声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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新島夕×きみしま青再び。GLOVETY『アインシュタインより愛を込めて』体験版感想・レビュー

ちゃろ~、おにじです(激寒)

 

oniji.hatenablog.com

 製品版感想出しました。(11/6)

 

ホントエロゲ体験版って雪崩のように来る。

そんな事してたらエロゲでVTuberがOPEDやるぞって言われて急いで書いたし。

これのせいでこの記事書くの遅れたらしいね(投稿3分前に書き終わったらしい

oniji.hatenablog.com

 

さて、今回は今年屈指の注目作と化している…?らしい、VisualArts新規ブランド『GLOVETY』が送る処女作、アインシュタインより愛を込めて』の体験版が公開されたので、プレイしてみた。感想を綴っていこうと思う。

今回きっと長くなりますが、最後までできればお付き合いくださいませ。

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プレイ前所感

 

今作はVisualArtsの新規ブランド、GLOVETYから登場した作品である。(スワローテイルとかいう名前で最初は動いていたのだが、どっか行ったらしいね)

 

今作が大きな注目を浴びているのは、やはり『企画・脚本:新島夕』『原画:きみしま青』のタッグである所が非常に大きいだろう。

新島夕はSAGAPLANETS所属時代主に『Coming×Humming!!』『ナツユメナギサ』『キサラギGOLD★STAR』『はつゆきさくら』という四季シリーズのシナリオを担当。

直近では同じVisualArts系列のKeyで『Summer Pockets』のシナリオを担当している、有名なシナリオライターの一人だ。

 

きみしま青はensembleでの『乙女シリーズ』で多くの原画を担当しており、直近ではシルキーズプラスの『きまぐれテンプテーション』でも原画を務めた、こちらも人気のある絵師である。

 

この『新島夕×きみしま青』のタッグは『恋×シンアイ彼女』(Us:track / 2015)以来であり、プロデューサー志水マサトシもこの『恋×シンアイ彼女』の企画を行っていた人間である。

 

新島夕がシナリオ務めた『Summer Pockets』の好評ぶりと、きみしま青の人気、直近の『きまぐれテンプテーション』も結構な人気を集めていた事もあり、非常に期待される一作となっている。

 

また、音楽もKey等でお馴染みの水月陵、竹下智博が担当。

まぁ出てくるスタッフの名前がことごとく強い。

 

本作のコンセプトは”ひと夏のサイエンスラブストーリー”

ヒロインと出会い科学特捜部を創設する序章から始まり――

転機を迎える運命にヒロインとともに立ち向かっていく学園編。

主人公である愛内周太の秘密にせまる過去編。

そして世界に散りばめられた謎を解明する、真相編。

 

主人公とヒロイン達はめまぐるしく変わっていく境遇の中で、

運命に翻弄されながらも、ささやかな幸せにたどりつくために、

手を取り合って進んで行きます。

https://glovety.product.co.jp/

今作は4章構成となっているらしく、なんか大作感がある。(小並感)

 

また、今作の声優に関しても大きなトピックがある。それは佐本二厘の復活である。

エロゲ声優界では大きな人気を誇ってきた、ふーりんの愛称で呼ばれる佐本二厘

エロゲ最高クラスのツンデレとも呼ばれているらしい『処女はお姉さまに恋してる』(キャラメルBOX / 2005)厳島貴子等の代表作で知られているが、

(多分新作という括りでは)『魔女こいにっき』(Qoo brand /2014)以来登場しておらず、引退したとも言われていた。

しかし、今作ではディザームービーにメインとして『佐本二厘』の名前が登場。(今年の冬コミでこれが流れたとかだったはず)

佐本二厘復活は大きな話題を呼んだ。

きっと新島夕が呼んだんやろなあ…と思っている。(サガプラの四季シリーズには必ずいたし、『魔女こいにっき』のシナリオにも新島夕がいるし…)

 

SAGAPLANETSが去ったVisualArtsからの新ブランド、企画シナリオが新島夕、原画がきみしま青、佐本二厘復活…そりゃ話題にもなる。

 

 

…とはいえ、冷静に考えておきたいのは、前述した『恋×シンアイ彼女』の評判はそれほど良くないという事である。(エロスケ 77/71/545 執筆時点)

Summer Pockets』の新島夕は所謂『きれいな新島夕』らしく、この『恋×シンアイ彼女』ではヒロインが『音楽に寝取られる』らしい。

まぁセンターヒロインに関しては特に賛否両論が出まくったとかで、これできみしま青が懸念ツイートをした事により、一部エロゲオタクの間では「新島夕ときみしま青の関係性はこの作品で終わった」とまで言われていた。

 

筆者は残念ながらまともに新島夕の作品に触れていないのが正直な所である。

『はつゆきさくら』は体験版やって製品版は買ってちょっと進めているとかはあるが、『Summer Pockets』も体験版は弄ったけど…程度である。

とは言え、それだけでも新島夕というシナリオライターの癖は非常に分かりやすい印象が個人としてはあり、この癖が非常に強いシナリオライターなのでは?と思っている。

話に聞けばまぁとにかくハッピーエンドにちゃんとなることも多くはないらしいし…

 

とは言え、新島夕というシナリオライターは賛否両論を巻き起こしつつも、良いシナリオを書いている事も事実であり、『ナツユメナギサ』『はつゆきさくら』等多くの名作を書いている。

筆者としては結構な期待をしている。割とこの人の書く文章は好きっぽいので。

 

大きな期待と不安がある今作、体験版はどのような感じになっているのだろうか?

 

 

UIチェック

毎度お馴染み(?)UIチェックのお時間。

エンジンはSiglusEngine。VisualArtsならお馴染みである。

まぁ簡単に言えばほぼ完全に『Summer Pockets REFLECTION BLUE』である。

どれくらい『Summer Pockets REFLECTION BLUE』かと言うと、比較として買うだけ買って思いっきり積んでる『Summer Pockets REFLECTION BLUE』を起動しようとすると

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Summer Pockets REFLECTION BLUE は既に起動されています』と出る。

いや起動してないから。起動しているのは『アインシュタインより愛を込めて』だから。

それくらい一緒のUIをチェックしていこう。

 

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システム設定。

最大解像度は1980×1080のフルHDとなっている。やったね。

ウインドウサイズは自由に変更可能。

ウインドウサイズの規定での最大は75%(1280×720)となっている。あと50%(990×540)にも変更が可能。自由に変更可能の為、それ以上にすることは可能。

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ゲーム内日付が変わると自動的にオートセーブされる設定となっており、こちらの使用有無が設定可能。

右クリック動作はデフォルトではクイックメニューとなっているが、通常のエロゲ通りのウインドウを削除などに変更も可能。

 

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テキスト設定。

フォントAとフォントB、その他のフォントが設定可能。モトヤシーダとマルベリがそれぞれAとB。

フォント色変更とかはない。既読表示もなさそう?

ウインドウ背景のRGBとか必要あるんだろうかとか思いつつ。

オートモードは割と緻密に設定が可能のようだ。

 

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サウンド設定。

マスター音量あり、BGMフェードあり、ムービー音量あり。

ボイスカット機能はここにある。デフォルトではボイスカットすることになっている。チェックするとボイスカットオフという形。

 

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ゲームUIだ。

下にアイコンと文字が並び、基本的なコンフィグあり。

サマポケにもあったTwitter機能。ここからTwitterにスクショが呟ける。まぁロゴがやたらめったらデカいのだが…

 

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バックログ画面。スクロール上で表示できるがスクロール下では元に戻せないらしい。右クリックで元に戻る。

文字オンリーの表示のためログの情報量が多いのが特徴。

なんか知らんが、クイックジャンプは十個に一個で飛べる仕様で、どこにでも飛べるという感じじゃない。

いやどこにでもバックさせてくれよ思いつつ…(結果的にシーンバックポインタあわせその時の画面後ろに表示とかはない)

ボイスリピートは可能、立ち絵が表示されないのは好き嫌いが分かれそう。

 

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セーブスロット数は180個 (9×20)となっている。

ロック、スワップ、デリートが可能となっているらしい。

 

UIとしてはサマポケのそのまんまって感じである。だから使い勝手も同じである。

個人的にはフルHDにも対応しているし、あまり文句を言うべき所はない。

まぁバックログのクイックジャンプだけこの仕様にした意味はよく分からない。

 

 

プレイ雑感

初回起動時、問答無用でまず文字が出てきてプロローグのプロローグ的なのが始まる。

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ここだけウインドウでやってたから解像度がちょっと低い

『DIRECTION 新島夕』『ILLUSTRATION きみしま青』『ARTDIRECTION 志水マサトシ』『MUSIC 水月陵 竹下智博』『PRODUCT GLOVETY』

と、まぁスタッフを最初に流しながら、「あなたは人の気持ちが分からない」と何度か言われたことがある…という文章が出てくる。

 

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最初から言っていることがクソ壮大であり、タイトルドーン!で前述のタイトルページになる。

 

今回の体験版ではプロローグ…4章内の序章がプレイできる形となっている。

この体験版、時系列ちゃんと追う感想か、ピックアップ感想か悩みどころだったのだが、今回はピックアップ感想寄りになると思う。多分。

 

愛内周太とかいう主人公

この作品まず色んな意味ですげえなと思ったのが、始めてからなのだが。

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始まると、主人公愛内周太(あいうち・しゅうた)が授業をつまらなさそうに寝ている所から始まるのだが、ヒロインが設定上一日出てこないというまぁなかなかに攻めたスタート的なのをする。

まぁ筆者がやっているエロゲが基本的に割とさっさと一人はヒロイン出てくる所があるので、そんなエロゲとかなんぼでもあるわ!と憤慨する人間もいるのかもしれないが…

とにかく出てこない。主人公のクソつまらなさそうな一日を最初に見させられる。

 

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開始すぐに『新島夕の主人公』である事を認識させられる。

捻くれ野郎、文系が嫌いな理系、5chで反論上げて吠えろ吠えろで「くくくく」って笑う主人公は新島夕の主人公でしょ。

河野初雪(はつゆきさくらの主人公)とまた違うんだけど、同じ系統の匂いがする気がする。

この作品は、ずっとこの愛内周太という主人公が捻くれまくっている。

初雪にホントちょっとだけあった可愛げすら最低限に削ぎ落としたような主人公は最早「選別しに行ってるだろ」とまで思わせる面倒さ。

「あ?」「は?」「くくくく」「ハハハハハ」とか普通に言うし、親切なヒロイン登場で「うぜぇなコイツ…」ってなる主人公である。やばそう(

 

この愛内周太とかいう主人公が非常に面倒な人間なのだが、コイツをどう思うかでこの作品が良いか悪いかの大半は決まる。勿論万人受けするようなキャラクターではない、ということ。しかし、これが新島夕の主人公なのである。陰キャでキモくて痛い主人公を不快に思うか、面白く思うかでもう決まるのではないだろうか?

 

最序盤は本当にどうしようもねえなこいつって感じ(別に最序盤以降はそうじゃないというわけではない)である愛内周太。

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試験の順位はいつも一位である愛内周太、順位のことは気にしていないと言いながら成績発表の日は身だしなみ整えてたり、『めっちゃ順位気にしとるやんけお前』とツッコミたくなる。

「俺、2位なのか!?」はデカ文字だった。笑うわお前。めっちゃ気にしとるやんけ!イキり陰キャじゃねえか!

愛内周太は最低の主人公(褒め言葉)である事は、どこまででも言えてしまうのが面白い。

 

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とは言え、コイツがクッソ捻くれ者なのは、彗星病という作品独自の病気により、多感な時期を病院で過ごしている為、人とのコミュニケーション能力がほぼ0、むしろマイナスにまで振り切っているという事情がある事は理解しておきたい。

この彗星病の状態が悪化しており、ゲーム開始時ではいつ死んでもおかしくないという状況であり、彼には時間がない。という事である。

 

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まぁとにかく最低でめんどくさい主人公。このスタンスで1位じゃなくなったのクッソ気にしているのが可愛く思えてきたので、筆者はこの愛内周太が可愛く、面白くなってきた。

 

このプロローグでは、有村ロミという1位の転校生で、ネットで論文を上げている女に彗星病の自分を助けてくれとお願いをして、科学特捜部という部活を作れ(一人は成績最下位と一人は一目惚れした人)と指令を出されて、それで周太が部員集めをしていくという形になるわけだが(とりあえず主人公の行動だけ出すけどあとでヒロインの話はしっかりするから待って)

 

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一回嫌になってもっと有意義な事がしたいとなって『セックスというものをしてみたいと思う』と言い出す主人公ホント笑ったし、

 

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頭良いけど、コイツは本当にバカなのである。

友達も全くいないという状態からのスタートである事もあり、これをツッコミ入れれる人間が最初はいないので、ひたすらに理系頭良いバカがヒロインに対して突拍子も無い事をしてヒロインがキレる展開が続く。アホである。

 

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失敗すると秒速で死にたくなる主人公とか、5chで荒らしているくせにメンタルよわよわですんげえ陰キャって感じでもう、「お前なあwww」ってなる。

 

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まぁなんだかんだと、部員を集めることにちゃんと必死になっていって、対策とかを割と真面目に考えていたりもするので、悪いやつじゃないし、頭は良いのだから考え方が悪いという訳ではない。端的に言えば本当にどうしようもねえ奴ではないと思う。

 

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机上の空論感があるのが玉に瑕なのだが…

割と真面目に考えているのだが、結局空回りするのがいつものことという感じで、失敗して死のう…ってなる。綾地寧々じゃないんだから(

 

 

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ヒロインたちが優しいからなんとかなっている所はあるが、それはヒロインが優しいだけのところではないとは思う。

それは最後の勧誘とかでも分かってくるところであるけども。

 

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ちゃんとヒロインのボクシング映像でムラムラする思春期の人間です(対策はちゃんとしてたから…)

 

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マイエンジェルとか言う主人公なかなかもういないだろとか思いつつ。

心のなかで『マイエンジェル坂下』とこのヒロインを呼んでるのとか可愛くなってくる、『コイツが一目惚れ』の自己暗示が凄い()

コイツの完璧は信頼できない!…と、この後二回目の「完璧すぎる」で「絶対失敗するはコイツ…」と思いながら見てた。

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…でしょうね!(

 

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ここまでの捻くれっぷりの中で、ヒロインに助言をもらっての勧誘は今までで一番良かったとは思う。

なにかに必死になり、コミュニケーションを取っていく…という行為こそが必要だった…というのが後々分かるわけだが、こういう事だよなあ…となる。

 

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まあちゃんと終わった後に最低なんだけども。

「なんで入ってくれたんだ…?」と思いつつも命掛かってるから一人でも釣れれば良いや!ハハハハハwwwwってなる主人公は新島くらいしか書かなさそう(偏見)

筆者的に良いのは、こういうひねくれた主人公が簡単に根っこは変わらない所が良い。

ずっとひねくれて居て欲しい。ヒロインに背中を押されてまっすぐにぶつかった勧誘しておいてコレなのまじでゲラゲラ笑ってしまった。

「そういう所で良いところもあるけど、コイツやっぱり根っこは変わってねえし最低だわwww」ってまだ序盤はそういう感じであって欲しい、コロッとヒロイン側に行く必要はない。別にかけぬけの体験版の悪口は言ってない。

oniji.hatenablog.com

 

 

コイツもコイツで切羽詰まってるんだけども、なんというか一々考え方が最低なの面白すぎるというか、年頃のめんどくさい男だなと思える。そんな事言いながら結局そんな事できなさそうなところまでセットで(

 

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ハンズフリーが分からなかった愛内周太が一番おもしろかったかもしれない。

友達いないし、使う機会とか無かったんやろなあ…って悲しくなる。

 

筆者的には、この愛内周太は頭だけ良い理系コミュニケーション能力ゼロイキり陰キャ主人公として愛していけそうなので、この癖の強い主人公を好意的に受け取っている。

ただまぁ万人には間違いなく受けない。でも多分それが企画脚本新島夕なんだと思うけど。

…いやここまでまともにヒロイン紹介しない記事あっていいのか?もうちょっと待って(

 

俄でも分かる新島夕節と音楽の良さ

まさに俄でもこれは新島夕だわって分かる主人公と文章が並んでいるのは非常に面白いし、独特の雰囲気というものは、感じることが出来る。

 

文章の雰囲気の独特さをかなり感じると言うか、主人公に負けず劣らずやっぱり癖が強い。

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『じゃあ』が『じゃぁ』とかいう端的な所の特徴もあったりするし。

へんな事言って倒れたり殴られたりするのとか、そういう擬音とかにも特徴あったり。

 

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会話のテンポの良さというか、掛け合いのテンポの良さと、キレイにテンポよくラリーを続けていると思ったら爆弾が放出されたりする。

 

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真面目とギャグの流れが非常にシームレス。放っておいたら急にギャグが入ってきて笑える。(真面目とギャグって急に行くと覚めることも少なくないが、少なくとも筆者的にはそのバランスは割と良かったんじゃないかなと)

モブもキャラ濃いやついて面白いし。

 

あと例えば二位じゃだめなのかあああは割と長く生き残ってるパロだから、多分何年後化にやっても通用するネタだと思うし(

 

また、音楽が非常に良いものが揃っている。まぁそらKeyでも御用達の方々が作っているのだから、良いものになるのはそらそうなんだろうけど、やっぱ良いものは良いと、そう言っておきたい。

 

 

キャラクター紹介

ようやくキャラクター紹介にありつけたらしいね。

紹介したい順になるので、いつもみたいな上から紹介の形にならないのはすまん。

 

新田 忍(にった・しのぶ)CV:佐本二厘

ヒロインが出てくるのが遅い中で一番最初に出てくるメインヒロイン。

愛内周太の住んでいるマンションの一階で洋食屋を経営しており、隣の部屋に住んでいる。

大学に籍を置いているが休学中。

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クソやさしいお姉さんキャラ。なおたまに辛辣。

 

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一番体験版で出てくるヒロインとなるが、基本的に優しい、気遣いが出来る。まぁお節介かもしれんが。

主人公が100%悪い「セックスしよう」に関しての反応が面白い。

処女3、4連続の畳み掛けは非常に面白かった。

とにかく一番癒やしとなりそうなキャラなのかもしれない。(処女の畳み掛けを書いておいてから書いたらイマイチそうとは思えないのでは?)

 

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気にしてないからって言ってくれるの本当に優しいと思う。

 

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周太の割と切羽詰まりながらも集めている様を見ていたこともあり、最後に科学特捜部に加入する事になるヒロイン。

周太が加入においてちゃんと感謝を告げられた唯一のヒロインかも。

 

休学して洋食店をやっている理由は今の所よく分からないが、心優しき人間であり、主人公を一番気にしてくれていた子である。端的にいい子。

 

CVは佐本二厘

WELCOME BACK 佐本二厘

と言っても筆者エロゲ始めたの去年とかのにわかだからそれこそ『はつゆきさくら』で聴いた程度とかしかないという現状がある。

しかしこの人の声は相変わらず良いなという感想くらいは言わせて欲しい。

数年のブランクを感じさせない演技であったように思える。

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一番良かったのはココ。「分からないと思うぞ」の言い方が非常に可愛らしい。

この声が優しさを向上させている。

きっと多くの佐本二厘ファンが彼女の復活にむせび泣いていることだと思うので、本当におめでとうございますと言いたい。

エロゲ俄として、エロゲ界を代表する声優の事を新たに聞けることにも感謝したい。

 

 

片桐 猛(かたぎり・もう)CV:歩サラ

最初に科学特捜部に入ってくるサブヒロイン。ちょっとまぬけ。

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まぬけというかアホ。アホだけどコイツがいてくれるだけで割と周太的には助かるというか、ボケそうでツッコミにもなってくれるというポジション。

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凄まじい偏見持ちであったりもする。

コイツがサブにいてくれるのは楽しいというか、アホなんだけど、まぬけの方が確かに近い気がする。

多分意外と主人公の友達ポジという感じで、コイツは男でも良かったキャラ。

でも、女でもいいと思うし、このノリであれば男より女の方が良いのかなと思いつつ。

 

CVは歩サラ。

こういう感じのポサラさんは割と好きなんだなと自覚したわけだが。

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 割とボーイッシュ系統に一応よっている感じもあるわけだが、こういう声いいなあって思っている。

個人としてママ系統よりこっちのほうが好きなのかもしれない。

 

 

西野 佳純(にしの・かすみ)CV:風音

金髪ボクシング娘。ボクシングに賭けていて成績が最下位だった為周太が勧誘することになる。

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 最初は周太の事をよく思っていないが、彼の対策をしまくった戦い(なお汗で滑って周太は敗北)により、考えを改めてくれるいい子。

 

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謎のロボット、アインシュタインにも興味を持っており、ボクシングを強くして欲しいと周太に言い、科学特捜部に入部する。彼女はボクシングに賭けている割には残念ながら強くはない状況。

家にお邪魔する時に差し入れを入れてくれたり、主人公のエッチな動画を見ても態度を変えないでくれたりと、アホだけど良い奴。社交的で友達が多い正反対な奴。

 

CVは風音。

もう安定の、いつもの風音である。

風音は風音なのである。それで良いのである。

ただ、なんかそれでもちゃんとキャラクターとマッチするんだから不思議なものである。

割と未だに『金色ラブリッチェ』の城ヶ崎絢華に筆者は引っ張られているので、今度は金髪か~ってなってるが、多分普通に金髪もやってる。

 

 

坂下 唯々菜(さかした・いいな)CV:桜木ひな

周太の一目惚れ(?)のマイエンジェル坂下。

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周太の目に見えた天使の羽は恐らく何かしらの伏線であると思われるが、一番情報がすくないのがこのヒロインである。

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理由(一目惚れした)を「それは言えない!」と滅茶苦茶なお願いをしたのにも関わらず何故か科学特捜部に入ってくれる。

あまりにも謎な存在。良い子なのかなんなのか。

素朴で控えめな正確、一分約束に遅れても謝ってくれる。

 

CVは桜木ひな。今回初名義となる。

素朴な、普通の子の演技という感じで、自然な演技側のような気がする。

だから、これが上手いのか下手なのかという判断はまだ下せないのだが、キャラの雰囲気とかを考えると良いのではないだろうか?と現状は思っているのだが…どうだろう。

 

 

有村 ロミ(ありむら・ろみ)CV:月野きいろ

本作のセンターヒロイン。ネットで先鋭的な論文を発表し続けている。

周太がその論文を見て彼女に賭けたいと思わせた。周太に科学特捜部の設立を命じる。

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終盤まで姿を表さず、電話のみの登場となっているが、割とめちゃくちゃな事を言っている。

 

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最終盤に登場し、彼女が周太と7年前に関係性があった”比村茜”という少女であることが分かる。なお、有村ロミはペンネームではなく、実際に有村ロミという名前らしい。

 

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ひと夏の思い出として、”比村茜”とはダチと呼べる関係であったが、過去に何かがあった事は間違いないという雰囲気である。

所謂、彼女は離別幼馴染ポジションのセンターヒロインという形になる。

 

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彼女は、彗星病に対して、人間には魂が存在するという事を信じている上で、人との勾留…コミュニケーションによって症状を改善できるという風に考えている。

実際、この科学特捜部の設立に奔走していた周太は症状が改善していた。

 

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”比村茜”と愛内周太に何があったのかは現状不明。これは恐らく過去編で書かれる。

とりあえず良好な関係であったことは間違いないのだが…

 

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ロミが良い子である事は、この辺の会話でも伝わってくる。

とりあえずこの作品、ヒロインが良い子。

 

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ただ、彼女は過去に主人公に助けられたことがあるらしいので、その恩を返したいという要素もあるのかもしれない。

 

CVは月野きいろ。

今作のセンターヒロインという事で、結構な抜擢な気も。まぁ最近の彼女の活躍であればおかしくはなにもないのだが。

電話越しの声が多かったため、ちょっとアレだが、電話越しの時の有村ロミの彼女と、直接最初にあった時の”比村茜”とも言える彼女の雰囲気が結構違う感じで、その柔らかさの変化とかが筆者は好印象と言えた。

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可愛くて大変いいと思います…

 

 

この作品、プロローグではどういう作品なのかをはっきりと分かる要素がないということは出来る。

まだ作品のスタートラインに立っただけ…という感じで、どこにゴールがあるのかが分からない。(まぁプロローグなのだから、そうじゃないとおかしくはあるのだが)

 

ただちゃんとSF的な所は見られている。彗星病という独自の病気の謎について解明していく…という所である。

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コレに関しては、この体験版でも『人の魂』があり、それが彗星の光と干渉して何かしらが発生している…的な所があり、それを他者とのコミュニケーションによって魂が強化されて云々…みたいな、なんというかそれなりに分かりそうな感じがする話をしていたりもする。

 

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あとこの何の説明もなく突然家にいる”アインシュタイン”とかいうロボットは結局なんなのか全く説明されないまま体験版が終了しており、お前はなんやねん!という感じである。

 

HP上に出ている主な登場人物のサブヒロインの中では2人出てきていなかったりするし、まだ本当に科学特捜部が結成されただけで、ヒロインの中身であったり本題には一切入っていない為分からないことが多すぎる。

 

ただ、過去…7年前になにかしらあったことは間違いないし、面白そうな雰囲気は非常にあるのではないだろうか?

『街に灯りを灯す』とか言う表現とか、癖の強い主人公、独特の雰囲気は新島夕節というモノだと思う。

 

きみしま青の絵は大変可愛く、キャラクターは今の所非常に好感触だ。

みんな良い子だし、ひねくれた主人公に対してのアプローチがそれぞれ違いながらも優しさがある。

この主人公をヒロインが支えていくのだろうか?

愛内周太の成長にも期待。あっさりは成長しなくていいし、人は簡単に変わることはない。

それでも半歩とかで良いから進んで欲しい。あともうちょっと理系的で頭良い所も…ってまぁ佳純研究の時の真面目さとかはあるんだけども…

 

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『恋はどこからきて、どこにいくのだろう――』

新島夕企画作品は、ハッピーエンドになることは決して多くないという事もあるし、今回は企画も新島夕という事で、その点の不安とも言える部分は、色々見ていると見たりもする。

筆者としては、別にハッピーエンドでなくても良いからとにかくいい感じに終わってくれればと思っている。

『新島夕を信じろ』というツイートを多く見たが、今年の本命の一つとして、いい作品を作ってくれていることを期待したいし、新島夕を信じたい。

筆者としては面白い雰囲気と独特の感じが結構いい感じじゃね?と思ってはいるので”ひと夏のサイエンスラブストーリー”を期待したい所である。

 

GLOVETY『アインシュタインより愛を込めて』は2020年10月30日発売。

 

以上。