おにじと申します。
今回は、Twitter関連の話題。
TwitterのAPI関連において、大きな変更が行われてからしばらく経つが、その中で日本のTwitter関連アプリに大きな動きが出た。
Togetter、Twitterとのエンタープライズプランを契約。
Togetterは、Twitterが提供するエンタープライズプランに契約したと発表した。
【お知らせ】
— Togetter（トゥギャッター） (@togetter_jp) 2023年5月12日
トゥギャッター株式会社は、Twitter APIのエンタープライズプラン利用契約を正式に締結しました。
さらに「Twilog」の買収を実施し、 @ropross さんにご協力いただきつつTogetterに統合するための開発も行っています。
プレスリリースはこちらhttps://t.co/5YkH1YzF0H
ツイートまとめサービス「Togetter(トゥギャッター)」および「min.t(ミント)」を運営するトゥギャッター株式会社(以下：トゥギャッター)は、2023年5月1日に米ツイッター社(※)とTwitter APIのエンタープライズプラン利用に関する契約を正式に締結いたしました。これにより、ユーザーの皆様に対して、これまで以上に安定してサービスを提供していくことが可能となりました。
エンタープライズプランは、先日から開始されたTwitterの新たなAPI v2においての新しいプランである。
所謂企業用のAPIであり、金額に関しては年間億だと言われていたりもしたが、実際の所の金額はいまいち不明（応相談という感じっぽい）
内部ではSmall、Medium、Largeの3段階が存在する模様である。
なので、今回リリースで締結という大層に思える言葉が出てくるが、実際Twitterとの契約を申請して、締結に至っているので、何も大層じゃない。
Twitterが提供するAPIの有料化および仕様変更により、多くのTwitter関連サービスが停止・終了となるなか、2009年から「ツイートをまとめる」ことで新たな価値を生み出せるサービスを提供してきたトゥギャッターは、「Togetter」「min.t」共にPVおよびユーザーが増加中です。今回新たに契約したエンタープライズAPIにより、ログインやまとめ作成、コメント時の連携ツイートなど既存の機能はもちろん、新たな機能も提供していきます。
これにより、非常に縮小されたといえるツイート取得や投稿という所に関して、これまでと変わらない、もしくはこれまで以上に制約なく、Togetter、及び姉妹サービスであるmin.tが動作するようになるとのこと。
Twilog復活へ
また、APIの更新によって、実質的にサービスが終了（新規ツイート取得が停止）していたTwilogが、Toggetterへの買収という形で復活することになるようだ。
さらに、旧APIが停止され新規ツイートが取得できない状態になっている人気サービス「Twilog(ついろぐ)」[URL： https://twilog.org ]の買収を実施しました。TwilogとTogetterを統合するための開発もスタートしており、Twliogの開発者であるロプロス(@ropross)氏にご協力いただきつつ、Twilogの機能をTogetterに取り込む形でサービスを存続させる予定です。
Twilogの開発者であるロプロス氏も協力し、Twilogの機能をToggetterに統合する形でサービスが存続する模様。譲渡における数ヶ月はロプロス氏も運営に入り、その後本格的にToggetterの方で運営していく方に移行していく模様。
まだ具体的な再開日の発表はないが、Toggetterの機能の一つとして、Twilogの機能を使うことが出来るようになる日は近いようだ。
Twilogは、自分のツイートをブログ方式で保存できるサービスで、過去のツイートの検索などが万能ではないTwitterにおいて、人気を博していたサービスである。
またフォロワーの増減や、ツイートの傾向なども見ることが出来たり、フォロワーの推移やツイート数などをグラフ化できたりと便利なサービスであり、先日のAPI変更においての実質的なサービスの終了に悲しみの声が上がっていた。
【Twilogについてお知らせ】
— ロプロス (@ropross) 2023年5月12日
Twitter APIの停止により、ツイートの新規取得を停止していたTwilogですが、この度トゥギャッター株式会社にサービスを譲渡することにより、近日中にツイートの取得を再開できる運びとなりました。https://t.co/XehCHQe6PJ
■ロプロス氏コメント
「Twilogの継続に必要なTwitter APIの利用には多額のコストがかかるため、やむなくサービス停止となっていましたが、Togetter代表の吉田氏に声をかけていただき、Togetterと統合するという形でサービスを再開できる運びとなりました。
停止に追い込まれた多数のサービスがある中でも、Twilogに手を差し伸べてくださり、継続の道を開いてくれた、Togetter及び代表の吉田氏に感謝いたします。
しばらくは私もサービスの生みの親として、今後の発展に引き続き関わっていく予定です。新しく生まれ変わるTwilogを今後ともよろしくお願いいたします」
Twilogは、Twitterアプリの中でも非常に古参のサービスの一つで、利用者も非常に多かった。
この復活が嬉しい人は多そうだ。
大きな転換点を迎えているTwitter。
API周りにおいては非常に制限が増え、実質的な締め出しという言い方もできる部分も多いわけだが、Toggetter、Twilogが生きるというのは嬉しいニュースだろうか。
RTのあと表示するやつもどっか買収してくれねえかな…（周辺ツイートを見る拡張機能でそこそこ代用出来るんだけどね…ｗ）
以上。
