声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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キャラのバランスが良く、後輩らしさも感じられる声が良い。あまかけプラント『小悪魔後輩との思い出~よわよわメンタル、癒やしちゃいます~(CV:大森日雅)』を聴いてみた感想。

.おにじと申します。

 

今回は、音声作品レビュー。

いつも大変お世話になっている、あまかけプラントさんから、またレビューのご依頼を頂きました。

oniji.hatenablog.com

oniji.hatenablog.com

oniji.hatenablog.com

 

あまかけプラントさんの各種リンク↓

twitter.com

amakake-plant.jimdofree.com

amakakeplant.booth.pm

www.youtube.com

 

というか今回で4回目ということで、非常にありがたい話でしかない。

今回レビューさせていただくのは、『小悪魔後輩との思い出~よわよわメンタル、癒やしちゃいます~』。

この前は一番最初のをレビューさせていただいたが、今回は最も最近出た最新のASMRの方を聴かせて頂けることに。

非常にありがたい話でしかない。

音声作品レビューがそこそこ板についてきた筆者、まぁいつも通りレビューしてければいいかなと思う。

いやまぁ、相変わらず専門外だなと思い続けてはいますけども…w

 

雑感

ということで雑感です。

 

『小悪魔後輩との思い出~よわよわメンタル、癒やしちゃいます~』は、前述の通り、2023年12月27日発売の、あまかけプラント最新作となる。

あまかけプラントでは、連続性が強く、人形・ファンタジー・ストーリー性が強い『Écrint Dolls(エクラント・ドールズ)シリーズ』と、多少の関連性はあるもののEドールズシリーズよりは連続性は薄く、ヒロインとの日常・イチャイチャの方向性が強い『思い出 シリーズ』があるが、今回は後者の『思い出』シリーズとなる。

 

従来通り、脚本・キャスティング・トータルデザインは宮下翔一となっている。

毎回よく一人でよくやられるなあと思いますけども(一人でやることによってのブレのなさは間違いなくあると思うけど)

イラストはこけなし、そしてキャラクターボイスである声優は大森日雅アクロスエンタテインメント)となっている。

 

ということで、今回の声優さんは大森日雅

大森はプロ・フィット声優養成所から、リンク・プランに所属し、2014年にデビュー。

2017年4月にリンク・プランを離れ、フリーランス期間を挟み、クロコダイルに所属。

2021年3月から現在のアクロスエンタテイメントに所属している。

主な代表作としては、『邪神ちゃんドロップキック』花園ゆりね、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』棘田恵那、『キラッとプリ☆チャン」メルパン、『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』ジョブ子、『六畳間の侵略者!?』虹野ゆりかなどがある。

堅実な演技をしてかつ、声質とかもいい感じの声優さんになっていると思う。

大森ってクロコダイルいた時期とかあったなあって調べてて思ったりした(

まぁ当ブログでも今年取り上げたりもしましたしね。

 

登場するヒロイン。

今回のヒロインは雨夜硯(あまや・すずり)という名前。

いつもより難しい漢字使ってる気もしたけど、割とこういうの使ってたわ(以後ヒロインはすずり表記)

主人公の一個下の後輩の15歳という設定で、インドア少女という設定みたい。

 

淡々とした感じの口調で、敬語を使ってはいる感じ。

ただ、主人公に対してはテンションが上がるととにかく強気でイジりたがる。

これは思い出シリーズであるパターンだが、あくまでも主人公にこういう顔を見せるのであって、主人公が好きだからこういうところを見せてくれる系統のキャラ設定となっている。

元々が淡々としたキャラという設定でありながら、こういう所に主人公にだけ見せてくれる顔がある感じの設定が良さそうではある。

おしゃれとかにも結構気を遣っている感じがあり、こういう所の設定も結構深めに作られているみたい。

なお、これでめちゃくちゃパソコンに強いキャラになっている。プログラミング系統に強いインドア少女はハイスペック感でるよね。

それでいて同時にキャラを構築するのも、演じるのも難しさも感じる所ではあるかも。

窓絵ではめちゃくちゃコアラが目に付いた。コアラのマーチみたいなコアラだなって…(

 

試聴動画と、トラックは以下の通り。

www.youtube.com

01. 小悪魔の誘惑があなたを癒やす
02. すずりの耳かき、そして梵天
03. 手に入れました、あなたのハート

【以下のトラックは1月にアップデートで追加予定!】

04. オイルでモミモミ寝堕ちましょう
05. シャンプーでうるおいボディです
06. すずりの耳かき、そして梵天(左右反転)
07. オイルでモミモミ寝堕ちましょう(左右反転)
08. シャンプーでうるおいボディです(左右反転)

ボイスはwav、m4a、mp3の3種類の拡張子で入っている。

 

ということで、内容面に関して。

あらすじで主人公のメンタルがよわよわと書いてあったのが、よわよわになっている理由が思ったよりもリアルな所がある。

いや〜まぁそりゃ苦労して取ったライブが台風と雷で中止になったらクッソメンタル終わるわ。可哀想に主人公(

最初の設定としては、二人は同じ部活『パソコン研究部』の部員の先輩後輩で、この発表会で出す出し物(ゲーム)を作っている感じ。

この息抜きに主人公はライブに行くつもりだったが、現地はクッソ台風で中止。

これですずりは主人公を家に招くことに成功し、出し物の仕上げに取り掛かる…って感じである。

 

すずりは、最初から主人公がライブ行けなくなったのを、煽っているのだが、まぁこれも煽ることで元気づけている感じが見受けられる感じが、二人の関係性を端的に示せている感じもありつつ。

毎度こういう所のヒロインと主人公の間柄の感じとか、その上で設定を説明して行く所は割と自然かつ端的に分かりやすくなっている方だなと感じる。

というか、聞いてたら元ネタが流石に分かる所もあって面白かった。

ライブの主催者の十八番のPVみたいに台風雷って言われると、もうT.M.Revolutionしか思いつかないだろ。いや、あのPVは別にそんな悪天候じゃないけどさ…w

主人公と一緒にいれるのは嬉しそうなんだけど、キャラ設定にある通り元々は淡々とした感じなんだなっていうのが、「悪態すらついてこない…」とか言ってる所とか、節々に伝わってくるのも良いところかなあと感じる。こういうのが、演技で伝わってくるといいねえってなるよね。

 

バイノーラル録音であることで近寄って小声とか、そういう感じで慰めてくれるみたいなパートが存在したりするが、そういう所のパワー・破壊力みたいなものをしっかりと感じられる。

すずりの可愛さみたいなのが出ているというかこう…こういうキャラって難しいんですけどね。物凄く感情が出るって感じではないので、加減が難しいんですよね。

それをしっかりと演じられているというか、主人公に対しての好意が見える感じでありながら、煽ってみたり、慰めてみたりみたいな感じで、どういうキャラかっていうのが分かりやすくなってるのかなあと。

ほら、どうしても小悪魔って言うと今のトレンドは「ざぁこざぁこ」のメスガキになるんだけどさ。すずりは「ざぁこざぁこ」は言うけどそんなメスガキメスガキしてるわけじゃないなあっていう。

 

耳かきパートも安定感がある。

筆者、一番耳かきパートの感想が書けない…というか、耳かきパートの音系統を聴いたのがマジで両手で収まりかねないからどうこう言えない感が凄い(筆者が結構細かい所まで言うのは、あくまでもそれに対する経験が多いからみたいな所もあるからね…)

非常に優しく、吐息とかも混じった感じの演技になってくるので、癒やしみたいな感じは凄いする。

こうたっぷり間をとって、いい雰囲気だなあと感じさせる演技というか。

そういう間柄の雰囲気をこういう耳かきパートでも感じることはあるなあと思う。

 

トラック3辺りになってくると、よりすずりの好意というのが出てくるんだけども。

すずりのキャラクター性みたいな所も広がってくると言うかね。

というか、普通にプログラミングとかデバックとかやってるすずりハイスペックだなあと思ったりもするし。

 この辺りで出てくるゲームとかにも元ネタを感じれたりすると言うか。今回の登場人物、主人公含めて普通にスペックが高いんだよな。

先輩と後輩という間柄でありながら、明らかにその範囲を逸脱してるだろみたいな感じの雰囲気がありつつ、そこがより明確になっていく展開は良いですね。

すずりの想いみたいなものが、演技によってより補強されている感じもするし…

こういう系統のボイスって、属性がはっきりしてるキャラが多いイメージがあるんだけど、すずりはそのストレートからはちょっとずつ外してるなあって感じが。こういうキャラって難しいんだけど、大森は良い感じに演じてくれているというか、ちゃんとラブが伝わってくる感じが良い。

 

この感じでしっかりと好意を伝えてくれるの、良いなあって感じする。

めちゃくちゃ良いよココ。語彙ついてきてないな。ちゃんとバイノーラルマイクの良さも引き出しながら、かつ良い演技かつ、こういうキャラの想いを伝える感じがハマっているなあという感じがして、良い。とかなら伝わる?

まぁこの辺りは聴いてください流石に。言い過ぎるとネタバレが過ぎるだろうし。

いや、マジで加減が良い。演じる上でのバランスが良い。

あまかけプラントさん、声優選びがガチ感凄いなって思う。いやガチなんだけど。聴いて分かるってのが良い。

 

トラック4からはボーナストラックとなっている。

今回はオイルマッサージというシチュでしたね。シャンプーとか色々ここのシチュエーションは変わってるなあって感じはするんだけども。

ウッキウキ感があるのがいいですねすずりの。

まぁこういう耳とかでやってるのにようやく耳多少なれてきたかなとも思った。筆者適性がないからね(

 

トラック5はシャンプーだし。

シャンプーしながらも、作品中に出てくるアプリの話の続きであったり、主人公と両思いになったことでの進み具合みたいな所がより出てくる感じがあって良かったですね。

すずりのキャラクター性的なところで言うと、周りの人間への興味みたいな所がそこまでないって感じの中で、そういう絡みとかが見えてくるのとかも、付き合うことでの変化みたいなものも感じられてよかったですね。

 

しっかりボーナストラックって進んでいる中での関係性みたいなものが見えてくるのがいいなと。この辺りは実勢に聞いて欲しいのでそこまで深くは書かないけども。

 

 

ということで、今回は『小悪魔後輩との思い出~よわよわメンタル、癒やしちゃいます~(CV:大森日雅)』のレビューをさせていただきました。

いや~良いっすね。こういう感じのキャラクター性。

あまかけプラントさんのキャラはバランスが良いと言うか、ど真ん中に投げてこないのが良い。この絶妙なバランスで成り立っている系統を出してくることによって、声優さんの演技の良さみたいなものも伝わってくると言うか。

 

結構淡々とした感じはありつつも、主人公との距離の近さ、色々やってもこの人なら大丈夫やしやっちゃおうみたいな感じの雰囲気が出ているのも良いしね。

こういう系統でありながら感情は結構出ている所は出ていて、こういうキャラの演じるうえでの難しい要素みたいなのも詰まってるキャラだと思うんだけど、そういうのを大森がしっかり演じてくるなと。

キャラ設定の所含めて、大森の声質とスキルが非常に活きているように感じるし、魅力として引き出されている要素が多いなと。

 

話としても、元ネタに気づけるような所があるものがあったり、普通にこの二人のスキルの高さが垣間見える所があったり。

二人の距離感というか、こいつら付き合ってないんかいみたいな感じとか、そこから突き抜けていく所とか、こういう所が非常に見える感じが良いなと。

スキルはあるのに若干ヘタレ気質がある主人公を、ちょっと引っ張っている感じもあるヒロインのすずりという関係性良いと思いませんか?

すずり可愛く仕上がってる。こういうキャラって難しいんだけどなあ…だから言語化も難しいという。淡々とし過ぎると可愛さが抜け過ぎるし、可愛過ぎると淡々とした感じが抜け過ぎるので、この良い感じのバランスが重要だと思ってるんだけど、こういう所をめちゃ押さえてくれてて、良いなと感じた。

個性という所を結構持ってるんだけど、それでもちゃんと差さるポイントを複数持ってて、いろんな人が聴いても良い感じに思えそうなんじゃねえの?って感じですかね。表現としては。

 

ということで、『小悪魔後輩との思い出~よわよわメンタル、癒やしちゃいます~』のレビューでした。DLSite、FANZA、BOOTHなどで販売中。

気になる方はぜひどうぞという感じです。

 

 

 

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以上。