声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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金属シェルでスッキリした音でコスパ良し。『TINHiFi C2 MECH WARRIOR』レビュー

おにじと申します。

 

今回はオーディオレビュー。

普通にイヤホンに関してのレビューは、無線、TWS系のイヤホンが多かったわけだが、筆者はTRN VX Proとかを所持しており、有線は割と中華イヤホンという所で色々触っていたりする。これまでもCCAとか、KZとか色々と触れてきた。

今回は中華オーディオを幅広く販売されているHiFiGO様からのご提供で、『TiNHiFi C2』を頂いたので、こちらをレビューしていく。

アンダー5000円で買うことも出来る場合もある、新作のイヤホン。どんな製品に仕上がっているだろうか?

 

この記事に登場する製品は、HiFiGO様よりご提供頂いておりますが、内容に関しての指示はありませんので、率直な感想を掲載しております。

開封

ということで開封していこう。

なんかガンダムみたいなの描いてる。なんじゃこの箱は。って感じだが、本体の形も数年前のメカメカしさがあることを考えると、デザイン合わせて来てるんだと思う。

 

中身は以下の通り。

C2 本体
イヤーピース
ケーブル(2ピン0.78mmケーブル)

まぁ普通のラインナップです。

ケーブルは所謂qbc形式の方ではない普通の2pin。筆者が持ってるリケーブルはqbc形式だからリケーブル出来ねえっていう。

 

 

外観チェック

では本体の方を見ていこう。

アルミ製のこの形状は逆に懐かしいまである、所謂数年前のAndromedaオマージュ系の形。(まぁ中華でこのシェル、それこそ2019~2020辺りは良くみた印象)

6063アルミニウム合金製らしい。航空グレードとか書いてた。そういうの中華イヤホンって好きだよね。

ビルドクオリティに関しては素晴らしいと思う。

 

ネジの所とか、そういう所も綺麗にできてるなって。

 

イヤーピースを外すとこんな感じ。

 

この辺りのクオリティというのはむしろ高いくらいであり、この価格帯でもこういうのが普通に出てくるのがまぁすごいよね。

 

スペックは以下の通り。

製品名 TINHiFi C2
再生周波数 10-20000Hz
インピーダンス 32Ω±15%
感度 104±3dB
ドライバー 10mmダイナミックドライバー(LCP+PU複合ダイアフラム)
ケーブル 2pin 0.78mm

 

 

使ってみた

ということで聴いてみよう。

 

装着感の方だが、所謂イヤーピースで支える方式だろう。

ビルドクオリティとかは高いし、普通に良いのだが、そもそもカクカク金属の本体は耳のどこにもぶつけない方がいいので、合うイヤーピースを探してイヤーピースで安定させるのが一番良い。筆者はSpinfit CP100+を使用。

ただまぁ、この金属シェル、割と角は丸みを帯びているので、万が一当たったとしても痛いとかになりにくいようにはなっているっぽい。その辺りの形は考えられている感じがする。とりあえず筆者は当たることはなかったので、正確なことを言えないのだが。

 

聴いてみた感じだが、「あ~結構普通にいいなあ」っていうのが率直な感想だった。

色々と筆者もオーディオを聴いていく中で、具体的に音質を説明するのは得意ではないのだが、逆にこのイヤホンの音は聴いてられんなあみたいな感覚はあったりする。

価格帯を考えるとそこに抵触しないか不安な部分もあったのだが、そんなことはまったくなかった。

普通に良い音してる。なんの問題もない。

新開発の10mmダイナミックドライバー一発のシンプルな構成だが、高品質なコンポジットダイアフラムなど、結構いろいろやっていることが実を結んでいそう。

 

音としてはどちらかというとスッキリしているタイプ。

ダイナミックドライバーなので、低音がズンズンくる所謂ドンシャリを想定していたが、そこまでドンシャリ感はないかなと。

低音はどっちかっていうと軽快に鳴る感じで、この感じによって全体的にはフラット感がある。

ボーカルなどの中音域はすっきりと透明感がある感じで、解像度が高い。

普通のボーカル音楽を聴くのには適している感じ。

高音もちゃんと鳴ってはいるのだが、他のもっと良いイヤホンよりは出し切れていない部分があるというか、多分主張が音域で分けると一番弱めなのでそう感じるのかも。

シンバルとかの詳細感は、他のイヤホンの方が感じられた部分もある。バランスとして一番抑えられてるのが高音という感じ。

ただそのお陰で、耳に刺さるという所はない人の方が多いと思う。

 

フラットでいいバランスでいい音。ただ、すっきり系なので迫力とかには欠ける部分はあると思う。寒色気味の音って感じだ。

音場が広いという感じではないし、近くですっきり鳴ってくれるって感じ。

ただ解像度は高く、綺麗にすっきり鳴ってくれるのはこの価格ならめちゃくちゃ良いなって感じ。

筆者は中華イヤホンでもそこそこするイヤホンとかを持っているし、BA入ってるのも使っているので、貰って正直に評価したらどうなるんだろ?と思ったけど、それは杞憂だったかなと思う。

最近のBA混合などのハイブリッドイヤホンも、中華はかなりバランスが整ってきているのだが、ダイナミックドライバー一発のチューニングというところはもっと前から整ってきているだけのことがあり、この価格帯でこの音を出せるんだろうなとも。

 

今回はHiFiGO様の提供で、TiNHiFi C2をレビューした。

昔大量発生したAndromedaシェル系中華だが、そのビルドクオリティは上がり、かっこいい外観に仕上がっていると思う。

音もよく、フラットですっきりと出してくれるので、聴いていて心地良い。

もっと高いのは中華イヤホンでもあるんだが、普通に最初とかなら全然これで上のを食える所あるし(きっとリケーブルすればもっと良くなるんだけど…)

他に持っている人でも音の性格として一つ持っておいても面白いと思う。

しっかりと原曲を出してくれて、綺麗と思える解像度を出してきているTiNHiFi C2は、おすすめできるイヤホンに仕上がっている。

以上。