(当ブログAboutより引用)
このブログでは敬称を付けるのをやめました。
理由としては固有名詞が登場する回数が多く『さん』をつけていると見栄えが悪いのと、たまに外すと「敬意がない!」と言われるくらいであれば、最初から全部に付けないほうが良いなという結論です。筆者は声優さんに関しては尊敬が基本であることは前提です。
ただ、人気の割に技量がな…と思う声優を普通にDisり、良いと思う声優はたんと褒めるだけです。
これはエロゲとか関連にも該当するので、当記事でも敬称ないよ。
【注意】
当ブログは『9-nine-』のネタバレを含みます。
未プレイ者は見ないほうが良いと思います。まぁ重大なネタバレという訳ではない気はするけど、割と大事なこと言いがちなので多分…
おにじと申します。
え~、ネタがないです。
最近エロゲの話ばっかりしてる気がするが、意外とバランスは保てているらしく、意外だなと思っている。
まぁ今回もエロゲの話になってしまうのだが。
今回は、割とぱれっとってムーブが下手くそだよなっていうお話。
端的に言うと”無能”という言葉に集約されてしまいそうな気もするが、それを雑に”無能”の一言で終わらせるのは普通に可哀想。
そういう雑なやつは嫌なので、とりあえず思い出してみようという感じ。
今回は、比較的直近のムーブだけを拾いつつ下手くそか!って言うだけの記事である。
- 基本的に9-nine-における話しかしない
- ぱれっとが『9-nine-』シリーズを出すという事は元々どういう事だったのか?
- 9-nine-が成功したのは誰の功績の割合が大きいのか?
- なぜ全年齢版(PC版)の発表をあそこまで大々的に行ってしまったのか?
- 功績者のかずきふみへの冷遇の始まり・新章における理想形は世に出ることはなく
- 展開したいのは分かるが、作品の性質上通すべき人間がいるはず
- 大々的な発表で進捗ゼロと、知ってた発表で確実に出る。どっちがマシ?
- 慣れてないのか、経験値を取得できていないのか
基本的に9-nine-における話しかしない
今回に関しては、基本的に最新作群である『9-nine-』に関する話しかしない。
その前の話は、筆者的にもまだエロゲやってない時期に完全になってしまう為、言うべきことでもないし、昔のデータだけを見て語るべきでもないだろう。
というか、まぁ普通に『9-nine-』の話をするだけで一定お腹いっぱいになるとも言う。
まぁそれでもいつもの当ブログのことを考えれば、そんな長くならない気がするけど…(
ぱれっとが『9-nine-』シリーズを出すという事は元々どういう事だったのか?
そもそも、『9-nine-』というシリーズを考えていく上で、もはや結構前(5年は前)になる『9-nine- ここのつここのかここのいろ』(2017)発売…というか、『9-nine-シリーズ』を発売するという事が、ぱれっとにとってどういう事だったのかという話をしておきたい。
ぱれっとの当時の最新作は『恋がさくころ桜どき』(2014)である。
『さくさく』となると、『恋がさくころ桜どき さくらじ』が夏峰いろはと綾部結花で行われていたとかいうエロゲ声優の歴史みたいな側面も存在する作品であるが(そういう紹介の仕方普通にしないからこの作品)
『ここいろ』の作品発表は『TSUBASU IZUMI×PALETTE 14th PROJECT ぱれっと新作発表会』(2016/8/11)に行われており、既に『さくさく』発売から、発表の時点で2年以上経過している。
まぁ『ぱれっとクオリア』で『オトメ*ドメイン』(2016)がこの年の6月に発売されているので、系列を全部まとめるならそこまで間は開いていないという言い方も出来ることは考慮するべきではあるが、その前のインターバルを考えるとちょっと長いこと開いている感じになっている。
その上で、『9-nine-』は、ぱれっとにおいて、初めてのロープライス分割作品となった。(間違ってないよね…?)
これは大きな事柄というか、大きく舵を切ったという言い方をしていい物である。
やはり価格帯が変わるということは、ボリュームが変わるわけであり、ブランドとしてはいつもより待った上に、直近出てくるものの量はいつもよりは多くないという形になった訳で。
そして、分割つづきモノということは、やはり最初の方の作品は出せる情報というのが限られてくる部分も存在することを考えると、やはり最初は一定の反発は生まれてしまう所はあるわけである。
最近は、ロープラで出す所も増えているとは言え、ぱれっとというブランドがこの方針転換をしたという事は大きな事例として考えられるべきであり、ある意味空振ってしまうと結構今後に大きな影響を与えてしまう奴であった。
9-nine-が成功したのは誰の功績の割合が大きいのか?
実際の所、『ここいろ』は一部では『有料体験版』という言われ方をするくらいには本編的な情報は少ないというのは実情ではあったり(いや出来が悪かったってことではないんだよ)と、分作だからこそのデメリットも存在したことは事実だろう。
この『9-nine-』シリーズにおいて、発売までのインターバルが1年だった事もあり、比較的分作としてはインターバルが長めだった事も一定影響したのはありそう。
とは言え、ご存知の通り結果的にこの『9-nine-』シリーズは一定の成功を収めることになる。
特に第3作『はるいろ』(2019)において、評価がより跳ね上がった世間的な印象であり、4部作の終結となる『ゆきいろ』(2020)の評判も素晴らしく、作品全体としての評価はかなり高いものと言って問題ないだろう。
ぱれっとにおいても、大きな舵を切ったと言える初の”ロープライス分割作品”は、色々とリスクもあったはずだが、結果的に大きな成功を収める事になった。
では、この『9-nine-』というシリーズが成功を収められた理由というのはなんだろうか?
勿論、ぱれっと(クリアレーヴ)がここまでしっかりと完遂させた事は評価するべきである。
最低限の事であるが、それはある意味でエロゲという媒体においてシリーズモノがしっかり完結するとは限らないという事を考えれば、まずそこを評価せざるを得ない訳である。
それこそ昨年発売された『ふゆから、くるる』(シルキーズプラス / 2021)は、ブランドが変わって最終作が出た特異的な作品…とかそういうのはあったりするけど(SF四季シリーズ、元々はすみっこソフト)ちゃんと終わらせてくれることに越したことはない。
また、キャスティングや、作品を作る上での資金、ゲームとして動かすためのスクリプトなどなど、ぱれっとが存在しなければこうはならなかった部分というか、ハード的な部分に関してはそりゃ作るんだから一定の功績というのは存在するだろう。
特にキャスティングに関しては非常に筆者的には評価している。全部指名って記憶してる(というか最近のエロゲに関してはオーディションするよりも指定の方が圧倒的に多いらしい。まぁだから割と声優偏ったりするんだろうけど)
まぁとは言え、今作に関しては色々な元々の状況とかを考えると、MVPがぱれっと・クリアレーヴというわけではないだろう(というかまぁ基本的に成功したエロゲとかでMVPがメーカー・ブランドになる事はないと言えばそう)
…と、言いたい所だが、一つぱれっとが他のエロゲと違って頑張った所が存在するので、これにはしっかり触れておこう。
それはエッチシーンの絵が動くという事。『9-nine-』シリーズにおいてのエロゲとしての一つの特徴と言っても良いポイントだった感じはする。
筆者はこれてっきり『e-mote』とかで動いているんだと思っていたのだが、よくよく調べても結局これ何で動かしているのかよく分からなかった(以前の記事でe-moteと書いてしまった気がするので、後で削除しておかなければ…)
これがまぁ割とちゃんと動いており、普通の絵をここまでちゃんと動かすのは普通に労力がエグいだろうなあという感じ。
また、こちらコンフィグでON OFFが選べるので、動かしたくない場合は動かさないっていう選択が出来るのも良い所だと筆者的には思う(絵をちゃんと見たい時もあるでしょ)
ということで、まぁぱれっと・クリアレーヴにおいても、一定の役割…というか、それ以上の要素も存在している感じではある。
とはいえ、やはりこの作品が出た時の状況というのは、割と逆風にも近い要素すらあったわけであり、大きな舵を切った事に対して、上記のような事だけでそれをひっくり返せたかと言えば、それは否となってしまうだろう。
それだけでは今回のような成功というのを収められなかった。では、何が要素か?
…みたいな振りをしなくても、まぁ一定分かってるような気はするけどw
まぁ、やっぱりシナリオのかずきふみと、原画の和泉つばすの功績っていうのは大きいだろう。
やはり絵という部分も大きな要素と、どうしてもどんなエロゲでもなってしまう訳だが、和泉つばすの絵というのは、なんだかんだとぱれっとにおける大きな要素と言えるし、癖がある側の絵だとは思うが、割と万人からの評判も良い印象がある。
今作においては、日常から戦闘、残虐とも言えるシーンまで、色々な要素がある作品と言えた訳だが、その辺りをしっかりと全てにおいて描き、クオリティの高いCGが並んだと思うし、
前述したエッチシーンが動くというところにおいても、絵側でレイヤーが分かれていたりしないと変な事になるんだろうし、そういう所での労力という部分でも、かなりのものという言い方も出来るだろう。
キャラも勿論可愛いし、それぞれの特徴が出ているし、魅力的な作品に仕上がったのは、絵という要素は無視できない。基本的に常に出ているモノですからね。
そして、何よりもシナリオという部分が大きい。
やはり、かずきふみが書いたシナリオというのは、作品の評価という所の一番大きな比重を占めるわけである。
この『9-nine-』という作品が評価されたのは、このシナリオの部分が非常に素晴らしかった所が大きいだろう。
分作である所を活かし、色々な視点や、時系列という所を複雑に絡み合わせながらも、その上でしっかりと全てが繋がっているという構成はなかなか出来るものではないだろう。
その上で複雑なものを比較的分かりやすく説明してくれることで万人に受けるな内容ともなったし、色々と考察をするという面でも面白いという、深いのも浅いのも対応できた所も素晴らしい。
エロゲである意味というのもしっかり存在したし、色々な意味で非常に良いシナリオ、バランスが取れたシナリオという言い方が出来る。
複雑な話ではあるのだが、一定ちゃんと分かりやすい所もある。
深堀りすれば、それはそれで面白さが出てくる。
キャラクターが立っているので、それぞれのキャラへの思い入れというのも大きくなる。
そういう所含めての良さ。
しっかりと分作である意味も出したことにもより、分作である事に対してのブーイングは結構少なくなった印象(まぁ分作の癖に1年に1本なんかいっていうのはあったとは思うけど)であり、やはり内容で黙らせたという所は大きいと思う。
そういう意味で、今作においての功績の割合が一番大きいのは、”かずきふみ”なのではないかなと筆者は考えている。
…という所を考えた上で、ここからのゆきいろ以降のぱれっとのガバガバさを考えていこう。
なぜ全年齢版(PC版)の発表をあそこまで大々的に行ってしまったのか?
こういう事を、実際の所こういう所に記載することはアレだとは思うのだが、『9-nine-』は発表された時点で、一定全年齢を出しそうな雰囲気というのは確実にあったと思う。
というかまぁ、言うて元々の声優の並びで結構お察しな所はあったと思う。
なんならアニメ化まで見据えてたりしますか?みたいな所まで思うくらいには。
なので、別に筆者は全年齢版で出すという事自体にそこまでの驚きはなかったし、むしろ当然の動きという気はした。
まぁ、『ゆきいろ』まで終わってみると、割とエロゲである必要性が強めだったり(体液交換はキスでも可だけど、やっぱ性行為の方が話がバチっと通る感じはする)、せっっかくHシーンアニメーションなの全部おじゃんにするのクッソ勿体ねえなとか、そういうのは普通にありはした。(普通に勿体ないからねえ…)
まぁ色々と作品として思ったよりエロゲである意義があったからこそ(それは大変ありがたい話である)出てくる弊害とも言えたのだろうけど。
こういうのはあったにしても、まぁ全年齢の可能性というのは、考えていた人間というのは少なくなかったはず。
だから、別に全年齢を出すという事にはなんとも思わないのだが。
ただ、なんであんなカウントダウンとかムービーとか作ってまでPC版全年齢パックを大々的にやってしまったんだろうか。
色々とアホでしょなんかもう。
そもそも煽りすぎ。新章があるにしても、流石に煽りすぎ。君等それこそゆきいろまででもそんな煽ったことなかっただろ。その程度の情報で煽るんじゃあないよ。
言うて鯖落ちするような内容ではなかったんだよなあ結果的に。
言うてムービーであそこまでHPに誘導するような内容でもなかったんだよなあ…
なんというかこう、販促のやり方が下手くそ。もっとサラっと発表してくれ。
そのくせ新章の記載がサラっとしてたのもよく分からん。まぁ確かにそんなに長い内容じゃないのかもしれないけども。でも、一応既存プレイヤーの一番の大きな要素まであったんだから、もうちょっとどうにかならんかったんだろうか。
あと言えることは、これがPC版で出たことによる、絶対もうCS全年齢出すじゃん…みたいな事は目に見えた訳である。
なんというかこう、ここから基本的にぱれっと・クリアレーヴ君間違える事の方が多い。
功績者のかずきふみへの冷遇の始まり・新章における理想形は世に出ることはなく
結局ぱれっと・クリアレーヴにおいての、『9-nine-』のここ最近のムーブにおいての一番のアレな所は、結局この作品においての最大の功労者と言っても過言ではないかずきふみを通さないで何かとやりすぎな所に尽きる。
誰のおかげで初の分割ロープライスが成功したと思ってるんだ!案件(勿論、かずきふみ以外の功労者もめっちゃいるんだけどね)
まぁこれは新章の所から始まったという言い方が出来る訳だが。
そもそも、これは新章仕様、新章販売方法の所くらいからのような気がする訳だが。
まず発売仕様に関してだが、以下の通りだった。
まぁ解像度やら、立ち絵鑑賞やらなんやらかんやらにおいての差がそれなりに存在した訳である。
そりゃ全部のパックを買って欲しいのは分かるのだが、にしても既存プレイヤーに対しての仕打ちがアレであった。
単品販売だと今までと同じ解像度(1280×720)になるみたいですね。
— かずきふみ (@ka_fumifumi) 2021年1月18日
このツイートの後に「なんでやろ」とツイートしていたこともあった訳だが現在は削除されている。
こういう感じでかずきふみのTwitterは今後割と普通に『9-nine-』の動きに対してのツイートがちょこちょこ出てくる(割と普通にちょこちょこってどれくらいだよ)
そして、新章の内容に関しての方だが、こちらに関しても、かずきふみとしてはエッチシーン含めて考えていたことが掲載されている。
既に発表されているのは、来年4月の『9-nine-』ですね。
ただの全年齢版ではなく新章が追加されております。
あくまでも【個人的には】になりますが、“新”章ではなく“終”章のつもりで書きました。
予防線を張るみたいでこういうことを言うのは卑怯ではありますが、エピローグの追加みたいなものなので、もう一波乱的な内容ではないです。ボリュームたっぷりというわけでもないので、あまり期待せずお待ちいただければと思います。
追加シナリオだけ気になるという方は、単品販売の方を買っていただければと思います。
ただし、単品販売の方は一部仕様が異なるそうです。
具体的にどこが違うのかは僕も把握していませんが、ストーリー自体に変更はないはずです。
今回は全年齢版となっていますが、僕はHシーンを書く気満々ではあったので、なんらかの形で実現できたらいいなーなんて勝手に思っています。
こういう言い方しかできないのも卑怯ではありますが。
とにもかくにも、『9-nine-シリーズ』はみなさまに支えていただいたおかげで、終章(あえてこう書きます)まで書くことができました。誠にありがとうございます。
結局の所、新章に関しては全年齢版しか現状存在しておらず、今の所R18版の予定というのも聞こえてこないので、かずきふみ理想形のモノは出ることなく現在を迎えているという言い方が正しい。
…まぁ言うて『新章にエッチシーンが増えたよ!』でどれくらい追加で稼げるものなんだろうか?っていうのはなくはないんだけど…(でもここならそれくらいの集金しそうな気もするんだけどね)
展開したいのは分かるが、作品の性質上通すべき人間がいるはず
『9-nine-』は非常に人気のシリーズだし、全年齢に展開する事で、より大々的な展開というのが可能である。(この辺はそれこそ法とかの関係が絡んでくるので、これはどこでもそう)
元々から物販などで力を入れていた所は存在したわけだが、イベントや他のモノをより出せる感じとかそういう感じにはなっている。
そういう意味で、色々と展開したいのは分かるし、展開するという事自体に意義を唱えようとは全く思わないのだが(むしろそこは展開する方が良いと思うし)
ただこの作品においては、結構世界観的な所も複雑な所が存在するわけであり。
まぁ別にプレイする側はこの複雑な所を正確に認識している必要性まではないと思うのだが(勿論こういう所を深堀りしたりすることはそれはそれで楽しいんだけどね)公式はあくまでも公式が出すものなので、何かしらの相違がある事は普通に問題になるわけである。
そういう意味で、ASMRを出すにしろ、イベントで何かしらの台本を出すにしろ、かずきふみを通さないっていうのは普通にアウトだと思う。
まぁ通さないにしても、それでちゃんと設定に相違がなかったり、違和感というものがなければそれでも良いとは思うのだが、残念ながらそういう感じでもなさそうである。
ASMRにしろ、イベントにおける台本にしろ、違和感及びそもそも設定においての問題みたいな物が存在している様子。
関与していないことや、設定においての話がかずきふみのTwitterから出てくるという時点で普通にどうなんですかみたいな状況。
まぁASMRって制約が多いのは分かるんだけど、それにしてもゴーストの設定は完全にガバっていたりと、ぱれっと側も設定を理解しきれてないのが普通に露呈することでしか無いみたいな感じなのがよりアレ感を増幅させているところもありそう。
というか書いてる人間に話を通さないってなんだよ、そもそも論的にアウトでしかないだろ。いやまぁはよ出したいとか、かずきふみサイドが忙しいとか、事情は存在するのかもしれないが、公式が公式なのかどうかみたいな次元になるのは、普通に作品に泥を塗る行為になりかねないから、そういう事すんなよと思う。