おにじと申します。
今回は、エロゲ体験版感想。
5周年を迎えた(だいぶ前に)DiGinationから新作。
分割の可能性もありそうなDiGination『FLIP*FLOP ~INNOCENCE OVERCLOCK~』の体験版をプレイしたので、簡易感想を。
プレイ前所感
FANZAのエロゲ、DiGination。なんだかんだ出してきて、5年が経過。
そんな中で登場した新作が『FLIP*FLOP ~INNOCENCE OVERCLOCK~』である。
5周年目にして『DiGination』ブランド名義で初めて出ているってのがまぁよく分からん。よくよく考えてみると、全部ブランド違ったんだなアレ。Azuriteとか、Heliodorとか、FANZA GAMESとか。DiGinationはCUFFSみたいなもんだったんだな(CUFFSは昔は出してただろ)
そんな今作、ロープライスエロゲではあるものの、力は結構はいっていそうだし、サブタイトルがついていることや、原画の配分的に分割の可能性もありそうな注目タイトルである。(単発の可能性も普通にあるけど、HPのURLが”flipflop_io"なので、IOが色々変わるんじゃないの見たいな)
キャラクターデザイン・メイン原画はDiGination系では『タマユラミライ』(Azurite / 2019)で原画を担当、一時期はSAGA PLANETSでも一部原画を担当していたこともある茉宮祈芹。
企画・シナリオは、数多くのエロゲシナリオを手掛けている保住圭というラインナップ。
その他スタッフ陣も結構なメンツが並んでおり、ロープラの割には強そう。
なんたって茉宮祈芹エロゲ久々。それこそ『タマユラミライ』ぶり。
あと声優の並びが良い。
完全に今のエロゲ業界でのヒロイン役を安定させてきた北大路ゆきがヒロイン。
ここに緩急魔術師小波すず、妹幼馴染始めとにかく強いくすはらゆい、新人が出尽くした中でここに来て名前を見るようになった注目の新人榎本ねむ…と続く。
ちなみに、くすはらゆいと榎本ねむでラジオをやっている。榎本は初ラジオ。もうくすはらが引っ張る時代。
設定は近未来的な設定となっており、スマホが時代遅れの時代らしい。
ヒロインは実体がないらしいんだが…まぁ最終的にエッチするからどこかで実体を持つんでしょうね。っていうのはもう分かってる感じですね…(
どうなんでしょう。
どうでも良いけど、『DiGination』って、『デジネーション』なんだけど、なんか『ディギネーション』って読みたくなる。DIGITALから来てるの分かるのに、なんでだろ…(知るか)
UIチェック
恒例のUIチェック。
エンジンはArtemis Engine。起動する時に出る。
最大解像度は恐らくフルHD(1980×1080)。
NVIDIA Image Scaling(超解像)対応。フルHDなので、フルHD液晶の場合は使わないと思う。コレ、アマナツ(あざらしそふと)についてたんだけど、どうもArtemis Engineが最新バージョンで乗ってけてるってのが事実みたい。
タッチパネル用UIもある。上から引っ張り出してくるパターンの奴。
テキスト設定。
既読文章の色変えあり。
Artemisなのでフォントが変えられないのがデフォ。
サウンド設定。
マスター音量あり、BGMボイス下げ、数値設定もあり、ボイスカットあり。
個別ボイス設定。
セーブスロット、12×100の120。Artemisデフォ。
お気に入りボイスあり。これも12×100の120。Artemisデフォ。
Artemisはデフォを増やしてくれ。ベタで実装する所どこもお気に入りボイススロット足りないから。
基本画面。ほぼArtemisデフォ。
左下に説明欄あったらほぼほぼArtemisだと思って良い。
ただ、Tipsというのがある。これは作品内に登場する用語を説明してくれる奴らしい。
こういうのたまにあるよね。筆者が思い出すのは、はれたか(チュアブルソフト)。
バックログ。3連左立ち絵表示方式。
ボイス再生、お気に入りボイス、クイックジャンプ可能。
雑感
初手なんかイオが出てきてるんだけど。
こういう過程ぶっ飛ばしぶっぱ系、逆に最近そんな見ないかもしれない。
主人公はじいちゃんが死んで、スマホと名刺を託されて、引っ越す所から始まる。
こう書くと情報量多いなコレ。
このスマホと、行く新翠というのが、このあとにつながってくる。
あと、Tipsはこんな感じで出る。
ティンクというウェアラブル端末に搭載されているAIが、ホログラムで出る奴がこの話の中心になってくる訳だが。
『ティンク特区』って言われると、TikTokを想起した。使ったことねえけど。意識してない?(
ここで出てきた月ヶ丘蘭、体験版でここにしか出てこない上に名乗りもしないっていう。小波すずらしさはもう出てたけど。
こんな感じで頭完全におピンクである。ピンク髪は変態という風潮を一身に背負う一番胸がデカい幼なじみ。
主人公は電子機器もほぼ使って事ないド田舎人間という設定。
そんな人間が最先端のティンク前提の所に来たら戸惑うに決まってるわけだが。
そういう所の折り合いも作品の中での一つの要素となりそうだ。
カフェ併設ティンク販売店とか、まぁ未来としてはあり得るとは思う(カフェ併設してて機械ぶっ壊れないかが心配だが)
こちら有瀬莉子、社長ご令嬢。めっちゃ強めのお嬢様だけどいいヤツではある。
CVは榎本ねむ。お前アンミツにもいたから、お前が有瀬かよってなる(
機械触らせなかったじいちゃんが、実はティンクとかスマホとかゴリゴリ開発してたことが判明。
これはじいちゃんが何を託して何を伝えたかったのかっていうのも軸になりそうですねえ。
サブキャラの望田文緒。
じいちゃんと一緒だった時期がある(じいちゃんが主任)
イオというティンクが搭載されているはずというのを教えてくれる。
この人もこの後も色々出てきそうではあるけど、現状不明。
強すぎて会話成立しなさそう(
クイーンとティンカーベル像で呼んだら来る。というめちゃくちゃややこしいシステム。
じいちゃん、色々とややこしくね?
あと、ここでの登場が完全に省略されている(まぁ冒頭でそれっぽいのはやってたけど)上に、初遭遇の所がほぼほぼカットされてるのは、後にそういうのを回すためなんだろうかねえ。
OP挟まって当然のように登場してくるからな。
急なのよ、急。
サブキャラティンクのマルル、一瞬で主人公を好きになってるの笑うんだよな。
こう、ティンクに対しても礼儀が良いというか、モノとしてではなくて生き物として接している感じが主人公にはあり、そういうのがティンクに好かれる一つの要因という感じが体験版通して感じる所がある。
莉子はとにかくいじりがいがある。
基本的にお嬢様感あって、尊大な感じの雰囲気はあるんだけど。
とりあえず榎本ねむはシャルと莉子でキャラが濃いのをやらせると強いというか。声がどっちかっていうとしっかりしてる方なので、それがマッチしているのか…言語化は難しいけど合ってるんじゃないかな。とりあえず新人が全く来なくなるフェーズになってる中で、やっぱり榎本には注目しておきたい。
とりあえずイオは可愛い。
なんつうか、北大路は最近は角丸いい子のおとしやか優しいタイプの声ばっかりで正直おもんなかったのだが、今回はそこよりも元気で、ボクっ子というのもあってそういう要素も入ってて良い感じだと思う。キャラに合ってるし。
ホログラムだから飯は作れないっていうので落ち込む所とか可愛い。
お風呂も寝る時も付いてこようとするし。ティンクとしては別にそんなに特別なことじゃないのかもしれないが、イオの場合は等身大の人間サイズというのもあってねえ…
まぁじいちゃんの思いis何?が軸にはなりそう。
イオという存在もかなり特殊だし。そういうの含めてどうなっていくのか。
人間とティンクでも同じことを感じられる。という所は主人公の思考的には大きな一歩な気がする。
主人公がイオを受け入れた上で、どう恋に転換していくのか。
〆
キャラの可愛さと、分かりやすい展開方向性を見せてきた感じの体験版。
ほぼ出てきてないようなキャラもいるし、話としては主人公とイオの距離感の変化という所と、じいちゃんが何を伝えたかったのか。ティンクという所にもある程度は触れられそうだし。
まぁイオの可愛さというのが一番。まぁシナリオゲーではないだろうから。キャラとしてどれだけイオを可愛く描き続けた上で、それなりに話として良い感じに出来るのかみたいな所はあるかなあとは。
茉宮絵は相変わらず可愛いのと、声優ラインナップの良さは作品の引き上げにはかなり良い感じ。
SDが結構こういうエロゲとしては独特のタッチ(まぁ一番独特だなと思ったのは『響野さん』なのであそこまでではない)ではあるけど、可愛いし。
ロープライスものとしては気合入ってる(というかFANZAなので金をかけられる所もある)作品だと思うし、体験版の見せ方としては面白かったと思うので、製品版でどういう感じになるかなって感じかなあと。
以上。