声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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なぜ現代女性声優は写真集を発売し、なんなら結構な確率で脱ぐのか。極めて現実的な事情を声優過激派が考えた。

おにじと申します。

 

今回は、声優関連の話題。

昨今の声優関連において、目につくことが増えた気がするのが、声優の写真集に関してである。

以前からちょこちょこ声優の写真集というのは販売されていたのだが、その頻度というのは増えているような気がする。

また、印象に残りやすい理由として、昨今の声優の写真集は、所謂”脱いでいる”系統の写真集が増えている印象であり、水着カットなどが入っているモノが増えてきた印象があり、それもあってなんかやたらと加速している印象がある。

 

実際の所、声優の写真集に筆者はそこまで興味がないので、頻度的な所がどれくらい増えているのかに関して、あまり根拠を持てる感じではないのだが、少なくとも水着カットが入ったような写真集は増えているのは確かのような気がする。

それも、一時期は中堅以上の声優がというパターンもあったが、比較的若手の声優でも、このようなカットが入ってくる場合というのはより明確に増えた印象がある。

今回は、なぜ声優という職業にも関わらず、写真集が増えているのか、そういうカットが増えているのかをなんか考えてみておこうと思う。声優過激派なので。

前提

当ブログを見て頂いている読者の方であれば分かっている人も多いとは思うが、当ブログの筆者はあくまでも演技という所を第一としており、最近のアイドル的声優の行動に関しては毛嫌いしている部分がある。というか声優なんだから演技でものを見ろってのは当たり前だと思いたいのだが…(

ということで、写真集を出すということに関しても、なんで声の仕事の声優がそんな露骨に身体だけ使ってやってんだって思う。最早声要素ないからね、写真集って(

いやまぁ、別にやっちゃダメとは思わないんだけど。やりたい人もいるんだろうし。

どうしても筆者はそういうスタンスなので、声優の写真集を肯定できないサイドにいるということをわかった上で読んで欲しい。

なので、まぁ声優の写真集が好きな人には大変申し訳無いとは思うが、心地良い記事にはまずならないかと思う。

 

前提としては、声優は写真集なんか出さなくて良いというスタンスであるということである。

だって声の仕事なんだから。真逆も良い所である。写真集に声は入らないので。

まぁ色々と声優の仕事というのは別に固定されているわけでもなく、時代によって変化をし続けている職業だとは思うので、色々な活躍の仕方はあるとは思うのだが、流石にかけ離れすぎというか、根本から違うことしてるじゃんって思っているということで、よろしく。

 

 

金銭的観点

まず、金銭的な所に関して。

こちらに関してだが、特に若手声優などにおいては、写真集に限らず所謂声優雑誌の系統に掲載される、登場するということは、金銭的に非常にありがたいモノとなるようである。

当ブログで以前紹介したこともあるのだが、声優の給与形態というのは、いくつかの段階に分けられている。

キンダー、ジュニア、シニア、マスターの4段階があり、

基本的には養成所などにいる本格的に声優になる前の新人をキンダー、

声優となった新人若手を中心としたジュニア、

準所属以上で本人と事務所の相談でなれるシニア、

事務所においての看板声優レベルがなるマスターという感じ。

この辺りの詳細に関しては、過去の記事で詳しく解説しているので、こちらを読んで欲しい。

oniji.hatenablog.com

 

所謂新人、若手は大体がジュニアの部類に入る(これは青二プロダクションとかのジュニア所属とはまた別の区分)のだが、アニメにおいての給与というのは、1言だけであろうが、メイン役であろうが固定給15,000円である。

その分色々な所で使ってもらいやすいっていうのはあるのだが、やはり金額として少ないことは間違いないわけである。

使う側からすればコスパが良いところはあるだろうけど、やっている側からすればやはり少ないという言い方が適切だろう。

 

そういう中で、声優雑誌系統などの仕事というのは、このようなランク制に囚われていないようである。

なので、こちらではジュニアが15,000円固定…というようなことはない。

というか、まぁこういう雑誌系の給与というのは、ジュニアの固定給と比べて数倍レベルのモノとなることが多い模様である。

端的に言うと羽振りが良いということである。こういう所もあり、新人・若手声優が声優雑誌系統に出ることというのは多いみたいである。

こういう声優雑誌系統から、声優の写真集も出ることが多く、こちらは更に多くの給与という所が推定される。

新人・若手声優のグラビア系統写真やコスプレ系統、及び写真集というのが増えてくる要因としては、このような給与形態という所も一つの要素であると考えられるのではないだろうか。

 

 

承認欲求的観点

続いては、承認欲求的観点。

現代声優に関して、まぁ間違いなく昔よりも自分の姿を見せることだったりとか、表に出るという所に関しての抵抗がない人間が増えているという所があると思う。

まぁこれは現代声優がそういう使われ方をするようになった、露出するようになったという所は大きいとは思うのだが、そういう動きになったということは、そういう所を見て声優になる人間が増えてくるという所でもある。

だからこそ、近年においての声優のビジュアルというのは向上している部分はあると思うし。

 

こういう所を考えていくと、声優という職業をやっている人間が、こういう仕事をやりたいと思う率というのは高まってくるのは自然な所があるだろう。

所謂ビジュアル面に関しての意識が高い人間というのも増えているし、そういう所を褒められたいと思うような人も増えてくるというのは当然の流れなのかもしれない。

売り方がアイドルに寄ってくるということは、そこに寄ってくる人間もアイドル的な方向性の思考になってくるという所がある。

これは別にアイドルという仕事に対してどうこう言いたいのではなく、声優という職業でなんでそういうことをするのかというニュアンスであることは本当にわかって欲しい(ああいう仕事も立派な仕事だし、そういう人がいることを否定とかは全くしてないからな!!!)

 

まぁ言ってしまえば承認欲求を持っている人間が声優の中に増えてきているという所。

自分の身体とかそういうのを見せるのに抵抗がない人が増えてきているのだろう。

そりゃ手入れとかめっちゃちゃんとしてたら、そういうのは褒められたいと思うだろうし。そういうビジュアルを手に入れるのも、キープするのも大変だろうからね。実際それがどれくらい大変なのかとかは筆者には分からないけども。

これを承認欲求って書くとネガティブに捉えられそうだけど、上に書いた通り、そりゃそれだけのことしてたら承認されたいだろって思うので、この承認欲求っていうのは筆者は別にネガティブに使っているわけではない。

まぁ声優がそこまでする必要性があるのか?という所には永遠に首を傾げ過ぎて首が痛くなってきそうではあるけども。

 

 

業界観点

最後に業界観点である。

前述した通り、声優業界というのは、なんかすごいアイドル売りという方向性に向きまくっている部分がある。

声優という職業において、演技面の軽視という所は業界の中にも進んでいるのは事実として存在し(前述した現実チェック記事とかを見てくれ)このようなビジュアルの所を推した仕事というのを積極的にプッシュしている所がある。

 

これは、マネージャーとか含めて全体的にそういう方向性に傾いているところがあり、業界として、ビジュアルで声優を選ぶという最初の所から偏りが見られる。

これはオーディションなどにおいてもそうであり、現在においては、3サイズや体型が分かる三面画像などの提出をする機会が圧倒的に増えており、声優という職業において、ビジュアルという所を重視しているスタッフというのが非常に多くなっている(というかこの流れに呆れて元々のスタッフがやめているとも言う)

 

また、先程のランク制度に加えて、今はビジュアル登録というのが存在する。

ビジュアル登録というのは、名前の通りビジュアルの良い奴をビジュアル登録しており、顔とかが良い奴で預かりとだと、最初ビジュアル登録される事が多い。

ビジュアル登録の場合、預かりの期間が3年から5年に伸びたりとか、色々と恩恵が出てくる。

こういうのが制度として存在する以上、現在の業界というのは顔が良いのを推したくて仕方がないという感じである。

まぁそういうのの方が金になりやすいのでね。分からないとは言わないけど、声優の演技に当人のビジュアルは関係ないんだよなあ…(

 

と、まぁこういう流れなので、声優にビジュアル系、写真集系統とか声優雑誌系統とかにはマネージャーが売り込みに来るレベルには普通に押せ押せであり、こういう系統のモノが出てくるのは至極当然というか、自然な流れではある。

そして、こういうスタッフ側であるからこそ、そういう承認欲求を持っているタイプの声優が増えてきているとも言う。

だから脱ぐことも珍しくなくなってきているという言い方も出来る。

 

また、単純に需要という所も大きいだろう。

こういう方向性に進んでいるのは、声優オタク…というか声豚にそういうものを求めている人間が多いという所である。

やっぱり今の声優業界はアイドル化が進んでいるとは思うのだが、別に昔はやっていなかったかと言われれば別にそういう訳では無い。昔もやっていた。

やっていたんだけど、今はそういう需要がやたらと声優に向いている。

地上アイドルはなんか推せないという独自のラインを持った人間が声優に流れ込んできているのか、よく分からないのだが、少なくとも明らかに需要は存在する。

まぁこういう層が、最終的に地下アイドルに手を出して、地下アイドルの沼にハマっていく所もあるので、彼らの中でのちょうど良さというのが、声優とか地下アイドルにはあるのかもしれない。思考がわからないので知らんが。

 

 

ということで、今回は声優の写真集が増えていること、水着カット増えている件について、極めて現実的な事情を考えてみた。

まぁやっぱりアイドル化が進む声優業界、一つの形としてこういう形になっている所は正直あると思うし、そういう所に追い風があるという所も事実だとは思う。

それだけそういう需要というのもあるということでもあるので、回っている以上そりゃそういう仕事が増えてくるだろという所もあると思う。

まぁ当人がやりたいんだったら別に良いと思うんだけど、それも分かったもんじゃないので、どうこう言うのも難しい所ではある。

 

ただまぁ、やっぱり声優なので身体じゃなくて声で勝負をして欲しい気持ちはずっとあるので、なんかバランスとかは考えて欲しい所。

「声」に「優」れるで声優なんだから。「身体」に「優」れたり、「顔」が「優」れたりされても、その…違うねんそれは、それは違う職業やねん…ってなる。

 

以上。