声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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エロゲにおける『正面キス顔CG』の必要性はあるのか?

おにじと申します。

 

今回は、エロゲに関しての話題。

いろいろなエロゲをやっていると、いろいろなエロゲにおける表現というものがあると思う。

基本的には絵の差分を切り替えていくのが多いわけだが、そういう中でも、重要なシーンでは一枚絵、所謂CGと呼ばれるものを差し込んでいく…という形が一般的である。

今回は、そのCGにおいての持論を展開する系統記事である。

エロゲ持論系統、あんまり多くないんだけど、なんかこの話題を通話でした時に、意外と話が盛り上がったので、この一点で行こうということに。

ということで、今回はエロゲ識者(エロゲ識者ってなんなんだよ)と話しながら考えた内容となります。筆者のみの考えじゃないってこれまた珍しい。

では、やっていこうと思う。

前々から思ってた、正面CGへの違和感

まぁタイトルに書いてるので、そんな引っ張っても仕方ないので、今回の持論は『正面のキスCG』である。

エロゲにおいて、まぁそりゃそうだがキスシーンが存在する(エロゲをCS版にしても、キスは残るからそりゃそうだけどある)わけなのだが。

そういう所において、やはりCGが使われることというのは多い。(全部ではないけども)

色々なCGが存在することは間違いないのだが、その中でなんかなあと個人的に思っていたのが、正面のキスCGなのである。

 

正面のキスCGってどれだよって話だが、所謂ヒロインの顔をかなり画面いっぱいに表示して、主人公の姿とかは廃した(言わば主人公から見た視点)視点のことである。

まぁ実際の所キスをする主人公視点ってコレではあるので、やる意味という所に関しては分からないとかそういうことを言うつもりはない。

ただ、このキスCG、なんというか色々ともったいない気もするし、そもそもこの系統のCGが好みではないんだなというのにも気づいた。

 

ただまぁ「好みじゃない」「嫌い」っていうのには理由が存在する。

何が気に食わないんだろうなあっていう所を考えてみることにした。

当ブログは、言語化のブログである。今回はこの一件に関しての言語化を試みてみよう。

 

 

正面キス顔、そもそもバランスが難しい?

こういうCG系統で正面キス顔を描くという場合、そもそも真正面に、大きく顔を描くということ自体が難しいのではないかという所はある。

真正面の絵って、陰影の部分とかもそうだし、バランスという所も難しいのではないかなあと思う。

最近の傾向として、ゆずソフトなどが正面キス顔CGを使用することが多いと思うのだが、まぁそりゃむりこぶがやっているから上手ではあるはずなんだが、違和感が全くないかと言われると話は別かなという感じがある。

 

そもそも、身体とかもほぼ見えない感じになるので、顔だけで顔の立体感を絵で示すのって難しいんだろうなって感じはする。

全体的な傾向として、こういう絵になると、顔がのっぺりする傾向があると思うのだが、これは近いことによっての陰影とかが少なくなるせいのような気がする。

特に、ゆずソフトとかは、むりこぶの絵って、顔がどちらかと言えばお面な傾向がある(立体的な感じではそこまでない)ので、こういう顔だけアップの正面絵をCGで描き下ろした際ののっぺり感、平面感が強まる気がする。

顔が顔として成立しているのに違和感を感じる部分というのは、この辺りが影響しているんじゃないのかなあ…と感じている。

普通に難しそうだなあって。

これもあったのか、また例がゆずソフトだが、『天使☆騒々 RE-BOOT!』では、一部ヒロインに微妙に正面からズラしたものを採用したりもしていたのだが、アレはどこを向いているのかよく分からなさすぎる所があったというか、アレは本当にどうするつもりだったのかはよく分からんっていう。

 

そもそも、二次元における絵の顔って、三次元よりも明らかにデカいんだよなっていうのはある。

何故か二次元はアレで成立するし、違和感を持たないんだけど、こういう顔アップ系統にすると、より身体が見えにくくなる上に、全く見えない訳でもないくらいのバランスになるので、顔デカって思うのかもしれない。

まぁ、そもそも立ち絵の所から顔がより近くなるので「近っか」ってなっている部分もなくはないかもしれないし。

 

そもそも絵として成立させる上で、難しい要素が多い気がするこの画面全体に顔が大半になるこの正面キス顔。

例え絵として問題ないくらいのクオリティでもなんか違和感を持っちゃうレベルだからなあと…

 

 

顔だけに限定されることで情報量が極端に少なくなる説

これは前述した所と通づる所があるのだが、二次元絵においての顔というのは、三次元の顔よりも大きいこともあり、画面においての占領度が高くなるという所がある。

そういうのもあり、他の場面と比べて、顔しか映せない要素がクソ高くなる正面キス顔アップというのは、情報量が極端に言えば顔しかなくなるので、情報量が少なくなっているのかもしれない。

絵にこういう言葉を使うというのは、適切ではないと思うのだが、『間が持たない』感じがする。

もちろん、顔が映っているんだから、表情差分という所が存在するし、そういうのでキスにおいての過程みたいなところはしっかりとやっているはずなのだが…

なんだかんだ思うのは、表情差分ってあくまでも顔の所が変わっているだけであって、劇的に絵面が変わるわけではないのかもしれない。

ああいうのは、複数の立ち絵が存在して、その立ち絵の種類+顔差分があることで、より効果的に作用しているのかもしれない。

というかこう…身体が映っていることも必要な要素とか…なんかそういうのがある気がする。

普通の顔差分よりも、顔がアップだとより印象的になりそうなものなのだが、あんまりそういう効果を感じられたことが多くない気もせんでもない。

 

やっぱり、あの構図で上手い事印象を持たせることが難しいというか、ああいう絵ってそもそも難しいんだろうなっていうのが先行する印象。

力を入れても、それが上手い事転がるかと言われるとその確率としては高くない…みたいな感じがする。

 

 

CGにカウントするっていうのがアレやと思う

まぁ難しい所ではあるのだが、結局のところ、あの構図をCGとして機能させること自体が難しい…という考え方になってくる。

だからまぁ、端的な話をするのであれば、正面キス顔をどうしてもしたいのであれば、立ち絵の派生側でやった方がいいんじゃないかなって思う。

ああいう正面キス顔CGって、意外と背景は既存背景を流用している場合も少なくないので、そういう所含めて、あんまりCGでカウントする意義という所には首を傾げたくなる。

 

めちゃくちゃ悪い言い方をするのであれば、アレをCGとして1枚カウントさせるの、立ち絵と大差がないんだから勿体なくない?という言い方になってしまう。

やっぱりせっかくCGとか一枚絵を描くのであれば、色々と印象深いシーンというモノにならないと勿体ないかなあって言う感じもあるし、こういう構図は普通に立ち絵で成立させることが可能ではあるので、よりそういう部分があるのかなと。

 

じゃあ、立ち絵じゃなくてCGである意味を作るために構図を上手い事すれば?とかも考えはするのだが、あくまでも正面キス顔というのは、正面じゃないと成立しない所がある。

変に斜めに顔が伸びてきていたりしたら、それはどういう状況やねんってことになるので…(

キスCGって色々あるんだが、こと正面キスCGはその中でも構図があまりにもガチガチに固められている印象があり、それでCG枠を使うなら、他のことにつかった方が良いんじゃないかなあという感じが。

 

 

キスは客観的な構図の方が映えるのでは?

前述した通り、キス顔という所に関しては色々な構図が存在する。

これまで触れてきた正面の構図がまずひとつ。

次に、横から見た客観的構図。

また、主人公を影表記にする形の構図。

最後に、主人公の顔でヒロインの顔を覆う構図。

 

ざっくり言うのであれば、これくらい構図が存在すると思う。

ここでざっくりという言い方をしたのは、正面キスCGよりもこういう客観的構図の方が種類が多いからである。

そういうこともあり、色々な構図が出てくることや、客観的であることで、背景とかの割合とか、光の入れ方とか、そういう所にも幅広い部分が出てくるのかなと。

 

こういう所を考えていくと、正面のキス顔よりも、このような客観的な構図の方が映えるんじゃないかなあという感じはある。

特に横の構図という所は、印象に残りやすい気がする。

この構図って背景も入れやすかったり、光の入れ方…ライティングとかでより映える形に出来ることが多いのかなという印象。

そもそも、やっぱりキスにおいて身体も映って、密着してる感じなのか、顔だけで行ってるのかとか、そういう構図として色々な所が見せられる感じが客観視点は多い印象。

これが主人公影の方式であっても、ヒロインの身体…手とかがどういう感じになってるかとかがわかる感じになるので、やっぱり情報量が多いというか、そういう細かい所も大事なのかなという感じがあるというか…

 

あらゆる面で、正面キス顔CGが勝てる要素があんま見当たらなねえなっていうのが正直な感想になってきてしまう。難しい所だけどね…

 

 

ということで、今回はエロゲにおけるキスシーンCGにおいて色々と考えてみた。

色々と構図はあるが、こう考えてみても、正面キス顔CGって色々な意味で難しそうだなあという感じがある。

他の構図の汎用性の所を考えると、色々と厳しい気も。

まぁああいうCGって画面にキスするタイプのプレイヤー向きみたいな所ありそうだけど、そんなキモ層に配慮してCGを一枚なんか微妙に勿体ない気がする感じになるんだったら、普通に他のキスCGの方が好きだなっていうのが、本末転倒な感想のような気がする。

別に全否定したいわけではないので、普通に立ち絵でのああいうのは良いんじゃないっすかねえ~とは思う。

 

また、なんかエロゲのことは考えたいけど…今回議題狭すぎだろ…w

 

以上。