※筆者おにじさんの声優の理想については、別記事にあるのでご覧ください。
このブログでも前ブログでもどっちでも良いよ。
ただ前ブログように書いてるから、前ブログの方が見やすいかも。
どうも、本日誕生日を迎えました、おにじでございます。
本日は寺川さん、駒形さんのトークイベに行ってきまして、なんだかんだと良かったなと思ったり。
声優という仕事は、もはやわけがわからん所まで来てしまった。
どうしようもないオタクによって滅ぼされるのがもう見えている。ある意味エロゲ業界よりも実態としては酷いのかもしれない。
花守ゆみりさんの半月板損傷案件は、改めて声優、アニメ業界に対して『歌って踊れる声優』という現代において一番簡単に作れて金になるモノに対して、疑問を投げかける事となった。
そして、当人である花守さん自身が、キャラでなく演者をなぜ見るのかという趣旨のインタビューを掲載したらしい。(まだ読めていない、絶対に読みに行くつもりですが←書いてる時は読んでないけど購入して読みました。これも記事にしちゃおうかなあとか。)
これに対して、色々と波紋が広がっているらしく、色々思う所しかないのだが、否定説得をした所でとも言われてしまったので、仕方がないので有能声優の良い所をひたすら書く記事を作ることにした。
あんまり有能声優に関しては、Twitterでやっている声優名鑑シリーズ以外でしっかり書きたいとは思わなかった。
「いや、聞いて?分かるよね?分からないなら声優の演技でとやかく言わないほうが良いよ?」
というのが本音だからだ。良い声優は、説明をする必要性がないと思っている。聞けば分かるじゃん?ってなる。
でも、分からない人は分からないんだよと諭されたので、文字にするのは難しいが、書いていくこととしよう。
・種﨑敦美
?→トリトリオフィス→東京俳優生活協同組合
----/9/27
現代声優で、実力で上から数えて一桁にいる声優は彼女だろう。
まさに今、このご時世に腕一本でここまで上がってきてしまった人だ。
彼女の良い所というのはもう演技面での全て…と端的に言いたくなる。
でも、それだけでは伝わらないし、伝えたりない。
彼女の凄い点は、その演技力の高さと、現代声優で5本の指に入るであろう演技、声の幅の広さだ。
ただ単に演技力が高い。という端的な言葉でどうしても言ってしまうのだが、個人的に『声優の演技力が高い』という基準は、『感情表現』にあると思っている。
そういった意味では、俳優と声優の根本的な差はその使える武器の少なさだ。
俳優は身体が使える。声優は声しか使えない。
その一つの武器を磨き、マイクの前に立ち、時にはアニメのキャラを、まだ完成していないラフのキャラを、あるいは立ち絵だけのキャラを、音声だけのドラマCD等を演じるわけだ。
そこにおいて、声だけでどれだけの感情が出てくるか…それでいて如何に自然であるか…という面が声優としての腕が良いかどうかの一つの基準として、一番大事まである基準じゃないかと思っている。
彼女はその点においては、現代声優の中で一、二を争える声優と言える。
その演技は、あくまでも現実世界にいてもおかしくないような自然さなのだが、それでいて、感情表現のレベルが非常に高い。
彼女が最初にメイン役を獲得した「となりの怪物くん」の夏目あさ子の時点で、初メイン役が嘘だろ?と思うほどのレベルの演技を見せている。
初登場した2話の「どうしようもないおバカ野郎でぇ…」と泣きながら言うシーンは、マジでレベルが高く、ギャグ的に泣きながら言うシーンでしっかりギャグになりながらも泣けるという高水準な演技が初手の段階でできているのは最早おかしいと言っても良い。
5分アニメであり、ギャルゲーもある「ノラと皇女と野良猫ハート」の明日原ユウキは、彼女の自然な演技という部分が多く出ているキャラクターと言える。
まさにギャルといった風貌で、明るく能天気、だけど深く入っていくと…?みたいなキャラクターを本当に自然に、うざ可愛く演じられている。
ゲーム版がSwitchとかで出てるからやって欲しいのだが、これの冒頭のシーンとかを見てもらえれば。
無断転載は貼りたくはないんだよ?でも具体例見せないとわかんないじゃん?許して?
(続編アニメ作ると言って一年…本当に作るのか不安になってきた…まぁHPは動いてるんだけど…)
彼女の名前をコレで知った方も多いであろう「響け!ユーフォニアム」シリーズの鎧塚みぞれは、所謂無口キャラである。
本当に無口、表情の乏しい人間。喋る言葉が短い。
声優において、最も差が出にくいキャラクター性だ。
感情の起伏が小さいから、そこまでの感情表現がなくとも成立する。
低音めでボソボソ言うような役は、声優としてプロになれるような才能溢れた人たちには基本的に出来てしまう。(と思う、極論だと思うけど)
そのキャラクターで違いを見せてこられるのが彼女である。
…その細かい話をしたいのだが、流石に言語化が難しい。
このようなキャラクターにも、無機質な中に、何かが乗ってくるのだ。
このへんの説明は難しいので、一番わかり易い所を。
と言えば見てた人は分かるでしょう。希美とみぞれが出会ってしまって、久美子がみぞれを見つけてからの一連のシーン。(4話)
もう言葉はいらないのか!(杉本清)
これの良さが分からないなら声優の演技においてとやかく言わないほうがいい。そのレベルの演技がここに詰まってる。
ここは、デカリボン先輩こと優子(CV.山岡ゆり)の演技も光ります。この二人の言い合いのシーンがこの一連の流れでもピークの一つと言えるでしょう。
「でも、それと同じくらい辞めていった子に申し訳なかった…」
とか圧巻ですよね。
ここまで声で出来る人間がいるのかと。
その後の希美とのシーンの
「私ずっと、避けてた…勝手に、思い込んで…怖くて…ごめんなさい…」
とかさ。
まぁ、一番は、「うん…私も聴いてほしい」
だと思ってます。『聴いてほしい』の語尾の上がり方が半端じゃないと思います。
ここ以外もいっぱいあるからちゃんと見て?
センターキャストがめちゃくちゃ仲がいいでお馴染み、『ブレンド・S』では天野美雨役を演じていますが、きれいなお姉さんで、属性も『お姉さん』なんだけど、男性向け同人作家であるというキャラの濃いお方です。
18禁しか基本描いてないというエロ側の人間であり、お姉さんキャラも完全にエロい。というか種﨑さんえっっっっっっr(な演技うっっっっっm(
素、お姉さんモード、同人作家としてネタを見つけた時のテンションの上がった時の声…
このキャラはいろんなテンションがあって、声も多彩です。
男の娘であるひでりちゃん(CV.徳井青空)との絡みが一番面白いかな。弄りがね。
あっちゃん最後は『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の、双葉理央。
理央も感情を表に出さない感じで、あらゆる事に冷たい感じ、第三者的な感じが見受けられる。
それでも、主人公である咲太(CV.石川界人)等の友達はなんだかんだ大切にしている感じなのが、いいキャラだったり。
「青春ブタ野郎」の名付け親であり、この言い方が好きだったり。
「再現実験をしたい、尻を出せ」が好きなセリフですね。個人的に。言い方も含めて。
メインヒロインとなる7~8話では、やはり魅力、また種﨑さんの演技力の高さをより感じます。
感情を表に出さないキャラなんですが、言葉の端々に感情を感じるキャラだったりもします。そういう所を感じさせてくれるのが彼女の魅力であり、演じる種﨑さんの凄さなんだと思います。
その感情の情報量が多いと言うか、強いんですよね。
夜の咲太と二人のシーンでの感情の吐露は、やはり種﨑さんの演技力が垣間見えるシーンでしょう。
「だったら…なんであんな写真…あんな羨ましい写真を見せられたらそう思うしかない!私の居場所なんてどこにもない!私はもういらないんだって…梓川も国見もあっちの私がいれば良いんでしょ?梓川は無神経だ!」
のなかなかの長台詞とか胸が躍りましたね。
「私も一緒に花火行きたい」
も好きですね。前のブレス含めて完璧だったと思います。僕が決めることじゃないんだけど。
あっ、青ブタの映画の「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」は2019年最高のアニメ映画です。23日にBDが出ます。アニメを履修した上で見ることを強くおすすめします。
理央の映画で好きなセリフは難しいですが…
「私は…嫌だ」かなあ…(原作・ゆめみるP303)
「大丈夫じゃない!」も並んで好きだけど。(原作・ハツコイ P221)
種﨑敦美という声優は、とにかく演技力がバチクソ高くて、演技幅もバチクソある声優とかいうとんでもない声優さんである。
彼女の演技での表現は、『声優としての理想の演技』をある意味超えている。
「この演技にはこう来るのがいいよな…」というものをすべて超えていってしまう。そんな普通ありえない存在。
だからこそ、最強だと。強い声優だと言いたいのだ。
普通を超えている、それでいて自然だと思わせてくる、凄いと思わせてくる、その演技は現代声優においては一番だと言いたい。
…一人目で3500文字近くになっちゃったな。
・花守ゆみり
第2回ぽにきゃん声たまオーディション 審査員奨励賞→ポニーキャニオンアーティスツ→スワロウ(会社形態変更)→m&i
1997/9/29 (22)
続いては、冒頭の話でも触れた、花守ゆみりさんも書くべきだろうということで。
昨今の若手声優の中で、屈指の演技力と演技幅を持った声優の一人であろう。
彼女の強さは、演技力の高さ…なのだが、彼女の演技は特徴があるとも言える。
それはセリフを言う直前に独特のタメが存在することがある事だ。
これは後述する「ゆるキャン△」のなでしこが最も特徴的に出るのだが、こういう所がキャラの魅力を引き立てる要素の一つになっているのも、彼女の長所であろう。
そして、そんな特徴的な点が出ることがあるのにも関わらず、声幅も広い。
まさに声優として理想的な演技力、声優らしさも垣間見える中での演技力の高さ、それでいて、可愛いキャラからカッコいいキャラまでを演じれる幅を持っているという、現代若手声優としては、まさに演技派と言える声優だろう。
初メイン役は『えとたま』のウリたん。とにかく死ぬ。めっちゃ簡単に死ぬ。でも可愛い。
ワシはえとたまで捕捉したので「はなべえ」と今でも呼ぶ場合が多いですね…
続編何処。
『あんハピ♪』の花小泉杏も含め、ある意味一番プレーンな彼女が味わえるかもしれない。
この声が結構声優向きであるため、最初は声質型かな?と思った時期もあったかなと回想する。
OPの「し↑あ↓わ→せ↓は↑ど←こ↓に↓R↑のっ→だぁ↑ろ~♪」は有名であり、特徴的な歌い方と声が端的に表された文面とも言えよう。
だが、この歌い方やら演技やらは、彼女の一つの武器に過ぎなかったことが、後になってどんどん分かっていくこととなる。
『灼熱の卓球娘』の疾風こよりは、アニメのニコニコでの人気もあり、彼女の名前を売った一つの作品となった。
花守さんの特徴的なセリフ前のブレス、タメが出ている作品の一つであり、その明るさと強さを演じ切った。
原作が終わったのが悲しい、今村さんが引退したのが一番悲しい…
彼女の名前が一般的に知られたのは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の佐藤心であろう。
花守さんは当時10代で20超えのしゅがはを演じたわけだが、そのウザさはまさに佐藤心そのものであり、キャスト配役に陰りが見え始めていたデレでは、1回目の暗黒期前の当たりキャストであった。
どんな場面でも良さが出ているので、適当にしゅがはを検索してみると良い。
彼女の能力の高さを完全に示した、ある意味覚醒したと言えるのは『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』の三ノ輪銀であろう。
銀は、これまでのアニメでの花守さんとはかなり毛色が違う物となった。
トラブルメーカー、活発、陽気、男らしい所もあるけど、夢はお嫁さん…
とにかく良い子だけど突っ走り過ぎるような子。
カッコ可愛いと言えば良いだろうか。銀は花守さんの中でもかなり良いキャラの一人だ。
それは、花守さんの演技面も強い。
花守さんの三ノ輪銀のキャラへのアジャスト具合を見ると、それをより感じられる。
このアニメの前に、PSVita版ゲーム『結城友奈は勇者である 樹海の記憶』内で、初めて銀を演じているのだが、この時の銀はどちらかと言うと可愛い側に今よりも寄っており、十分良いんだけど、アニメ版を聞くと物足りなくなるような演技であった。
これを聞いてから、アニメ版を聴くと花守さんの銀への理解度の向上と、アジャスト能力の高さと、花守さん自身の大きな成長を感じる事が出来る。
そしてアニメ版『鷲尾須美の章』4話の銀の勇姿を見てあげてください。
これらを含め、花守さんが若手の中で屈指の演技力と演技幅を兼ね備えた声優である事を示した作品とも言える。おのれタカヒロ。
彼女の名前をより一段と押し上げたのは、『ゆるキャン△』の各務原なでしこであろう。
「リンちゃーん!」の前に特徴的ブレスが入っている。
リン(CV.東山奈央)との絡みは素晴らしく、二人のキャラ、声優の良さが満載だ。
今年ミニアニメ、続編も決定しているので是非に見て欲しい。
良い所は全編なんだよなあ…あえて言うなら図書室のリンを見つけて走って行って窓に激突するシーンはキャラの良さと花守さんの良さが詰まってるかも。2話だっけ?
今年の花守さんは正に無双。
あの若さで現代声優界で重宝されるされる。
声優として向いた声質側にも、声優として本来は必要である演技幅側を両側兼ね備えどちらによる事も出来るのだから、当たり前なのかもしれない。
おにじさんが大嫌いでお馴染みの『ポプテピピック』でも、SPで熱演が聴けます。
他のバージョンの錚々たるメンバーを、ざーさんがネタに走ったとは言え、全部圧倒する勢いの演技は、花守ゆみりの「強さ」を凝縮されている。あのバージョンはめっちゃ見た(SPはTV版の反省が多少は生かされてたとも思う)
なんと言っても『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の早坂愛は、これまでの花守ゆみりという声優の良さを全て出せるキャラクターだったのでは無いだろうか。
かぐや(CV.古賀葵)の付き人である、早坂はかぐやが白銀会長(CV.古川慎)の事が好きなのを分かっており(というかバレバレなんだけど)、その間柄に進展がないのをもどかしく思っている所もあったりするので、揺さぶりをかけたり強引に進めようとしたりする事も。
「友達じゃなかったんですか?」とか「今裸で話してるんですね」とか…冷静沈着クールそうで、そういう要所での言い方に花守さんの演技力の高さを感じる。
状況によって性格が怖いくらい変わり(というより早坂が演じている)、学校ではギャル、白銀会長の前ではハーサカになったりと、その種類は多彩。
そのキャラの違いをしっかりと演じ分けた上で、それぞれにインパクトを与えられる若手女性声優が、彼女以外にあと何人いるだろうか?
心理テスト回で藤原書記(CV.小原好美)のモノマネをしているシーンがあるが、クオリティが高すぎる。なでしこ系統の声ではあるのだが、聞き間違える人間が多発するレベルであった。
弱冠22歳にして、演技力演技幅で最上位に位置しようとしている彼女は、まさに理想の声優の一人であり、彼女の目指した志の通りの声優となれていると言って過言ではないと思う。
何より、不幸なキャラや、死に関係するキャラを多く演じていることこそが、花守ゆみりという声優が有能な演技派声優であることを物語っているとは思わないだろうか?
・高橋未奈美
俳協ボイスアクターズスタジオ 第38期卒業→東京俳優生活協同組合
1990/12/20 (28)
3人目は、これまた種﨑さんと同じ俳協所属の高橋未奈美さんである。
12〜13年。俳協育成から村川高橋木村がデビュー。14年頃から活躍をし始め、
同じく12年頃からアニメにで始めた種﨑を15年に獲得し、より声を聞く機会が増えていく…
と14〜15年頃はまさに『堅実な能力を兼ね備えた声優と言えば俳協』と言えた、一つの黄金期であった。
あの頃の俳協は正に、理想の声優を複数人送り出す理想の事務所だったもかもしれない。
そんな個人的黄金期の中にいる彼女の良さというのは、その『総合力の高さ』だ。
演技力は流石の『俳協クオリティ』と言った所だ。
初深夜30分アニメメインである『食戟のソーマ』の田所恵は、あがり症でおどおどしている事が多い役であり、決して声優としての特徴を大きく出せる役では無かったと筆者は思っている。
しかし、恵のあらゆる部分の成長を初メインでかなり高クオリティで演じてみせた。
長期的なコンテンツとなった食戟のソーマシリーズで、最もキャラとしての成長が大きいと言える恵を今なお高クオリティで演じ続けており、彼女の代名詞の作品の一つと言えるだろう。
また、彼女はそれだけではなく、現代女性声優としては特出すべき声幅がある。
内容が難しいとも言われた『フリップフラッパーズ』のココナのような役から、前期の健闘きららアニメ『まちカドまぞく』のリリスまで、その幅の広さは圧倒的とまではないものの、昨今の声優業界を考えれば平均を大きく上回っていると言え、どんな役を任せても有能っぷりを発揮出来る点は強い。
それだけではない、声優としてはオプションではあるが、歌唱力の方も高水準である。
彼女の名前を最初に見つけた人も多いであろう『アイドルマスター ミリオンライブ!』の馬場このみでの歌唱は、曲の良さも相まって非常に良い。
「名曲しか歌えない女」という異名を持つこのみお姉さんの歌が名曲となるのは、高橋未さんの歌唱力の高水準さが支えている。
キャラクターソングではしっかりと歌を変える事が出来る上で、歌唱力の低下は最小限。
さらにさらに、トーク力の高さも、現代声優業界で重宝される理由の一つではないだろうか。
当初は同年デビューの村川梨衣と双璧をなす、うるささと身体の動きがフューチャーされたが、
二人とも暴れて良いタイミングを理解した上での動きという節度はあった上に、高橋未さんは非常に落ち着いた回しをする事が出来る事が次第に明らかになり、たまにニコ生やイベントのMCを務める事もあるレベルでの安定性を身につけた。(村川の一時の若干の安定感ってなんだったんだろうなホント)
この総合的なレベルの高さが、重宝される声優と言った所ではないだろうか。
『小林さんちのメイドラゴン』では、元神を自称(いや本当にそうなんだけど)するルコアを演じた。
その経歴とは思えない心穏やかな性格であるルコアは、温和、温厚という言葉が似合う。
その雰囲気を演じきっており、高橋未さんのレベルの高さを改めて感じさせるキャラの一人だ。
翔太(CV.石原夏織)との絡みは基本的に面白い。ルコアのシーンでお勧めはここだろうか。
EDでのキャラ声での歌唱のレベルの高さも注目しておきたい所。
制作が決定している続編を、京都アニメーションの復活と共に心待ちにしている。
『エロマンガ先生』の山田エルフは、高橋未奈美という声優の代名詞の一つと言っても過言ではないと思っている。
正宗(CV.松岡禎丞)と紗霧(CV.藤田茜)の住む隣に引っ越してくる超売れっ子ラノベ作家であるエルフは、最初は売上至上主義の偉そうな子供…とでも言いたくなるようなキャラだし、
「ラノベを書く事は趣味」
「やる気のある時しかラノベを書かない」
など、ある意味ラノベを舐めているとも取れる発言で正宗を怒らせた事もある。
しかし、「遊びだからこそ本気でやる」
「やる気ない時につまらない物を書くより、ある時に面白い物を書く方がいい」
と言った信条や、キャラの心情を理解するために自ら料理をマスターしたりするなど、ラノベへの熱意は本物である所が見えてくると、このキャラの良さがどんどん見えてくる。
正宗との勝負で、寝ずにパソコン前で死にそうな顔をしながら執筆している姿から、いつものテンションで現れるシーンは、高橋未さんの演技の感情の振れ幅も相まって、端的にキャラ性を表しているシーンと言える。
所謂『負けヒロイン』なのだが、それでも諦めずに正宗にアタックを続け、だからと言って紗霧を邪魔するような事はしないマジでいい子。
アニメでの好きなシーンは、裸でピアノを弾いている所からの一連の流れと、正宗の小説を読んで「勝てるわけないじゃない!」と言うシーンの一連。
OVAでのエルフの話全般だ。
エルフの良さをまさに100引き出してくる高橋未さんに感謝したい。
このアニメは基本的にキャラに対して適任の声優が揃っている方もアニメなので、2期含め続編に期待したい所だ。
最近もメイン、サブ問わず活躍を続けており、イベントのMCなどもたまに行う程。
最近幅を使った役が多くないのが個人的にちょっと残念(というかワシがそんな見ないアニメに出てるからだと思う)ではあるのだが、確実に有能声優としての歩を進めている声優の一人であり、生き残ってもらわないと困る声優だ。
村川を見に2.5次元てれびを見ていたら出てきた「リポーター候補生」がここまでになってくれたか…と個人的に思い入れの強い声優だったりもする。(雨宮夕、清都、高橋未と全員爪痕残してんなあ…)
・小原好美
総合学園ヒューマンアカデミー(俳優科)→女優業(事務所不明)→総合学園ヒューマンアカデミー(声優科)→大沢事務所
最近の声優の中において、有能っぷりを一人猛烈に発揮する声優がいる。
彼女の経歴は異色と言える。
元々は俳優女優業を目指しており、総合学園ヒューマンアカデミーの俳優科に入っている。
女優業をその後始めているのだが、このままで良いか悩み、結果声優になることを決断、当時の事務所を退所して、改めて総合学園ヒューマンアカデミーの声優科に入学、その後大沢事務所に入り今がある…という極めて珍しい道を歩いていると言える。
彼女の良さは、その演技力の高さであろう。
元来、大沢事務所というのは演技力が最も重視される事務所であり、そこにおいての定評はどの事務所にも負けないと言っても過言ではない。
小原さんもその例外ではない。
小原さんの演じる際の最もプレーンな声はそもそも声優向きと言える声質なのだが、そこに大沢らしさのある演技力が乗っかっている。
特に、感情表現と演技においての自然さの両立に関しては、ここ3,4年で出てきた女性声優では群を抜いていると言っても過言ではなく、初メイン役を獲得した『月がきれい』の水野茜役で、その演技力の高さをメイン役初手から見せてくる所に、大沢への信頼感と、小原さんの凄さを感じずにはいられない。
また、小原さんは大沢らしくない点も兼ね備えているのが、一つの魅力だと感じている。
大沢事務所という事務所は、演技力を最も重視しており、演技幅に関してはそこまで重視をしているとは個人的に思っていない。
花澤さんや、種田さんなど、アニメ等で使われる声の種類は意外と多くない。(本人に無いとは言ってないことは承知して欲しい)
その点において、小原さんは決してまだ主演級の役が多いわけでは無い中、声の幅においても期待させてくれるような演技を見せていると思っている。
それは、初主演が前述の『月がきれい』であり、落ち着いた感じがどちらかと言えば強かった中で、『魔法陣グルグル』のククリや、『あそびあそばせ』の野村香純などが続いた所が大きいのだと思う。
タイプの違う役を高クオリティで叩きだしてくる声優さんというのは貴重だ。
小原さんは、その貴重な存在の一人となりつつあるという事。
着実に出演、メイン級出演を増やしているのは、やはり実力が認められているという事ではないだろうか?
勢いそのままにプリキュア(スター☆トゥインクルプリキュア)にまで行ってしまった訳で。
まぁ正直プリキュア声優というのも人数が増えすぎた上に選考理由がよくわからなくなってきてはいるので、昔程の大きな勲章とは言いづらくなってきてはいるのだが、それでもやはり価値がある事には変わりない。
演じている羽衣ララ/キュアミルキーはスタプリの中でもかなり上位の人気を集めており、口癖の「ルル」も相まって当たり役と言える。
プリキュアで当たり役を引けた所も、運を持っているなあという印象も個人的にはあった。
大沢らしさと、大沢らしくなさを兼ね備えた、新たな風の一人と言える。
『やがて君になる』の叶こよみは、登場回数がめちゃくちゃ多かったわけではないが、小原さんの演技の自然さと、感情表現の良さを表した役だったのではないかと思う。
普段のテンションの低さと、好きな作家の話になるといきなり上がるテンションの高さであったり、生徒会劇の脚本以来時の演技などは、若手の中での演技派感を感じさせた。
今年の小原さんは、前述のプリキュアを含めて主演級が並びに並んでおり、彼女も無双状態に入りつつある。
彼女の強さをしっかりと表したと思うが、その中の一つが『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の藤原千花であろう。
前述の花守さんでも同作品を上げたのだが、このアニメは2019年のアニメの中で最も声優選択が適切であったアニメではなかっただろうか?(映画なら青ブタ)
演じた藤原書紀は、かぐやや白銀とは違い、二人の駆け引きに気づかない天然キャラである。
ただの天然なら良いのだが、非常識で空気が読めないタイプの天然であり、それが煽りに繋がったり、追い打ちに繋がったり、生徒会内でのトラブルに繋がったりするちょっとうぜえキャラである所が、藤原書紀の特徴である。
このキャラの難しい点は、天然でそれを行っているだけであり、しかしそれがくっそウザく見えたり、可愛く見えたり…
ウザすぎては行けない。ちゃんとかわいくもいなくてはならない…その塩梅が難しいと考えている。
小原さんは、その点においてほぼ完璧な演技を行ったのではないか?と感じる。
特に原作でも突飛な回である所謂『ちんちん』の回は藤原書紀のキャラクター性を表しており、ウザさと可愛さを両立させた小原さんの演技が光ったシーンだったのではないだろうか?
いつもは攻勢をかける藤原書紀は、石上会計(CV. 鈴木崚汰)が天敵であり、逆にボロクソ言われまくってるシーンも良かったりする。かぐや様は面白いから見なさい()
もうひとつは前期なぜか円盤が売れまくっている『まちカドまぞく』の吉田優子…通称シャミ子である。
はっきり言って筆者は小原さんの演技がいいからという理由だけで最後までなんとなく完走したくらいには、他の点についてどうでも良かったのだが、とにかく小原さんの演技が良く、最後まで完走する形となった(オイコラ
文字で表現するのが非常に難しい面なのだが、セリフ一つ一つの感情がものすごく分かりやすく、上手い。
一話の「コスプレであってくださいコスプレであってください」の所とかの必死さ加減。
プレーンの声から遠くはないとは言え、特徴がある声の中にここまで感情と自然な感じを落とし込める所に、ここ最近の新人女性声優の中では頭一つ抜けた所を感じずにはいられなかった。
同じくここ最近出てきた鬼頭明里さんとの並びでさえ、大きな差を感じた(というよりも、鬼頭さん演じる桃は感情の起伏が少なく、よほどの天才でなければ差をつけられないような役であった点は考慮してあげたくはある、ただ鬼頭さんは天才でないことは自分の中で確定した)ので、こりゃあ大沢は安泰だな…と思ってしまった。
昨年彗星のごとく現れた島袋美由利さんと共に、大沢の未来を担っていく声優であり、大沢がオーディションを開始し、多くの合格者を出した事で、今までの大沢とは違う傾向が出てくる可能性がある中で、これまでの伝統の大沢事務所の最期の声優となる可能性も含めて、今後の活躍を大いに期待したい所である。
・番外編:桐谷華 – 沢澤砂羽 連合
ここで終わってよかったと思うのだが、どうしてもこの人を褒めないと終われない気がしたので、番外編として所謂エロゲ声優を褒める。
おにじさんがエロゲ界に足を突っ込んでまだ4ヶ月程度。6月にサノバウィッチを購入しあれよあれよとエロゲの良さに引き込まれていった。
その中でダントツと言っても良いほどの演技力の高さを見せる(エロゲ声優のレベルは高いと思っている。声しか使えないからね本当に。たまに本当にどうしようもないやつもいるんだろうけど)のが、桐谷華さん・沢澤砂羽さん連合である。
なんで連合なのかとか、色々ツッコまれそうだがその点は見なかったことにして…
エロゲにおいての声優というのは、声だけで勝負すると前述したが、声優にとって究極に近い状況での演技と思っている。
声優にとって最も究極は、絵がないドラマCDであったり、朗読会などのなんの映像も絵もないゼロから作り出す時だと考える。
エロゲやギャルゲはその一つ先の段階。
一枚絵であったり、立ち絵が提供されるが細かい表情は少なく、動きはない。(最近のキャラが動くエロゲは一旦例外として…)
絵にほぼ助けれることなく、演じるキャラクターを表現しなければならない。
しかも、R-18であるエロゲは、あらゆる制限がない(ここから褒める演技に関しては、基本所謂性行為などに関しての事は書かない。理由は筆者が性行為に興味がないからである。)所での演技が求められる。
別に性行為のことだけではなく、所謂下ネタであったり、キャラクターがエロかったり、そういう意味でのね?
声優としての究極に近い、ほぼ動かない絵に対して。
他の媒体以上に制限が少ない媒体。
そんなエロゲは、声優としての演技力がより求められると言っても過言でない。
さて、彼女の強みは、その圧倒的な演技力にある。
立ち絵にここまで魂をブチ込める声優はまぁほぼいないだろう。
例えば、前述の種﨑さんが全年齢版で演じている明日原ユウキを『ノラと皇女と野良猫ハート』のR-18版を演じている訳だが、やはり強さを感じずにはいられない。
声優というものに関してはある程度「ここまでくれば正解」ってものはきっと存在するし、そこに達していれば十分素晴らしいのだけれど、彼女はそれをことごとく打ち破ってくる。
想定を超えてくる、いつも力でぶち破って驚かせてくれる声優である。
表現力が、他の声優から数段抜けていると言っても過言ではない。
キャラを崩す際の崩し方等に、そういう面が現れる。
所謂正統派なヒロインであったり、かわいいを押し出したキャラクターというのは、正直声優という職業に就けるような人であれば、誰だって出来るのだ。
そういうかわいいを押し出したキャラの不意に素を見せてしまう…とかになると、急に出来る人間が減る。
いや、出来はするのだ。テンションを押さえればそれっぽくなるんだから。
ただその素が『キャラの素』になれる声優はあまりいない。
そのキャラを保ったまま素を演じることが出来たりするのが、桐谷華、沢澤砂羽という声優の優れた部分なのだ。
キャラを保ったまま、普通の状態から様々な感情に移れる。
これはギャグシーンで物凄く生きてくる。
「キャラが生きている」のだ。立ち絵一つで、キャラにアニメ以上かと思わせるほどの魂を吹き込んできやがる。
普通にキャラがそこらへんで喋っているような演技ができるというのは、ちょっとおかしい。
それでいて、演技の幅が広い。
演技の幅が広いから、「マジでエンドロールまで気づかなかった」という声が出ることもあるほどである。
明るいギャルも、めんどくさい女も、優等生も、秘密を抱えた魔女も、ウザ可愛い妹も、なんでもそのキャラに魂を吹き込み、違う印象を与えてくれる。
彼女(桐谷側)の代表作の一つとして、やはり『サノバウィッチ』の綾地寧々が提示される。
通称『オナ地さん』と言われる、今やエロゲ最大手の一つであるゆずソフト(株式会社ユノス)の中でも代表的なキャラクターである彼女は、
ある願いをして魔女になった代償に、本人の意志と関係なく発情してしまい、オナニーをするというとんでもないキャラである。(普段は成績も優秀な生徒であり、所属しているオカルト研究部の活動も相まって男女ともに人気が高い可愛い女の子であると全力でフォローしておく)
優秀そうで、割と抜けている点や、所謂代償に関しての自己嫌悪がすごかったり、発情がやたらエロかったりと多くの要素持っているキャラ。
「もうやだぁ…お家帰るぅ…」
「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ」
「死のう。死ぬしかありません」
等のセリフは今でも代名詞だったり。
そのキャラクター性を120で引き出しているのが、その演技。
普通の時から、「お家帰るぅ…」等の砕けた?ポンコツ?な時、自己嫌悪で闇落ちしている時等、多くの顔を見せる彼女をマジで表現している。
内容のネタバレは避けたいため、深くは触れられないが、オナ地さんのルートは本当に素晴らしい出来であり、是非にプレイしていただきたい。
あのシーンとかあのシーンが良いんだよ本当に…
「私のオナニーを見てください!」が名シーンになるゲーム(
(Steam版が存在、たまにセールに、パッチでR-18化可能との情報)
桐谷、沢澤含めての年間での本数の多さは一時は圧倒的であり、それでいて声の幅もあるので、そこまで飽きを来させない。演技力で最高だと思わせてくる。
それは彼女の最初期の方から変わらないと歴戦のエロゲーマーも言っていた。
現に桐谷側が出てきて2年目であり、SAGAPLANETS(株式会社ビジュアルアーツ離脱、現状形態不明)最高傑作とも言われる『はつゆきさくら』のあずま夜の時点で、その演技力の高さは抜粋動画でさえ感じられる。
「処女だもん!」とかね…(
PSVita、PS4での全年齢版が株式会社エンターグラムより発売中。
同じくSAGAPLANETSの『花咲ワークスプリング!』の空森若葉(沢澤側)も、彼女の良さが出たキャラクターだろう。
幼馴染(にしては中学からの3年からなんだけど)のヒロインで、所謂お嬢様と言われるような家に育っているのだが、それを全く感じさせない明るさ、ノリの良さを持っている何事にも全力の正直な娘だ。
彼女の良さはその主人公との関係性の変化によってどんどん可愛くなっていく所なんだと思う。
普通に幼馴染であった所から、恋人へと変化していくに当たっての可愛さがもうたまらない。
まっすぐ過ぎるがゆえに時には空回りする時もあるキャラだが、マジでいいぞと。
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ゆず4連投目である『RIDDLE JOKER』の三司あやせ(沢澤側)も、確実に人気キャラとなったと言えよう。
コイツもキャラが濃い。
学生会長として優等生っぷりを発揮し、超能力であるアストラル使いとして外にまで発信しているような出来た人間のように見えるが、
実際はほぼ全て猫を被っており、しかも胸もパッド二枚重ねで盛っている、性格も胸も盛ったキャラである。
貧乳であるコンプレックスが凄く、弄られると基本ガチギレするのだが、そのキレているシーン全般的に沢澤さんの能力の高さを感じる。
盛ったのが主人公にバレた翌日の「…分かってますよね?」でヒエッと思わせてくる辺りとかね?
猫被り時の優等生感も良いが、猫を被っていない素のあやせの方が魅力的だと個人的には思う。
ルートに入ってからの、気兼ねない友達関係時代もよし、恋人となってからの関係も良し…
なんだかんだ目的に対して真っ直ぐ努力できる子であったり。
感情が爆発する時が可愛いホント。
「笑うなぁ!」とか、「か、カレシィ…」とか…
「胸タイラー」など、中々のあだ名(もはや蔑称)を言われることにキレるシーンが多いが、ああいうライター側が考えた面白いパワーワードを100、いや100以上の力で印象付けてくれるのも、沢澤さんが有能な所だろうか。
最後に、ここ最近の出演である、『9-nine-』シリーズに登場する新海天。
主人公の妹である天はとにかくウザ可愛い!
9-nine-シリーズは主人公の新海翔に声が付いている(CV.寺竹順)ため、二人の掛け合いが非常に面白い点だ。
コロコロと変わる表情と声が本当に沢澤さんたまんねえ…と思わせてくれる。
「ケチくせぇ〜」
「両方ともコーラじゃねえか!」
「持てよ」
とにかく、そういうギャグ的な掛け合いで無限の強さを発揮してくる。
ここに、演技においての自然さが特徴の一つである沢澤さんの強みが現れているように思う。
どうしてもギャグ要員感が全面に出るが、メインヒロインとなる『そらいろ そらうた そらのおと』では、彼女もシリアスな面を見せる。
いつもは元気でウザくて可愛いけど、繊細な所も持っている…
そんなキャラをしっかりと演じられる所に、強さを感じずにはいられない。
次作で完結なのかな?
リンクは天が攻略ヒロインの二作目のそらいろを置いておきます。
最近は出演作品も減少方向にあるが、まさにエロゲ界のレジェンドと言っても良い。
その強さは、もしエロゲ界で新たに名前を見る事が無くなっても、記憶の中に残り続けるであろう強烈な物だったのではないだろうか?
…なっげこの記事(
良い声優というのは、まだこの声優業界には存在する。
決して多いとは言えないのが悲しくはあるが。
声でしか勝負できない中で、どれだけその声によってキャラクターを生かす事が出来るのか。
演技の幅、声の幅で違いを見せてこられるか。
顔が見えないからこそ、声を変えられる。
声を変えて、こちらに驚きを与えてくれる。それが声優の強みであると考える。
その面で、腕を持った声優さんというのは、そこで格の違いを確実に見せてくる。
今のご時世、歌って踊れることを全て否定するの事は流石にできないだろう。
しかし、やはり演技力や演技幅という声を使っての演技という面が一番声優にとって重要であることを、鑑賞する我々も忘れてはいけない事を、肝に命じていたいものだ。