと思う。

カイ君がちゃんと主人公してたのも良い。好感が持てる主人公というか、コイツはコイツで考えがしっかりとあって、その上でヒロインから好まれる理由が分かる奴だったなと。

いや、なんでコイツ好まれてるんだよ、ほっとけないからか?ってやつも良いんだけどね(愛内周太く~ん!!!!)今回はこういうカイ君みたいな主人公で良かったなと。

 

メインヒロインがメインなんだけど、でもやっぱり紗衣奈がいるというか、紗衣奈が如何に特別なのか?というのを感じさせたのも良かった気がする。

全く攻略ヒロインでもないし、ラスボスだと言うのに、この紗衣奈という存在が如何に特別で、初恋相手で、殺さねばならない相手だったのか。どれだけ大切だったのか。

殺してしまえば、無力化してしまえば、思い出になってしまうのが淋しい存在だったのか。その重さを感じられたのは、良かったような気がする。

 

風呂敷はちゃんと畳み切ったと思うし、安定の工藤ゲーは、この設定でも工藤ゲーの範疇に収束する!って感じで良かったと思う。

ちゃんと続きが気になる。読めても気になる王道さ。この作風でも基本ストレートを多投してくるんだなとはなったけど、でもそれでこそ工藤ゲーだったのかなと。

この難しい作風で、ちゃんとやったってのが偉い。この挑戦でちゃんと面白い部類に入ってくるのは凄いと思う。学園モノの方が向いてるとは思うけど。

下振れもしない、上振れもしない。この安定感こそ工藤のエロゲ。今後の作品にも期待していきたいところ。適正じゃないとこでここまでやれるなら

 

とりあえずなんで立ち絵を斜めにしているのか意味が分からないので、アレはやめましょう。どういう意図なん?

あとほぼ脅迫みたいな豪華特典の豪華版やめてくれ、買わないと流石にまずいって言いながら2万はキツイ。今度はArchiveで2nd Projectやろうな!次も期待しています。

 

以上。