ちゃろ~、おにじです(激寒)
今回は、イレギュラー発生というか、ガジェット系記事。
当ブログでも割とちょいちょいガジェット系のものをレビューすることはあるのだが、その中において、AirPods Proをご紹介した事があった。
この記事では、もうAirPods Proがあまりにも褒められまくっていたので、微妙な所もあることにはあるよ…というのが中心の記事であったわけだが、とは言え素晴らしいイヤホンである。
ノイズキャンセリング能力は非常に高く、普段使いしやすい感じがある。
本当に4時間しか持たないということがなければ完璧なのだが…という感じ。
他メーカーも非常にレベルの高いワイヤレスイヤホンを発売しており、ノイズキャンセリングの域でも高い次元の販売競争が相変わらずされている印象(コロナの中でも割と元気な印象)
そんなAirPods Proなのだが、なんか壊れた。
なんかまだ発売から一年半経ってないくらいで急にぶっ壊れた。
これは修理案件か…!と思ったら、どうもこれは初期型AirPods Pro特有の不具合で、修理サービスプログラム適用内のようだ。
今回は『AirPods Proの音の問題に対する修理サービスプログラム』に該当したので、修理完了までの道筋を解説していく。
ノイズキャンセリングが完全にしんでいた
とは言え、イヤホンから音が全くしなくなったとか、そういう事ではない。
問題が発生したのは、世間でも高い評価を受けているノイズキャンセリング機能に関してである。
元々から前兆とも思えることは、今考えるとあった。
AirPods Proは非常にノイズキャンセリング機能としても強い方で、かなり騒音を抑えてくれるわけだが、そのノイズキャンセリングがなんか性能が落ちたな、ホワイトノイズが多くなったな…とは少し前から思っていたのだ。
ただ、AirPods Proのノイズキャンセリング自体、初期型のファームウェアよりは弱くなっているという情報もあったので、そんなにちゃんと調べていなかった。
…というか、『AirPods Proの音の問題に対する修理サービスプログラム』は去年の10月に出たわけだが、この症状が出たのは秋手前…9月頃だった記憶があるので、恐らく見つかりようもなかった。
しかし、3月20日AirPods Proを両耳付けると、特に右のイヤホンが「パチパチ」「ワンワン」言い出したのである。
左もホワイトノイズ多いし、集音の方にするとこっちも挙動が怪しい。
右は集音にするとさらにダメで、所謂”マイクを急に動かしたりすると鳴る耳に悪い音”みたいなのがめちゃくちゃ鳴った訳だ。
ああ、これは恐らくマイクがぶっ壊れたんだな…と当時は思った。(ただマイク部触ってもそんな変わらなかったので、もっと違うところだったかもしれないけど)
これで調べた結果、『AirPods Proの音の問題に対する修理サービスプログラム』の典型的な症状であった訳である。
ごく一部の AirPods Pro に音の問題が起きる可能性があることが判明しました。この問題が確認されているのは、2020 年 10 月より前に製造された AirPods Pro です。
対象となる AirPods Pro には以下の症状 (いずれかまたは両方) が見られることがあります。
AirPods Pro から異音 (「パチパチ」という音など) がして、周囲の騒音が大きい時、運動中、または通話中にそれが大きくなる。
アクティブノイズキャンセリングが正常に機能しない。たとえば、低音が欠落したり、背景音 (街頭や飛行機の騒音等) が大きくなるなど。Apple や Apple 正規サービスプロバイダでは、対象となる AirPods Pro (左右のいずれか、または両方) の無償修理サービスを実施いたします。
筆者は発売して数日で購入した為、初期ロットに近いものを持っていたと思われる。
にしても、2020年10月より前ってめちゃくちゃ
内容も完全に合致とも言えるものであり、これは対応してもらわなければならないという形になった。
恐らくだが、この症状にはもう少し前から起こっていたと筆者は考えている。
現在のご時世もあり、AirPods Proを付ける機会が激減していたからである。
付ける時も片方だけ付ける事も多く、その場合ノイズキャンセリングが有効にならないので、気づかない訳だ。
AirPods Proを割と早めに買った方は確認しておいた方が良いかもしれない。
チャットで簡単に修理手続き
この場合修理という形になるわけだが、Apple Store直営店に行くか、Apple 正規サービスプロバイダに行くか…というのが、割と多い修理方法である。
ただ、Apple Store自体も店舗が多いわけではない。筆者からすると心斎橋か京都の二択であるが…まぁ行けなくはないのだが、ご時世もあるし躊躇いが出る。
ではもっと近場で済ませられる可能性があるApple 正規サービスプロバイダはどうだろうか。しかしここでは在庫がある保証がない。いくら多少近くとも、メリットが希薄だろう。
そもそも、AirPods Proというのは小物であり、本格的な修理が必要なiPhoneとは違う。楽してやりたい所もある…
こういう時に便利なのが『Appleサポート』である。
これはiPhoneや、パソコンなどで行えるもので、電話をしなくてもチャットで対応してもらえるというモノ。
気軽にサポートへのお問い合わせが出来る。
iPhoneではアプリで、PCではサイトから行くことが可能である。
ここのチャット機能が非常に優秀。
すぐに受け答えしてもらえる上に、電話するまでもないという楽さ。
チャットを始める前に用意すべきものは本体とシリアルナンバーである。
このシリアルナンバーが受付の際必要となる。
外箱には側面のバーコードの書いてあるシールの中で『SerialNo.』という表記と12文字も英数字が並んでいるはずだ。
または、充電ケースの蓋の裏側にも同じように明記がある。
iPhoneに接続できている場合は設定→一般→情報→AirPodsから見ることも可能で、これが一番ラクかもしれない。
「AirPods Proのノイズキャンセリング機能が故障したと思われます。特に右は”ビリビリ”、”ワンワン”という音が鳴り深刻な状況です。左もノイズが以前より増大していると思います。『AirPods Proの音の問題に対する修理サービスプログラム』の対象となるか教えて頂けますでしょうか?
症状を詳細に伝えよう。
この後シリアルナンバーが聞かれたり、使っているiPhone等のバージョン等の質問がされていくので、それに合わせて答えていこう。
恐らくiOSバージョンが最新でないとアップデートを求められたりもする。
以下のトラブルシューティングも試すように言われたりもする。
この行為を全て確認し、ダメである事を伝えると、修理の形となる。
チャットに合わせて今一度症状を確認していこう。
修理の際は『郵送修理』と『店舗持ち込み』の二択となる。
『郵送修理』では、商品を送って、工場で修理をした後、郵送で帰ってくるタイプ。
店舗持ち込みは前述したプロバイダやら、Apple Storeに持ち込んでの修理となる。
今回は郵送修理を選択した。
この際、色々と質問をしたのだが、郵送修理において必要なのはAirPods Pro本体のみで、外箱も必要ないし、梱包もApple側が用意するので必要ないとの事。
用意するのはAirPods Proだけ。それを渡せば良いとのことだった。
1.お名前
2.配送住所(郵便番号・建物名含む)
3.連絡先電話番号
4.ご利用可能なメールアドレス
5.お伺いご希望日
6.希望時間(詳細忘れた)
7.修理の進行情報を伝えるメールが必要か
とかを確か聞かれた。コレに沿って希望しよう。
ちなみにこのチャットをしたのは土曜日の17時半くらいで、最短は月曜日の午前だった。
筆者は月曜日の昼(14:00-16:00)を希望した。
これでチャットは終了。修理IDなどは控えておいたほうが良いかも(まぁメールで来るので問題はないのだが)
受け取りは宅急便である。来る前にカバーなどは外しておこう。
いざ修理
月曜日の15:30頃、宅急便が来た。
AirPods Pro本体を手渡そう。配達員が箱を持っていて、配達員が梱包してくれるので、マジで渡すだけでいい。
この際、配達員からご依頼主控えを貰う。ここに伝票番号とかが書いているので追跡も可能である。
ヤマトの追跡上は翌日の火曜日、23日に到着となっていたが、Apple側は動かなかった。
24日、朝9時にメールが到着。「商品を受領した、完了したらもう一回メールするという内容。
同日の17時にもう一回メールが到着。「修理が完了したから発送の準備をする」というメール。
ヤマトの追跡番号も書かれており、到着から修理は非常にスムーズに行われたようである。
到着したのは木曜日の15時過ぎ。月曜の発送から4日間で修理が完了するスムーズなモノだった。
なかなかお目にかかれないレアパッケージである。箱は無地。なんも書いてない。
中身から出てきたのは、確実に筆者のAirPods Proだった(傷の付き方とかね)
書類が一枚入っており、修理の内容に関して記載があった。
AppleCareサービスをご利用ただき、まことにありがとうございます。
お預かりしている製品の修理が正常に完了いたしました。
技術者が診断テストを実施し考えられるすべてのトラブルシューティングを実施して以下の部品交換いたしました。
アイテム番号 説明 症状
Z661-17158 AirPods Pro Right、ROW、CI / AR REP AirPods Proのサウンドの問題
Z661-17157 AirPods Pro、Left、ROW.CI / AR REP AirPods Proのサウンドの問題
修理後のお客様の製品の保証期間は、90日間の修理保証、製品の保証の残存期間、AppleCare契約の保証期間のうち、最も長い期間となります。
製品の保証では、製品のご購入日より1年間の対象修理が保証対象となります。
この修理が、製品の保証またはAppleCare契約の対象外だった場合は、修理サービスお申し込みの際に提示いたしました料金をすでに請求させていただいております。この領収書は別途お送りいたします。
90日間の修理保証では、弊社で取り付けた部品が保証対象となります。
今回の修理で使用された交換部品は、新品または新品同等のものです。
弊社で取り外した部品は、Appleの保証、AppleCare製品、修理規約に記載されている通り、弊社で保管させていただきます。
また、お客様の製品が品質テストに合格していることも確認いたしました。
製品をお使いになる際は、support.apple.com/HT210971でペアリングの手順をご確認ください。
今後とも、AppleCareをどうぞよろしくお願いいたします。
AppleCareサービス
何が変わったのかよく分からないが、とりあえず問題なく動作していたので問題はないだろう。
本体側も恐らく筆者が持っていたモノのように見えるし、どうやって交換したんだろうって思っている(
これが無料で行えるのは、まぁ初期不良という意味では当然だが、ありがたい話である。
〆
2020年10月以前のAirPods Proにおいての修理サービスプログラムの為、非常に範囲が広い修理プログラムである。
症状が出た場合は、無料で修理できるのでサポートに連絡したり、Apple Store等を予約して出向こう。
ごく一部とは言え、範囲は範囲なので、出ていない人も頭に入れておいた方が良いかもしれない。
現在はコロナが…というご時世なので、郵送での修理は数日間手元にないというデメリットはあるものの、部品がないという事もないし、楽かもしれない。
ただ、まるっきり新品が来る事はなさそうな気もするので、それこそプロバイダ店舗とかの方が本体そっくり交換してくれる可能性とかはありそう。(まぁ在庫なかったら面倒だからデメリットも多いけど)
チャットでの対応は非常に気楽だし、こういう事態においても冷静に対応できた。
ご参考になれば幸いである。
以上。