おにじと申します。
なんかもうTwitter関連で書いとけばいいだろと思われてそうだけど、実際そうなのでなんも言えない。
アプリの開始は23時だった訳だが、そこから開始されたのは8時位だった模様。
若干寝ててビックウェーブに乗り遅れた気もするが、生粋の元ツイッタラーである筆者は他のSNSもなんだかんだ全てを触るだけ触る習性がある。
今回はTwitter混乱の中、InstagramやFacebookをやっているMetaが、テキストベースSNSを開始することを発表。
それが『Threads』である。
この『Threads』が開始されたので、一度触ってみてどんな感じのSNSなのかを確認してみようと思う。
登録にはInstagramアカウントが必要
Threadsの登録、Instagramアカウントが必要。
というか完全にインスタと楔付の形になるみたい。
なんなら表示される名前とか、IDも完全にInstagramと統一である。
リアルをインスタに上げてる人間はこの時点で無理そう。
ただその代わり諸々の設定とかマジでしなくて良い。
ここは楽ではある。
ちなみにInstagramでフォローしているアカウントが出てきて、Threadsに来たら自動でフォローするかどうか決められる。
Threadsを相手が開始されていればすぐにフォロー出来るし、していなくても予約的な感じのことが可能である。アカウントは公開と非公開も選べた。
使ってみる
アカウントのプロフィール欄はこんな感じ。
右上にInstagramボタンがあり、ここからインスタに行くことも可能。
ツイート的なものはスレッドと呼ばれており、繋げていくことが出来るという所はTwitterのスレッドと変わらない部分という言い方が出来る。
文字数に関してはどれくらい行くのかという話だが、Twitterの140文字より長い500文字らしい。
まあ課金している筆者はTwitterでも140文字以上長々と書くことができるのでアレだが、基本的な長さという所だけで言うのであればThreadsに軍配が上がる。
また画像投稿の枚数は10枚とInstagramと同じ枚数を掲載可能であり、ここも多いと言えるポイントだろうか。
ちなみに下書き機能はなかったし、Instagramベースならありそうなハッシュタグもなかった。
スレッドの共有はInstagramにも可能で、ストーリーやフィードに転送が簡単に可能。
あとTwitterへの共有も割と簡単に行えるようになっており、共有的にはいい感じかもしれない。
この辺りは簡単に行えるってのは良い所ではある。
Instagramからも一応Threadsに共有は出来るけど、なんかまだ簡単にって感じではないかもしれない。そのうちちゃんと出てきそうな気はしてるけど。
通知に関してはフォローとか良いねとか普通に飛んでくるし、アプリとしての通知も問題なく届いている。
検索機能はユーザー検索が可能。逆に言うと投稿の検索がねえんだけどって話である。
なんでねえんだよ。そこはあってくれ。
公式アカウント表記とかはInstagramから引き継がれるようなので、いわゆる企業系アカウントを作っている人間とすると色々な意味でやりやすいかなあって感じ。
Instagramやっててもそうだし、いわゆる分散型SNSではないので、企業公式アカウントは作りやすいSNSだろうなという感じがする。
こういう所は、Misskeyなどよりもリードできる可能性があるので、まだやれる可能性があるみたいなのはある。
ただ商用利用は不可らしく、じゃあなんなんだよ状態ではある。
ちなみにこの商用利用不可説、誤訳説もある。もうどうなんだよまじで。
【追記】
どうやら商用利用禁止は誤訳の模様。
米Metaの日本法人であるFacebook Japanに確認したところ、規約の翻訳にミスがあり、正しくは詐欺など商用目的で悪用することを禁止するものだと明かした。企業が公式アカウントを開設するなどの一般的な商用利用は問題ないという。
誤訳を修正するとしており、公式アカウントが色々やっても大丈夫そう。
ということで、Misskeyとかの分散型よりは公式が集まりやすそうなSNSという感じだねと。
InstagramにはThreads始めているかどうかが表示される。数字で。
これを消すことも出来るので、一応棲み分けみたいなのも出来なくはないが、そもそもInstagramとIDとかが統一されるので、棲み分けは実質的に不可能かなあと。
そして肝心のホームなのだが。
こちら実質的におすすめタブみたいなもので、フォローしてないアカウントも爆速で流れてくる。
まぁこれはInstagramとかもそうなので、そうだよなあという感じ。
フォローしてない人間はアイコンの所に『+』マークがついていて、即フォローが可能になっている。
また、明らかに画像スレッドが優先されて表示されている印象があり、めちゃくちゃ絵描き有利プラットフォームに見かけ上は見える(規約的な関係でエロとロリに厳しいのは明白なので、有利かどうかと言われると…厳しいよね)
まぁあくまでもInstagramベースではあるので、画像が優先されるのもそりゃそうと言えばそりゃそうである。
また、RTは『再投稿』という形で表示されている。こちらは数字とかは出ないみたい。
いいねの方は数字が出るみたいだけど。この辺りもInstagramのベースというのがあるのかもしれない。
とにかく時系列順にも出てこないし、フォローしている人間が優先されているのかもよくわからないので、TLとして成立していない。
いや、まだ見ぬ絵とかを見るのは面白いし、Twitterのおすすめタブも筆者はそういう使い方で割と活用している。
活用しているけど、単純なフォローしている人間だけを見たいときもあるし、その選択権がないのはイマイチと言う他ないかなと。
あと、画像が貼れる割にメディア欄がない。
まぁInstagramを主に使ってほしいのだろうから、ここに画像を一覧で見れるとInstagramとの棲み分けがよくわからなくなるので仕方ないのかも。
でも画像スレッドは優先的に表示されている感じがするので、何がどういうことなんだよっていうねじれが発生しているという良い方も出来るかもしれない。
あとThreadsアカウントの削除はInstagramごと消さないといけない謎仕様である。いやなんで?(
〆
Threadsは、開始二時間で200万登録に到達しているとのことで、Twitterの混乱もあって滑り出しとしては悪くないものになっていると思われる。
Instagramと楔付なのは良くも悪くもって感じであり、Instagramをやっている人間は簡単に始められるが、Instagramでリアルなことをやっている人間がThreadsを始めると諸々バレるという問題点もあるとも言える。
TLの表示の仕方がおすすめ矯正過ぎて、フォローしている意味みたいなものが薄い感じがするのが一番問題な気はする。Twitterのおすすめ、Misskeyのローカル・ソーシャル見ている気分になる。
とは言え、Metaが開始しているというところでの企業としての一定以上の信頼感というのは存在するように感じるし、分散SNSではないので、いわゆる公式アカウント系統は一番Twitterのような文字系SNSで来やす気はする。
Instagramを元々やっている所は特にそう。こういう所にならアカウントを作れるという選択肢が確実に増えた印象はあり、これは大きなポイントかもしれない。
ただ商用利用は不可なのである。どこからが商用利用なんだろうか。
まぁまだ始まったばっかりなので、仕様としてどうなのかみたいな所は分からん。
結局どこも一長一短ではあるのだが、Twitterの代わりになりえるところなど存在しないということを新ためて理解する必要がある。
Metaは相変わらず個人情報取得量が凄いし、規約的にもエロ系統は厳しいし、いわゆるキラキラSNS系列ではあると思われるので。
まだ使えなくはなさそうなSNSになっている気はするので、今後の動向は確かめてはおきたい。
ただまぁ、昨日のTwitterの声明的にTwitterが今の状況なのもあともうちょっとだろうし、こんなこと言ってて結局Twitterが一番であるという現状が打破されるとは思わない。
まぁ色々と書いたが、今のTwitterは今後のTwitterを安定して動作させるための期間という形であるし。
散々X Corpになったときの規約でX CorpになっただけでイーロンのAIと重ねてイーロンのAIに使われるとか騒いでたのに、今回の案件でAIスクレイピングを止めるために~とか言ってるの、本当にギャグだなあとか思うわけで。
結局の所、Twitterとイーロンを悪にしたい連中が騒いでいるだけの側面もあるというか、色々とデマも飛び交いまくる中で、安住のSNSを見つけるってのも難しいものではある。
ただ選択肢の一つとして、公式がやりやすそうなThreadsくんはなり得る可能性がなくはない。
まぁ一ヶ月もしたら忘れているオチな気もする。こんなバブル何度も見た。
Mastodonでも、Misskeyでも見た。でも結局今現在までTwitterが勝ってきている。それが答えなような気はする。
以上。