声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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開放型の有能ヘッドセット。『EPOS H6PRO Open』レビュー

おにじと申します。

 

今回は、ガジェットレビュー。

この前、EPOSさんからの提供で、ゲーミングアンプ『GSX1000 2nd Edition』をレビューさせて頂いた。

oniji.hatenablog.com

この際、自分が持っているヘッドホンや、マイクを個別に挿して動作確認を行ったのだが、ちょっとスマートじゃないなと思ったりもしていた。

そんな話をしていたらなのか、EPOSさんの方から「このゲーミングアンプ、使うならうちのゲーミングヘッドセットが一番ですよ」と、ゲーミングヘッドセットを今回ご提供頂いたので、こちらをレビューしていく。

ということで今回は『H6PRO Open』をレビュー。

普通に使い心地と、前レビューした『GSX1000 2nd Edition』との組み合わせもチェックしていこうと思うぞ。

 

 

開封

ということで、開封していこうと思う。

相変わらず箱良いよねEPOS。カッコいいというか。

まぁ元々ゼンハイザーだからね、そりゃそうと言えばそりゃそう。

 

開けると本体がお出迎え。

こういう雰囲気は好き。

 

中身はこんな感じ。

H6PRO 本体
マイク・音声分離ケーブル
4極 3.5mmプラグケーブル
カバープレート(2つ)
説明書類

デフォルトでマイクとヘッドホンを分離するケーブルがついているので、PCでの接続も簡単に行える。

USB系のもあるが、これだと普通のイヤホンジャックにも、PCにも両方対応できるのでありがてえ。

両方とも布系のケーブルとなっており、絡まりにくそうな感じ。

 

このカバープレートは、マイクを使わない時につけるやつらしい。

というか取り外せるんだってところから始まったんだけど筆者は(

 

 

外観

ということで、外観の方を見ていこう。

全体的な質感はやっぱりええ感じ。

 

ヘッドバンドの部分はクッション性のある感じ。柔らかいし。

 

サイズを変えるスライダー部分は金属製となっている。メモリ記載がある感じ。

 

イヤーパッドはふかふかしている。

耳を完全に覆う形。布みたいな感じでサラサラしている。この感じだと通気性は悪くないか?

 

耳につけるイヤーカップ部分は、縦横に動くので、頭の形に合わせることが可能。相性問題は発生しにくそうに見える。

このイヤーカップ部分が網になっているが、これが開放型ということを示している。

 

マイクがついていない方イヤーカップの側面に、ボリュームを調整するダイヤルがついている。

こちら非常に大きく、くるくる回せる。

ただ、ボリュームダイヤルを一番下にしてもミュートにはならないらしい。なんだその仕様。(どうやらヘッドホンから音が出なくてPCが壊れたと勘違いする層がいたかららしい。なんだそいつら)

 

マイクはマイクカバーが金属製っぽくて、ここにも高級感を感じられる。

マイクを跳ね上げるとミュートになる機能付き。

 

こちらは磁石でくっついていて、簡単に取り外しが可能。

これで前述したカバーを付ければ普通のヘッドホンとしても使えると。

 

 

使ってみよう

では実際に使ってみた感想を記載していこう。

まず装着感の部分。

以前のEPOSのヘッドセットはクソ重かったらしい(400g超えてたとか)のだが、今回は約330gとだいぶ軽くなった(それでもそれだけの重さはあるんだが)

頭や耳に当たる部分というのは柔らかい素材が非常に使われているので、そこまで違和感を感じるようなことはないんじゃないかなあという気はする。

ヘッドバンドも柔らかいので、頭に負担がかかるって感じでもそんなにないかなと。

 

側圧(着圧)に関してはまぁ普通の適度な側圧になるんじゃないかなと思う。人によってはちょっと強かったりするのかもしれないけど。

こういうヘッドホン系統、筆者はメガネをかけているので、そのメガネの所で側圧によって痛くなるみたいなことも存在するんだけど、そういうことはなかったので、まぁ大丈夫じゃないかなあと。弱すぎる方が困るしなこういうの。

 

今回は開放型の方を頂いてのレビューだが、開放型というのもあって耳への圧迫感も少なく済んでいると思う。

長時間つけていてもそこまで疲れるという形にはなりにくそう(それでもある程度の重さはあるので、どっかで外すことにはなるとは思うが)

 

マイクが取り外し可能っていうのは便利。

どっちでの用途にも使用出来るというか。マイクは置いてるUSBマイクで~って時もあるしね。

付いているマイク自体の構造もいい感じで、跳ね上げでミュートになるのはやっぱり便利。

こういうヘッドセット系統ではやっぱり跳ね上げミュートはほしいなって改めて感じた。

 

ヘッドセットとしての音質の方だが、全体的にはいい感じ。

音質傾向としては低音が強めの傾向だろうか。まぁ元ゼンハイザーかつゲーミングってのもあってこの傾向ってのもありそう。

ただ低音が強めとは言え、歪みとか作られた音という感じではないと思う。フラットではないけど、まぁ思いっきり振りまくってる過激な設定とかではない。

メリハリもしっかりとある感じで、中音域、高音域も綺麗に出ているんじゃないかなあと思う。

比較的バランスが良い方の音で、これは別にゲーム以外でも使える音質だと思う。

音がしっかりと分離してくれている感じもあって、音楽用途に使うこともできそう。ゲーミングヘッドホンの傾向をしっかりと残しつつ、他にも使えるバランスというのをキープしているというかね。

 

開放型の方を頂いた訳だが、外の音ってどれくらい聞こえるんだろうと思ったが、無音の場合はほぼつけていないのと同じくらいには聞こえるのに驚いた。

地味に開放型のヘッドホン系統を本格的に触るのは初めてだったので、不思議な感覚(今までもめちゃくちゃeイヤホンとかで試聴してたんだけど、買うまでには至ってなかったので…)

音はしっかりと聞こえるのに、外の音もちゃんと聞こえるっていうのは、家などで使う時は便利だなあと思う。

 

ゲームでの性能というところだが、筆者FPSとかはしないので、今回は左右前後の音が必要かつ筆者がやる『F1 22』というレースゲームで使ってみた。

前述した通りメリハリもあるクリアな音質である訳だが、定位感というのもしっかりとある感じ。臨場感というものを感じられると思う。

以前レビューした『GSX1000 2nd Edition』には7.1chのサラウンド機能があるのだが、こちらを使っての実力は素晴らしい。

サラウンドなので前後左右の音を振り分けてくれる訳だが、これでもしっかりと定位感がある。

位置、場所というのをかなり正確に音で認識が出来るので、後ろからマシン(車)が来ている時にどっちから来ているのかとかが分かりやすいし、どれくらい今並んでいるのかも認識しやすくなっている。

クリアな音質によって、小さい音もしっかりと出してくれるので、おそらくFPSで良く言われる足音だったりとかも非常に聞き取りやすいのではないだろうか。

 

まぁ今回は開放型なので、足音とかが重要なFPSなどをされる方は密閉型のほうが良いとは思う。

ただ、長時間つけられて、周りの音を気にする(インターホンとか同居人の声とか)ことが多い場合はこういう開放型を使うっていうのも一つの手だなと思った。

実際こちら届いてからパソコン前ではつけていることが多くなっている。

聞きたい時に流す、みたいな形でも行けるし、後述するマイクも使用しての通話では開放型だと非常に楽だなと思えることが多い印象。

自分の用途とかでここは決めていいと思う。

 

またマイクの音質に関してだが、結構PCに直接接続でも悪くはない。

所謂イヤホンとかヘッドホンに接続されている普通のマイクくらいの音質よりはいい感じ。

いや、まぁチャットとかで使うものだしそこまで重視するものでもないんだが。

ただまぁ、だからと言ってめちゃくちゃ良いぞという感じではないというか、筆者はこれまで所謂据え置きのマイク、置き型マイクも多く使ってきている部分もあったので、それと比較すればそりゃ厳しいんだが。

まぁ音は悪くないんだけど、特にゲインが厳しいのかなって感じはする。

 

ただ、これに『GSX1000 2nd Edition』を接続するとゲインが明らかに改善する。

その上、音質も明らかに向上する感覚がある。

これは前のレビューでも明らかに向上するとは記載したし、あっちは元々がホワイトノイズエグかったのでより劇的感もあったかもしれないが、こういうヘッドセットなどについているマイクでもここまでの差を感じられるというのはいいなと。

EPOSさんが「H6 PROだともっとGSX1000 2nd Editionの良さが出ますよ」みたいなことを言われたのだが、これは実際にそんな感じがする。

音質としても低音に振られている所はありつつも、どの音域もしっかりとクリアに出てきてくれるので、非常に相性が良いし、マイクも明らかに引き上がるので、セットでおすすめする理由というのも分かる。

 

単体としてもめちゃくちゃ良い物に、そういうのをつけたらそりゃ両方とも効果を発揮するよなって話なので当たり前ではあるんだが。

 

最後に、普通にヘッドホンとして音楽を聴いてみた。

こちらはPC、ウォークマン両方で試してみた。

 

こういうレビューを行っていく中で、結構長い時間つけていたが、疲れにくい印象はある。

もちろん何もない訳では無いが、そんなめちゃくちゃ疲れて長くつけられないみたいなことはまぁないと思う。開放型っていうのもあるだろうけど。

 

気になったポイントみたいなものは少ないが、いくつかは挙げておかないとアレだろうしあげておく。

ヘッドホン側で音量を調整できるのだが、やっぱりミュートに出来ないのは不便感はある。

なんか壊れたと勘違いする人間がいたかららしいがこれは微妙。やはり。

あとこの音量調節、なんというか一定の感じで上がっていく…というよりは、途中から音量がグッと上がってくる印象がある。細かい音量調整というのが少ししにくいかなあという印象があった。

 

これはおま環説濃厚だが、若干GSX1000 2nd Editionと絡めた時のDiscordの動作が不安定な気がする。

マイク動作にしろ、スピーカー動作にしろ。

これは多分おま環な気がする。

 

あとこれは気になったわけじゃなくて、使う時に気にしておいて欲しいことって感じだが、本体とコードの接続は奥までしっかりと差し込もう。

コードに線があるのだが、それが見えなくなるまで入れるって感じ。

しっかり奥まで入れることで抜けないことを目指しているんだと思う。

 

 

ということで今回は、『EPOS H6 PRO』をレビューしてきたがいかがだっただろうか。

EPOSは元々ゼンハイザーということもあり、ゲーミングヘッドセットでありながら、音質という所にも十分にこだわっている製品だと思う。

所謂攻めたセッティングをしてくるゲーミング特化のゲーミングヘッドセットではなく、ゲームにも他にもバランスよく使えるようなモノとなっており、とは言えゲーミングらしい方向性(低音の表現力)も感じる絶妙なバランスで成り立っている製品という言い方も出来る。

 

外観の質感も相変わらず素晴らしく、めちゃくちゃ良い物だなっていうのを感じることが出来ると思う。

以前レビューした『GSX1000 2nd Edition』との相性も非常に良く、これはそりゃおすすめされるわなという印象。

 

全体的な完成度が高く、かなり気合を入れて作られていることを感じるゲーミングヘッドセットだなと感じた。

気になった方はぜひ購入を検討してみて欲しい。

中々こういうのって現品を見に行く、聴くっていうのは難しいんだけどね…(大きな家電量販店とか、eイヤホンとかのイヤホン・ヘッドホン専門店とかがいいのかなあ…?)

 

 

以上。