声オタおにじくんの声学審問H!

声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


おすすめ記事

この価格でスイッチ付きで、結構音変化もあり面白い。『Joyodio SHINE』レビュー

おにじと申します。

 

今回は、オーディオ系レビュー。

また、LINSOUL様よりイヤホンが届いた。

…というか、今回はお願いした所から派生した感じ。

というのも、今回はそもそもこちらから連絡したのである。

筆者、何個かイヤホンをレビュー用に提供して頂いていたのだが、qdcやKZなどが使用する2pinを保護した形のリケーブルは2、3本あるのだが、所謂普通に2pin(まぁ正確には中華は0.78mmが主流なので普通の2pinではない)のリケーブルするケーブルを持っていなかったのである。

なので、なんかレビューにおいてもリケーブルした場合の音とかも言えたらなあ…みたいな感じで、ケーブルでいいのないかを聞いたら、ケーブル提供してくれた上に何故かイヤホンまで送られてきた。

あと、本当はもう1個イヤホンが届くはずなのに、こっちの方がDHLで届くせいで早く届いた(YunExpressさん、旧正月もありクソ遅い)

 

そんなこんなで届いたのが『Joyodio SHINE』。

こちらめちゃ面白そうなイヤホンで、なんでこれが「じゃあこれもレビューして」くらいのテンションで送られてきたのか分からんが、レビューしていこう。

開封

ということで箱はこんな感じ。

黒を全体とした雰囲気であり、デカデカと製品の画像が。

1万のイヤホンということで、まぁパッケージがでかいなって所から始まったり。

中華イヤホンの箱の小ささは異常みたいなところも正直ありますから(

 

ガワを外すと、ロゴがあるシックな感じの箱。

 

開けるとマニュアル。それを外すと本体やイヤーピースとかが登場。

この時点で高級感を感じる梱包。最近こういうのは見る機会も減った気がするので、なんか開けてるだけで楽しいね。

 

中に入っているのはこんな感じ。

・イヤホン本体
・イヤーピース
・イヤホンケース
・スイッチ操作ピン
・紙類

 

入っているもので特筆するべきなのは、イヤホンケースだろうか。

こういうの、あんまり入ってないよねって。

なんでこの色なのかは知らん。でも質感は悪くないと思う。

 

またこのスイッチ操作ピン。これがこのイヤホンの大きな特徴とも言える部分なわけだが。

こちらを使って音を変化させられるのが、このイヤホンの特徴。

 

ケーブルは8芯銀メッキケーブル。

 

 

外観チェック

ということで本体を見ていこう。

中華イヤホンにありがちな二層構造。

金属っぽいフェイスプレートと、樹脂製のシェル。

ただ、フェイスプレートに高級感が強めで、これもあって雰囲気はいい感じといえる。

調べたらこのフェイスプレート亜鉛合金製らしい。そりゃなんか凄い雰囲気出るわ。

 

そして何と言ってもこのイヤホンの特徴。

スイッチがついている!

いやあ、筆者こんなイヤホン初めて見ました。存在は知ってたけど実機を見るとちょっとテンション上がっちゃいましたね。

1.低音域
2.高音域
3.超高音域
4.全周波数引き上げ

みたいな感じのスイッチがついており、この組み合わせで色々と楽しめるらしい。

説明書にはいくつかのテンプレート的なものも記載されていた。

・1111 POP
・0011 Classical
・1001 R&B/ROCK
・0001 HIFI
・0000 Standard

これを、前述したピンでオンオフ操作して音を弄る感じなのだ。

面白いよね。

 

ドライブの構成は7mmサイズの二重磁気のダイナミックドライバと、バランスドアーマチュアドライバを2機搭載した、1DD+2BAの構成。

 

 

聴いてみよう

ってことで、色々と聴いてみようと思う。

 

まずはスタンダードでの音質。

こちらはまず音量が取りにくい。インピーダンスがスイッチによって変化する仕様なのだが、スタンダードは全部オフなので、インピーダンスが高いのである。

なので、いつもより音量を大きくして聴くことが求められる。

最近はメリハリ系のイヤホンをレビューすることも多かったので、こういうウォーム系の綺麗だけどお行儀の良い、おとなしめな音久しぶりに聴いたなって感じ。

スッキリな感じとか、ウォームとか、そういう言葉が多分適切。ただ、なんというかこう…ハイブリッドイヤホン感は薄めの仕様である。

 

まぁこの抑えられているものを一発で弾けさせるのであれば、4番スイッチの全音域を変更する。

これでつっかえが取れたかのように、中音域、高音域が出るようになる。

音量も出るようになるので、基本スイッチを何かしらオンにする場合は、スタンダードよりも音量は下げて運用する必要性がある。

いわゆるハイブリッドイヤホンらしい音はこのHIFIモードで感じられるかも。

というかこの4番スイッチ、いわゆる暖色系から寒色系に全切り替えするレベルで違う。これどうやってこうなってんの。

 

R&B/ROCKに設定してみると、低音が出た上で中高音ゴリゴリって感じ。

元気なのだといいけど、ボーカルが前に出てくるかと言われると微妙。

でも楽しい。

 

Classicalは、高音域が強い感じ。

まぁクラシックとかを聴くって言ってるから、いわゆる金属楽器バーン!ってなるってこと。

 

そして全部ONにするとPOPS。

高音が強烈、そして低音もゴンゴン強烈という極端仕様。ドンシャリゴンゴンって感じ。

明瞭な音という言い方もできるし、人によってはおそらくキツすぎると思われるくらいには性格が変わる。

ただ、サウンドがこんなににぎやかでドーン!って感じは、おそらくスイッチを搭載したりして、音を変えられるイヤホンでしかできない芸当だとも思う。

高音が一番刺さる可能性があるので、この辺りは調整していくべきか。

 

という感じで、それぞれのスイッチを変更することで、かなり音楽としてのレベルが変わるというか、色々と変貌する感じがあるのが、このイヤホンとなっている。

ある意味で「ここが強すぎる!」みたいな音域があればそれをオンオフで制御できちゃうので、好きな音を探せるというのが、この価格帯というのが多分一番のポイントとなってくると思う。

SHINEという製品名だが、まぁ光と影をスイッチでドーン!という感じで、かなりスイッチで雰囲気が変わるイヤホン。

これ変えていくだけでも楽しいぞって思えるイヤホン。

これが1万前後で買えるのは非常に面白い製品と言えると思う。

最近、中華イヤホンもかなりフラットなのも増えてきているが、これでは遊べる。

それでいて、イヤホン素体の質感や音質ベースは、最近の中華イヤホンのクオリティの高さというところを出してきているので、おすすめできる。

安価でスイッチ付きイヤホンという選択肢はなかなかないので、かなりハマる人にはハマるイヤホンとなっていそうだ。

 

以上。