声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

Apple信者は教えてくれない弱点7つ。AirPods Pro 1ヶ月使用レビュー

AirPods Pro。素晴らしい完全独立無線イヤホンだ。

 

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2019年の神ガジェットの一つ。こんなモノを初手で出してくるAppleはなんやかんや凄い。



往年の常に驚きをくれたAppleを思い出すような、衝撃を感じれたガジェットだろう。

近年のAppleでは最も素晴らしい商品だ。

 

Appleは一般顧客のニーズがよく分かっている。

TWSを席巻したAirPodsに続いて、この3万円という高額域に達しても、Appleが日本市場においては席巻しそうだ。

 

初搭載とは思えない素晴らしいノイズキャンセリング能力。

どのTWSにも勝ちうる自然さの外部音取り込み。

 

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売れるだけの理由がある。

こんな物を出されては、他のオーディオメーカーもたまったものではない。

 

筆者のおにじさんはAirPodsアンチだった訳だが、コイツは試聴して衝撃を受け、購入した。

そろそろ買って一月となるが、結論としては

『マジで素晴らしいイヤホンだけど最強のTWSではない』

という事である。

 

Apple信者は決して教えてくれない、AirPods Proの細かくも多くの弱点を紹介するレビューだ。

 

いい所?もうこの1ヶ月でどの動画でもブログでも見たでしょう?付け足す事はないからいい所は他のを見てくれ!(

 

 

筆者環境

iPhone7 ←スマホ

ACTIVO CT10 ←移動時に音楽を聞くプレイヤー

 

oniji.hatenablog.com

 

 

TWSサブ機(今までのメイン) AVIOT TE-D01d

所持ヘッドホン MDR-1000X

 

売却済の過去TWS

Zolo Liberty+

Beoplay e8(親に譲った)

AVIOT TE-D01b

 

oniji.hatenablog.com

 

 

 

1、1年半前に発売されたのか?と思える程のバッテリー駆動時間の短さ。

 

AirPods Proのバッテリー駆動時間は4.5時間だ。

4.5時間なのだ。

2019年に発売されたイヤホン、3万円のクラスで。

TWS黎明期にタイムスリップしたかのようなこの駆動時間は致命的だ。

 

筆者はAVIOT TE-D01dをメインとして使用していた。

これは単独で9時間、ケース込みで100時間というストレスフリーさだった。

 

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USBが挿せてモバイルバッテリーにもなったりする

 

AirPods Proは8:00につけて、お昼には電池がないと言い出す。

結局TE-D01dを売れない。今まではTWSを購入する度に前のイヤホンは売るか、誰かにあげるかしていたのだが…(Liberty+、Beoplay e8、TE-D01b)

散々馬鹿にされているWF-1000XM3は6時間持つらしい。

これでも2019年としては短いと感じるが、AirPods Proの話にならない駆動時間の短さに比べれば、些細な問題に思えてくる。

 

 

2、今時音量調整がない

なぜ左右で機能を割り振らなかったのだろうか。

今時、この価格帯で音量調整がないのはこれまたTWS黎明期にタイムスリップした気分だ。

どうせ同じ音量で聴く、プレイヤー側でやればいいと言わればそれまでだが、いざ必要な時にその武器がなくて困るのは自分である。

 

TE-D01dも一気に音量を落とせない、上げれない欠点はあるが、ないProに比べればマシであろう。このイヤホン、1万ちょいで買えるのだが。(mk2にも期待だ)

 

WF-1000XM3さんも当初音量調整が無いクソ仕様だったが、アプデで追加されたとか。

使い勝手はアレっぽいが、武器があるかないかの話をすれば、あることに越した事はないだろう。

 

 

3、NCと取り込みにも音域に弱点アリ

 

NCと外音取り込みは素晴らしいが、弱点は存在する。

ずばり高音だ。

 

具体的には

・電車のドアが開く音

・公衆トイレの個室の鍵を開け閉めする音

・破裂音

 

においては、NC、取り込み両方においてむしろ強調される傾向がある。

基本静かなので、めちゃくちゃびっくりする。

発売当時出ていたWF-1000XM3とのNCグラフも、明らかに高音域ではXM3にProは負けていたのだが、そういうことかと理解した。

逆に低音は切れているように感じる。

ここら辺は得意と不得意があるという考え方でいいと思うが、完璧なNCと言うような表現は間違いである。

 

 

4、操作の感圧フィードバックもストレスは存在する。

 

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うどんとAirPods時に揶揄された棒の部分。

Proでは短くなり、さらに操作を出来る有能な棒になった。

他のTWSのようにデカイボタンが付いていて、本体を押し込むような形で耳に負担がかかる…!という事もなく、うどんを逆手に取った良い操作方法だ。

 

しかし、この操作にもストレス要素はある。

具体的には触覚フィードバックにおいてだ。

 

この棒部分、iPhone7、8にはついていたホームボタンや、3DTouch、Macbookなどのパッドなどに使用されている、物理ボタンは無いが、押すと押している擬似フィードバックが返ってくる機構が使われている。

 

このフィードバックで何回押したかが非常にわかりやすく、操作がしやすい。

 

…のだが、このフィードバック、割とソコソコの確率で一回目が帰ってこない。

 

帰ってこないから行ってないのかな?と思って二回押したら三回押したことになって曲の次に行きたかったのに、先頭に戻ってしまう。

押したと思って一回しか押さなかったら本当に一回しか認識していなくて曲が止まる。

 

という事案が発生する。

これがウザい。割と普通にうざい。

操作系を棒にする発想は素晴らしいし、ここなら装着感が押した前と後で変わる事も少なく、良いのだが、そういう点で完璧な操作系とは残念ながら言えない。

物理ボタンにしろ、タッチパネルにしろ、この触覚フィードバックにしろ、どれでも欠点は存在する。

 

 

5、少なすぎるイヤーピース、サードパーティ製は登場するのか?

 

SMLしかない。

筆者は左耳のイヤーピースが未だに安定しない。SとMの間が欲しい。

…というか筆者はSpinfitがお好みなので、Spinfitにしたい。

しかし、AirPods Proのイヤーピースは独自規格。

現状ではこの純正でどうにかする他ない。

サードパーティ製の登場が待たれるが、この規格に対応できるのだろうか?

例え装着感がイマイチでも自分に合ったイヤーピースを見つければ解決する普通のTWSに対して現状遅れを取っているという現状だ。

あと普通に落ちる。装着性は良いとは個人的には言えない。

楕円形で有る事でハマる場所がピンポイントになりすぎる。

NCとの関係もあったのかもしれないが、普通に真円で良かったと思う。

 

 

6、Androidにおいての接続性は繁華街では使えない…?

 

※これはあくまでも、筆者がメインに音楽で使うACTIVO CT10でのお話だ。

CT10のOSはAndroidをベースとした音楽特化OSの為、Androidスマホとは勝手が違うかもしれない。

CT10のBluetooth仕様はver4.2、対応コーデックはAptX,AAC,SBCである。

 

筆者は大阪梅田によく出没するが阪急大阪梅田駅で、CT10をジャンパーのポケットに入れてAirPods Proを再生すると最悪無音になる。

ブツブツなるとかなじゃない。無音になる。

 

まぁCT10側のBluetoothスペックも個人的にはボトルネックにはなっていると思うのだが、同じ条件でTE-D01dを使用すると、途切れはするが割と頑張ってくれる。

 

両方とも本体を手に持って近づけてやれば改善するが、それでもAirPods Proは途切れる事もある。

 

結局、AirPods ProはiOS専用機なのかもしれない。繁華街ではお話にならない。

(あくまでもAndroidベースOSのDAPでの話だけどね)

 

OSなど作れなく、相乗りするしかないAVIOTや、SONYなどの他者と同じ土俵に立たせると、接続安定性は悪い側に分類されるべきTWSとなる。

ただ駅を離れて梅田の街に出ればAirPods Proでも安定はそこそこする。そこそこ。

 全く使えないわけではないが、iOSで使わないと満足感は半減だろう。

 

7、AirPods Proも普通にバグります

 

ここで端的にこの1ヶ月で遭遇したAirPods Proのバグを紹介していく。

 

・左と右で音がズレる。

3回はズレた。基本的に曲送り、NC取り込み変更時に発生する。

 

・なんか操作音がブチ切りになる。

NCと取り込みの変更時に音が鳴るのだが、これがぶつ切りになる事がそこそこある。

使用上問題は無いが、気にならない事はない。

 

・片方が急に独立し始めてどうしようもなくなる

NCと取り込みを変更する時に2度発生。

何故か右だけ取り込みになるし、左触ったら左だけNCと取り込みになるし、音はならなくなるし、こうなったらケースにしまうしか現状方法がない。

 

ソフトウェア上でSONYを上回っている!SONYの操作はクソ!というのがクローズアップされがちだが、AirPods Proも無事バグる。

所持しているTE-D01dも左右でズレた事や片方の音が鳴らなくなる事はあるが、左右で独立し始めた事はないので、これはどうにかして欲しい所だ。

 

 

蛇足、やっぱ3万の音じゃない

 

好みだけど。TE-D01dとそんな変わらんよ(端的)

悪くはないよ、良いと思うよ。でも3万じゃないよ。

あと単純に3万は高いよ…払ったけど…

 

 

いかがだっただろうか、「細けえよボケ」と言われそうだが、

どんなTWSにも欠点は存在し、完璧なTWSなんて存在しないという事を言いたいだけであり、概ね素晴らしい物だ。

基本満足している。eイヤホンの中古告知に3分以内に電話し手に入れた価値はあった。

京都への遠征でも役に立ったし、取り込み機能も他の同機能が付いていたTWSや、ヘッドホンより頻度は高い。

 

良いイヤホンだが、SONYやAVIOTなどの他メーカーをこき下ろすには色々と粗が目立つ。

 

TWS業界は急速に発展しており、後に出す方が強くなるのは当たり前という現状。

Appleにしても、AVIOTにしても、SONYにしても、オーテクやNoble等これほどまでに次回作を期待できるオーディオ機器はない。

 

結果的な最適解はどこになるのか、過去含め5つもTWSを買ってしまっているおにじさんは、理想のTWSへの旅を続けたい。

 

今のところはAirPods ProとTE-D01dの併用が理想という状況だ。

今回はダメな所を言ったが大方の褒めている点については同意見だ。

ただ細かい部分で他のTWSと変わらず欠点は存在するので、それを頭に入れた上で、財布と相談して、自分がいいと思うTWSを選ぶ事をお勧めしたい。

 

実際にeイヤホンなど店頭に行き、実機を聞くことがTWSに限らずオーディオにおいては重要だ。

快適な無線イヤホンライフは、ブログやYoutube等だけで判断するのではなく、最終的には自分で決めて欲しい。