声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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2023年8月エロゲ、ただでさえ層薄めだったのに軒並み延期で純愛エロゲほぼ焼け野原。

おにじと申します。

 

エロゲに関しての話題。

今回は、8月エロゲの話。

元々から、ちょっと層が薄めだった8月なのだが、色々あって本当に焼け野原に近くなってしまっている。

当ブログでは、毎月発売エロゲをご紹介している訳だが、ここまでなんもないのも珍しい。

今回は、延期したエロゲの経緯をご紹介した上で、本当に薄いのか一応ここ最近のエロゲ発売の傾向と確認するみたいな感じで…

ただでさえ元々からあんまりなかった

これは、8月発売エロゲに対して非常に失礼だとは思うのだが、「8月のエロゲの層が薄い」と思っていたのは、今に始まったことではない。

6月頃、発売エロゲを確認するのを、エロゲ好きとしていたりしたのだが、他の月に比べてなんか薄い印象を受けた。その薄い月を、その年の一つの目玉で埋めている感じというか…埋めてるから良いんだけど、それもこう万人受けするような奴では明らかにないし。

 

まずここで前提とさせて頂きたいのは、あくまでもこの層の薄さというのは、普通のエロゲ、純愛系統エロゲに限った話である。

抜きゲーとか、凌辱系とか、そういうのは今回考慮に入れていないので許して欲しい。やらないから。許して(

 

まぁ普通のエロゲや純愛エロゲをどこまでを純愛エロゲと言うのかは微妙な所なのだが。

だって、今回上げるエロゲ1つ目『Geminism~げみにずむ~』なので。

げみにずむって普通のエロゲか?と。

アレはアレで特殊なエロゲだろと。

まぁそういう物言いがめっちゃ入りそうだが、まぁそれを言い出すと割と枕とかも怪しくなるから許せということで(

 

この月において、結構知名度があるタイトル。

それは今年の目玉の一つである『Geminism~げみにずむ~』(CRAFTWORK)である。

あの長岡建蔵がエロゲに帰ってきたという触れ込みである。

『for elise』(1996)、『flowers 〜ココロノハナ〜』(1998)、『さよならを教えて ~comment te dire adieu~』(2001)で大きなインパクトを残した。

所謂カルト的人気、特に『さよならを教えて ~comment te dire adieu~』は、『ジサツのための101の方法』、『終ノ空』と並んで三大電波ゲーと呼ばれる作品である。

この長岡建蔵が、およそ17年ぶりにエロゲの舞台に監修、原案、キャラクターデザイン、グラフィックを担当する形で帰還した。(CRAFTWORKとしては22年ぶりとかだっけ?)

所謂カルト、電波ゲーであるため、万人人気という形ではないが、それでも大きな注目を集める作品と言えるだろう。(現にCRAFTWORKはこのような作品で採算自体は取れていなかった)

 

あとは、まぁ筆者はあんまり分かってないんだけど、世間的な注目が高そうだなって感じがしたのが、『美少女万華鏡シリーズ』の最新作、『美少女万華鏡異聞 雪おんな』(ωstar)である。

この美少女万華鏡シリーズは、2011年の『美少女万華鏡 -呪われし伝説の少女-』からスタートし、『美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-』(2020)まで6作品が登場している。

特に近年の3作、『美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-』(2015)、『美少女万華鏡 -罪と罰の少女-』(2017)、『美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-』(2020)は評価が高い印象であり、3年ぶりとなるシリーズ最新作の今作にも期待が集まっている。

 

と、まぁこう書くと割と8月大丈夫なのかな感が出るっちゃ出るのだが、とは言え片方は電波系だし、片方はロープライスである。強いんだか弱いんだかよく分からん所はある。

問題点は、コレ以外本当にないことである。

びっくりするくらいない。というか、普通のエロゲがない。純愛エロゲがない。

 

『ガルドマ -女子寮の管理人-』(あざらしそふと+1)はハーレムゲーである。

まぁ、これが一番純愛エロゲに近いって時点でないことが分かる。

というか『げみにずむ』も別に普通のエロゲじゃないし。『美少女万華鏡』もじゃないし。なんだこの変な月(冷静)

 

『ハーレム×楽園 - Harem × Shangri-La -』(裸足少女)とかなんかハーレムゲー2つあるし。

凌辱では『光翼戦姫エクスティアコンチェルト1』(Lusterise)とかがある。

 

とは言え、本当にあるのってこれくらいで、全体的にあとは抜きゲー、凌辱ゲーになってくる。

 

普通のエロゲがいない。なんか全体的に変な月かつ、そもそも数が少ない。そういう印象だった。

 

 

『Geminism~げみにずむ~』が延期

6月16日、めちゃくちゃしれっと『Geminism~げみにずむ~』が延期していた。

驚きなのが、これをCRAFTWORK公式が明確に延期したことをちゃんと告知していないっぽいことである。筆者、これ延期していたことに気づいたの二週間後くらいだからね?(

【発売日変更のご案内】
8/25発売予定でございました成年向けPCソフト『Geminism ~げみにずむ~』につきまして、9/29への発売日変更になると流通会社様よりリリースがございました。
ご予約いただいているお客様につきましては、お受け取り日につきましてご注意くださいませ。

https://twitter.com/surugaya_akbh8F/status/1669564562574815233?s=20

延期しているのが分かるの、駿河屋のTwitterだからね。

これをCRAFTWORKはRTしているだけっていうんだから、告知をちゃんとしろ、しれっと延期すんなというのが第一の感想である。

それも大きな延期ならなんか隠したくなるとかあるのかもしれないが、1ヶ月の延期と比較的小幅な延期となっており、なんでこれをちゃんと告知する感じじゃないのかよく分からない。

 

まぁ一応シナリオ…というかこの作品を作るに至らせたシナリオ担当の旭のTwitterでは告知がなされているっちゃなされているのだが。

そもそもCRAFTWORKのHPにニュース欄が存在しないというのも中々狂っているのだが、こんなにステルス延期しているのを見るのも久々だなと思った。

まあ、こういう流れで、げみにずむは延期をしたということで、今年の一つの注目作であり、8月の屋台骨がものすごくしれっと延期したことで、8月はマジでなんもないぞ状態になりつつあった。

まぁまだ『美少女万華鏡異聞 雪おんな』があったから、体裁を保てていた(保てていたか?)のだが…

 

 

『美少女万華鏡異聞 雪おんな』が延期

と言ってたら、『美少女万華鏡異聞 雪おんな』の方もなんか延期してしまった。

発売一ヶ月前になろうとする結構ギリなタイミングで。

まあここも割と延期常連組らしいのだが、割とギリで、しかも年末までぶっ飛ぶというもっと早く判断しろや感が凄い延期になった気もしなくもない。

ただ、雪女テーマなので8月より12月の方が季節感のマッチングは明らかに良い。

わざわざ延期イラストを描くまでの感じになっているのが良いのか悪いのか。

ということで、『美少女万華鏡異聞 雪おんな』も延期と。

 

 

そして誰もいなくなった感を流石に感じても怒られないと思いたい

ということで、残った8月エロゲ。これである。

コレ、ヌキコレは過去作だし、そう考えるとまず数が少なすぎる。

そして、普通のエロゲがない。

もうハーレムと抜きゲーと凌辱ゲーしかないって言っても怒られないだろコレ。

 

流石に誰もいなくなったって言ってもエロゲ関係者が飛んでくることないよねこの並びで。

いや別に『ガルドマ』はまだネクストンであざらしそふと+1だし、あざらしっぽい声優の並びもしているが、アレはあくまでも+1側のどっちかっていうと実験的な方の奴であって、月の顔として出てこられてもそれは違うくない?ってなるのが目に見えている。

だけど他に出せるものありますか?って言われたらないだろコレ。

 

こ~んなになんもない月って最近でもなかなかないだろ。って率直に思う。

そして誰もいなくなった。これこそほぼほぼ焼け野原みたいなもんだろと。

 

 

過去の8月ってそんなスカスカだったっけ?

って話をエロゲーマーにしたのだが「8月って割といつもスカスカだった気がする」とか言われてしまった。

実際の所、なんか割と夏辺りってちょっと弱い気もしなくもない。

どっちかっていうと上半期の上の方と、下半期の秋辺りに固まるイメージもあるエロゲ。

 

これで8月がいつもスカスカとかだったら、まだ各所からキレられることが必至になってしまうので、ここはソフ倫のMoepediaの力を使わせて頂くことに。

過去3年の8月発売エロゲの主なタイトルと、発売本数をざっくりとだけ見ておく。

 

ちなみに今年の8月のタイトルは14タイトル。

 

2022年の8月の主なタイトルは、

早瀬ゆうがあざらしに登場し、令和に青山ゆかりツンデレセンターヒロインを置いた『アマナツ』(あざらしそふと)、

かずきふみが登場し、CUBE初のロープライスゲーとなり、三咲里奈をヒロインに据えた『夏ノ終熄』(CUBE)、

ASa Projectの割にはふざけ度弱めでありながら、割とシナリオ面でも評価された作品のミニFD、『フタマタ恋愛 瑠衣&宮子ミニアフターストーリー』(ASa Project)などが発売。

あと、『カスタムオーダーメイド3D2&2.5+X1+』(KISS)も発売された。

また、リパック系統では『ワガママハイスペック&OC Wパック』(まどそふと)が発売されていた。

発売タイトルは20タイトル。

 

2021年8月の主なタイトルは、

いつものDCシリーズの曲芸戦法、全年齢→R18のムーブであり、名実共に声優が変更された『D.C.4 Plus Harmony ~ダ・カーポ4~ プラスハーモニー』(CIRCUS)、

現在まで大きな人気を集めながら、今年惜しまれつつ活動を終了するイリュージョンの『コイカツ!サンシャイン』(イリュージョン)、

発売タイミングでCGが揃っていないという激ヤバムーブをかました『Princess×Princess』(Navel)、

R18版を出すと言いながら、めちゃくちゃ発売まで時間がかかったが、ようやく発売された『クロガネ回姫譚 -絢爛華麗-』(みなとカーニバル)

 

リパック系統であれば、SMEEの中でも絶大な人気を誇る作品のHDリマスター版『Making*Lovers フルHDリマスター』(SMEE)などが発売されている。

エロゲの日発売だけで21タイトルある。

 

2020年8月の主なタイトルは、

放課後の帰り道という所をコンセプトに置き、人気を博した『放課後シンデレラ』、

金色ラブリッチェで復権を果たしてからの一作であり、グランドルートで瀬尾順の意地は見れる『かけぬけ★青春スパーキング!』(SAGA PLANETS)、

パープルに鏡遊が登場、堅実な声優を揃えた『青春フラジャイル』(Purple software)、

 

リパック系統では、キャストをリマスターして再登場した『虚ノ少女《NEW CAST REMASTER EDITION》』(Innocent Grey)、

おまけに凌辱では『極限痴漢特異点』(アストロノーツシリウス)など、注目タイトルが大量にある。

エロゲの日だけで26タイトルある。

 

まぁこういう感じで、8月普通に色々ある。

強いて言うのであれば、結果的に去年が若干弱いかもしれない。

でも今年の8月とはすべて勝負になっていない。いや、なってないだろ。

 

 

9月以降は注目タイトルはある

こういうのを書くとエロゲ衰退論また書いてるって思われそうだが、実際8月はゲキヤバであることは間違いなく、こんなことには普通ならんだろとは思う。流石に思う。

 

ただまぁ、今年9月以降注目タイトルはそれなりにある。年末とか冬辺りがまだ出ていない中でもだ。

9月は延期した『Geminism ~げみにずむ~』を始めとして、

アサプロ最新作『コイバナ恋愛』(ASa Project)、

猫忍シリーズ復活、『猫忍えくすはーとSPIN!』(Whirlpool)、

CUBE新作はヒーローモノ『恋し彩る正義爛漫』(CUBE)、

名作を今のNavelがどれだけリメイク出来るか、『それは舞い散る桜のように -Re:BIRTH-』(Navel)などがある。

 

10月は、

DiGinationグループに入っての一作目であり、夏和小・月野・小波というバカみたいなラインナップを並べ、あとはどんぷくがどれだけシナリオを書けるかに懸かっている『彼方の人魚姫』、

飴川紫乃のメスガキで、アイコトバの二作目登場『アイコトバ -Silver Snow Sister-』などがある。

 

11月は

IRODORI二作目、今作も豪華ラインナップと多数のキャラとなっているバディが見られる作品『八剱伝』、

きゃべつの安定の良心のあまショコシリーズ、ついに一区切りか『あまいろショコラータ3』(きゃべつそふと)が現状ある感じ。

 

12月は前述した『美少女万華鏡異聞 雪おんな』(ωstar)が予定という感じである。

 

割と毎月それなりに注目できる作品が並んでいると思う。

なぜか8月だけ死ぬほどスッカスカである。

なので、これだけで衰退とか言うつもりはそんなない。

そんなないけど…でも、こうはならんやろ。とは思う。

 

単純にタイミングとかもあるし、夏終わりに出てくるってあんまりなのかもしれないけど…(でも今までは普通に出てるからね)

一概に言うことが出来ないのはそうなのだが、その月マジでなんもねえな…ってなる月があるのが単純に寂しい。

寂しいと思っていたらもっと寂しくなって、虚無というか、心配になっちゃった。

心配になっちゃったから、記事書いちゃった感じでした。

 

まぁ、たまにはあるんだろうけどね。あるんだろうけど…流石にさあってことで。

 

【投稿前追記】ILLGAMESに若干助けられる

投稿する直前にILLUSIONの後継であるILLGAMESが、9月1日に処女作『ハニカム』を発売することが決定。

oniji.hatenablog.com

DL専売かつ、純愛ゲーというわけではないのだが、まぁ一定の大物がここにきて参戦。

9/1なので、9月ではあるが、実質的に8月エロゲ一周遅れという感じなので、若干救われた説はある。でも、若干救われた程度と言えば程度とも言えるかもしれない(

 

 

以上。