※この記事は『抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか?2』及び、『抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか?2 スス子ルートアペンド』のネタバレが含まれます
ちゃろ~、おにじです(激寒)
ぬきたし人気ってあるんだなあと思っている。
この前出たてのタイミングでインストールにちょっとだけ手間取ってしまいまして。
公式で出ていることを知らずにインストール方法を書いた訳だが(公式にあったことを理解してからトラブルシューティングを増やしたりはしたけど)
割とアクセスしていただけたようでありがたい。
WinRARのボリューム選択と、自動パッチ当てが逆に落とし穴になってしまうとは…
このブログ、昨年11月くらいから本格的に始動した所がある。
エロゲは昨年の6月辺りからやり始めている為、一番エロゲをやりまくっていた時期にブログはやっていなかった事になり。
7月にやった『ぬきたし1・2』の記事を上げていない事になるわけで…
その癖、スス子アペンドの感想は上げるというのはまぁアレと言えばアレなのだが、まぁ許して欲しい。
プレイ前所感
Qruppoの処女作である『抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか?』(2018)は、どう考えてもバカみたいなタイトルに、どう考えてもアホみたいな設定、所謂『バカゲー』の雰囲気しか見えない感じがある第一印象であった。
これほどまでにドストレートなエロゲがあってたまるかとも言いたくなる雰囲気は凄まじいものがあった訳だが。
そんな雰囲気のOP1と、全くそんな雰囲気とは真逆のOP2がある通り、このエロゲはただのバカゲーではなく、所謂ディストピア系のアツいエロゲであった。
そのバカすぎる会話や迷言を残しながらも強いインパクトを与えたぬきたしは処女作でありながら大きな人気を集め、”エロゲ界は衰退している”という風説に対して十分抵抗できるモノとなる大ヒットを記録する。
そのキャラクターの魅力は1で敵キャラだったSSにまでファンを集めるほどだった。
当初『ぬきたしFD(仮)』として企画されたファンディスクは『抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか?2』として続編として発売。
FDと続編の掛け合わせの大ボリュームの内容となり、ErogameScape -エロゲー批評空間-では1を超える中央値と平均値を記録。
ハードルの上がりきった続編をほぼ完璧にまとめたと言えた。
そんな中、1、2と人気を高めつつあった攻略不可キャラクターがいた。
それが『語尾が特徴的な女の子』…スス子こと、那賀伊波である。
「す」が語尾に付いたり色んな所に付く陽気なSSの人間だが、非常に可愛い。若干メスガキ。
『すすこすこ』という言葉が2になってからはよく見られるようになり彼女のルートはないのか!と言われ続けてきた訳である。
そんな中、7月31日に動画がQruppoより公開される。
この『BGMの力、検証してみた』にて、『スス子ルートアペンド』の発売が正式決定。
8月10日の『ぬきらじ2』で8月14日の発売が決定。しかもDLであれば100円(+180円送料)、500円(+180円送料)でディスクがゲット出来るという超良心的価格での発売となった訳である。
『ぬきたし』は2で終了とされており、新作の噂もある中での延長戦でありながら、恐らく最後の作品となる今作はどのようなルートの仕上がりとなっているだろうか?
UIチェック…はいらんよな?(Qruppoさん次作はクイックジャンプ機能くらいは入れてくれな…)
プレイ雑感
お祭り、大団円という感じの素晴らしいアペンドだった。
冒頭は前述の動画、『BGMの力、検証してみた』の動画の内容と全く同じであり、BGMの力を検証していたら、スス子をBGMの力で好きになってしまった(?)淳之介。
そこから、スス子が「嘘をついていたからなんっす!」と言い出したところまでが動画範囲である。
この動画範囲だけでも非常に面白く仕上がっているように思えた。
まぁこれがスス子アペンドの冒頭とは動画当初は思わなかったが、ぬきたし2の主要役がほぼ登場した序盤も非常に面白い出来だし、名シーンを自分から汚しに行くという暴挙に出るなどの面白さがあった。
各キャラクターの雰囲気をあの動画では30分くらいで紹介しているのがいい上で、童貞三銃士とか色んな呼称で呼ばれている『淳之介・水引・シューベルト』の絡みが見れたりと盛りだくさんだったわけだが…
ここから、基本A世界のスス子視点による、『ぬきたし2』のメインストーリー『Senzuripoint: Paccoman』での話がしばらく展開される。
所謂、A世界には性帝の淳之介が来ていた訳だが、その辺の話は一切『ぬきたし2』ではされなかった訳であり、その辺りの補足がされた訳だが…まずこの時点で嬉しいんだよな、プレイしている側とすれば。
スス子が常にツッコミに回り続けていく展開となっていくわけだが、性帝のキャラクター性も割と濃くて笑える。
B世界のSSBIG3も出てくるから、こういう所で補完をしつつ、ちゃんとスス子ルートになっているバランスという所がすごく良かったように思える。
しかし、ドスケベ法でしかここにいられないと思っている郁子と、ゴミみたいなとか言ってる礼が悲しすぎると言うか、闇感が半端ではない。
アサちゃんを一度捨てている性帝淳之介はアサちゃんとまともに顔を合わせられない中、スス子が面倒を見てくれることになる。
しかし、性帝淳之介…こうなるしかなかったとは言え、闇が深い。
85人以上の謁見が来て、1919人以上性行為の相手をしているからいちいち顔など覚えていられないとか
腰の振りすぎで慢性的な炎症を起こしていたとか。
いつもジャンクフードばっかり食べていて、文乃の料理が上品すぎて食べられないとか。
それでいてヒナミの魔力には逆らえなかったり…
美岬に追いかけられてる所とかでスス子が「その人は意味分かんないで大丈夫っす」って言ってるの面白かったり…
スス子割と性帝にしっかり怒ってくれてて、性帝淳之介にとっても良かったんだろうなあと思いつつ。
いっつもキレッキレの礼が全くキレがないのとかも面白かったね、でも悲しかったね…(
めっちゃ仕事しまくるけど、していないと存在意義がなくなって鬱になってリスカしようとする郁子も闇が深すぎる。
各ルートで環境を理解しているからこそ、理解できる話でもありますし、面白くも、悲しい所のような気がする…
『ぬきたし2』本編でも、B世界のSSとは接触している描写はあった訳だけど、このA世界を目指していこうと思うSSを見れたのは良かったというか、良い補完だよなあ…と。
性帝がA世界とは言えアサちゃんと向き合うシーンは、ぬきたし2をやっているとここでもう泣いちゃうんじゃね?ってくらいには良かったですね。
スス子の背中の押し方もそうだし、アサちゃんの「兄」の言い方があまりにも優しすぎる。
礼ルートとかでも出てきた訳だが、B世界の性帝淳之介は妹を抱きしめる資格なんてないと思っていたとか書いてあったこともあり、このシーンだけでも100円以上の価値が発生していると思う。
なんだかんだで元に戻るのをお互い寂しく思っていたスス子と性帝。
最後に名前言って帰る性帝淳之介はやっぱり主人公なんだよなあと思いつつ。
スス子とチュパちゃんの話も出てきたりで、ホント補完が効いている。
ここだけで100円(ry
あっ、フラレるやつだ!と思った()
ヒナミにここまで言わせるの笑う。
ここの島にいてる奴闇多すぎ定期だが、こういうのを自分でなんとかするって決めているスス子のいい人感ったらないよなあとか。
埋蔵金を掘り当てようとする淳之介やっぱりおかしくて笑う。
淳之介って好きになると滅茶苦茶になるからな…このアペンド一番まともなのがアサちゃんっていうね、後全員どこかしらおかしいから…(
日本語喋って?(定期)
いやそりゃえぇ…だよwwww
お金でなびいたみたいで嫌っていうまともな思考、好き。
スス子のクソガキ要素、まともな子要素、ちゃんと引っ張っていける所、ツッコめる所など、魅力が多く入っていたように思える。
先程の補完要素も素晴らしいモノなのだが、それでちゃんとスス子ルートになっているのが素晴らしい。
郁子ルートのオチもそれなんだゾ(
こういう事を普通に思いつくライターは頭がおかしい(褒めている)
こういう小ネタに関してもゲラゲラ笑えるレベルのものであり、この語彙力ってホントどこから出てくるんだか…
誘われなかっただけでめちゃくちゃにしようとする凛流石過ぎて草でしたね、わかりやすい敵というか、憎めない敵にはもってこいと言うか…(
まぁ、ああ♥ いぃん♥ マラフト♥を伏線にしてチンポを二本に増やせば良いんだよぉおお!!とかはもう凄いよね、意味が分からないのになんか伏線になってて、意味が分からないけど力技で納得させようとしてるというか…
このアペンドでは何度か山場で戦闘があるわけですけど、そういうのを上手く作り出してやってるなあ…とは思いつつ。
美岬のアホなこと言いつつも面白い展開本当に好き。
ここからまた童貞三銃士の話へと入ってくる訳だが、なんというかスス子ルートでありながら、『ぬきたしFD』なんだよなあマジで。
ヒナミに言わせるな()
淳之介水引ベルトの三人の会話の良さというか、ちゃんとした友達というか、この雰囲気の良さったらないというか…
淳之介の皆が幸せになってほしいって思いと、淳ちゃんなら出来るって言ってくる水引ベルトの信頼と。
普通にイイハナシダナーになっちゃう訳で。
この童貞三銃士のこういう他愛もない会話が幸せ感がすごくあっていいと思う…
淳之介が皆に幸せになってほしいってちゃんと言ってるのも嬉しいしね。
これ聞いて狂っているNLNS&SSとかほんと面白い。凛がボロ儲けENDという面白さと、妹からのよろしくお願いしますが良かったわね…
SUSUSU私服、可愛いけどセンスが主人公と大差ない気も…いや、いいか可愛いし(
どうやって手に入れたんだ…(
茅津野アナとスス子…w
ぬきたしは仙波光姫に始まり、仙波光姫に終結する…
この人本当にどうしようもないとかいう次元じゃないくらいどうしようもない人間で笑う。凛とか美岬とかがまだマシに思えるというヤバさ。
郁子は常識人だから許せねえのである…
全部出てくるクライマックスの良さったらないよねえ…集大成って感じ。
本当の集大成というか…
アサちゃんのこういうのとかホント駄目だよ…
嫌パンが伏線とか笑う。これが切り札となるなんて…
ちゃんとアペンドでも本編の事を伏線にして色々動いてくれていたが、極めつけがこれだから本当に笑うし、「マジ??wwwww」ってなる。
面白いんだよなあ、ぬきたし。
最後凛がちょっとだけ情があって、寂しがりやでかまって欲しい奴みたいに収まってたのも、凛にとっての救いなのかもしれない…
EDで何個増えるんだよ(歓喜)
全体として大団円であり、スス子ルートでありながら、ぬきたしの補足と、見たい所を見せてくれた印象である。
メスガキっぽさもありながら、色々とちゃんと怒ってくれるし、ツッコんでくれるスス子が非常に良い。
なんだかんだコントロールする能力があって、将来の生徒会長候補に上げられていたりと、スス子の色々な魅力が詰まっていた。
とてもじゃないが100円の出来ではないし、長さでもない。
ちゃんと全員を引き立ててくれたし、性帝淳之介とB世界SSが見れたし、平和になった後の水引ちゃんとの話も見れたし…
ちゃんと話としても面白く、それでいて本編も関わってくる感じで面白い出来となっていた。
みんなおかしくなってたけど()
EDがOP1だったこともあり、これでぬきたしという作品が終わりなのだなとも感じてちょっとさみしくも有りつつも…まぁでも次も面白いの出すんじゃないかなあ…と思えてしまう出来であった。
Qruppo先生の次回作をお楽しみに。
以上。