おにじと申します。
今回は、ちょっと軽めに記事を出しておくかと言う感じ。
まぁ当ブログにおいても、ウマ娘の新規ウマ娘案件というのは、常日頃からお伝えしている訳だが、現在はアニメ第三期が放送されている。
その中で、いわゆる無予告での新規ウマ娘、及び新規ウマ娘になる可能性があるのが名前が実名で出たりと、ここ最近のウマ娘の中でもかなり活発な動きとなっている。
今回はこの件に関して、素直な筆者の感想と、だからこそ気をつけるべきことというのを書いていければと思う。
なお、筆者は少なくともアニメ第一期からウマ娘を確実に追っている人間である。
ただ、まぁ初期の初期のゴタゴタしていた時というのも情報自体は見ていたし、声優の並びとかは見てたし、キャラ増えたりするのも確認はしていた。
なので、筆者よりもウマ娘のことを古くから語れる人間はいくらでもいると思うし、筆者の認識がズレている部分もあるかもしれない。
ただ、少なくとも2期で大きく飛躍したタイミングからウマ娘というコンテンツを追い始めた人間よりは喋れるだろうと思って書いている。あそこから追い始めた人間のほうがもう多いと思うので、多少後方腕組みポーズみたいなことしても許されるだろうと思った(?)
というか、なんか書いとかないとなあって思ったから書いただけではある。
なんか事実関係間違ってたらご指摘お願い致します(この記事21日の23:30~2:00の1時間半でザーッと書いてるから記憶間違いとかをしている可能性が普通にある)
昔では考えられない流れ
ここまでのウマ娘第三期の流れとして、
まず第一話にドゥラメンテが登場。この時代を語る上で欠かせない競走馬の一つだが、大きな壁(サンデーレーシングは許諾が出ていなかった)とされていたが、無予告で突然登場することで、開始1分で視聴者を騒然とさせる結果となった。
第2話では、OPが初めて流れたが、得体の知れないウマ娘がしれっと登場しており、こちらはヴィルシーナとヴィブロスの佐々木主浩さんの競走馬なのではないか?と現状はされている。
第3話では、本編中盤で『暴君』『貴婦人』と匂わせをした後、オルフェーヴルとジェンティルドンナの名前をゴールドシップが発言するという展開で、初めてオルフェーヴルとジェンティルドンナの名前がウマ娘で登場する展開となり、
事実上ウマ娘化が内定したと言って過言ではない(メジロラモーヌがこういう形だった)状況となり、こちらも非常に驚きを持って受け止められた。
このように、ほぼ毎週と言っていいレベルでアニメウマ娘で初の情報、初のウマ娘情報というのが転がっている状況であり、大盤振る舞い状態である。
昔では考えられなかったような展開。まさかドゥラメンテが出せるとはだし、まさかオルフェーヴルの名前を本当に聞くことになろうとは…という気持ちである。
ウマ娘というコンテンツにおいて、長らく言われ続けている競走馬における許諾のお話。
これは何もウマ娘だけではなく、各種競走馬を使用した競馬ゲーム(ウイニングポストシリーズ等)にも言えることだが、実在する競走馬の名前を実名で使う場合というのは馬主さんなどの許諾というのが当然ながら必要となってくる。
この辺りにおいては、ウマ娘というコンテンツは出鼻を挫かれまくっている過去が存在するというのは、例え2期からウマ娘を追い始めた方でもなんとなくご存知なのではないかなと思う。
そういう所において、最近はかなりクリアになってきている感じはあるとは言え、それでもサンデーレーシングは厳しいだろうとか、それ以外でも色々言われていた(というかこの前まで社台はキツイとか当然のように言われていたし)中で、この三期のぶっぱなしというのは非常に驚きであるし、こういうことがウマ娘も出来るようになったんだなあと、感動する部分もある。
アニメにおいては、1期から完成度というのは一定以上ある形であり、常にオワコンコンテンツだったウマ娘において、1期当時でもアニメは救世主と呼べる存在だった。(このタイミングでぱかチューブが始まり、ゴールドシップ及び上田瞳が氷河期を支えることとなるのだが…)
その中でよりリアル競馬の史実という所に力を入れた2期が爆発的なヒットを記録。そのままゲームを開始することについについに成功したウマ娘は、オワコンコンテンツからいきなり覇権コンテンツの一つになるというとんでもないどんでん返しを決めた訳である。
本当にちゃんと感謝しよう
このようなアニメ、及びゲームのメインストーリー及びキャラストーリー、育成ストーリーにおいても競走馬や競馬の歴史に対して非常にリスペクトのある内容というのを作ってきたことによって、支持が集まり、各所の許諾というのも出てくれているのかなという印象はある。
このような新たなウマ娘が登場するということは、馬主さんを始め、競走馬に関係する方々の許諾、お許しが出ているということであり、これは何も普通のことではない。本当に感謝するべきことなのである。
前述した通り、ウマ娘というのは出鼻を挫かれてのスタートとなっている。
ウマ娘は『AnimeJapan2016』が初出である(もうそんなに前なんだなあ…)
この3月においての発表という所において、現在のウマ娘に存在しないウマ娘というのが複数存在する。
1枠2番:(CV:水瀬いのり)
3枠5番:(CV:青木瑠璃子)
4枠7番:(CV:前田玲奈)
7枠14番:(CV:松井恵理子)
こちらは上から
ブエナビスタ
ディープインパクト
オルフェーヴル
キングカメハメハ
と、推定されている(公式において一度も公式名が出たことはない)ウマ娘である。
こちらが3月に発表され、8月の『Cygames NEXT 2016』の時点で消えていたというのが、最初の動きである。
あくまでも公式の回答としては、当時の総合プロデューサーであった石原章弘(現:グッドスマイルカンパニー)は「その時のキャラクターともろもろの調整を行いまして、第1レースに出走する18頭に関しては一旦また別の形でちょっと調整させていただきました」としていた。(このタイミングでエアグルーヴなどが初発表され、声優が重複していたこともあり)
こちらのウマ娘に関しては、今現在においても一度も登場していない(ナカヤマフェスタのサポートカードに1枠2番のウマ娘らしき姿が映っていたりはするけど)わけだが。
こちらに関しては、各所の許諾が取り切れなかった…というのが定説とされている。
なにせウマ娘、競走馬の擬人化、その上美少女化である。
いわゆる普通の競馬系統ゲームの実名実装とはまた色々と違う…というか違う所ばっかりまであるくらいには違うモノとなっているわけである。
まぁ萌コンテンツの一つとも言えるウマ娘、競走馬というのは馬主さん含め関わってきた方々からすれば本当に大切な存在であり、言い方は悪いがとんでもないお金をかけてきたものでもある(セールを見ていると本当に金銭感覚が狂うからね)
そういうのを美少女化とか言われても…と言われても仕方がないことではある。
ただまぁ、これはあくまでも定説であり、今まで一度も公式において「許諾」という話に関してされたことはないし、前述した登場しなくなったウマ娘に関してもそういう話は公式には出ていない。あくまでも、周りが勝手に言っているだけの部分が大きい。
このウマ娘の出鼻の挫かれ方というのは、中々のモノではあった為、当時アイマスP等からも大変バカにされていた(アイマス声優が多かったこともあり)感があり、このような許諾の話をさも事実であるかのように長々と発言した高垣楓アイコンの人間のツイートがRTされまくり、それがもう半ば事実みたいな受け止められ方を一部でされ、オワコンコンテンツの烙印を早々に押されていたまであったのが、初期のウマ娘なのである(あの高垣楓アイコンの人間ってまだ生きてるんだろうか)
そもそもアニメ1期に至るまでが苦難過ぎるからね。全然ゲームはリリースされないし。
まぁ、初期も初期のウマ娘というのは、現在においての競馬に対してのリスペクトとか、レースの迫力みたいな所が今よりは薄いというか、あくまでも他の擬人化コンテンツと同じような感じで、名前とキャラデザを模した美少女キャラが走るよみたいなノリの部分があったことも、これまた事実だとは思う。(初期PVや初期ゲーム画面の感じを見れば、現在と全く異なることが分かると思う。特にレースとかはかけっこ感が当初は強い)
そういう所も含めて、競馬民という所からの反応というのも、現在ほどは良くなかった部分もあったとは思うし、そういうのもあってウマ娘というコンテンツはどっちかっていうとネタだったわけであり、大雑把に言うのであれば、社台・サンデー・金子HD系統というのは(他にもあるけど)ウマ娘には来ないとされてきたし、ウマ娘というコンテンツは馬主さんから嫌われているというイメージすらあったわけである。
そういう中で、アニメ1期から非常に競馬という所においてのリスペクトが感じられる描写というのが多い、スポ根アニメに仕上がっており、今考えると非常にIF系統が多い作品ではあるものの、競馬民含めてウマ娘への見る目が少し変わってきた所はあった。
2期のタイミングではツインターボなど、多くのウマ娘が登場。1期ではキングヘイローとミスターシービーしか追加されなかった訳だが、キャラがどんどん増えてくる形となった。
ゲームがリリースされてからも、どんどんウマ娘というのは追加されている状態。
特にネオユニヴァースに関しては社台の競走馬であることで大きな衝撃という形となった。(前述した通り社台は拒否されていたと考えられていた為)
こういう形で、ウマ娘というコンテンツにおいては、初期の18人、追加の41人での59人という所からアニメが始まった訳だが、そこからあれよあれよと40人くらい1期以降からを数えれば追加されている形となるわけで。
これが本当に当たり前ではないということを理解する必要性がある。
競馬というのはブラッド・スポーツであり、血統とかそういう話をするわけであり、他の擬人化コンテンツの題材とは全く異なるモノを題材にしているということは、常に頭に入れておかなければならないと思う。
そこにはモデルとなった輝かしい競走馬生を送った競走馬がいて、それを擬人化することなどを含めて許可を出してくれる人がいるわけである。
いやらしくお金の話とかもしたが、それだけの色々なモノを背負って走っている競走馬という存在がどれだけのものなのかというのは、ある意味で一般人で分かるようなものではないのかもしれない(一口馬主とかでも、非常に熱中されている方、競走馬に愛を注がれている方を見ていると、かなりのものなんだろうなとは思う)
そういう存在をこういう美少女コンテンツという所で使うことを許可してくれるというのは、本当にありがたい話なのである。
我々としては、やはり欲しいと思う競走馬というのはたくさんいるわけだが、それが決して簡単なことではないということを今一度理解しておくこと、ウマ娘というコンテンツにおいてのスタートという所での案件というのを頭に入れておくべきな気がする。
期待するのはまぁ良いけど、出ないからって各所で怒ったりしないでね本当に
こうも新規ウマ娘が出てくると、見ているだけの我々というのもなんか調子に乗ってきてしまう所がある。まぁ仕方がないとは思う。筆者もそういう所はある。
ここにきてドゥラメンテ、ヴィルシーナ、ヴィブロス、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ…とか言われると、「じゃああの馬は!?」みたいな気持ちになってきてしまう。
ウマ娘というコンテンツの描き方というのは素晴らしいので(ゲーム性に関しては1mmも褒めていない)出てくることというのは嬉しいことであるし、やはり現在実装されているウマ娘に関しても「この競走馬を語る上でこの馬も欠かせないでしょ!」みたいな競走馬がウマ娘化して欲しい!みたいな気持ちは出てきてしまう。
ただ、その期待をする、要望をしていくというのは仕方ないというか、筆者もそう思う部分あるし(これでブエナビスタ復活ある?とか思うしねえやっぱり)それは別に良いと思うのだが、今後展開されていく中で、やはり実名でないウマ娘というのも当然出てくる訳である。
それこそ3話とかではゴールドアクターがオールハイユウとして登場したり、1話2話ではリアルスティールがゲンジツスティールとして登場したりしている。
今後の3期の展開において、重要な競走馬というのは多く存在する訳だが、そういう競走馬が実名でないことに対して、異常にキレたりするのは本当にやめておいた方が良いと思う。
最悪なのはそれで関係者凸ったりする奴とかいるじゃないですか。本当にやめた方がいいよそういうのは。
こう、逆に許諾が取れてきた、新しいウマ娘が出ることが当たり前みたいな感覚になってきたことで、実名じゃない競走馬に対しての怒りみたいなものが出やすくなっているような感覚を見ていて感じる。
出せるようになってきたことで逆に出てこない所に「なんで出てこないねん!」みたいな声が一部で上がりかねないくらいの勢いを感じている。
各所やはり判断する所というのはあると思うし、その判断が異なるのは当然なことである。
また、ウマ娘アニメやウマ娘コンテンツ含めて、元々偽名(ウイイレみたいな言い方だな)ウマ娘だったウマ娘が実名化した例というのはヤマニンゼファーやドゥラメンテなどで存在するわけであり、出すタイミングというのが今じゃないという場合もあるんだと思う。
こう、今の勢いに対して「許諾出たんだとかの話まだ言ってる奴いるの?」くらいの勢いで喋るような配信者が駄弁っているのも見たりもしたが、
実際の所はこちらでは分からない話を、『もう許諾が出るのは当たり前』というのも違うし、
そもそもどのような方法でウマ娘化されているのか、許可を取られているのかの話とかも全く出ていないわけで。
それで許諾された、されてない、許諾のハードルが今と昔で違う、もうコンテンツが大きくなったんだからそんな話はないとかそういう話をすること自体がそもそもがナンセンスというか、分からないぼんやりとした、外野が勝手に言っている話をさも既成事実のように語るというのもどうなんだろうなというのが筆者の素直な感想である(答えが配られないのに一生自己採点してる感じがある)
あくまでもそういう話はウマ娘の運営サイド、Cygamesサイドにおまかせする話であり、見ている側が出来ることというのは出てきたウマ娘の関係各所に感謝しながらコンテンツを楽しむこと、そういう許可してくれた馬主さん含め関係する方々にご迷惑をおかけしないこと、まだ出ていない馬主さん含め関係する方々にご迷惑をおかけしないことくらいのような気がする。
競馬というモノは、本当に大きい市場で動いているモノであるし、汚い言い方をするのであれば、成績が良ければ本当にものすごいお金を稼げるものでもある。
こういうコンテンツに許諾を出さなくたっていいくらいには、お金はあるんじゃないの?と思えるくらいのモノだと思う(失礼な言い方だけどね…申し訳ない)
それでもやってくれる方に敬意を払う必要性があると思うし、なんというか今の状況が当然とプレイする側、コンテンツを楽しむ側も思ってはいけないと思う。
それはウマ娘が空気だった2010年代も、覇権の一つとなった2期以降も、多くの新規大型ウマ娘が出てきた現在も、何も変わらないと思う。
そういう所で、本当に勘違いしてはいけないというか、ものすごいバランスでウマ娘は成り立っている、成り立たせて頂いていることは忘れるわけにはいかないと思うのである。
一定の慎重さが必要というか。いや本当にね。出てる出てない関係なくね…(まぁウマ娘の層がマナー悪いみたいなツイートとか極稀に流れてきたりするけど、それって何を根拠にって場合も結構多いし、そもそも競馬の層がそんな民度良いのかって言われると微妙ではあるんだけど…あ、ライスにブルーローズとかはダメだと思いますけどね)
以上。