声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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かなえ続編は、より関係性が深まり幸せを感じる作品に。あまかけプラント『大和撫子との思い出~振袖の巫女と希いし未来~(CV:石見舞菜香)』を聴いてみた感想。

おにじと申します。

 

今回は、音声作品系統のお話。

当ブログでは、何度か『あまかけプラント』さんの方から、ご提供という形で音声作品をレビューさせて頂いているのだが、今回もそちらとなる。

 

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今回は、当ブログで初めてレビューした『あなたとの思い出~かなえと過ごす安らぎの刻~(CV:石見舞菜香)』の正統続編の作品ということで、少し感慨深い気もする。(続きでたんだ〜ってなるじゃんこういうのって。

ということで、『大和撫子との思い出~振袖の巫女と希いし未来~(CV:石見舞菜香)』のレビューを今回はやっていこうと思うぞ。

 

雑感

ということで、いつも通り商品概要紹介から。

今作『大和撫子との思い出~振袖の巫女と希いし未来~(CV:石見舞菜香)』は、あまかけプラントの”『思い出』シリーズ”の作品の一つである。

発売は2024年2月14日となっている、あまかけプラント最新作である。

また前述した通り、この作品は『あなたとの思い出~かなえと過ごす安らぎの刻~(CV:石見舞菜香)』の続編的作品となっており、こちらから時系列が進んでのお話になっている様子。

 

制作に関してはいつも通り脚本・キャスティング・トータルデザイン:宮下翔一。個人でやりまくられている定期である。いつもお疲れ様です。

イラストはこけなし、そしてキャラクターボイス、声優は石見舞菜香ラクーンドッグ)となっている。

 

石見はライスシャワーウマ娘プリティーダービー)、本田透フルーツバスケット)、ユフィリア・マゼンタ(転生王女と天才令嬢の魔法革命)などを演じている人気と実力を兼ね備えた声優の一人。最近また出演作ガンガン増やしているし、ラクーンドッグのエースの一人って感じ。

前も書いたが、石見の経歴とか詳細な評価は筆者の名鑑でも見て欲しい(この声優名鑑、なんだかんだうちのブログの人気コンテンツなんだよなあ…

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今作に登場するヒロイン及び設定。

ヒロインは鈴風かなえ(すずかぜ・かなえ)。

宮司の娘として生まれ、鈴風神社の巫女を務める少女。
前作から一年以上が経過し、17歳に。主人公とは許嫁の間柄となった。
今作で着ている赤い着物〝三色(みいろ)の振り袖〟は、母が学生時代に着ていたものを仕立て直したもの。

その年齢に不釣り合いなほど物腰が柔らかく、かつ言葉遣いも丁寧なものをもつが、これらは厳格な父親から受けた教育の賜物である。
主人公とは三年前から恋人であり、そのふるまいも相まって周囲からは『恋人を通り越してむしろ夫婦』と評されている。
その一方で好物の和菓子や抹茶に対しては浮足立った様子を見せるなど、本質的にはまだまだ子供。

休みの日は祖父が遺した書院で、主人公と静かな時間を過ごしている。

好きな言葉は『奇跡』。
座右の銘は祖父の言葉から見出した「自分の衝動(きもち)のままに生きれば、奇跡は誰にでも起こせる」。

キャラ設定が神社の家の娘という設定なの、やっぱり壮大感が出るんだよな。

前作での過程を経て、許嫁となった後のお話ということで、よりラブラブイチャイチャの傾向になるのかなということが考えられるよねと。

まぁこの設定に石見が合わせ込んできているのは前作で分かりきっているし、そりゃ合うだろ!って感じではある。この敬語を使いつつの感じが、非常にマッチしていたし、良いところの家の子感めっちゃ出してくれてたので、今作はどんな感じになっているのか期待。

 

前述した通り、約30分の耳かき音声と、約30分のドラマパートがある。

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◆トラックリスト◆
01. あなたと迎える、始まりの暁鐘
02. かなえの耳かき、そして梵天~爽
03. あなたと翔ぶ、比翼の未来へ

【以下のボーナストラックは後日アップデートにて追加!(3月上旬頃予定)】
04. かなえのお耳按摩
05. かなえの癒やし洗髪
06. かなえの耳かき、そして梵天~爽(左右反転)
07. かなえのお耳按摩(左右反転)
08. かなえの癒やし洗髪(左右反転)

ちなみに04からはボーナストラックであり、電子版でも3/1以降に配信されるらしいので、この記事を出しているタイミングではもう出ているんじゃないかなと。

ボイスはwav、m4a、mp3の3種類の拡張子で入っている。

 

ということで、ここからは聞いてみた雑感の方を書いていければ良いのかなと思う。

 

まず最初に思ったのは、マジで単純に久々にかなえに会ったなって普通に思った。

あ〜ちゃんとかなえだなってなるというかさ。これは設定という所がしっかりと繋がっているなというところでも感じる所だし、声優側としてもしっかりキャラやってくれてるなあと評価したい所。当たり前のことなんだけどさ、やっぱり間が開くと忘れることってあるからね、双方。そういうのがないってのは、当たり前なんだけどしっかりと評価したいポイントにもなってくるんだよね。

 

当たり前なんだけど、主人公との関係性が出来上がりまくっている。

許嫁になって一年時間軸経過していることもあって、前作の段階から主人公への好意というのはかなえから出ていたし、それによって付き合っていくことになって行った訳だけども、そこからの時間経過を感じる所があるというか、かなえがより柔らかくなっている印象もあるし、会話の所での安心感が増しているというか、ずっとこんな感じで一年過ごしてきたんだろうなと思えるというか。

かなえの心を許し度が上昇している感じがトラック1の最初から感じるところではある。

かなえの言葉遣いって基本的に敬語だし、どっちかっていうと堅苦しい側になってくると思うのだけど、その中での柔らかさみたいなのが増しているのかなと。

「違います」とかもね、「違いますっ」って感じなんだよね。可愛い。

例によって台本も頂いているのだが、こちら見たら「違いますっ♪」だった。そりゃ可愛いな!(

この関係性の深くなりようみたいなのを凄い最初から感じることが出来るというか。

元々からそうだったんだけど、主人公サイド含めて掛け合いの仕方に変化を感じられると思う。

こうかなえの言葉の端々が優しくなっているというか、堅苦しさが緩和されているというか、良い所の家の子の感じは維持されつつも、それでいて柔らかさがあるというか…

なんだろうなこの可愛さが増している感。すげえなマジで。

 

あと、関係性が進んだことによって、主人公サイドの気持ちみたいなものも見えやすくなっている感じがある。

コレは、これまでのあまかけプラント作品よりも主人公の気持ちを表すようなSEが少し多めな印象がある所にも関係しているのかも。

その他にも、振袖姿を見せているシーンとかでも効果音入ってたりとか、演出面が強化されているというか、ちょっと筆者もやっているノベルゲームっぽい表現が入ってきているのかもと思ったり。

もちろんこれまでの環境音的なところの表現もされていて、桐下駄の音とかが自然に入っていたりとか、そういう雰囲気作りは健在だ。

 

かなえの幸せな気持ちみたいなものが、常に感じられる。

声色とか、喋り方とか、そういう所で神社に行くにしろ何にしろ、本当に主人公のことが好きなことが伝わってくるのが良い。

関係性としてはもう安定感すら感じる、もうおしどり夫婦か何かか?みたいな感じがして、この辺りの表現の所は、さすが石見の演技力、表現力だなと思う部分でもあると思う。

本当にね、語尾に「っ」とかがついてるなあとかを感じるのよ。

かなえのテンションの高さというか、それでいてちゃんとかなえのキャラは崩れてないんだからなあ…

トラック1のドラマパートだけでもめちゃ満足しちゃった。

 

トラック2では耳かきパートとなっている。

過去作と同じように、耳かきと梵天がセットの形で行われている。

耳かきの音が分かりやすいのは、あまかけプラントにおいての特徴なのかも。

前回の耳かきも相当甘かったと記憶しているんだが、今回に関してはさらにラブラブ感が上昇。

かなえの幸せメーターがガン上がりしているのがめちゃくちゃ分かるセリフが聞こえてくる。

今回は「ごろーん」じゃなくて「そーれっ」でしたね。

もう許嫁の関係として、諸々の決着をつけまくってる訳ですが、それでいてこの学生という時はやはり貴重なもので、そういうのも感じながらもラブラブやってるみたいなバランスが、こうやっぱり良いところの家の子で、固い所もあるというか、しっかり考えているからこそ今の大切さみたいなのも感じてるのかなみたいなところも見えて、キャラバランスを感じるかなと思ったり。

 

トラック3では、かなえのお家としての巫女の話であったり、許嫁とはなったのだが、かなえのお父さんの話が出てきたりとかしている。

ガチ巫女なので、普通に舞の練習とか大変そうだよな。こういう設定のキャラって見ないことはないんだけど、この辺りの苦労って割とどこでも描写されがちな気もする。

そういう大変なこともありながら、主人公と一緒にいれることが、かなえにとってどれだけ大きなことかってのも感じられるのが、良かったりしますよ。このトラック。

後お父さんですね。お父さん絶対に寂しいんだと思うぞって感じが見えてるのがなんか良い。許嫁になってるんだけど、めちゃくちゃ気になってる。お母さん含めて良い両親なんだろうけど。お父さん耐えられてる?ってなる。

そういう話が出来るくらいには本当に関係性が深いって感じられるってことだよね。

 

トラック4からはボーナストラック。

ボーナストラックはオイルマッサージと、シャンプーのトラックとなっている。まあ、この辺りもいつものあまかけプラントさんのトラック構成かなと。

オイルマッサージしながら、巫女としての練習をしている時の主人公との絡みというか、主人公がしてあげてたことみたいなのも見えたりする。

こいつら当然のように毎日一緒にいるし、お互いのことをめちゃくちゃ大事に思ってるし、それが行動に出てるのが分かる。爆発しろってくらい。

恋人という関係性というより、もう夫婦だろ。ラブラブ夫婦感とおしどり夫婦感の両立を感じる。

かなえの口調の絶妙感。でもこれこの先は主人公相手には崩れてくれそう。それもまた良し。

 

シャンプートラック、かなえサイドからお誘いしているの、色んな意味でやばいと思う。こういうタイプのキャラがお誘いとかやばくない?(語彙力を飛ばすな)

前作でも言われていた通り、主人公は大学は東京で遠距離恋愛となるということもあり、かなえの行動力が割増されている(そうなる前に色々やっておきたい)んだけど、それにしてもなんだよな。

神社の設定とかも相変わらず結構しっかりしてたりとか、その中で巫女として舞とかで人気があるかなえだけど、本当の姿を見せてくれるのは主人公だけ…みたいな感じが描写されてるのが良い。

やっぱり夫婦かもしれん。

 

 

ということで、今回は『大和撫子との思い出~振袖の巫女と希いし未来~(CV:石見舞菜香)』をレビューさせて頂いた。

いや〜続編ということもあって、最初から甘々というか、かなえの幸せがめちゃくちゃに伝わってくるし、主人公との関係性がもうすでに完成されている上に、前作から作品設定としての時間が経過していることによって、その親密性の更なる上がりっぷりと、深みさえ感じるのが非常に良い。

 

かなえのある意味で固さとも言えるキャラクター設定の中で、その中での柔らかさ、主人公に対する大きな愛みたいなものを感じさせてくれるのがめちゃ良い。そしてその加減を本当にいい感じに演じてくれる石見。さすが石見って感じ。

なんと言えばいいのか…声に対しての暖かさみたいなのが上がっているというかさ。声のトーンとか抑揚、そして口調が少しだけ砕けている所とかで、続編としてのキャラの変化みたいなものを、内容としても演技としても感じることができるってのは、贅沢なものだなと思ったりする。

 

これは前作がハマっている方にはまず聴いて欲しいなあと思う。

これはさすがにセットで聴いてほしいかな。まだ前作聴いてないよ!という方も。これは過程を踏まえてさらに爆発する作品だと思うからね。

本作では本当に上がりまくっててカンストするんちゃう?みたいな感じでずっとやってるようなもんだからね。

いやこれはいいもの聴かせてもらったなと。音声作品とかでもこういう時の進みとか、変化みたいなものって感じられるとは思ってたんだけど、その中でもなんかちょっと間も空いてるもんやから、久々に見てみたらもっと仲良くなってるし、こいつらもう夫婦みたいやん!って覗き見てる…とでも言えばいいのか。めちゃ良かったすね今回も。

 

あまかけプラントさんから出ている『大和撫子との思い出~振袖の巫女と希いし未来~(CV:石見舞菜香)』は、DLSite、FANZAを始め各所サイトで販売中。気になる方は是非どうぞ。

 

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以上。