おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
HyperXさんが新しいコントローラーを出すということで、レビューして欲しいとご依頼された。
最近HyperXはeスポーツ団体のSCARZと、公式周辺機器パートナーとなったりと、よりゲーミングの周辺機器に力を入れている印象もあるわけだが。
いつもお世話になっているのでこちらを快諾させて頂いてレビューすることに。
まぁコントローラーのレビューって中々難しいんだけどね(
結構面白いというか、コスパも良いコントローラーに仕上がっていそうな『HyperX Clutch Gladiate』をご紹介していくぞ。
開封
ということで、まずは開封していこう。
箱はいつものHyperXという雰囲気だろうか。
Xbox認定ゲーミングコントローラーとなっておりこちらXBOXとPCに対応しているみたい。HyperXでXbox認定ゲーミングコントローラーは初めてらしい。
毎度の英語パッケージに、色々と特徴は記載されている。
パッケージを見ると分かるが、こちらは有線のコントローラーである。
では、中身を確認しておこう。
HyperX Clutch Gladiate 本体
USB-C to Aケーブル(3m)
説明書類
シンプルな中身となっている。
ただ、まぁケーブルが凄く長い。
有線限定っていうのもあるんだろうけど。めちゃくちゃ長いなってなる。こういう長さが付属してくることってそんなに多くないから。
外観チェック
ということで、外観の方を見ていこう。
5000円以下の価格設定のコントローラーとしては、ビルドクオリティは良い方向だと思われる。
全体的にプラスチックが使用されていそうだけど、質感は悪くない。
形状のイメージとしては、一般的なコントローラーと大きく差がある訳では無いが、どちらかと言うと持ち手の部分が細めのタイプだと思う。いわゆる箱コンなどよりは明らかに細い。Switchのプロコンも細い側だが、あっちよりはちょっと太いのかなって感じもする。
各種ボタンの構造は見た感じちゃっちいという雰囲気はない。印刷も非常にきれいな印象だし、悪いということはないのかなと。
気になるのは、XBOXボタンの下のスタートボタンなどのボタンがやたら小さいこと。
ここのボタンって普通に大きいことはないのだが、にしても極端に小さい感じがする。
アナログスティックは箱コンと同じ凹んでいる方式となっており、クオリティも十分高そうな感じ。
アナログスティックの下の部分は赤くなっており、ここにHyperX感を感じることが出来るだろうか。
十字キーは繋がっているタイプで、昔の箱コンを思い出す構造。あんまりいい思い出はないよねこの構造。でもこの価格帯だしなあ…
トリガー系ボタンはツルツルのプラスチック製。これも昔の箱コンを思い出す仕様。
触ってみてどういう感覚に思うかだねこの辺りは。
USB-Cの端子はしっかりと奥まで刺さる仕様で抜けにくそう。
ただ、この仕様でUSB-Cケーブル自体を選ぶことになる。これよりも接続部分が小さいものにしないと干渉して刺さらない。
裏面。
滑り止めのパターンがしっかりとある。ただ触った感じはグリップするという感じではないかもしれない。
まぁ最近の箱コンとかが明らかにグリップするようになったってのもあるので、別に気にならない程度のグリップ感だとは思う。
後ろの赤いボタンが背面ボタン。上の真ん中にあるボタンを使用してボタンを登録できる。この価格帯で背面ボタンは嬉しい人もいそう。
上の左右にスイッチみたいなのがあるが、これはトリガーロック機能。
これを外側にすると、LT、RT(L2、R2)のトリガーボタンが真ん中押す所が止まる。
Switchなどはここがトリガー感ほぼないが、あの感覚に近い形に出来るという、なかなかない機能である。
使ってみた
ということで、暫く使用してみての感想。
全体的なクオリティとしてはこの価格帯としては十分な性能のコントローラーと言えるだろう。
接続するだけで簡単に使えるようになる手軽さは有線ならではかもしれない。
ABXYボタンに関しては、ちょっと深めって感じ。もっと深いコントローラーをGamesirとかで触ったので、凄く深い訳では無いが、純正箱コンとかが非常に浅いので、あれよりは少しだけ深いっていう印象。
ガタツキみたいなものもそんなに感じないし、クオリティとしては十分だと思う。
アナログスティックの使用感はかなり満足。
筆者が純正箱コンの、スティックの中が凹んでいる方式がどちらかというと好き(こっちの方が指がスティックから離れにくと思っている)というのもあるのか、何の問題もなく動作した。
デッドゾーンなどの動作も良好で、安いコントローラーにありがちな、デッドゾーン大きすぎて反応が遅いみたいなこともなかった。ここのあたりはいいねえと思う。
十字キーはやっぱりちょっとふにゃっている部分がある。
ここは構造上仕方ない所はあるとは思うのだが価格相応な部分だろうか。
上のLBRB、LTRTボタンはしっかりとした押し心地はあるが、剛性感が凄くあるという感じではないので注意かもしれない。
まぁしっかりと押している感覚はあるので、ちょっと価格相応ではあるが動作に問題はないんじゃないかなと。
いわゆる一つ前のこの部分がツルツルだった頃の箱コンとは恐らく大差はないので。
背面ボタンだが、上のボタンを長押しすると、正面のランプが点灯するので、その状態で『上下左右』『L3・R3』『ABXY』ボタンなどを押し、すると点滅するので、背面ボタンのどちらかを押すと設定が完了する。
ソフトなどはなく、コントローラー単独でアサイン出来る方式のようである。
問題なく動作することは確認した。
トリガーロック機能に関しては、ちゃんとロックされている感覚はある。
ただ問題として、トリガーロックした際の押した加減に安定性がない。
コントローラーの動作を確認するサイトなどで、いわゆるトリガーの押し加減というのが見れるのだが、『0.55』前後で誤差0.05くらいの範囲で押し加減がブレている印象がある。
トリガーロックした際の設定にここまでブレがあると精密に使う場合には困るんじゃないかなあっていう所がある。
この価格帯でトリガーロックがあることは魅力的なのだが、この部分は考慮しないといけないかもしれない。
〆
今回は『HyperX Clutch Gladiate』をレビューしてみた。
5000円以下のコントローラーとしては、非常にコストパフォーマンスが高いコントローラーに仕上がっていそうで、HyperX初のXbox認定ゲーミングコントローラーとして、一定以上の評価を与えて良い製品となっている。
ただ、あくまでも5000円以下のコントローラーではあるので、価格相応といえる部分も散見される。
そこは自分がどれだけコントローラーにお金をかけるか、このコントローラーの価格に対して高機能な部分をどう見るのか、みたいな使う人間が選ぶ所でどうか?という所ではある。
ただ間違いなく低価格帯のコントローラーとしては選択肢に入ってくるだけのモノにはなっていると思うので、検討する価値はあると思う。
以上。