おにじと申します。
今回は、ウマ娘さんの話題。
今年のアニメ第二期が大きな話題となり、2016年の発表から足掛け5年でようやくリリースされたゲームもリリース時は大きな話題となり、一躍この半年ちょっとくらいで大人気コンテンツになった感がある訳だが。(今までの辺境コンテンツ感はなんだったんだ)
この度ガイドラインが制定された訳である。(なんか更新したと勘違いしがちなんだけど、”ガイドライン”としては初なんだね…)
【二次創作ガイドライン】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2021年11月10日
「ウマ娘 プリティーダービー」の二次創作について、新たにガイドラインを制定いたしました。
モチーフとなる競走馬のイメージを損なわないよう、二次創作物制作の際は下記お知らせからガイドラインをご参照いただくようお願いいたします。https://t.co/n96sWfD7mE#ウマ娘
今回は、このウマ娘ガイドライン変更云々に関して、これでもアニメ一期前から一定のフォローはしてきた筆者が(筆者より古参の方はいくらでもおられると思います、馬の被り物をして出てきた石原と木皿をリアタイで見たわけではないので)
まぁなんか色々と言いたいことがある気がするので、Twitterで連投するよりはブログにまとめておいた方が良いかなという感じである。
大前提として、筆者は今回のガイドライン変更に関しては、全面的に支持しています。
していますが、これまでの公式のムーブ等に含め思うことが微妙にあるだけです。
- そもそも大半が一回目の時の注意喚起タイミング知らなさそう
- 2期放送中くらいから注目度が爆増。結果どうしようもないのも増える
- ガイドライン、残当
- とはいえよ…公式さんももうちょっと考えたほうが良かったんじゃないの?
- 〆
そもそも大半が一回目の時の注意喚起タイミング知らなさそう
まず、『ウマ娘』というコンテンツに関して、数年間においてガイドラインというものは存在しなかった。
今回変更される前の最初の注意喚起は、『ウマ娘』の一期放送中。2018年6月20日に第一報があった訳である。
応援してくださっているファンの皆さまにご注意いただきたいこと
2018.06.20 15:00
『ウマ娘 プリティーダービー』をお楽しみいただき、誠にありがとうございます。
特に2018年4月に放送を開始したアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』は、各種SNS等でもたくさんの反響や応援をいただいております。重ねてお礼申し上げます。これからも応援してくださっている皆さまとウマ娘を大切に育てていくために、ウマ娘プロジェクトから一点お願いがございます。
キャラクターならびにモチーフとなる競走馬のイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。
本作品には実在する競走馬をモチーフとしたキャラクターが登場しており、許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品です。
モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします。ウマ娘プロジェクトは、名馬たちの尊厳を損なわないために、今後も皆さまとともに競走馬やその活躍を応援してまいります。
今後とも、『ウマ娘 プリティーダービー』をよろしくお願いいたします。
こちらは、同日にAbemaTVで生放送された『【生放送特番】ウマ娘 プリティーダービー Abemaステークス 第4R!』にて、当時『ウマ娘 プリティーダービー』コンテンツプロデューサーであった石原章弘(現:グッドスマイルカンパニー)より直接の報告もあった。
【AbemaTV特番 ご視聴ありがとうございました!】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2018年6月20日
AbemaTVで特別番組の放送が終了いたしました! アニメの振り返りや、コラボやイベント情報など、盛りだくさんの内容はいかがでしたか? 次回の第5Rもお楽しみに!
アーカイブ映像はこちら→ https://t.co/JPmIgvX16E #ウマ娘 pic.twitter.com/ELnKCcNTJU
(このリンク探してくるの大変だった)
アニメ第一期も、第二期程の爆発ではなかったものの、当時ゲームが出ないことも含めてバカにされていた『ウマ娘』が真面目に競馬を描写しようとしている事などで、アニメの評判は結構良く、ファンアートが増えてきた時期であった。
そして、第一期が終了したのが6月18日であり、ちょうど放映が終わったタイミングというのも、このタイミングでの発表となったと推測される。
【アニメ最終話 ご視聴ありがとうございました!】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2018年6月18日
「アニメウマ娘」をご視聴いただき、誠にありがとうございました!
ウマ娘たちが駆け抜けた全13話、いかがでしたか?
ウマ娘たちの物語はまだまだ続いていきますので、これからも応援よろしくお願いします! #ウマ娘 pic.twitter.com/QqzbTTDurc
このタイミングで、R18的表現の絵が増えてきてしまった事に対しての対応として、ウマ娘サイドは当時告知されたものであったと思う。
筆者もこの生放送普通に見ていた人なので、この一連の流れは良く覚えている。
まぁ、恐らく今の『ウマ娘』の人気っぷりを考えると、この経緯とか、そもそもこの話をちゃんとこのタイミングで見ていた人は過半数以下だと思う。
こういう言い方をするのが正しいのかは分からないが、第二期・ゲームでの爆発になるまでは、この程度の記載で基本的には大丈夫なくらいであったと思う。
まぁ大正義コンテンツになるということは、アホとイナゴが釣れるから仕方ないのだが。
逆に言うと、この文章くらいしか公式からの何かしらの二次創作に対する記載はなかったという言い方もできるかもしれない。
2期放送中くらいから注目度が爆増。結果どうしようもないのも増える
『ウマ娘』のアニメ第二期は、そりゃもうかなり跳ねた。
一期と比べての改善という所は別にそこまであった気は筆者としてはしないのだが(むしろフォーカス当てるキャラが多すぎて大変そうだなっていうのが強かった)
形としてはかなり上手いことまとめた方であり(筆者的にはテイオーのJCがないのだけで結構な減点なのだが)出来という所は普通によかったと思う。
一期から継続していた競馬へのリスペクトと、忠実な表現という所に関しても、一定継続されており、一期当初から競馬オタクには割とウケていたのだが、よりそこも広がり、アニメ好きにも広まりめちゃくちゃ人気になった感じがある。
トウカイテイオーが非常にアニメ主人公に向いた競走馬であった事はそうだし、一度しか対戦のないメジロマックイーンとの関係性を作る所は非常に上手い所ではあった。
そこにライスシャワー、ミホノブルボン、BMW等の所も絡んできているので、この辺りも比較的アニメ化するに当たっては良い所を選択した事も功を奏し、この出来に繋がった所はある(ライスシャワー効果も大きそう)
この上、ようやく、いや本当に本当に幾多の延期、エロゲ業界もびっくりの延期を乗り越え(これより延期してるエロゲ普通にあるけど)ついにゲームが開始。
そのクオリティは非常に高く、3DCGのクオリティや、それぞれのウマ娘のストーリーは非常に実際の競走馬になぞられたものであったり、ライブのクオリティも高かったりと、数年前のゲーム映像から数段上がったクオリティのゲームは、リリース当初大きな話題となり、アニメ・ゲーム両方で話題となった事もあり、ウマ娘は一気に大正義コンテンツに上がった感じがある。
ただ、やはりこういう爆発的な人気になると、アホというのは増えるわけで。
所謂流行りものを描くイナゴは非常に増えたし(別に一定イナゴでも良い要素無くはないんだけど、その描いてる題材への理解が足りないとか、迷惑かけたりする例がやっぱ多いからね)
ウマ娘というコンテンツが如何に他の擬人化コンテンツと異なるかというところを理解できていない人間というのも増えた。
そもそも、ウマ娘というコンテンツは競走馬を元に擬人化している訳だが、勿論こちらには競走馬の馬主許可というものを貰って成立しているものである(元石原が馬主と直接交渉したとかなんとか)
それもあり、当初初期案に存在した社台系がいなかったりするのも、そういう事情が存在することであり、正直な話「なんでこんなモノを題材にして擬人化コンテンツ作ろうとしたの?」というくらいにはウマ娘はナマモノ二次創作みたいな所が強く、権利関係などが非常にややこしく、センシティブなものなのである。
このため、競馬ゲームでさえ実名収録することが難しいわけだから、他のコンテンツとは扱いを丁重にしておく必要があるし、特に初期にいた人間とかは馬主怒らせたらどうなるかというのを理解している人間も多かったのか、特に何もなくともそういう事例は起きなかったわけである。
しかし、アニメ一期、二期、ゲームとなる中で、そういう事に対しての理解が及ばないアホが増えてきてしまった訳である。
まぁ母数が増えることや、人気になるということの宿命ではあるのかもしれないが、他のコンテンツとはウマ娘は色々と訳が違うわけである。
特に、性的表現に関しては、ナマモノなので非常に問題になりやすい…というか馬主さんブチギレ案件になりかねないわけで。
どの擬人化コンテンツよりも厳しい所がある。
競走馬というものに飛び交うお金の量というのは桁違いな訳で、今も種牡馬として血を繋いでいる馬もいるわけですし、
何よりも出資してきた馬主さんや、管理されてきたスタッフの方とか、牧場の方とか色々関わってきている人間が本当に多い事、その思いが大きいことを考えれば、擬人化したキャラに下手なこと出来ないわけですよね。
ただ、まぁそういうの分からないのが本当に増えた。
おそらく二期始まる前からちゃんと追ってた人間が余裕で過半数を下回ってしまうので。
まぁ筆者もちょっと遅いんだけどね実際の競馬見るの。一期のタイミングで見てる。
ワグネリアン福永祐一!とか、大外から2桁体重減ってる香港馬ワーザーが突っ込んでくる中ミッキーロケット和田竜二が宝塚勝つとかは見れたんだけど…(
ヤバさを分かってないというか、理解する頭もないんだろうけども。
まぁ、ああいうコンテンツ系において、エロを書きたい気持ちというのは理解できるし、馬というのは、実際競馬でも種付を行って子を増やしていくわけですから、想起しやすい所は正直あると思うし、分からないとまでは言わないし、普通二次元においてそういうものを描くことは総じておかしなことではないんだから、そのノリで行ってしまう場合はないとは言えないとは思うが。ただ、指摘されたら取り下げるべきだし、そういう情報はちゃんと掴んで自分で動いて欲しいと思うだけで。
そういうエロ方面だけなら良かったのだが、代表的二期ゲーム後面倒な奴、おうまPとかはべつの意味でクソというかなんというか。
一応漫画家であり、こうなる前は”おまえP”だったらしく、お前新しいのに乗っかるのが好きなんだな丸出しみたいな人間だが、まぁ完全に競馬板ノリのスペ信者の面倒な奴でしかない。
スペシャルウィークの為ならどんな馬でも下げるし、典型的な98世代信者である。
絵だけは割と上手いのだが、すっかり害悪判定。早くアイマスに戻って欲しいと思うが…(いやアイマスもこんな奴絶対いらないと思うが)
…と、まぁいろいろな意味で二期・ゲームの後はアレだった訳である。
ガイドライン、残当
…というか、このコンテンツを続けていくのであれば必要なことだったと思う。
改めてこのコンテンツが無茶な所に基礎を作ってやってるんだなと思った。
「馬主を怒らせたくないんだったらそもそも最初に擬人化するな、結局オタクからお金は取るけど責任は取りたくないだけでしょ?アイドル化して性的対象で見るなというのは無理な話では?」
という超過激意見を言われた時に、「まぁ言ってること間違ってるとは言い切れないよな」って思えてしまうくらいにはこのコンテンツって馬鹿な擬人化してると言えばしてるんですよね…
まぁドラマがあるからストーリーとしてはめっちゃ映えるから、やろうと思ったのもめちゃ分かるんだけどね。実際それぞれのキャラストーリーは面白い感じになるし、アニメの出来は素晴らしいしね。
ともかく、まぁこういう色々とセンシティブな土台の上で成り立っているコンテンツにおいて、このようなガイドラインを明記する事は正しい判断だと思うし、無法地帯となりすぎないようにする事は大切、コンテンツの公式としてのスタンスを明確にしておくことに悪いことはないように思う。
改めて、今回発表されたガイドラインを確認しておこう。
「ウマ娘 プリティーダービー」の二次創作のガイドラインについてご案内いたします。
本作品は実在する競走馬をモチーフとしたキャラクターが数多く登場しており、馬名をお借りしている馬主の皆様を含め、たくさんの方々の協力により実現しております。
モチーフとなる競走馬のファンの皆様や馬主の皆様、および関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようお願いいたします。
具体的には「ウマ娘 プリティーダービー」において、以下の条項に当てはまる創作物の公開はご遠慮ください。
- 本作品、または第三者の考え方や名誉などを害する目的のもの
- 暴力的・グロテスクなもの、または性的描写を含むもの
- 特定の政治・宗教・信条を過度に支援する、または貶めるもの
- 反社会的な表現のもの
- 第三者の権利を侵害しているもの
本ガイドラインは馬名の管理会社様との協議のうえ制定しております。
上記に当てはまる場合、やむを得ず法的措置を検討する場合もございます。
本ガイドラインは『ウマ娘』を応援していただいている皆様のファン活動自体を否定するものではございません。
皆様に安心してファン活動を行っていただけるよう、ガイドラインを制定しておりますので、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
また、本ガイドラインに関するお問い合わせには、個別でのお答えはいたしませんのでご了承ください。
ウマ娘プロジェクトは名馬たちの尊厳を損なわないために、今後も皆様とともに競走馬やその活躍を応援してまいります。
ガイドラインにおいて言っている事は、多少具体的になったくらいであり、元々2018年に言われていた所からは大きく変わってはいないと思う。
より明確に性的描写がグロテスクなモノを提示したり、宗教信条という所や、第三者の考え方や名誉を害すると言った、ウマ娘を利用しての実際の競走馬の下げとかに関しても具体的にストップをかけてきた感じだろうか。
この記載で具体的にあのへんを止めてきたな…?と思うのが出てくるのがまぁアレでしかないんだが…
こればっかりは、基本的に名前をお借りしている相手が本当にヤバイところであり、このコンテンツが成立している事が本当におかしなことなので、まぁこれくらいすることは普通だろうと思う。
とはいえよ…公式さんももうちょっと考えたほうが良かったんじゃないの?
まぁ公式の行動は何も間違っていないし、それで良いと思うのだが、結局の所ゲームリリース後の特に性的表現に対しての加速具合は、やっぱり公式が助長した点を否定できないように思う。(助長したという言い方をするとウマ娘信者さんにブチギレられそうですが、事実として増えましたよね?事実を受け止めましょうね。少なくともラインが曖昧になった事は間違いないんですから)
いろいろな意味で、『水着勝負服』という一手は大きな影響を与えた事は事実としか言いようがない。
…という言い方をすると、今もウマ娘フィーバーの中だと反感を買う。
『公式がやってるんだから良い』『公式と二次創作を同じ土俵で扱うな』等様々なツイートが散見され、それがまぁバズるバズる。
単純に「あ~、こいつらウマ娘の事知らねえんだなあ~」って一期の手前くらいから入った筆者ですら思う。
この話において、ず~っと話がズレ続けてるのは、ウマ娘当初の『勝負服』という概念がどのような設定であったのか、という所を本当誰もご存知じゃなさそうな所。
そもそも『ウエディングドレス勝負服』辺りからそうだったんだが、ゲームウマ娘の2つ目以降の勝負服…において、当初から設定されていた、競馬に対してのリスペクト要素が失念されているように思える。
別に水着が性的とか言いたいわけじゃないし、それを免罪符にするなというのはそのとおりではある。
ただ、水着すらアウトなんじゃないか?みたいな所で、しかもまだ全然キャラ一周とかしてないタイミング…というか半年も経たずに水着があっさり出てきたものだから、そりゃいろいろな意味で意味合いを持ってきてしまう事なんて、考えたら分かったと思うんだが…
まぁ、とりあえず勝負服の意味合いの方を先に示しておこう。
ウマ娘公式さん、勝負服の意味合いってもう忘れられたんですか?
ウマ娘には、当初から勝負服というモノに対して、一定の意味をしっかりと持たせていた。
まぁ二期やゲームからやっている方はまずご存知ではない可能性が高い。
で、まぁ意外とその意味合いというのを明記されている所が少ないのも原因の一つなのだが、アニメ一期の公式サイトとかにも一応記載はある。
勝負服【しょうぶふく】:
ウマ娘の晴れ着ともいえる特別な衣装。レースではGIなどの大舞台で着用する。一見走りにくそうに見えたりもするが、ウマ娘にとっては不思議な力がみなぎるすごい服。
でもって、プレイされている方なら理解はしていると思うが、基本的に勝負服というのはGⅠ(正確にはJpnⅠもあるんだけど、ウマ娘上は全部GⅠ表記…だったよね?)で着用されるものである。
一期ではそれが明確に示されていたが、勝負服を着るという事はGⅠに出走できるという事だから、大変名誉なことである。
そして、基本的に第一勝負服は、元の競走馬における勝負服やイメージなどがデザインとして踏襲されており、絵だけでその元の競走馬が分かる…!みたいな事もある。簡単に言えば意匠がしっかりなされているのが、ウマ娘の勝負服の元々の良さみたいな所だったし、それが競走馬に対しての多大なるリスペクトを感じた点であった。
これは、実際に月亭八光のYoutubeチャンネルにおいて、競馬好き芸能人がクイズをしているので、見てみると良い。まぁこれ当てて来るのも凄いんだけど。
(筆者としては#4からイラストに対する解説が入った事でより競走馬のどのような所を踏襲してデザインに落とし込んでいるのかが分かりやすくなり、やっている側も勝負服の意匠を汲んで納得してくれるようになったので、この回以降が特におすすめ)
ゲーム実装において変更されたウマ娘も結構居るが、基本的に原案の方が競走馬に忠実。これは審査上仕方ない所はあるとは言え、それで元の競走馬から基本的にちょっと離れ気味なのも、『勝負服の意味合いって忘れられたんですか?』に繋がってくるんだが。
という設定を、それこそ『ウエディングドレス勝負服』とか『水着勝負服』とか『ハロウィン仮装勝負服』というのは無視しているのではないか?という所がある訳である。
まぁ、『2つ目以降は良いじゃん』という言い方も出来るのかもしれないが、それはここまで5年間ちゃんと勝負服に対してのリスペクトとかを感じれた所だし、そこが良さだし、それで受け入れられてきた所もあったのに、
それを普通のソシャゲみたいに『時期だから』の理由だけであっさり壊された事には正直憤りというモノを感じざるを得ない。
ターフの上を水着で走る意味も、仮装で走る意味も分からない。
というか、それこそ競走馬のイメージを害するどころか、競馬自体をと言われても仕方がないと思うんだが…(筆者はそう思っちゃう側だった)
ウマ娘の発表当初、『コスプレ女がかけっこしてるだけで競馬とか』という言葉はよく見たモノである。
実際昔のゲーム画面におけるレースというのは、本当にかけっこに近く、今のような走りのフォームではなく、普通に人間の女の子が走っているに近く、言われてしまう事に一定の仕方なさがあったとも思う。
2017年の第一弾トレーラーは、本当にそんな感じがある。
スピード感がないというか…
2018年(アニメ一期終了後)は、かなり現在の形に近づいてきている印象があり、
リリース直前のレース動画では、現在の形となっており、第一弾と比べるとスピード感やフォームという所が全く異なる感じになった。
これで、かなり”人間が走っている感”というのはなくなり、”かなり競走馬に近い雰囲気”というのを感じれるようになったと思う。
それこそ、この前のアップデートで横画面にレースが対応し、これがかなり競馬中継に近いアングルで、よりそれっぽさが出た。ようやっとる。これは素晴らしいことである。
というかめっちゃこれは良い。
こういう努力によって『コスプレかけっこ大会』感をものすごく消せたと思う。
消せたのに、なんでわざわざ勝負服という要素で『コスプレかけっこ大会』に戻してしまうのか、コレがわからない。
ここまでめっちゃ頑張って改善してきた事を、一つの設定をぶっ壊してまで『コスプレかけっこ大会』にしてしまう最近の公式、よく分からない。
なんというか、そういう服装で走ることはターフに失礼だと思うんだけど、違うかなあ…?
ゲームでも勝負服に対してのちゃんとしたエピソードとか作ってるじゃん最初。
デザインとして、勝負服として着用するかみたいな所とかのエピソードをやってる以上、季節感だけでそういうことすんじゃねえよ…と、やっぱり見てきた人間としては思うのである。
というか、それをちゃんとやってきたから今があるのに、なんでこうなってしまったのか、なんだかんだ石原が去ってからのウマ娘さん、舵の切り方に競馬への愛を感じない所が時たまにあるんですよね…
それぞれの想いを込めて作られるのが勝負服…というもののはずだったんですけどね、性的表現とかじゃなくて、そこにどっちかっていうとキレてる所はある。
とはいえ、普通に勝負服で水着で走るもんだから、勝負服という概念を割と壊してしまった上に、水着勝負服でも良いんだというのは、いろいろな意味でラインをガバガバにしてしまった訳である。
『公式ならOK』というのは、勝負服の概念を壊した事を良しとする人間なんだなあ、というか知らんのが大半なんやろうなあ…と思いながら見てた。(これは偏見なのでほっといてくれ)
〆
まぁ結局の所、二次創作ガイドラインに関しては残当というか、妥当な所があると思う。
このコンテンツというものは、割と特殊な所が多いわけであり、権利を貸していただいている方にとって不利益になる事は無い方が良いわけであって。
まぁそういうモノが散見された事は間違いないし、ここらでこういうのを言っておく事は必要なことがあるように思う。
別に水着や仮装というものが性的な物であるというふうには思わないが、これによって勝負服というモノの概念が壊された印象を筆者としては強く持っている。
というか、ターフの上を水着で走ることは普通にいろいろな所に喧嘩を売っていると思うのだが、そのへんはどうなんだろうか。
そもそも、『公式だからOK』というのもなんというかこう…そもそもウマ娘って競馬の二次創作みたいなもんだから、幾ら許可取ってても気をつけるべき所は気をつけるべきだし、そういう所を気をつけて忠実にやってるからこそウケたコンテンツなんだから、『許可取ってるんだから』を免罪符にし始めたら終わりが近いと思うから、そういう擁護はやめた方が良いと思う。
まぁ、こういうアイドル系にするコンテンツは特にそうだが、やっぱりR18同人誌がある事が基本的には当たり前ではあると思う。
そういう意味で、競馬というモノがどういう感じで成り立っているのか、というのを理解していない場合はやっぱり最初はエロというものを求めてしまうのは仕方ない所は正直あると思う。
だって、それが基本的に日本においての二次元、アニメ、コンテンツにおいて普通の事ではあるし、それを明確に禁止している所の方がやはり少ないわけで。
やっぱりウマ娘においても、想起しやすい部分も正直あるし、エッチ見たい!って気持ちを全否定する…というか、最初から思うなっていうのは、同人誌の題材がこういうの多い事を考えると結構無理な話だと思う。
だから『ここについて文句を垂れてる輩は結局「ウマ娘」が好きな訳ではないんだよ、「性的描写」が好きなだけ、「ウマ娘」じゃなくていい』というのは、全然違うと思う。
「ウマ娘を愛しているのであれば、性的描写に関して考えもするな!」というのは、無理があるだろう。
お前「結局お前『馬』が好きなんじゃなくて『お金を賭ける事』が好きなだけだろ?『競馬』じゃなくて良い」って言われたらキレるだろうに。
(温泉むすめの一件もそうだが、日本ってめっちゃセックスを不純なものに扱いすぎる所あるよね。全員セックスしなきゃ生まれてきてないのにね。)
なんかこう、もうちょっと言い方ってやつがあると思うんだが…まぁ良いかこれは(
ガイドラインってのはあくまでもガイドラインであって、個人の判断でガイドラインを叩きつけてウダウダ言う権利を貰ったわけではないという事を理解する必要性はあると思う。
明らかなアウトはまだしも。いや、明らかなアウトの基準が人によって違うからそれも言い切れない所はあるか…?
なんだかんだ「お前が騒がなければネットの海に流されて終わりだったのに面倒なことしたねえ」みたいな事も少なくはないですからね、何にしても。
それやってることフェミと変わんなくね?ってなったら同じ穴の狢だし。
まぁだからウマ娘警察大嫌いなんだが。
ただ、こういうのって全部ノータッチってのもおかしい気もするし、加減ってのは分からないっすよねえ…(どうすりゃいいんだ)
「糾弾はファン側の自浄作用(キリッ」みたいな奴多いけどね実際。田畑の除草を名目に
枯葉剤散布してるような連中とは仲良くなれないねえ。
まぁとりあえずウマ娘公式さん色々忘れんなよと言いたい所だが、相坂優歌が休養になった時にはキャスト変えたりしませんのでとか言っておいて、
【ご報告】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2018年6月25日
本日、ナリタブライアン役の相坂優歌さんの短期休業が所属事務所のアプトプロ様より告知されましたが、この件に伴ってのキャスト変更などはございません。 相坂優歌さんの復帰を心よりお待ちしております。 #ウマ娘
リリース直前になんか変えたりするような所だし、
【キャスト変更のお知らせ】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2020年12月1日
本作品に出演中の相坂優歌さんが2018年に声優・アーティスト活動を休業されていた関係で、
各所協議・検討した結果、キャストを変更させていただくこととなりました。
【変更後】
ナリタブライアン役:衣川里佳さんhttps://t.co/gT0frTfG5f#ウマ娘
サイゲって前に言ってたことを普通に忘れてムーブすることも多いので、勝負服の概念とか忘れちゃったのかもしれない。しらんけど。
リスペクトを感じる所も多いし、良い所も多いんだけど、イベントは単調だし、育成は運ゲーだし、レースも運ゲーだし、もうちょっとゲームとして面白くして欲しい所はある。めちゃクオリティ高い所は高いんだけどなあ…
なんというか、流行りすぎた事によって、過剰に捉える人間とか、必要以上に貶す人間とか、必要以上に運営を擁護する人間が増えすぎてる気はする。
良い二次創作は存在するしなあ普通に。
なんか、ライスシャワーの脚を折るなとかも見た気がする。いや、史実折ったし…一期のサイレンススズカも折ったじゃん…
筆者としては宝塚でライスシャワーが脚折っちゃうけど、ブルボンとマックイーンが助けたり、支えたりしてライスが復活する…みたいなのアツくていいと思いますよ。アツくない?
なんか色んな方向にとっちらかってしまった気がする。読みにくい記事になって申し訳ない。
しかし、ウマ娘ってマジでいろんな所でるな。
流石に紅白はなかった(企画の所で出る可能性はあるかもしれんけど)けど、オダイバ!! 超次元音楽祭に出ることが今日発表されたし…
チケット発売
— 超次元音楽祭 (@Cho_jigen_Music) 2021年11月20日
オダイバ!! #超次元音楽祭
ヨコハマからハッピーバレンタインフェス
2月12日(土)/13日(日)2DAYS
12日
angela/上坂すみれ/鬼頭明里/ClariS
CHiCO with HoneyWorks/水樹奈々
13日
内田雄馬/ウマ娘/GRANRODEO
花澤香菜/ミュージカル『刀剣乱舞』 刀剣男士
Liella!https://t.co/NdxVkkFLKJ
※ウマ娘 キャスト:衣川里佳(ナリタブライアン役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、篠原侑(カレンチャン役)、土師亜文(メジロライアン役)、徳井青空(テイエムオペラオー役)、長谷川育美(ミホノブルボン役)、松井恵理子(フジキセキ役)、山根綺(ダイタクヘリオス役)
いつもなら絶対に見ないよく分かんねえ並びでびっくりするわね。
…というか、いつから『ウマ娘』って名前になったんだろうな、元々は『gal'up!』なんだけど。なんならJASRACの『うまぴょい伝説』の歌手名は『gal'up!』なんだけど。
ウマ娘が「ウマ娘です!」って言ってるのって、人間が「人間です!」って言ってるようなものだから意味不明なんだけどな。なんでやめちゃったんだろう。まぁいいけどさ…(
以上。