おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
ということでキーボードを今回はレビューしていく。
今回はめちゃくちゃ薄いキーボードらしい。
ということで『MISTEL AIRONE』をレビューしていこうかなと思う。
MISTELさんのご提供です。変わったキーボードですね。だいぶ。
開封
はい、おまたせしました。開封していきましょう。
箱はこんな感じ。
黒と銀の感じの箱になっている。結構いい感じの箱になってる。
前のMISTELの奴もそうだけど、雰囲気がある箱になってるんだよな。
中身は以下の通り。
・キーボード本体
・USBケーブル (USB-A to USB-C)
・USBケーブル (USB-C to USB-C / カールタイプ)
・キーキャップ引き抜き工具
・チルト足(磁石入り)×6
・左右ユニット連結固定用ネジ×2
・説明書類
結構色々と入っている方。
USBケーブルが二種類入っている。
USB-Aがある方は、PCで有線接続する場合に使用する感じ。
あと、充電することも可能。2000mAhのバッテリーが入っているので。
USB-Cの方は、こちらは分割キーボードなので、そちらを接続するためのカール型となっている。
キープラーもはいっている。MISTELロゴが入っている。
チルトするための足。マグネットで固定できるタイプ。
あとネジ。これは分離しているのを固定する時に使うらしい。
外観チェック
では続いて、外観の方をチェックしていこう。
キーボードを正面から見るとこんな感じ。
変な形をしているキーボードである。いや、もちろんこういうのがあるの自体は知ってたけどね。
まず配列がなんじゃこりゃって感じかもしれないが、これはAlice配列と言う奴。
ちょっとエルゴノミクスデザインっぽいこの配列。左右が分かれているのも特徴。
そしてデザインはレトロカラーの雰囲気。こういうキーボードって、なんかちゃんと趣があるというか…今見るとこれはこれで良いなって思うんだよね。
基本的には、一般的なUS配列に近いものになっている。
ただ方向キーとかがないってのがちょい困りポイントかも。
60%のスプリットアリスキーボードって書いてあった。
スペースキーが分かれているのが、Alice配列の特徴とも言える。
微妙な曲線感といい、やはり通常のキーボードではないなってなる。
LEDのインジケーターが左上にある。
接続状態や、バッテリー状態、マクロ設定の際に色々と光る物となっているぞ。
上部には4つUSB-Cがある。
真ん中の2つ(左右の内側)はお互いを接続するためのUSB-Cポートとなっている。
外側の2つは有線接続の際に使う。
なお、こちらはバッテリーも搭載していて、無線接続出来るのだが、バッテリーは左側に入っているので、充電は左側から行おう。
こちらは一応本体にも記載はあるので、それを見てちゃんと確認しよう。
サイド。
こちらに電源オンオフとBluetoothペアリングボタンがある。
裏側。
左右に分かれていることもあり、滑り止めが多いなあって感じがする。
そして左側にはDIPスイッチがある。
オーディオの音を変えられる系統のスイッチを思わせるスイッチだが、こちらでMac/Win配列やCtrl、Alt、CapsLockの位置を変更することが出来るようになっている。
変更項目(キー位置) | OFF(初期設定) | ON | |
---|---|---|---|
DIP1 | macOSホットキー最適化 | Windows | macOSホットキー最適化 |
DIP2 | Fn位置 CapsLock位置 |
Fn CapsLock |
CapsLock Fn |
DIP3 | 左Ctrlキー CapsLockキー |
左Ctrlキー CapsLockキー |
CapsLockキー 左Ctrlキー |
DIP4 | 左Altキー 左Windowsキー |
左Altキー 左Windowsキー |
左Windowsキー 左Altキー |
なんか色々あるねってなる。
まぁ、MacOSにしても英語配列なので英数かなボタンがないので、変更はめんどいかも。
あと、これは接続していない時に変更するようにしなければならない…故障の原因になるらしいから…
では、AIRONEのスペックを確認しておこう。
商品名 | MISTEL AIRONE |
---|---|
キー配列 / キー数 | 英語US配列 (64キー / 60%レイアウト) |
キースイッチ | Gateron G Pro / Cherry MX |
接続方法 | USB-C(USB Type-C) |
OS | Windows11 / Windows10 / macOS |
レイアウト | ANSI |
キーキャップ材質 | PBT ダブルショット |
マクロ機能 | 有り(3レイヤー) |
メディアキー | 有り |
バックライト機能 | なし |
カラー | レトロ |
本体サイズ | 343mm x 133mm x 27mm |
重量 | 約970g |
スペックはこんな感じ。
結構いろいろな機能が詰め込まれている印象だ。
使ってみよう
ということで、実際に使ってみた。
こちらは所謂分割キーボードであり、真ん中のUSBケーブルで接続して、左右を認識させるという形になる。
カール型のUSB-Cケーブルを使用して接続しよう。
面白い感じだが、まぁこれがこのAlice配列では普通のことである。
なお、左側だけで使うことも、右側だけで使うことも一応可能。そうして何に使うかは…よくわからんけど(
接続方法はBluetoothと有線。
なお片方だけで接続する場合、バッテリーは左に入っている関係で左でしかBluetooth接続は出来ない。
Bluetooth接続は、FNキーを使用して、X・C・Vキーを長押しすることで3チャンネルに切り替える事が可能。3つに接続切り替えられるので、複数機器に使用することも可能。
一応くっつけることも可能。
Alice配列のキーなのだが、なんか分かれていることで楽に打てるってことらしい。
また分割になっていることで、結構左右においての楽さみたいなのを感じることが出来るかもしれない。
キースイッチ自体は、所謂一般的なものなので、そこに関してはそこまで劇的な変化はないのだが、形状が違うことでの感覚の違いみたいな所がかなり大きい。
というか分かれて入力する感覚は全く慣れないんだよね。
とにかく左右においてのタイピングという所の正確性みたいなモノが最初は明らかに落ちる。そしてこれをしてまでも分割かつAlice配列にするメリットがどれくらいあるのか?みたいな気持ちもなくはないし。
でもなんか面白いし、使っていての違いを明確にここまで感じられるキーボードってなかったので楽しかったりはする。
カーブかかってることと、分かれていることで、結構好みの角度みたいなことも出来なくはないってのもメリットだろうか。
キーキャップはPBTのダブルショットで、いい感じのザラザラ感があるキーになっている。
ダブルショットということは、印字はかなり消えにくい形になっているので、こちらも良いところだろうか。
あとやはりこのレトロなデザイン、結構好き。
こんなレトロなデザインしといて、分離するはAlice配列だわで、時代とのマッチングとかは全く無い気もするけど。
また、前述した磁石でくっつくチルト足だが、背面に丸溝があるので、ここに付けて高さが出せるってことみたい。
このあたりも面白い感じに仕上がっているぞ。
このキーボードは様々な機能がキーボード単独で動作できるようになっている。
これはクイックガイドに記載されている。
これがまぁ~複雑。
普通に書くのがダルいくらい複雑。
どうやらアーキサイトで日本でもRGB版は販売されているようで、こちらに説明書がPDFであったので、こちらのリンクを置いておく。
https://archisite.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/Mistel-MD600-Alpha-RGB-BT-Manual.pdf
特にマクロ設定がややこしい。
『マクロプログラミングエディットモード』というのがあり、『FN』キー、LEDライトを駆使してリマップしていくことが出来るのが、マジでややこしい。
ソフトでやらして欲しい感が凄い。わっかんねえよこれ(
ただまぁソフトなしで出来るので、iPadとかでだけ使ってる人はキーボード単独でリマップすることは可能なので、そういう人には便利かもしれない。
なっているが、全部覚えてられんぞこれ感がある。
この辺りは、ソフトに対応するとかで一定以上の使いやすさの向上があるとより良かったんかなという感じはやっぱりある。
〆
ということで、今回はMISTELのキーボードである『Barocco MD600 Alpha Rhino』をレビューしてみた。
Alice配列かつ、分割キーボードでありながら、無線接続が可能というのが最大のメリットだろうか。
相変わらず、ハード側での設定という所でのややこしさがあったりするのだが、それを超えるメリットをどれだけ見いだせるか。
レトロなデザインと質感の良さ。そして安定のキースイッチの良さ、PBTダブルショットというキーキャップの良さ。
新しさと古き良きみたいな感じの混合感があるキーボードで、面白い、ハマる人にはハマる商品になっていると思うぞ。
以上。