おにじと申します。
今回は、オーディオレビュー。
当ブログでは毎度出てくる頻度が高いSOUNDPEATS。
多くの製品をレビューさせて頂いていており、こんなにやっていいんすか?ってなる所ではあるのだが。
そんなSOUNDPEATSが、今回クラウドファンディングで完全ワイヤレスイヤホンを出すということで、そちらの宣伝も兼ねてレビューして欲しいというお話を頂いた。
SOUNDPEATSさんってそんなクラファンしてたっけ?って思ったのだが、よくよく考えると昔やってた気が。2年ぶりくらいらしい。
クラウドファンディングはMakuake。Makuake、CIOで利用しているので馴染みがあるからとっつきやすかった。
いつもはコストパフォーマンスが良い、安くて音の方向性もええ感じという印象な訳だが。
そんなSOUNDPEATSさんがクラファンをして出すってどんなイヤホンなんだと。
スペックを見てみると面白そうなスペックをしている。BAも入っているイヤホンで、音に結構こだわりを感じる、今までコスパを求めてたSOUNDPEATSがフラッグシップモデルを作るということらしいぞと。
まぁそれでも通常価格1.5万円くらいのフラッグシップモデルとしては安めではあるが、明らかに気合が入っている製品、面白そうということで先行レビューさせて頂いた。
良い所、悪い所、しっかりと言っていきたい所。
開封
ということでまずは開封していこう。
SOUNDPEATSの外人顔箱、最早おなじみまである。
裏面に大きく本体が描かれている感じ。LDACの表記などもありますね。
中身は以下の通り。
SOUNDPEATS Opera05 本体
充電用USB-A to Cケーブル
交換用イヤーピース S/M/L
取扱説明書
まぁベーシックな並びである。
外観チェック
では本体の方をチェックしていこう。
ケースのデザイン自体は、そこまで今までのSOUNDPEATS製品と変わらないものの、高級感がなんか違うとは、大体真ん中のラインがメタリックゴールドの所だろう。
ゴージャス感を出して、フラッグシップモデル感が出ていると思う。
結構ずっしりともしているし、キレイだなという印象。
ゴールドの前の所には筆記体で『Hear Your Imagination』って書いてる。そんなに目立ちはしないが。(これいる?って言う人はいそうだけど…w)
裏側のSOUNDPEATSロゴもいい感じだし。
ケースの出来はずっと良いんだよなこのブランド。
USB-Cは裏面にあるパターン。
なおこちら無線充電には非対応。SOUNDPEATSはここはずっと対応していない。
あったらあったで便利なんだけどなあっていうのはあるんだけど…これでもつかなかった。フラッグシップモデルなら付けて欲しさあったなあ…
開けるとこんな感じ。
中の加工とかもしっかりしてあるし、本体がピカピカしている感じで、この時点で今までのより高級感あるなと。
それこそ『Capsule3 Pro』でも高級感感じたんだけど、それよりも感じる。普通に。
というかケースに加工するのこのブランド好きよね。中にザラザラ加工されているのだが、これキズつきにくそうだし、外につかっても良さそう(それはそれでバランスが悪いのかなあ見栄え…)
イヤホン本体。
充電ケースと同じく、ゴールドのメタリックの装飾が目に入る。
鏡面加工とマットを使い分けているようで、結構デザインとしては好み。
ゴールド部分に筆記体で『design by soundpeats』って書いてる。いるか?(でもごちゃごちゃって感じではないから悪くはない
形状としては『Mini Pro』系列とよく似ているのだが、サイズは明らかに大きい印象。
小さい時はそこまで思わなかったけど、なんか貝の中身みたいな感じにも見えてくる。可愛いんだけどなあ十分w
こちら、2BAに12mm1DDというドライバ構成になっている。3ドライバぶちこんでるのもあって明らかに大きいのは間違いない。
素材が色々使われている印象で、それがちゃんとまとまっていて、高級感というか、ディテールがいいよね。
スペックは以下の通りとなっている。
商品名 | SOUNDPEATS Opera05 |
---|---|
Bluetooth | 5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
ドライバー | 2BA+1DD(12mm) |
連続再生時間 | 本体のみ:約9時間 ケース込:約33時間 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み | ◯ |
充電ポート | USB-C |
防水性能 | IPX4 |
サイズ | 約69.2×30.9×44.9mm(ケース込) |
マルチポイント | ✕ |
ワイヤレス充電 | ✕ |
使ってみよう
ということで使ってみましょうと。
質感に関しては拘っているなあという印象があるわけだが、この製品の最も拘っているであろう所は音質なわけだし。
増えてきつつあるが、完全ワイヤレスイヤホンにおいて、BAが入っている奴って多くないし。
まず装着感に関して。
耳穴に入れてからひねってフィットさせるタイプ。
ノズルが太めで、所謂楕円形の形状をしているので、フィットさせる引っ掛かりとしてはそれなりにしっかりしているのだが、それでもやはり大きいし、重さとしても結構重めのタイプではあるので、装着感に不安を覚える場合もあるかもしれない。
レビューする時に「もしお耳に合わない場合はお申し付けください」と言われたので、そういう場合があると思っているんじゃないだろうか。
でも筆者は別に問題はなかった。
まぁでもしっかりとイヤーピースとかは用意しておくとより良いかもしれない。
筆者はSpinfitとか使うのがいつも通りなので…
続いて操作方法に関して。
こちらはいつものSOUNDPEATSと変更点はほぼ存在しない感じだった。
再生/一時停止:左右どちらかを2回タップ
音量ダウン:Lを1回タップ
音量アップ:Rを1回タップ
ANC・外音取り込み切替:Lを1.5秒長押し
曲送り:Rを1.5秒長押し
通話/着信:LまたはRを2回タップ
着信拒否:LまたはRを1.5秒タップ
通話切り替え:LまたはRを2秒長押し
手動ペアリング:ケースのマルチボタンを3秒長押し
音声アシスタント:LまたはRを3回タップ
相変わらず曲戻しないんだよなあ…曲戻しをくれSOUNDPEATSさん。
普通にほしいんだよなあ。あるに越したことねえだろう。頼むて。
続いて、音質に関して。
こちらに関しては、LDACに対応している。
こちらはハイレゾ級と言われる無線コーデックであり、イヤホン、聴くプレーヤー、曲全てがLDACとハイレゾに対応している必要性があるわけだが…
SOUNDPEATSは安価でLDACに対応している製品をずっと出してきたわけだが、勿論今回もそう。
どんな感じ?と思いながら、LDACで聴いてみることに。使用したのはいつものウォークマンA100。新しいウォークマンはとりあえずまだ…(
聴いてみて思ったのは、結構特色のある音というか、他の奴と音の感じが違うぞ!って思ったというか。
所謂ハイエンド系のモデルでも、BAを使っている製品自体そもそもTWSに多くないという所はあるのだが、それにしてもなんか他と音が違う印象を受けた。
全体的に元気な音という感じがある。
キレが良いというか、キラキラ系統の音をしているのかなあという感じ。
解像度が非常に高い、カリカリの音というか。
こういうイヤホンって大体ドンシャリ系が多いと思う。こちらのイヤホンも十分低音のパワーは感じる所ではある。ただ、今までのSOUNDPEATSよりはおとなしめ。
ただ、中高音にも非常に比重が高いというか、パワーがあるなという印象。バランスが中高音にも寄せようという感覚があるのだが、どっちかっていうとめっちゃパワーで殴ってきている印象。
そのため、メリハリがある音という感じにもなっていて、きれいな音がするなあという印象。
聴こえる音の量、情報量も多い傾向になっていて、それも良い所だと思う。これによって解像度が高いという印象を受けるのかなと。
シンバルとかが他のイヤホンよりも聴こえる傾向な気がする。こういうバランスもあるんだなあって、面白い音しているし、作られた音って訳じゃない。解像度高くきれいな音。
ロック系統とか聴くとキレの良さが際立つかなあと。
ただまぁ、シンバル系が強く出たりするので、耳に刺さりやすい人はもしかしたら刺さる人もいるかもしれない。
あと、この情報量の多さ、元気の良さみたいな所が元気過ぎる人はいるかもしれない。まぁこの辺りは好みだが、基本的にはいいと思う。
ちゃんとSOUNDPEATSの中でのハイエンドはやっているんじゃないだろうか。
ノイズキャンセリングに関しては、数字的に劇的なものではないというのは分かっていたが、ちゃんと効いてはいる。
ただまぁ、ハイエンドというのはやっぱり音質としての所が強いのかなあと。
純粋なノイズキャンセリング性能でSOUNDPEATSで一番良いのは『Capsule3 Pro』の方が強いと思う。
まぁサイズ的に限界があるというか、ドライバ入れるのでかなりだろうし。
それで駆動時間も長いので、そういう所考えればよくやっているんだけども、この辺りはまだ伸びしろの部分だろうか。
もう少し残念ポイントで言えば、マルチポイントにも非対応である。
また、装着しているかどうかのセンサーもついていない。
まぁこういうの多くはないのだが、ハイエンド、フラッグシップモデルという言い方をするのであれば、この辺りへの対応という所も進めて欲しい部分ではある。
毎度のようにアプリに対応している。
まぁ必要最低限感はあるんだが。もうちょっと充実して欲しい。
タッチ操作のカスタマイズとか出来たら良いんだけどな。
まぁでも言うとしたらこれくらいで、基本的には普通に良いイヤホンだと思う。
今のクラファン価格とかならなおさらそうだし。通常価格でもね、十分だと思う。
〆
ということで、今回はSOUNDPEATSの最新完全ワイヤレスイヤホン『Opera05』をご紹介した。
めちゃくちゃ気合が入っていることが分かる製品だったと思う。
まずビルドクオリティの高さ、質感の高さという所は確実にある。所有感を感じられる製品になっていると思う。
クラファンするということは一種のトガリがあるという言い方も出来ると思うのだが、それは今回は音質の部分だったのかなと。非常に面白い音に仕上がっていると思う。
2BAで1DDという所で、音としてメリハリ、キラキラ、元気という印象で、解像度が高い音に仕上がっている。中高音の所にも力を入れている印象なのも、所謂中華はドンシャリというのに対抗していると思う。
その代わりマルチポイントとか、ワイヤレス充電とか、センサーとか、もろもろないものはない。あるものはある。ないものはないっていうハッキリしたイヤホンという言い方も出来るんだけど。
デザインとか、音とか、そういう所がしっかりしてるっていうのは普通に良いんだよなあって。やりたい所を完全に拘ったという形の製品のようにも思えるし。
ただまぁフラッグシップモデルとしては、欲しかった部分でもあったりはするので、そこはどうこだわるか。言うて通常価格でも1.5万であることを考えればこれくらいでも十分過ぎる性能という言い方も出来る。
このデザインと質感の良さ、そして2BA+1DDの音の面白さというのを感じる事ができるイヤホン。満足感を得られる製品にしっかりとなっていると思う。
SOUNDPEATS製品の中でも非常に音という所へのこだわりが強いように感じる製品となっており、満足できる形になるのではないだろうか。
現在、Makuakeでクラウドファンディング中。こちらで通常よりも安く購入できるので、よりコストパフォーマンスがいいので、興味がある方は是非いかがだろうか。
クラファンって割と安く買えるので、上手く使っていきたい所。
以上。