製品版の感想を掲載しています。
おにじと申します。
今回は、エロゲ体験版感想。
まぁついに、やっと出たという言い方の方が良いんだろうなとは思う。
ついにエロゲを出すゆずソフト、その最新作の方向性はどういう感じなのか?
ということで、今回はゆずソフト最新作、12th Project『天使☆騒々 RE-BOOT!』の体験版が出たのでプレイ。
ざっくりとした感想を書き残しておこうと思う。
過去のゆずソフト系統記事は以下の通り。
プレイ前所感
ゆずソフトというブランドは、現代エロゲ業界においての顔といえる存在である。
エロゲ業界という斜陽、泥舟とも言われることすらある業界。
古のエロゲ業界を築いてきたブランドは、Keyはエロゲを作らなくなり(VAとしてもほぼ作っていないに近い)、ニトロプラスもほぼ同様、TYPE-MOONはエロゲを作っていたことすら認知度が低下、フロントウイングはほぼブシロードの傘下に下り、戯画はついにエロゲから撤退(性格にはエンターグラムがエロゲから撤退)と、エロゲ業界からはほぼ影も形もなくなっているに近いまである。
その中でゆずソフトという存在は、初めてプレイするエロゲとしてかつ、エロゲの代名詞としてなんだかんだ動いている感がある。
『天神乱漫』で、現在のブランドスタイルを確立したゆずソフトは、約一年半のペースを崩すことなく、ヒロインとのイチャイチャ、可愛さを引き出す所謂キャラゲーを量産。
特に『サノバウィッチ』と『千恋*万花』は、世間的にもブランド内で評価された作品であり、総合力での強みを発揮。
時代を追うごとにUI面でもエロゲ界をリード、古はリードしていたオーガストを抜き去った。
同人時代から変わらず、むりりん・こぶいちという人気原画を要し、キャラの可愛さで殴り続けていたゆずソフト。
そんなゆずソフトも、近年転換期を迎えている。
二年前、ゆずソフト…というか、株式会社ユノスは『ゆずソフトSOUR』というブランドを設立。
ユノスとしては初の全年齢作品、かつロープライス作品、DL専売、発表翌日に発売と、初ずくしもいいところの『PARQUET』が発売。良くも悪くも話題となった。
その前から、正直一種の閉塞感があったゆずソフト。原因としては、10作品以上出してきた中で、万人受けというところを考えると、やれることというのが少なくなってくるからというところはある気がする。
ゆずソフトというのは、安定したもの、万人受けするものを作ってきた結果、ゆずソフトのエロゲしかできない…というか、ちょっとでも捻った設定とか、体位とかですら拒絶してしまうようなデリケートマンがそれなりに量産されてしまった所もある。
意味の分からないレベルの地雷範囲の広さは、例え文字が書けようが、絵が描けようが、他にどんな技能があった所でドン引きレベルであるような人間を相手にゆずソフトは商売しなければならなかった。
その上、ゆずソフトは基本的にはむりこぶという絵のパワーが強く、シナリオ面に関して、ヒロインとのイチャイチャという所では他のブランドを上回るレベルの大きな強みを持っているものの、シナリオとしての完成度という所は元々から評価されているわけではなく(キャラゲーだし…で済んでいる所もありつつ)エロゲの土俵で作ることを一度諦め、新しい土俵で勝負してみることにしたのである。
結果どうだったかと言うと、まぁ敗北したという言葉を使っても差し支えない程度には敗北したと言って良い。
そもそも購入されていないという所がある。さくらみこなども投入したりしたものの、そもそもエロゲを買う層はエロゲじゃなければ買わない層が一定以上おり、この層は全年齢なら買うという層を余裕で上回っていたようである。各種レビューサイトの入力数が前作ステラと比較しても半分を切る結果となった。
作品としても、設定としてはエロゲではやりにくそうな話だったものの、シナリオとして良かったかと言われるとまぁどうなんだろうという所があり、やはりアフターにちょっとあったヒロインとのイチャイチャの強みが最終的に際立つ結果となり、恋仲ともなれない中途半端なイチャイチャで終わってしまうこともあり、「お前らやっぱりエロゲが向いてるよ」ということしか筆者も出来なかった。(すごく悪かったと思っているわけではないが)
ゆずソフトにおける15周年からのここ二年は、この『PARQUET』を始め、あれほど「過去を振り返らない」と言っていたゆずソフトが『天神乱漫』CS版の逆移植や、過去作パックの『PENTA BOX』、店舗限定で佐奈グッズ販売、過去作のフィギュアを各種フィギュア会社から販売、オリジナルASMR販売など、新しいことにチャレンジしたのは良いのだが、
これまでの安定したエロゲ供給インターバルや、過去を振り返らない精神などのアイデンティティを投げ売った割には、成果が得られなかったように見えた。
もっと端的にいうのであれば迷走しているようにしか見えなかった。
自らのアイデンティティと過去の実績を切り崩す必要は、まだゆずソフトならなかったはずなのだが、なぜか自傷行為を始め、寿命を縮めてしまったんじゃないかと心配するくらいである。
ゆずソフト以外にもブランドは存在するわけであり、ゆずソフトがいない間に、複数の良エロゲが発売。キャラゲーにしろ、シナリオゲーにしろ話題を生む。
『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』とかは、エロゲ未プレイ者にも話題を呼び、この感じでアツいシナリオが話題となったりした。
ゆずソフトがやっていない間に、ゆずソフトプレイ者は他のエロゲに触れた結果、ゆずソフト以上のシナリオは今の状況でもそれなりに転がっていることに気づくくらいの時間はあったのである。
かく言う筆者もその一人かもしれない。まぁ始めたのがゆずで、それ以外もステラ前からやってはいたが、発売するまでにどれだけのエロゲをプレイしたか。ゆずである必然性を何割か失ったみたいな人間は他にも見てきた。
そういう中、『PARQUET』発表時から「エロゲ作ってる」というエロゲブランドの撤退寸前のような言葉を言っていた訳だが、結局ほぼ一年半後、ついにエロゲ最新作が発表。
それが『天使☆騒々 RE-BOOT!』である。
3年ぶりとなる新作は、『PARQUET』のタイミングで所属が発表されていた、羽純りおとほかんも原画に入り、むりりん、こぶいち、羽純りお、ほかんという4人体制…『千恋*万花』以来二度目のむりこぶ以外の原画が入る形に(当時煎路が原画に入っていた)。
同じく『千恋*万花』以来のサブヒロイン2人体制となり、メインヒロイン4+サブヒロイン2の攻略6人体制に。
シナリオはいつもの天宮りつ、
『喫茶ステラ』から続投となり、一番シナリオゲーを書いており、『ステラ』では恐らく愛衣ルートを担当したかずきふみ、
『リドジョ』以来ゆずソフトでは三度目の担当となり、ゆずとの相性は良さそうな保住圭、
最近は別名義の抜きゲーとかの方向性が強く、正直なんで今ゆずで仕事をするのか最も分からない安堂こたつというラインナップ。
声優陣は、前作『喫茶ステラ』から登場し、今回はセンターヒロインを務めることとなった歌謡曲の人(瀬戸乃マリエ)、
『リドジョ』から三連投となり、二度連続2番目ヒロインとなる夏和小。
今作から初登場となり、近年メインヒロインを務めることも多い柳ひとみ。
そして『リドジョ』以来となる二作品ぶりの復帰となり、今回が4度目の登場となる遥そらというメインヒロイン声優陣形に。
サブヒロインには『天色』以来の登場で、近年攻略可能ヒロインを全くやっていなかった夏野こおりが衝撃の配役。
そして、初登場で、近年多くのメインヒロインを演じ、CUFFS系で歌いまくっている明羽杏子が座った。
今作のテーマ性としては、前世が魔王の主人公の所に、天使が降臨してくる。というファンタジー方向を貫き続けるゆずの中でも極めてファンタジー方向に振り切った設定となっており、所謂前世というものでヒロイン含めて姿が変わるとかいう設定と、結構思い切っている印象がある。
とは言え、ゆずにおいて、こういうファンタジー要素を入れる割にそれを活かしきれないのも伝統みたいな所もあり、これが上手く活用されるかどうかは懐疑的な所がある。
まぁゆずらしい、主人公側に何かしらのやらなければならない理由をつけて物語を動かし始めるというのは変わらずとも、なんかいつもよりも世界云々とかが絡んできそうな感じ。
OPが初のメインヒロインで歌わせていたり(天色でも歌ってるがアレはグランドED)、サノバウィッチ以来のフルアニメOPと気合は見せている印象。
正直な所、最早筆者に『喫茶ステラ』を公式通販で速攻予約してプレイした頃の熱はゆずには向けることは出来ない。とはいえ、エロゲにおいてのゆずの重要性というものはより理解したつもりである。大きく失敗されては困るわけである。
3年という月日を経て、今作はどのようなモノになっているのか。
まずは体験版の方を見ていこう。
UIチェック
はい、ではUIチェックから。
相変わらず項目多すぎるんだけども。
まず簡易設定。こちらで基本的な設定はまとまっている。ここから細かい設定が右に9タブ存在。
画面表示設定。
エンジンベースは吉里吉里Z。元々から吉里吉里Zは高機能なのだが、ゆずのチューンはちょっとおかしいくらいそこから設定項目と機能が多い。
最大オリジナルサイズは1980×1080のフルHD。ゆずは千恋万花(2016)からフルHD。
進行関係①。
セーブ・ロードの実行操作のクリック数とか設定できるとか、マウスカーソルを自動で動かすかとか色々ある。
進行②。
オートでの再生速度とか、スキップの仕方有無、なんだかんだ色々とある。
スクリーンショットの設定もここですることも可能だ。
テキスト関連。
テキスト速度やら、オートモードパターンやら、色々ある。
また文字色も自由に設定可能。
フォントも変更できる。ゆずソフトの初期フォントは"スキップ"。
サウンド設定。
マスターボリュームあり、ボイス再生時BGM下げる機能あり(初期設定オフ、下げ幅を指定可能)システム音でキャラを固定できたりもする。
ボイスカットはデフォルトはオン。
マウスジェスチャ設定。
ここでジェスチャを登録することが出来る。
戻るボタンでスクリーンショットがデフォルト。
ゲームパッドとかの設定も同じ。
ゲーム基本画面。
UIデザインは『PARQUET』の中央揃えから『喫茶ステラ』の右寄せに戻っている(というかPARQUETは一応ブランドが違うので違うと言っても良い)
基本的なボタンレイアウトに変更はなし。
セーブは初期10ページほぼ無限ページ追加可能、お気に入りボイス機能あり、スクリーンショット機能あり。
UIに関しては相変わらずの高性能だが、新たな機能が実装された形跡は見当たらない。
UIでの最大の変化は現状恐らくタイトル画面の『はじめから』などの表示が画面下に横並びになったことくらいである。
雑感
初手焼かれる夢を見るみたいな所から始まる。
まぁそれは言わば、前世魔王フラグから始めることで、前提という所でそういう予兆があるよって感じでやってきている。
天音が勿論最初に出てくる訳だが、構え系の妹って感じはする。
言い回しに新海天みを感じる。このタイプは自然に演じられる声優でなければならないので、夏和小をおいてるのは正解だと思う。
次に出てくるメインヒロインは来海。
柳のギャル風味というのは、それこそ奈々瀬がいるが、アレよりも高めかなあ。
可愛い雰囲気の傾向が強いというか。
その花どうなってるんだよってマジで思うけども。
今作において、いつもと違うなあと思うのは、所謂非攻略サブキャラの出演頻度と、立ち絵の量という所。
今作サブキャラに男がいないという方式なのがそもそもめちゃくちゃ珍しいのだが、その上で非攻略サブキャラが多い。女3人もいるってのも最近は珍しい気がする。
この点は、原画が増えたことによっての負担分散の部分の良い所が出ているのかなという雰囲気はある。
ちなみに、石川チカのCV飴川紫乃以外の声優が初名義である。(母も初名義じゃなかったわ)
声優育成にも取り組むゆずソフトさんが爆誕したのかもしれない。
寝たら天使がいるっていう超展開。
前から思ってたけど、CGと立ち絵の雰囲気結構違う気がするんだよなあ。
サブキャラの先生、風実花。
幼馴染っていう肩書が正しいのかは若干微妙な気もするが、過去から関係性があるのは間違いない。
CV明羽杏子。ちゃんと大人感があるキャラになっている。
過去から関係があることで主人公との関係もラフな部分も結構あり、先生と生徒という関係を中和させようという意志も感じる所ではある。
しかし勃たなくなりましたっていうの、まぁゆずらしいといえばらしい。
まぁこういうのってエロゲでしか出来んしな。
お前それナツメで言ってただろってセリフ。
この後エロ自撮りを送ってくるタイプの妹。なおしっかりタップして拡大出来るのはゆずのUIらしい。そういうので元気出せって言ってくるタイプの妹。
相変わらずパロも多いゆず。鬼滅にしろ何にしろ非常に多い。ゆずの文章ってこんなんだったなってなった(
前世の姿で一番ヤバい姿してるのが天音(ウィズ)だったりはする。
というか前世ってそんなに雰囲気変わらんのか声とかと思ったりはするけども。
魔王にはCVがついてるのそれはそれで笑う。主人公ではないんだが、なんか半分主人公みたいな存在に声がついてるのも攻めてると言えば攻めてる気がする。
ゆずの基本条項として、恐らくゆずキッズの為にも主人公=プレイヤーの方式が続いている訳だが、それを微妙に崩しているまであるので。
ということで前世魔王という。
というか、2023年になって前世云々の話出てくるの、ゆずって感じはする(周回遅れ気味になるのはいつものことなので)
今作気づくのは、SDもやたらと多い所。
乃愛のSDの種類、序盤で大量に存在するので、ペース大丈夫かよレベルである。
まぁSDも人気ではあるので。こもわた遙華どれだけSD描いてるんだよどこもかしこも。
魔法云々の要素があるという紹介という所もあるとは言え、ここまで大きく攻めてきたゆずソフトに割とたまげた。
非攻略サブキャラにこういうことをさせることはまずなかったし、まず非攻略サブキャラを過去の中でもかなり動かして来ているし、ここまで大胆にやってくるとは。
魔法で告白させる、セックスを迫るとか、こんなことゆずソフトがしたらゆずキッズが黙ってないぞ!…ゆずキッズが黙ってろって話なので良いんだけど。
にしても保守の塊のようなゆずソフトがこういうムーブを取ったのは率直に意外。とは言え、こういうのはやっていかないとやれることもなくなっていくので、この方向性は個人的には歓迎です。
かぐ耶…じゃなくて、カクヤが出てくる。
お姫様らしいがめちゃくちゃスキンシップ強いし、完全にエロ担当みたいな所ある。
まぁCV遥はむっつり傾向が強いこと多かったが、今回は大っぴらという言い方も出来るか。
今作は魔法という要素も登場し、言わば人を操ってなんでもありな要素も出てくる感じ。
サブヒロインのオリエ。
かぐ耶の世話役であり、生真面目という設定だったので、もう少しお硬い方向性が強いのかなと思っていたのだが、思ったよりは硬くなかったかなと。
姫様になにかするなら私が!という暴走機関車要素まであるのはゆずっぽいと言えばそう。
表情コロコロ変わる方だし。
まぁサブ出ていたとは言え、今回の中で一番色々とブランクがあるはずの夏野こおりだが、まぁ安定感という所に関しての安心感が違う。
これが再びゆずソフト出演率を50%に戻した女、夏野こおりである。
マナって、色々なゲームで聞く言葉ではあるので、比較的普通に聞ける言葉だったりはするなと思う。
あるけど使いこなせない系統の話は、ゆずでもそれなりに存在する話だし。
また、なんか出てくる戦乙女。コレも前世で現代に存在すると考えるのが自然だが…攻略ヒロインの中で、唯一前世もなく、かつ異世界からも来ていない風実花がそうなのか、それとも今回非常に多い攻略不能サブキャラの誰かなのか。
話的に、色々と風実花は話に入れてない感じがするので、それこそこういう関わりが存在しないと色々と難しそうな気もするが…どうだろう。
来海の前世のスレイは、来海よりだいぶ声がカッコいい。
柳のこういう声って意外と使われにくい傾向があるので、前世側とは言えど筆者的には結構嬉しいポイントだった(というか、この風貌で来海の声の高さだったら合わないなとは思っていたので、その感覚は正しかったみたい)
この感じで現世がギャルなの、ちょっとウケる。そしてこの姿でめちゃくちゃパニクって下ネタめちゃくちゃ言うのもウケる。なんだその知識!
なおむりこぶの絵はどっちがどっちか分からないと良く言われるのが、顔差分を見ると割と分かりやすい気がする。
この><の描き方とかはむりりんだなってなる。
あと、今作原画増えているが、かなりむりこぶに寄っている。これはHP公開時から分かっていたことだが、改めてそう思える形になっていると思う。
『PARQUET』にも羽純はいたのだが、あの時はパッと見で分かりはした(それでも寄ってはいた)が、あの時よりも差が少なくなっているのは凄い気がする。
まぁ塗りというウェイトもそれなりにあるので、一概に原画だけを褒めるべきでは無い気はするが。
本物が見たいの流れ、共通でやることじゃねえだろ感がすごいんだけども。
乃愛、諸々のことに興味を持ちすぎみたいな所あるので、面白い所ではある。
あとそのSDはおち◯ちん575を思い出すだろと。
今作の中での大人枠の1人である風実花だが、しっかり大人で先生してくれる感じはある。
というかここで囁いてくるの破壊力強い。
体験版範囲での絡みは主人公との1対1が多かったが、今後増えてくるのか。
まぁ増えてくるとは思うんだけどさ。
来海と天音って初手相性がそんなによくなさそう…っていう言い方は言いすぎかもしれないが、天音がついてこれてない感がある。
ここの関係性もいい感じになるのか、という所も気になる所。
共通前半からCGが攻めてるなあって気もする。
逆に風実花いないの可哀想になってくるなコレ、やっぱり一番距離が遠いのは風実花か?という所は感じたりもした。
最後風実花がぶっ刺して終わっていく体験版。久しぶりにゆずの引きが良い引きだった気がするが。
まぁ展開的にここから来海がかぐ耶になんか言うてたので来るんだろうなとは思うし、ゆずでこんな序盤で大きくどうこうすることはないと思うし、それこそ風実花加入イベントのようなものな気がする。
謝りながらぶっ刺してくるのそれはそれで怖いけど、ある意味で理性まだ働いている部分あるんだろうか。どうなんでしょうね?目のハイライトないのに理性って存在する?
〆
ということで体験版をプレイしてみた。
全体的には、いつもより攻めているかつ、いつもよりテンション高い印象。
なかなかに設定が飛んでいる所はあるので、比較的理由とかを付けずにはっちゃけられる部分もありつつ、一応設定もある程度固まっているだろうか。
せっかく3年開いたのだから、いつものゆずでは出来ないことみたいなこともやっていけばいい(というかやっていかないとやれることがない)とは思っていたが、その方向性は見れたような気はする。
また、原画が増えたことの違和感というのはかなり少ない印象。こちらはあわせに行っているなという感じで、これによりサブキャラが2名になったり、非攻略キャラの増加など、ソースの振り分けが多少楽になったからか、広がりを見せている。顔差分でそれぞれの原画の特徴が出てくる印象はあるが、これはむりこぶ時代からそうだし。
ただまぁ、やはり現世と前世、異世界に魔法と積み重なっている要素自体はかなり多い印象を受ける部分がある。
服差分にしろ、色々と要素が膨らみ、面白くなる要素という言い方も出来るが、まだ全貌というのはハッキリしていない。公開CGなどを鑑みるに、戦闘的描写が描かれる可能性というのも一定以上存在する感じがあり、そうなってくるとまた要素が増えてくる。
問題なのは、ゆずソフトもとい、天宮りつのシナリオ処理能力というのは、主人公李空の勃起しないちんちんくらいには小さいことである。
基本的にファンタジー要素を上手くまとめられたことが極めて少ない為、これだけ広がっているものをどうするつもりなのかという所はある。まぁいつも通りの感じになりそうな感じしかしないが、この話をうまく膨らませることが出来るか(テントの話ではない)、上手く畳むことが出来るのかという所はゆず常の懸念点…というか、期待しないほうが良い所であろう。
筆者のヒロインの今回の体験版時点での傾向だが、正直サブヒロイン両名の方が現状はリードしているに近い。
これはHPから分かっていたことだが、正直サブヒロインの方が好きなんだよな今回。オリエも久々夏野がどうかなと思ったけど大丈夫そうだし、風実花はもうキャラが強い上に明羽で強いものは強いみたいな所ある。
まぁ天音はメインヒロインの中ではリード、前世キャラ合わせて来海が続き、乃愛、最下位がかぐ耶という状態。というか現状かぐ耶が全くもって刺さっていないのも懸念点。遥は普通に好きなのになあ(
体験版v1.00ではバックログで致命的なエラーを吐くという、ゆずソフトらしからぬバグが結構山積していた。
お前創作彼女v1.00か?レベルでガバが多かったので、ゆずソフト、今回スケジュール遅れている説がある。
風実花が出てくるべきフローチャートが間違ってたりとか、マジでゆずソフトらしくなかった。
1.01でこのバックログ画面は対応されたが、なんかお気に入りボイス登録時表示の背景表情画像の縦横比がおかしかったり、特定の箇所でお気に入りボイス登録すると顔差分がバグを起こしてのっぺらぼうになったりと、まだバグ自体は残っている感じがある。
お前3年待たせてこのスケ進行大丈夫かよと正直思う。いや、色々やっていたのはわかっているんだが、それにしてもだろう。こんなことゆずではなかった訳で。
大体一年半インターバルとか、過去を振り返らないとか、全部フルプラだったとか、ゆずソフトのアイデンティティ要素をかなぐり捨てて来た3年間のオチが『延期しない』まで捨てる羽目になったらゆずに何も残らないぞと心配している。(まぁ大丈夫だろう流石に…w)
『天使☆騒々 RE-BOOT!』は4月29日発売予定。
以上。