おにじと申します。
今回はガジェットレビュー。
以前、『Amazfit GTR 4』をレビューした訳だが。
これめちゃくちゃ良くて、筆者普通に普段使いのスマートウォッチとなっており、ずっと使っている。
そんな中で、ほぼ同じ機能を持った、スクエア型のスマートウォッチ、『Amazfit GTS 4』をご提供頂ける機会を得た。
筆者は以前はこちらの系譜である初代の『Amazfit GTS』を使用していたので、こっちの進化も気になっていた。
今回は『Amazfit GTS 4』のレビューをしていこうと思う。
開封
ということで開封していこう。
箱はこんな感じ。これまでレビューしてきたAmazfit製品と変わらない黒のイメージ。
中身は以下の通り。
・Amazfit GTS 4本体
・充電ケーブル
・説明書
非常にシンプルな内容。
こちらの充電ケーブルは、『GTR 4』と全く同じものが使われているので、流用可能。
外観チェック
では外観の方を見ていこう。
デザインの系譜自体はGTSシリーズはずっと踏襲されているイメージ。
非常にシンプルな印象。それでいてしっかりとカッコいい。
アルミニウム合金製のフレームとなっており、その辺りが派手ではないのだが、重厚感を感じることが出来る。
サイズは42.7×36.5×9.9mmとなっている。
裏面のセンサー部分はこんな感じ。
この辺りは『Amazfit GTR 4』と変わりない感じ。
ボタンは右側に1つ。
ボタンがあり、クラウンとなっている。ステンレススチール製らしい。
今回頂いたのはブラック。
バンドはシリコンではなく、フルオロエラストマー(フッ素ゴム)製となっている。
こちらシリコンよりも肌にやさしいとされているバンドで、デザインも悪くない。
バンド幅は20mmとなっている。バンド形式は中に入れるタイプ。
使ってみよう
では、実際に使ってみよう。
まずは電源を投入。
AmazfitロゴからZEPP OSロゴが出てくる。
こちらの製品はZEPP OS2.0が搭載。
独自OSの最新版が入っており、動作にも期待が出来る。
画面に従って初期設定をしていく。
スマホには『ZEPP』アプリが必要。インストールして、デバイス追加していく。
まぁこれは画面に従っていくだけ。
設定終わったらアップデートがあるの、Amazfit恒例なので、さっさと済ませておこう。
付いたらこんな感じ。
いや~、前までこの形を使ってたけど、なんかもう画面がきれいなんだよな。
別に前のも悪いと思ってないんだけど。
こちら、ディスプレイは1.75インチのAMOLEDを採用。
解像度は390×450で、341PPIとなっており、画面占有率も72.8%と高い。
しっかりと画面が詰まっている感じで、解像度に関してはめっちゃきれい。
ウォッチフェイスは『ZEPP』アプリで150種類を超えるものから選ぶことが出来る。
変更するときにアナログウォッチとかが今の時間に動いて適用されたりと、OSとしての演出の部分にも力が入っている事を感じさせられたりも。
まぁ種類はどんどん増えてるので、今は200くらいあるらしい(150以上って表現は発売当時なので)
UI部分は上から下にスワイプでコントロールセンター。
こちらで通知設定とか、画面の明るさ、Wi-Fiなど色々なものの設定を簡単に行うことが出来る。
クラウンを押すとアプリ一覧が。
ここの動作とか、メニューのタッチ感度とかがめちゃくちゃ良い。
これは『Amazfit GTR 4』もそうなのだが、アニメーションと画面追随の所が他のスマートウォッチと比較してもかなりヌルヌル動いてくれる印象がある。
他のスマートウォッチも十分なんだけど、こいつの追随がマジですごくて感動する。
左右にスワイプすると、ショートカットカードや、ウィジェットとかが見れるようになっている。
これも多くの機能が対応していて、パッと情報を見れるのが良い所。
下から上にスワイプすると通知が出てくる。
通知の表示方式もこれまでのAmazfit製品と大きく変わらない。
まぁ一番文字が大きいのは恐らく『GTR 4』だが、『GTS 4』も十分デカい。
こういう所の機能性の高さは、ハイエンドレベルの製品であることを感じさせる。
Androidスマホを使用している場合、ここからLINEの返信などを置こうなうことも可能で、良いよね。
こちらの製品はAlexaを搭載している。まぁ割とAmazfitは搭載してくれてるけど。
『GTS 4』はAlexaのボイスにも対応しているので、表示されるだけではなく喋らせることも可能。
天気とかタイマーとか、スマート家電動作とか、そういうのをスマートウォッチで完結できるのが良い所じゃないかなと。
また、この製品はスマートウォッチ内のアプリにも対応。
ZEPP OSには色々とアプリがあって、それをインストール出来る。
まぁ細かいアプリという感じで、劇的なモノっていうのはそんなにないし、使えるアプリがどれだけあるかと言われると微妙ではある。
Androidの場合は、ナビゲーションにも対応できたりするので、そういうのはマジで便利だとは思うが。
とは言え、容量確認とか、バッテリーのグラフとか、色々と使えなくはないのはあるので、試してみると面白いと思うぞ。
この製品は設定が細かくあり、色々な測定に関しての有無や、レベルの度合いみたいなものを色々と変更しやすくなっていて、これがスマートウォッチ本体でも、スマホのアプリからでも両方とも変えられるのが多いのも良い所。
これによってバッテリーの動作時間などを結構細かくやりながら、バランスを見つけられる。
充電管理とか、こういう機能がZEPP OS2.0から搭載されてるけど、明らかにわかりやすくしようという感じが見える。
バッテリーは最大駆動日数は8日間となっている。
このコンパクトなサイズにこの高機能を備えている為、まぁこんなもんかなとは思う。
通知に関しては、iPhoneでもアプリごとの細かい通知の有無を設定することが可能。
これ、他のブランドだとiPhoneだと出来ないって場合もあるので、注意するべきポイントだと思う。
また、バイブレーションにも大まかではあるが種類を変えることが出来る。
これで、通話かアプリかとかをバイブレーションだけでわかったりするので、これが便利。
こういうのが、意外と他のスマートウォッチだとないので、Amazfitを継続して使いたかった理由の一つだったりもする。
若干ややこしかったのは通話関連。
何故かペアリングしているのにペアリングしてくれって出てくる。
これは正確にはもう一つ違う奴をペアリングしてほしいらしく(今回の場合だと『Amazfit GTR S-XXXX』みたいな表記)これをペアリングしないと通話関連は動作しない。これ、Band系統だったらないんだけど、なんであるのはあるんだろう。基準わっかんええ。
やはり健康管理や運動の部分に関しても見ていこう。
『Amazfit GTS 4』は最新のセンサー『BioTracker 4.0』を搭載。
現在Amazfitが出している中での最新のセンサーがしっかりと採用されている。
ワークアウト機能は150種類以上ある。ありすぎて紹介できない。
GPSに関しては6つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、GALILEO、QZSS、Beidou、NAVIC)を搭載しており、これがめちゃ多いらしい。
しかもデュアルバンド円偏波GPSアンテナとかいう、業界初となるアンテナを採用することで、性能や精度が向上しているらしい。
これにより、都会のビル群の中でも精度を向上させられているらしい。
また設定で自動ワークアウトも可能。これで日々の動きとか、移動とかもワークアウトとして認識してくれる。これ便利なんだよなあ。日常的な動きを自動で記録してくれるって感じだからね。
ストレスの測定や血中酸素レベル測定、睡眠測定、心拍測定、呼吸数検出などなど、Amazfitシリーズでお馴染みの機能もしっかりと搭載しているぞ。
最後にちょっと比較を。
以前紹介した『Amazfit GTR 4』と何が違うの?って所とか。
正直機能性の違いは本当にないと言って良い。違うのはデザインとバッテリーの差。
GTR 4の方がデカいし、ゴツい(別にめっちゃゴツくはないんだけど、GTS 4がかなりスマートな仕上がりの為比較的)のもあって、バッテリーがニ倍近く持つとされている。
基本的にはデザイン性の部分とかで選べばいいと思う。
『GTR 4』の方が豪華感はあると思う。価格的に大きな差がないことを考えるとなおさらね。
ただ、『GTS 4』のシンプルで軽量な感じもこれまたいいんだよなあと。この辺りは好みかなあと。
一番大きい差はバッテリーの差かな。やっぱり『GTR 4』の方が持つ。どっちも持つんだけどね。
あと地味な違いというか、あんまり言われない差のところで言うのであれば、
例えばGPS精度はなんか『GTS 4』の方が良い。これは前からずっと言われていることだが、なんか『GTR』シリーズより『GTS』シリーズの方が精度がずっと良いのである。なんでかは分からん。
あと、アプリ的なところの謎でいうと、なぜかウィジェット設定において、『GTR 4』はAlexaの位置を変えられるのだが、『GTS 4』はAlexaの一番上が固定になっている。
なんで違うのかは分からん…(
あと、なんかクラウンボタンの押し心地とかそんな次元。筆者は『GTR 4』の方がしっかりしている感じがして好き。
次に『Amazfit GTS 4 Mini』との比較。
サイズが違うってのが大きいが、機能性的にも結構な差別化がある。
まずベースのOSが『GTS 4』はZEPP OS2.0だが、『GTS 4 Mini』はZEPP OS 1.0となっている。若干機能性に違いがあり、やっぱり2.0の動作の方がいい部分はある。
また、比較すると動作感が本当に違う。明らかに『GTS 4』の方が動作ヌルヌルである。
あとは、センサーが違う。『BioTracker 4.0』を搭載しているのが『GTS 4』。
『GTS 4 Mini』は『BioTracker 3.0』という一つ前の世代のものが採用されている。まぁこれでも十分なんだけどね。
Androidで可能なLINE返信とか、そういうのにも対応していないし、通話もスマートウォッチだけで出来るのは『GTS 4』の方。
今回はあんま触れなかったけど、音楽をスマートウォッチ自体に入れられる機能も『GTS 4』にはある。
ちょこちょこと違いがあり、やっぱり機能性としては明らかに『GTS 4』の方が上。
ただまぁ、価格差的に考えるのであれば、一万円台で購入出来る『GTS 4 Mini』のコスパが高いこともこれまた確かであり、購入の時に悩む選択肢となると思う。
〆
ということで今回は『Amazfit GTS 4』をレビューしてみた。
やっぱ薄くて四角いのも良いなあって思っちゃったよ。
これはね、『GTR 4』も『GTS 4』も本当は両方使ってどっちがいいか判断するべきまであるんだけど。
今作は特に機能性的な違いはほぼ内に等しいので、好みで選んでしまってOK。
性能としてはこの価格帯の中でも高い部類に入るし、Androidはもちろん、iOSとのマッチングも高いのがAmazfit製品の助かる部分だったりもする。
ソフトウェアの所がやっぱAmazfitは強く、筆者がAmazfitから買い替える所に至らなかった理由だったりもするので、相変わらず良いなあと思った。
シンプルなデザインで、高機能なスマートウォッチで、それでいて価格的にもものすごく高いわけではないっていうちょうど良いところを突いている製品と言えるだろう。
以上。