声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

エロゲ衰退論(2023年6月版)においてのアレ

おにじと申します。

 

今回は、エロゲの話題。

色々と言われるエロゲ業界、1クールに一回は衰退論が謎に唱えられるわけだが(間隔が狭すぎるだろ)

結局どこからこういう話題が湧いているのかも分からなければ、どういう理由を持って衰退と言われているのかも分からん。

こういうなんか周りが反応してるから漠然とそういう話がどこかでなされていたっぽい…みたいな話はどこでも存在するのだが、それに毎度反応するのもダルいし、体力も使いそうな気がしたので、とりあえずブログ記事にしとけば、今後また三ヶ月後くらいに話題が出てきてもこのURLを貼るだけで全て解決するのでは?と思った。

ということで、この話における毎度の疑問と、毎度の持論を提供。

どこで誰が言ってるんだよ

まずとりあえず文句シリーズ。

どこで誰が言い始めてこの話題が始まってるのかがよく分からん。

これが1クールに一回くらい話題になるのも謎だし、色々とどういうこと?って感じ。

毎度震源地が分からん。誰でどこで言ってんだよ。そもそもこういう話題に毎回飛び込んでいこうとする人間が多すぎるのも後で書くが、そもそもまじでどこから始めているのかが分からん。

なんか知らんけどどっかでそういう話題があったらしいよ…から毎度広がっていくのなんなんだろうね。

 

 

何をもって衰退と言われているんだよ

で、結局誰がどこで言ってるかが分からない結果、何をもって衰退と言われているのかが分からんという。

衰退という言葉だけが独り歩きしまくるので、それぞれ言ってる視点が違うみたいなこともありまくる。

そういうのも考えると、いつと比較して衰退している判定をしているのかも多分バラバラである。何をもって、いつと比較してどういう感じで衰退しているのか。ここの軸がこういう話でまぁ見えてこない。

 

 

毎度アホみたいにエロゲ制作側が言うの何?

この話題、エロゲ制作側が毎度バカ正直に反応し過ぎな所がある。

どこから出てきたのかもわからない、どういう所を理由にそう言われているのかも分からないことになんで毎回顔真っ赤にして反論するのか。

あそこの毎度の反応速度と、ツイート数の多さがある意味で衰退を証明してないか?みたいな所正直なくはない。

とりあえずすかぢとAKOUは黙るという言葉を頭の辞書の中に加えて欲しい。

一般人が騒いでいるのと訳が違うというのを、エロゲ制作側の人間ってさっぱり分かってない人間が多すぎる。

距離が近いということをアピールしている節があるが、距離が近いことと、不用意な発言をすることは全く違うものなので、そこら辺り分かってんすかねえと思う所はある。

 

 

140文字で言える内容じゃねえだろ

制作側も一般側もそうだが、すくなくともこんな話題を140文字のTwitterでした所でって所はある。

そんな少ない文字数で言えるような話でもないだろうと。

もっと長い話じゃないとこういう話は普通に成立しないだろって感想は常に持っている節がある。

なんというかこう、気軽に言える場ではあるんだが、こういう議論系統には文字数の観点で向いてない面が多いので、どうなんだかなあという感じは受ける。

結局表現というか、説明が足りなくて誤解される運命だからね、ああいうのって。

 

 

実際衰退してるの?

で、もって実際に衰退してるのか?に関して考えてみよう。

衰退してるように見えるポイントと、意外と頑張ってるなってポイントを雑に挙げてみる。

 

発売本数

そもそも毎月発売されているエロゲの本数という所は確実に減ったと思われる。

毎月まぁフルプラが出てはいるが、それほど多いわけでもないし、抜きゲーを省いたフルプラとかだともっと少なくなる印象。

昨今はミドプラロープラが増えているのもあるとは思うが、それを数としてカウントした所で、昔のエロゲ発売の毎月の本数には及んでいないものと思われる。

というか、昔のエロゲアホみたいに出ているので、比べ物にならんという言い方の方が恐らく正しい。月に4~5本とか買える時代ではあるので。そういう時代に比べたら、まぁそんな月なんてないからね。普通にそこは明らかに少なくなってる。

こういう所の発売の数字とかを見ていると、単純に出ている数が減っているというのは、衰退と呼べるかもしれない。

 

評価の数

各種サイトにおいての評価というのは、別に全員がするものではないので、参考程度のものではあるものの、昔からずっと存在する評価サイト『ErogameScape -エロゲー批評空間-』とかの数字だけを見ても、昔のエロゲの評価のデータ数というのは、非常に多かった。

現在のデータ数を比べれば、その数というのは一目瞭然レベルで昔のエロゲの評価数というのは多い。

勿論、これは発売時から時がかなり経過している為、単純に計算をすることは誤りではあるのだが、それにしても数が違いすぎる。普通に4桁とかがゴロゴロいる。今は3桁行くことも当たり前ではないまであるので、中々に異なるというのが現状である。

こういう所において、プレイヤーの数というのは減ってはいることは間違いない(決して批評空間に投稿している数が全てではないが、大まかに見たとしても人数の差が明らかである)

プレイヤーが減っているというのは、衰退と言えるかもしれない。

 

 

店舗の数

これは別にエロゲに限ったことではないのだが、販売している店舗の数というのは確実に減っている印象。

東京の秋葉原、大阪の日本橋、共にこういうエロゲ販売をするような所というのはかなり減っている。

筆者は大阪の方が馴染み深い訳だが、ソフマップがもうなんば店しかない(元なんばザウルス2)というのは、中々に衝撃的なことである。

各所においての販売箇所の減少というのは深刻であり、とらのあなは全て閉めてしまったし、そういう所で当たり前が当たり前ではないという所が出てきている。

まぁこれは別にエロゲに限った話ではないのだが、どっちにしろエロゲの販売箇所が減っているというのは、衰退といえる要素かもしれない。

 

 

ブランドの撤退・倒産、新規人材不足

作っているブランドの数というのは明らかに減っているのは感じる。

所謂エロゲからの撤退や倒産というのは、近年は珍しいものではないように感じる。

エンターグラムが戯画、プレカノをやめてエロゲからの撤退を行い、TGL時代から含めての長い歴史に終止符を打ったのは記憶に新しい。

それ以外にもfengminoriなど、往年のエロゲブランドというのは消滅しているものが結構多いのが現状である。

それでいて、新しいのが増えているかと言われるとこれまた微妙な所がある。

人材という所も物凄く回っているかと言われたらそんなことはないと思われるので、そういう所で、作る所や人が減っている…という意味では、衰退しているのかもしれない。

 

 

そこそこ話題作は出てはいる

これだけ色々と言おうと思えば言えるくらいには衰退していそうな要素というのは並べられまくるのだが、その割に、数年に一本くらいであれば話題作というのは出てきている印象はある。

やはりQruppoとかのパワーは強めで『ぬきたし』『ヘンプリ』ともにムーブメントを比較的起こした方の作品となったような感じはする。

ゆずソフトが3年ぶりに『天使☆騒々 RE-BOOT!』を発売した際、発表された際も結構な話題となっていたりもするし、意外とこんな形の割に話題作っぽいのは出てはいるっていうのはあったりする。

 

 

質が落ちた感じはしない、むしろUI含めやりやすさは向上傾向

では、作品としてのクオリティという所ではどうだろうか。

現在の商業系エロゲにおいての、一作品ごとの質というのは、どちらかというと向上しているような感じがする。

向上しているというか、どうしようもないようなクソゲーが、まぁ出てくることが少なくなった…という言い方のほうが正しいのかもしれない。

作品自体のクオリティというのは、ある程度は担保されているような感じがする。これは絵に関してもそうだし、声優とかに関してもそう。

シナリオに関しては、後述するが昔と変化は見られるが、需要の方向としては恐らく正しい方向に向かっていると思われる。

声優のクオリティとかは確実に特に上位層では向上傾向であり、所謂普通のアニメなどの声優とのクオリティの差のようなものは感じにくい、一部において凌駕する場合もなくはないと思う。

 

今のエロゲをやっていると、昔のエロゲがとにかく不親切で、やりにくくてしゃーない…と思うことは少なくない。

特に、UI部分においてのエロゲの進化は、ブランドごとに大きく差が存在はするものの、特に上位層のブランドにおいては、かなりUIが分かりやすくなっていたり、機能性が高かったりする。

特にお気に入りボイス機能などは、少しずつ浸透しつつあるように感じられる所ではあるし、機能性がマジで上がってきている。

今や当たり前のバックログジャンプとかが、昔は存在しなかったりするのが割と当たり前だったりするし…

まぁそれでも未だにフルHDに対応しているエロゲってそんなに多くなかったりとか、格差が存在するとか、色々と課題はあるとは思うだが、プレイにおいてのストレスはかなり低減されている印象がある。

 

 

意外と若い人もエロゲやってる(とはいえ多く買ってるのはこれより上の層だとは思う)

これは、割と筆者も意外なのだが、思ったより若い人間がエロゲをやってはいるっぽいらしい。いや、全くいないってことはないし、筆者かて学生なんだからそりゃそうだろって話なのだが、それでもやっぱり多いとは思えない所がある。

まぁこういう話題が回る時に毎度こういう話は上がり、なんか今月は『恋にはあまえが必要です』(HOOKSOFT)とか、『乙女とふれあう、ひとつ屋根の下』(ensemble SWEET)とかで原画を最近ちょこちょこ見るGo-1氏がアンケートをやっていて、結構話題に。

そもそも3.3万票入ってるのがびっくりするわけだが、ご覧の通り割と若いの多いなという結果になっている。

ちなみに、これ昔HOOKあたりもやっていたのだが、そちらも普通に若かった。

こういうのを見ていると、まぁ若いの意外と多いんだなあという印象にはなってくる。

ただまぁ、あくまでもTwitterにおける投票であることや、基本的にGo-1はHOOKやらensembleやらシルキーズ系統で原画をやっている人間であることなどを考えると、鵜呑みにはしにくい所ではある。

特に割合という所は、そりゃ若い層がRTすりゃ、若い層が増えるし、Twitterにはそういう層の方が多いのだから、割合としては増える。なので、どっちかっていうと、全体の票数に対しての絶対数の方で見ておきたい気はする(そう考えると、18~22歳が8000人以上いることになるので普通に多いなあとかになってくる)

 

だからまぁ、思ったよりは多いんだとは思うのだが。

思うのだが、完全にとか言い切るのとか、

 

1Twitterアンケートの割合を信じすぎるのとか、

 

急に古のエロゲーマーをDisりだすのとかはやめておいた方が良いだろう。

 

(Go-1の恋あまの原画は普通に好きだし、なんか急に自我を出して暴れたくなったんだろうなって気はする。若いのおるわい!ってブチギレる案件でもあったんじゃないかなあって気はする。まぁこんなんよりも酷いエロゲ制作スタッフのSNSなんて幾らでもあるので、別にこれくらいでは「やめときなさいよ」くらいの気持ちで筆者は見ている)

 

まぁ一つの参考資料として、3万票以上が集まるアンケートというのは、何の意味もないものではないとは思うのだが、性質上、その数字が全てとは言えないというのは理解しておくべきではある。

まぁ所謂『声だけデカい老害』ポジというのは、古のエロゲーマーというのは存在するだろうし、昔のエロゲ界隈って、ディスクを叩き割る界隈だった(語弊があり過ぎる表現)ので、そういう層が今でも支えていると業界として思いたくない節はある。(実際めんどくさそうだとは思ってるし、事実としてめんどくさいはず!)

まぁ年代に関わらず複数購入の文化って今も存在はするはずであり、そういうのが各種の特典を買ってくれてどうにかなっている部分も確実に存在するし、(筆者はそんなことしないし…)

若い層においてもそういう複数購入をする人間というのは別に存在することは普通にTwitterとか見ていても確認は出来るので、そういう層に対してのリスペクト的な所というか、なんだかんだ買い支えていることは事実なので、そういう事実からは目は逸らさないようにしておきたい所はある。

ただまぁ、間違いなく若いのはいるぞっていうのは事実だとは思う。これだけの票数あるわけだし。ちゃんと買ってるかどうかは知らんが(割ってないかは永遠の課題のエロゲ)

 

というかまぁ、若いプレイヤーが存在するのは、こんなことがあろうがなかろうが、そりゃそうだろうということは正直思わなくはない。

そんなおっさんばっかりだったらゆずソフトとかHOOKSOFTそんな売れないだろ。あの方向性で。とは思う。

若い層に明確に向けているかどうかは別にしても、あの感じでおっさんに向けてるかと言われたらそうじゃないと思うし。

ああいう系統の作品が売れる…というか、キャラゲー比重が高くなってきていることっていうのは、若いのが存在するってことだとは思う。

 

 

追記:Go-1氏からリプが来た

投稿翌日、5/10の筆者です。

この記事を全部タグ付けて回してやれ!と思ったら、一番アンケートで取り上げたGo-1氏から、反応とリプが飛んでくる事態となった。

どうやら、切り取られてると思われてしまったみたい。

実際、この日のGo-1氏のツイートはめちゃくちゃあったので、4・5ツイートしか掲載していないという意味では、切り抜いていると言えば切り抜いていると思う。

ただまぁ、こういう1万文字近い記事で、ツイートを10個も20個も並べるのは流石に読みにくいだろうとか、要点をまとめておく事の方が良いかなと思い、このような方式を取らせて頂いたつもりではあった。

 

リプライが長すぎるだろ(誤解されたくないから…)

別にGo-1氏をDisる意図とかはないし、筆者としても若いのがいるのは分かってたし、一定事実の部分があるとは思うのだが、思い通りの結果が出たからって舞い上がり過ぎたらその足取られるぞ…!くらいの意図だった。

別に自我を出すなとかは言わないんだけど、急になんかそんないろんな方位にアンケートの勢いで投げなくても…と思ったし、この記事はめちゃデリケートなので、複数のエロゲーマーと認識のすり合わせを行った上で、めちゃくちゃ配慮してこの記事を作ったのも事実だし、そういう複数エロゲーマーと話をして、こういう感じの内容が恐らく最もバランスが良いだろうと思ったのもまた事実である。

こちらとしては申し訳ないとは思うし、怒らせるつもりとかはないし、なんならGo-1氏の恋あまとかめっちゃ良かったから直近のSkebで恋あまの絵を投げているくらいには普通に好きなので、クソ申し訳ない。

 

一つのソースとして、一定以上の効力を示しているのは間違いないと思うし、そこまでそんなこき下ろしてる訳では無いということは言っておきたい。ただまぁもう指摘されてしまったもんだから、申し訳ない気持ちである。

 

このままの記事だと筆者としてもGo-1氏に申し訳ない気がめちゃくちゃするのだが、だからといって、呼んでいる人に「前後見に行ってくれ」というのも無責任な気がした。

ということで、あの日前後のGo-1氏のTwitterのRTを含めた全てのツイートをTogetterにまとめた。

togetter.com

togetter.com

そこそこ長いことになっているが、これで前後の意図とかは拾えると思うので、こちらを見て判断して欲しい。

大体70ツイートくらいあるので、こっちで見て欲しい。流石に全部ブログには貼れないから…

筆者の責任の為にも見て欲しい。それぞれの感じ方があると思うし。筆者が言いたいことは書いたし、これ以上付け足すのも野暮というか、ズルな気がするので…

 

 

若い人がやってることでフルプラきつくなってる説はなくはない

昨今の流れとして、ロープラ作品の割合が増えているのも、若年層が多いことの一つの証明なのかもしれないし、単純にロープラの方が予算少なくて済む(少なくても数百万円単位だけど)からかもしれない。

フルプライスって1万するので、普通に高い。昨今SteamとかのPCゲーもようやく日本でも流行りつつある感じはするが、それでも1万するゲームってそんな多くないし。

まぁ筆者が買うF1とかFIFAはそれくらいするけど…コスパだけで言えばそっちの方がコスパは正直良いところはあるし。

昨今は選択肢でどうこうというのも少なくなりつつあるし、本当に紙芝居を読むというモノになっているので(まぁ筆者はそこが良いんだけど…)

なんだかんだ手が出しやすい方向にして、手に取ってもらおうとしている所はある気はする。

まぁ結局パックにして売ったり、なんか別方式で売ったりと、商魂を込めやすいのもあるのかもしれんが。

 

どちらにせよ、DL版とかの普及もあり、パッケージ版を買うということをしなくてもよくなった所もあったりと、所謂全盛期と今で色々と販売方法とか、手法も変わっているので、中々に単純比較をするのも難しいというのも実情ではありそう。

 

 

キャラゲーが増えた→泣きゲー・シナリオゲーが減ったから衰退論?

エロゲにおいての、昨今というか、全盛期からの変化は所謂シナリオゲーとキャラゲーのシェアの比率の変化という所も一つとして考えられる。

昨今のエロゲの傾向として、圧倒的にキャラゲーの比重というのは重くなっている印象がある。

エロゲとしての方向性として、ヒロインとイチャイチャする方向性が強いというか、所謂シナリオゲーとか、泣きゲーというのは少なくなっている印象。

ただまぁ、この傾向の作品が確実に売れているっぽいのも事実であり、普通にエロゲはキャラゲーの方向性の作品の方が出ているし、言うてシナリオゲーであれば昔の作品の方が恐らく強いというのも間違いないと思う。

 

まぁこれはだーまえ全盛期とか、丸戸とか、そういうバケモンが全盛期の時代というのが存在したからという言い方も出来る。

今は二人を挙げたが、それ以外にも普通にめちゃくちゃおった時代が存在し、そういう存在に対して勝つというのは、やはり難しい部分がある。

そういうのでちゃんとめちゃくちゃバンバン出してたメンツというのは、最終的には全年齢で小説だったりラノベだったり、アニメだったりと、そういう方向に飛び立っていったわけで。

ああいうのが無限に生まれてくれば良かったのかもしれんが、それだけ名作を作るような人間が無限に生えてくるほど甘くはないのも事実。

 

まぁ当時の記憶で相当に美化されている節は存在するし、別に今もシナリオゲーはたまにはいるし、そういう作品の中でも良い作品というのはある。

ただ、頂点のクオリティという所では、Key、Nitro、戯画とかのああいうバケモンと殴り合えるのかどうかと言われると難しい部分はあるように感じる。

そういう所で、所謂昔のエロゲをやっている人間が語る衰退論として『シナリオが弱い』とか『キャラパワーに頼ったものばかり』というニュアンスで衰退を語っている場合もありそうではある。

 

ただまぁ、逆に言うと昔はキャラパワー、キャラへの萌えという所に大きな比重を置きながらクオリティが高いものというのは中々に存在しなかったというのもありそうではあり、これは作る方向性という所が変わったことによって、単純な比較というのが出来なくなった部分ではありそう。

まぁ裏を返すと、シナリオゲーを書ける人が少なくなってしまったとも言えるが、それは需要的な問題もそうだし、減っただけならキャラゲーのクオリティが上がることもなかったとは思うので、複合的要因があるんだろうなとは思う。

 

 

 

衰退論、不毛!

結局全員論じている所が違うから水掛け論にすらなってない

結局の所、一概にエロゲ衰退論というのを言うにしても、色々な視点が存在する。

何を基準に、どういう所を見て衰退していると思っているのか、衰退していないと思っているのかがバラバラなのに、140文字のTwitterで論じれる訳がない。

「(本数が減っているから)衰退している!」に対して、「(質の面では)衰退していない!」っていうのをやっていたり。

「(エロゲブランドなくなっているから)衰退している!」に対して「(民度の面では)衰退していない!」とか。そういうことをやっているまである。

全く話が噛み合っていないので、水掛け論にすらなっていない。

これで、エロゲ制作者は制作者で色々な部分で衰退していない方向のことをなんか毎回言うようなもんだから、結局何を議論しているのかも分からないし、そもそもこの議論の必要性というのもよく分からんし。

 

今、作っている・やっている側としては衰退を認めたくない部分はあると思うし、事実として衰退していない部分というのも前述した通り存在はすると思う。

ただ、やっぱり減っている、衰退している部分もあることもこれまた前述の通り事実でもあると思う。

 

まぁ全盛期の時代が凄かった!っていうのも、若干美化されている気はする。

昔は何本売れて…みたいな話は出てくるが、同じ時代のゲームと比較するとそんな売れてたのかな?みたいな所もあるし、こればっかりはその時代を生きてプレイしていたわけではないので分からない。

間違いなく今の業界を支えている人間は輩出はしているので(新海誠とかもそうなんだし)事実として、今よりはより前面に露出していた時代はあったとは思うのだが…そもそも露出度が減ったのは、人気の問題というよりも、条例やら法律サイドの問題も大きい気もするので、難しい所ではある。

まぁあと時代が異なりすぎていて、今は店舗で宣伝というよりも、ネットで宣伝とかのデジタル化が進んでいるのも、どうなのか分かりにくい部分はありそうだ。

どちらにせよ、今も昔も程度は違うにしろ、マイノリティ側の存在では一応あるはずなので、マイノリティの中でどれくらいマシか?という所を言い出しても、不毛と言えば不毛な気もする。

 

まぁこういう話をするのであれば、せめてもうちょっと範囲を限定して、どういう視点で衰退しているのか「〇〇だから衰退している」みたいな所に絞って話をしないと、なかなかに意味がないというか、この傾向であれば、まだいいのだが、やっていることがいつも同じ過ぎて正直見飽きているのが本音。

制作側も毎回そんな顔真っ赤にして来るなよとまで思う。

 

 

同人ゲーがキテる(昔のわちゃわちゃは同人の方になってる気がする)

まぁ、今は普通に同人のエロゲみたいなものが非常に増えている印象。

昔のわちゃわちゃな感じとか、なんじゃそのエロゲ!みたいなものはこちらに場所を移している感じはある。

それだけ商業が整うものになったというか、逆に障壁が多くなった部分もありそうではある。

同人は色々な意味で遊べるというか、言い方は悪いがアングラな所があるんじゃないかなと。そういうのは、昔のエロゲがそうだったような所もあるので、こっちも触ってみるのも良いのかもしれない。

色々と時代が変わったという所は間違いなく存在するし、その一つとして同人ゲーの存在はありそう。ただこれを同時に論じようとするとそれは相当に難しそうである。

 

 

全盛期を比べれば衰退してそうだけど、思ったよりも衰退してないのかもしれない

月に販売されているエロゲの数とか、そういう所では減っているのは間違いないし、全盛期に比べれば、勿論衰退しているというか、全盛期ほどのパワーはないという言い方が正しいような気もする。

ただまぁ、定期的に話題にはなっている部分はあるとは思うし、質みたいな所は向上している部分があったり、とっつきやすくなっていたりする部分は普通に存在すると思う。

 

思ったよりも若い人もやっている所はあるし、まぁなんというか死にかけみたいな感じではないんだろうなとは思う。

思ったより衰退しているようで衰退していないのか、昔が強すぎたのか。

 

一概に論じることは難しいし、140文字で自信を持ってどうこう言える気はしない。

結局9000字かけてもこれくらいのことしか言えないのである。

 

以上。