声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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この手の中にあるものを確認しよう①。SAGA PLANETS『AMBITIOUS MISSION アフターストーリー1』簡易感想

おにじと申します。

 

今回は、エロゲ感想記事。

一年前なんだなあってなるアンミツ。

今回はそのアフターストーリー1が発売したということでプレイした。

まぁボリュームとしてはそんなに多いものでもないので、サクッと終わらせたわけだが…

まぁそこまでしっかりどうこう言うようなこともないような気もするけど、でもやっぱり書くべき作品だったとも思うので、書いてみる。

プレイ前所感

『AMBITIOUS MISSION』は昨年に発売された、SAGA PLANETSの新作である。

ビジュアルアーツ独立後2作品目となる今作は、サガプラの久しぶりの大当たりの作品であった『金色ラブリッチェ』のシナリオを手掛けたさかき傘が担当。

 

怪盗モノという形で構成された今回の『アンミツ』は、金恋の成功を追うというよりは、また違うアプローチを仕掛けた印象がある。

しっかりと話の構築とか、構成の方でやってきた印象もあったし、全体としてのテーマ性の統一性、伝えたいことの一貫性という所は間違いなく存在したように感じる。

サガプラのプレイヤー層から考えれば、少し難易度が高い作品となった印象はあり、金恋のような作品とは元からならないだろうとは思ったが、比較的好評な所で世間的な感想は感じられる。

話としても、メインヒロイン3人+グランド1人と絞り、しっかりとした形を作って、注力していこうという姿勢があったし、作品としての傾向として、サガプラはこれくらいのクオリティをなんとか続けられないものかなあとも思った。

 

同時に、ある程度のりしろは残されていた印象で、FD的な存在を制作する可能性という所も考えていた。

今回は、FDという程の大きな物ではないものの『アフターストーリー』という形で今回続きが制作されることとなった。

ミニFDのような形をサガプラが取るのは恐らく初。ミドルプライスFDは『 もっとLOVEちゅ! -恋愛CHU! FanDisc』(2001)に存在。そもそもFD系統はあとは『金色ラブリッチェ -Golden Time-』くらいのものであり、サガプラが続きを制作するというのがまず珍しいことである。

今回は所謂HOOK・SMEE系統がよくやるミニFDが方式で、ロープラで行われる。

ちょっと垣間見る感じがある作品という形になる。

①ではかぐや・あてなの有瀬姉妹と、美春のエピソードが出るという感じ。

どのような形となっているだろうか。

この手の中にあるものを確認してみよう。

 

 

雑感

美春エピソード

ということで、最もおまけな感じであろうと思われる美春を先に踏んでおいた。

シャルが展開上使うのにあまりにも便利過ぎる。

こいつ何やっても許されるからずるいだろ。なんでしゃるはめ波で家を崩壊させるんだよ。ずるいだろ。

 

ということで、じゅんぐり回っていくとは言え、根津院への接点を強くするという所が行われている感じ。

それぞれの所で、主人公である御影の掘り下げも行われた印象がある。

 

なんというか、それぞれ大団円感があるというかね。

幌子も兄さんと重ね合わせている感じがより露骨になってたりもするし。

本編が終わっていることによる日常的描写が増えるっていうのもあるしね。

 

精肉店がコロッケ出してるっていうのは、御影の記憶じゃねえんだよなあ~っていうのが出てくるのとかがしれっとやってるのが良い。

幌子がこういう所をちゃんと見せられるの、それこそグランド後のみに近かった所もあるので、良い所ではある。

 

この辺あたりの絡みも出てくるしねえ。

というか幌子結構スポットライト当たってる印象がある。

ここまで関わってきた人間に対しての掘り下げが行われているという感じもするわね。

 

この人終わったからってはっちゃけすぎだろ。

とは思うんだけど幼少期的な方向で行くと多分本質はこっちみたいな所あるしな、なんでシャルと同じことやるんだよ(

 

美春が覚えてる可能性はたしかにあったんだよなあのシーン。

まぁグランド以外に関しては、めちゃくちゃ当人の中で未練は存在してそうなんだけど、人生としては御影のモノを優先して欲しいという気持ちがあるからね幌子。

なんというか、このアフターストーリー、幌子の遠くから見守っている缶を感じることが多い気がするんだよな。ある意味で一番掘り下げられているというか…この人って敵ではないってのがちゃんと判明してから、幌子はこういうのだよって教えてくれてる気がするんだよな。

 

家族といきなり別れることになってしまった幌子と、初めて家族を得た美春という所の対比をしながら…という感じがあった。

家族という形において、色々と考えられているというか、示し方を上手い事やってるなあと。

美春ルートと言う感じはあんまりしないのはなんだろうなあ…家族愛を確かめるみたいな所を感じるというか。

 

まぁ可愛いというか、そういう愛みたいなものは昔から確実に存在して、根津御影は根津御影であることを示したルートという言い方も出来ると思う。

なんか一線超えちゃった~っていうのは、一つのエラーな気もするけど、それはそれとして、この二人の関係性というのは完成してるんだよなと。

 

 

このルートには、幌子と蜜子のエンドが存在するのだが。

幌子ってめちゃくちゃ不憫というか、大変過ぎる人生を送ってるんだよな。

母は死ぬわ、兄はいなくなるわで、不憫過ぎる。

堅苦しい女感が出てるけど全然そんなことない女なんだよな。

 

最も家と周りと環境に振り回されてる女。この人が一番救われてるのってグランドなんだろうか…?

難しいねこの人。本当に大変だよな幌子って(

 

みっちゃんはこう…みっちゃんなんだよなあとしか言いようがない所がある。

この人はこういう扱いで良いみたいな所がある。

 

誰か沙取と同一人物であることを教えてあげてくれ定期。

しかしまぁ、押しに弱いのか、全てが弱いのか、なんなのか…w

 

こちらのルートでは、御影の周りの境遇、ルーツという所をやりながら…というミニストーリーだった。

なんだかんだ沙取時代の記憶が混ざってたりもする御影。

御影は御影では間違いなくあるのだが、その中にやはり沙取の影が存在するし、それを感じている人間もちょくちょく存在するっていうのが、なんともまぁ…

 

 

かぐや√

当然のように尻もみまくってる御影と、ラブラブなかぐやまじで笑うだろ。

なんで初手からこんなんなんだよコイツらはw

かぐやの落ちっぷりは相変わらずとんでもねえんだよなあ…w好き過ぎるんだよなあw

虹夢が他の√で他のヒロインが出てこないのはこういうのを見せつけられるからって言ってて草だった。まぁそりゃそうだわな(

 

この√では幌子が情勢ぐっちゃぐちゃなので元の業務に帰るって話になっている。

こういうぶっちゃけ話、さかき傘FDっぽくて好き。

でもまぁ、そりゃそうよなあとも思うけど。大変だったね、現実(

 

かぐや、怪盗部止まっててもみんな来るの喜んでるし、怪盗自体も楽しめるようになっているって感じがする。

まぁかぐやって集中しすぎる方だし、怪盗はあてなの為あてなの為…って感じではあるので、中々そういう心境にはなれなかったというかね。

かぐやこういうの楽しんでそうな雰囲気はあるんだけど、心からっていうのは無理だったんだろうなあとは思う。

 

やっぱり幌子との関係みたいな所、このアフターストーリーではあるのかもね。

敵だけど敵じゃないって感じではあるからねえ…

かぐやは元々からクッソ苦手そうだったので、仕方ないとは思うのだが、幌子は悪い人じゃないぞ…

 

普通に御影、周りにもこんな感じなの笑うんだよなあw

かぐやと付き合ってもコレっていうかねw

まぁそれを弥栄も普通に受け入れちゃうのがなあ…ダメ男製造ってシャルに言われてたけどそやなってw

 

ちょっと御影が嫉妬するとめちゃ嬉しそうなんよな、かぐや。

それにノリノリになる御影も御影やけどw

この二人の付き合い方、バカップル度やはりいちばんなのでは…?w

 

与吉出てくるんだなあって。

普通に腐食の奴回収されるんですねえ。

なんだかんだ母のことは大切にしている与吉。なんというか、商売に狂ってなければなあって人ではあるんだと思うわねやっぱり。

 

あてなの病室でバイブプレイをするなw

「なんで近づいてくるの」の言い方結構好きだった印象ある。

普通になんだかんだえっちするんだよなあ(

 

かぐやはこうじゃないとダメっていうのは、なんかわかる気がする。

それをあてなが分かっているというのも含めてね。

この手の中にあるもの、Be Gentlemenも、なんだかんだ受け継がれている。

かぐやと幌子って割りと似てるからね、めんどくさいのも含めて(

 

幌子、このよろしくなんというかねえ…

そりゃそうなんだけど、沙取のことを考えると、立ち位置がややこしすぎるんだけども。

まぁ仕方ないんだけども…まぁ色々な思いを感じずにはいられんよ。

 

幌子がヴロフ渡すの、なんというか色々と託しているという言い方も出来る。

盗めなくなったわねとは言ってるけど。

でもなんというか、こうかぐやにしっかりと受け継がれているし、かぐやもそれは分かっている感じなのが良い。

 

かぐやと幌子の関係性というか、相性というのは良くないのは間違いないないんだと思うのだが、似たもの同士だし、通じ合っている部分もあるのかなって。

イチャイチャの要素が勿論強かったけど、この部分に関してのスポットライトはしっかり当てたなあと。

劇的な改善みたいなことはまあないんだけど、それでもね。それでもよくはなってるっていうのを示していると言うかね。

いいお話というか、続きだったなって。幌子の顔がCGで見えないのもなんか良いんだよなあ…

 

 

あてな√

あてな、初手から可愛いけども。

このミネルバ形態はこの√のみだし、車椅子じゃないのが存在するのもこの√のみな訳だが。

快活少女と言うべきあてなが、如何に通常状態と合致してないかって話なんだよなあw

そういう意味では唯一の√の割にキャラとしてはこっちなんだよなあ。

それでこそあてなという言い方は出来ると思うんだけど。

 

沙取であったことを唯一御影が認識しているルートなので、そういう弄りが明確になっている√。

普通に幌子が攻められているって感じがあって、面白い。

それはそれで幸せそうではあるんだけども。

だからって戻ったってわけでもないしね。認識しただけではあるのだけども。

 

話が一段落することにおいて、逆にあてなとの距離感がよくわからなくなるという。

あてな√においては、結構思い切りというか、後がなかったから最後にやっちゃおうぜの方向性もあったこともあり、しかも元々の自分が会っていたことも分かってるとかでやたらとややこしい部分はある。

 

そういう所もありつつ、周りの人間はちやほやしてる。

こういうのを見れるのも良い。あとかぐやがめっちゃ複雑そうなのが笑う。

そういう所含めて面白い所。

 

Fコインのことをやったとて、新たな決済とかが出てきて、そういうのでまた時間泥棒が出てくるみたいな話もあり、自分たちがやったことは正しいのかみたいな所もちょっと悩んでいたりもしたりするのも、これまたグランド以後感があるというか。

あれだけ大げさなことをやっているというのもあるしね。

でも、まぁそれは無駄ではないっていうのの提示の仕方をあてなや幌子でしているのが良いなあと。

よしよしして欲しかった幌子可愛かったね。めちゃくちゃ兄さん好きなんだよなあ(

 

日常パート的な物が恐らく最もおおかったのもこのパート。

相変わらずつばめ、エロいというか意味深が多いんだよな(

なんというか、こういう日常において、最近の流行みたいなものを入れ込んでくるの、さかき傘っぽい。

 

この下り、無印と逆なんだよなあw

もう分かっている前提で話を進めるのと、実は分かっていなかった人という構図w

この反応の仕方めちゃくちゃあてなの時面白かったんだが、かぐやもやってるの笑う。姉妹w

 

だからってテレビ塔でやってんじゃねえぞ!とは思うけど。

でもまぁ、あてなって出来るシチュが少なすぎるんだよな、身体とか含めれば尚更。

病室以外で出来るとしたら、実家がギリだし、ここもそうだし…

なんというか、お互い踏み込めてなかった所からエッチだ~!!!!ってやるの、割と好きよ。

 

美春がちょっとだけ絡んでくる。

まぁこの辺りも美春は保護者枠としての作用になるわけだけど、顔合わせしてくれるのはありがたいよね。

 

思いっきりエッチなことしてて、かぐやが白黒になるの好き。

一回離れたのに結局裸見てしまうの含めておもろい。

かぐや、大好きなお姉ちゃんがこうなってるの、複雑でしゃーないやろうからなあw

 

幌子とかぐや、なんというか似た者同士だと思う。

幌子は手放してしまったことを永遠に引きずってる所あるし。

しかしまぁかぐやにとって御影が兄になりそうなの、幌子がうんうんって頷いてるのなんか良いよな。

きっと良い兄になるとか言うし。

でもちょっと御影が沙取時代思い出しただけで、幌子にとっての最大のハッピーエンドは存在しないのが可哀想な気はする。それをするとヒロインと繋がらなくなっちゃうから仕方ないんだが。

 

御影もあてなもあんまり構ってくれなくてヤキモチ焼いてるかぐやに、当然のように来る御影とあてなでなんかもうごっちゃごちゃになってるかぐや。

なんだかんだみんなが大切なんだよね、かぐやにとって…w

 

文化祭準備がのほほんとしたというか、平和そのものだったわけだが、その中でもやっぱり有瀬家のしがらみって存在するわけで。

そういうの、基本解決することがなかったわけだが、今回はどうにかするっぽいぞと。

こういう時のかぐやの表現、一貫しているし、詩的で好きだよ。

 

お兄様呼び好き。めっちゃ捨てるようにしれっと言ってるの、夏和小う~まいっす。好き。

 

あてな(嫡子モード)がこっちのルートでも登場。

この人、威圧感持てるんだよな、持てるだけだけど(保てない)

保てない人だからなあ、それこそかぐやルートの時のアレってあてなどうしてたんだろうな、素は元々のまんまっぽかったけど。

 

まぁある意味で一番盗み出されてるのってあてななのかもねえとか思ったりはする。

しかしまぁ、このドレスの登場数の少なさよね。

というか、一応にもグランドヒロインなのに、立ち絵の基本ポーズが本編で一つしかないみたいな状況にしてはいけないヒロインだった気はする。

 

猛烈に意味深な終わり方してて草。余地残してきたじゃん。

このあの日は、どれなのか、そもそも御影なのか、沙取なのか。

もしあてなが沙取だって分かってたらそれはそれで面白いと思うけど。

どうなんでしょう。あてなに結局言ってないのは間違いなさそうだが、お察しされていてもおかしくはないよねえ。

 

あてなルートに関しては、改めて二人の関係性というものを描きながら、グランドではする暇がなかったイチャイチャ、そして有瀬家においての一つのしがらみを解決するような形に。

車椅子で、病室にいなければならないあてなを、みんなでまた一つ盗み出したみたいな言い方が出来るのかなと。

なんだかんだグランドの貫禄がある。

かぐやが一番複雑な気もするけど、結局お兄様呼び一回してたりして面白い。幌子はこのルートがやっぱ一番幸せなんかなあ。

 

 

ということで、アフターストーリー1でした。

ロープラということで、やっぱり各所短いモノであったものの、特に既存キャラであるかぐや、あてなに描かれるべき補完みたいなものはしっかりとされたのかなと。

ヒロインもそうだが、サブキャラ含めてしっかりと埋めてきているというか、残った問題を解決しつつ、上手い事収めてきている感じ。

もうちょっとだけ続くんじゃの形であれば、結構理想的なというか、しっかりアフターしててよかったなと。

2の方もこんな感じなんだと思うが、それなりに期待しておきたい所。

 

以上。