声オタおにじくんの声学審問H!

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プラグ付モバイルバッテリーの理想形、爆誕。『MATECH GanCell 10000 60W』レビュー

おにじと申します。

 

今回は、ガジェットレビュー。

当ブログでは、かなりモバイルバッテリーを紹介してきたと思う。

その中で色々と理想的なモバイルバッテリーを探す旅みたいなことをしてきたわけである。

筆者のブログでも紹介してきた中でも結構出てきたのが、プラグ付きモバイルバッテリーである。

コンセントプラグがついていることで、モバイルバッテリーをコンセントから直接充電できるのと、充電器としても使うことが出来るという、非常に便利な商品である。

Ankerとかが出して人気になって、定着した感じがあるこのプラグ付きモバイルバッテリー。

なんだかんだと、需要というのがあり続けるし、実際に一つで2つの役割をしてくれるので便利なんですよね。

筆者もAnkerの2つの製品を当ブログでレビューしたこともあった。

oniji.hatenablog.com

oniji.hatenablog.com

今年にはCIOからもプラグ付きモバイルバッテリーが出て、結構興味はあったりしたのだが(それこそレビューさせてもらえるって話もあったんだけど…w)

 

こう、非常に便利なプラグ付きモバイルバッテリーなんだが、ずっと思っていたことがある。

それはちょっとスペックが物足りない事。

ようやく上がってきた感じはあるが、これはそもそもAnkerがPDが対応するのが非常に遅かった事、物理的にモバイルバッテリーにプラグ付けるって熱すごそうだから難しい部分があったんだと思う。

ただ、やっぱり一つで完結させるのであれば、Cポートが例えば45W出るとか、そもそもポートがCポートだけでもう良いとか。(コンセント付きモバイルバッテリーって、大体CとAが一つずつというのが定石)

こう、理想形はあるんだけど、現実的には難しいんだろうなあ…と思っていたのだが。

 

今回、その理想に極めて近いスペックのプラグ付きモバイルバッテリーが発売されたのだ。

それが『MATECH GanCell 10000 60W』である。

充電器として60W、モバイルバッテリーとして40Wのハイパワー出力。

その上Cポートが2つという仕様。容量は10000mAh。

そうそう、こういうプラグ付きモバイルバッテリーを待ってたんだよと。

 

今回、これを作ったMATECHさんから、サンプル品をご提供いただき、発売されて間もないこの商品をレビューさせて頂く。

マジでMATECHさんありがとうございます。

ということで、『MATECH GanCell 10000 60W』レビュー、やっていこう。

この記事で取り扱う商品は、MATECH様からご提供頂いたものですが、レビュー記事に関しての指示は一切受けておりません。

MATECHってどんな会社?

開ける前に、MATECHという会社をちょっと紹介しておく。(日本の会社さんなのでね)

MATECHは、京都府京都市下京区に本社を置くベンチャー企業

家電機器のデザイン、開発、販売をAmazonなどで行っている。

MATECH(マテック)は、2016年に京都で設立されたクリエイティブとテクノロジーの会社です。トレンドの技術をいち早く取り込み、「いま」役立つな製品をを開発します。これまでの常識に縛られず、新しい考え方、角度から、これまでにない家電・電子機器をつくっています。 

かつて家電は不便さを解消することで人々の役に立ってきました。しかし今、私たちの生活は十分に便利になりつつあります。いまの家電製品は、不便さを解消するだけではなく、個々のニーズにあった商品開発が必要だと感じています。

マスのニーズを満たす大量生産方式ではなく、個々のニーズにアプローチし、ユニークな価値提供できるそんな開発を目指しています。また、グローバル化による製品のコモディティ化が起こる中、わたしたちは日本のマーケットプレイスにフィットした機能体験を実現したいと思います。

現在を生きる私たちが道具やサービスに求めているのは、新しい発見、驚き、感動、嬉しくなるような体験なのだと思います。MATECHは家電や小型機器という道具を通して、心躍るような、素晴らしい体験を皆様にお届けしたいと考えている企業です。

会社概要 | MATECH クリエイティブブランド

ベンチャー企業で、家電とかもやってるのすげえなと思ったりもする。

充電器やモバイルバッテリーでも、多くのラインナップがあり、コード付きのモバイルバッテリーとかも作ったりしていたりと、結構普通じゃないのも作られてる印象。

あとはモニターライトとか、LEDランタンとかも作ってる。

恐らく一番有名なのはマスク除菌が出来る『AirCase』。テレビとかでも紹介されており、色々と暮らしに便利なものを作られてる会社という感じ。

 

 

開封

それでは開封していきます。

 

磁石で開くタイプの奴。

開くと代表取締役の言葉が。なんかこういう所日本メーカーって気がするよね。

 

ということで中身はこんな感じ。

・本体
・ポーチ
・Type-C to Cケーブル(2m)
・説明書等

 

ポーチとか入ってるのがありがたい所。

また、USB-Cケーブルもついてる。2mで、60W出力に対応している。この製品に合ったものが入ってる感じだ。(100Wでも良かったんやで)

 

 

本体チェック

では本体の方を見ていく。

 

マットなブラックを基調とした雰囲気。

ポートの面はグレーでアクセントになっている。

MATECHのロゴがそんなに目立たない感じで真ん中に。

 

逆側にはなんかゲージみたいなライトが。

これはこの面をタッチすると光る仕様になっていて、残量表示がこれでなされている。

画像ではこれが25~50%という表示になる。

こういう表示の仕方って珍しいし、直感的で面白い。しかもボタンじゃないってのもなんかおもろいよね。

 

ポート面はこんな感じ。

ポートはCポートが2つである。

60W / 40Wとの記載がある通り、このプラグ付きモバイルバッテリーは充電器では最大60W、モバイルバッテリーとしては最大40Wの出力に対応している。

このようなプラグ付きモバイルバッテリーでここまでの高出力に対応しているというのはなかなかない…というか、現状ほぼ唯一に近いので大きな魅力だ。

また、最近のプラグ付きモバイルバッテリーで沙汰されてしまったUSB-C端子からの充電にも対応しているのもマジで素晴らしい。

プラグとUSB-C、どちらからもモバイルバッテリーを充電できる。USB-Cから充電する際は18Wで充電できるとの事。

 

プラグはもちろん折りたたみ可能。

ここで変わった機能が。

プラグを開くと、フラッシュライトが点灯するシステムが搭載されている。

これで、暗い所にあるコンセントを見やすくしようという意図がある機能で、実際暗い所では役に立つ所があると思う。

ただこれ、もう開いたら問答無用でフラッシュライトがオンになるので、明るい所では他の人の迷惑とか、自分の目に良くないというデメリットもある。ボタンがなくてスマートなんだが、ここはオンオフがあっても良かったかなと思ったりはする。

 

スペックは以下の通り。

製品名 GanCell 60W 10000(PST-60C2PB)
サイズ 80.7 x 76 x 32.5
重さ 290g
サポート規格 PD3.0、PPS、QC4、Apple2.4A
バッテリー容量 9600mA(4800mAh×2)
モバイルバッテリーへの充電
AC入力 AC 100-240V 50/60Hz 1.5A
Type-C入力 DC 5V/9V/12V 18W
AC充電器モード
単ポート出力 5V/3A、9C/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A(Max 60W)
2ポート出力 5V/3A、9C/3A、12V/3A、15V/2.67A、20V/1.5A(Max 各30W)
モバイルバッテリーモード
単ポート出力 5V/3A、9C/3A、12V/3A、15V/2.66A、20V/2A(Max 40W)
2ポート出力 5V/3A、9C/2.22A、12V/4.67A(Max 各20W)

 

 

使ってみよう

ということで使ってみて、まず充電で実際にどれくらい出力が出るのかを調べてみた。

まず、充電器として使用した場合。

 

単ポートだと、PCで50~55Wくらい出た。

これ、多分もっとバッテリーが少なければ出たと思うので、60W出力は正しいと思われる。

Ankerのモバイルバッテリーの方でも50W以上のWが出た。

 

2ポート同時充電の方では、しっかりと30W/30Wに分配された。

片方はモバイルバッテリー、片方はiPhoneに接続。

iPhoneは上限の20W手前くらい、モバイルバッテリーは30W手前くらいで充電された。

 

では、モバイルバッテリーとしての動作はどうか。

単ポートで35~39Wくらいを行き来した。最大40Wの出力がなされていると言えるだろう。

 

複数ポートでは20Wになる。これもしっかりとした動作をしている。

 

モバイルバッテリー本体の充電はコンセントか、USB-Cで行える。

USB-Cで充電した場合、18~20Wくらいで充電された。

10000mAhの充電としては十分なW数だろう。

 

 

もうプラグ付きモバイルバッテリー、これが正解なのでは?

思えば、『Anker PowerCore Fusion 5000』が発売されてから、プラグ付きモバイルバッテリーという存在は跳ねた訳だが、PDという規格が出てから、なんかこうプラグ付きモバイルバッテリーは最先端からは一周から二周遅れたスペックのものが多かったと思う。

 

そんな中で、この『MATECH GanCell 10000 60W』は一つの究極の形に近づいたと言えると思う。

充電器としては60Wという、ノートパソコンを充電するのにもほぼ大丈夫であろう高出力で、2台同時でも30Wずつ分配してくれるという能力の高さ。

 

モバイルバッテリーとしても最大40Wというのは普通に10000mAhのモバイルバッテリーとしてはかなり高い…というかほぼないようなWだし、同時充電で20Wずつというのは、大抵のスマホを急速充電出来るようなパワーである。

 

この充電器としても、モバイルバッテリーとしてもハイスペックである所がマジで素晴らしいと思う。

 

そして、モバイルバッテリー自体の充電もコンセントプラグと、USB-Cと選べるというのも、他のモバイルバッテリーではない部分。

このような部分で、今までプラグ付きモバイルバッテリーに感じていた「ここがこうだったらなあ…」っていう部分をかなり押さえてくれている。

 

それでいて、サイズがバカでかいとかそういうこともなく、一般的なプラグ付きモバイルバッテリーのサイズに収めてきているのも凄い。

 

そこにゲージのような残量表示であったり、フラッシュライトとか、独自の機能を載せてきている。面白いよねこういう所も。

 

本体の質感というのもめちゃくちゃ良い。

ビルドクオリティも高そうだし、高級感のある雰囲気と触り心地とかで、傷つけたくねえ~…と思ったり。

付属品も、ケーブルやポーチがついてくるのも良い所。

そもそも、USB-C2つというプラグ付きモバイルバッテリーがない中で、ここまでの機能を全部盛りしてくれた事に感謝したい。

 

しかも、これが日本の企業さんというのも、なんか嬉しい。

今回の記事制作にあたって、MATECHさんのサポートさんと、連絡を取り合ったり、仕様の詳細に関して確認をしたりさせて頂いたのだが、丁寧な対応をしていただき、記事のクオリティ、製品の仕様という所の正確性が上がったのかなとも思っている。

当ブログでは、CIOさんとかのレビューも上げているが、こういう日本企業さんには本当に頑張ってほしいなと感じる。

 

今後、プラグ付きモバイルバッテリーはこれくらいの機能の次元で各社が出してくることになるかもしれないが、その先駆けとして大きな一歩を踏み出してくれた『MATECH GanCell 10000 60W』。

是非最強のプラグ付きモバイルバッテリーを探している人は購入して欲しい。

 

 

 

以上。