声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

声優過激派がDIME 4月号『ブレーク必至の声優図鑑2021』を斬る…?

いやタイトルがダセえな…(

 

ちゃろ~、おにじです(激寒)

 

今回は雑誌の声優関連記載のお話。

普段雑誌などは基本的に読まない(声優グランプリとかでさえ毎年買うのは名鑑目当て程度)人間なのだが、たまたま今回はTwitterを見ていて目に留まる事象があった。

 

それがDIME(ダイム)という小学館から発行されている雑誌である。

Wikipediaには『ビジネスパーソンを主要なターゲットにした小学館発行の雑誌』と記載されており、電子機器などを中心に書いているような雑誌らしい。

筆者はそういう電子機器系統にも興味はあるとは言え、まぁほぼほぼ読んだことがないような雑誌だし、声優とはめちゃくちゃ離れているような雑誌に思えるのだが…

 

このDIMEの4月号(2月16日発売)において、『ブレーク必至の声優図鑑2021』という特集的な物が組まれているという情報を得た。

DIME (ダイム) 2021年 4月号 [雑誌]

DIME (ダイム) 2021年 4月号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/02/16
  • メディア: Kindle
 

あとそこに筆者が最近期待を寄せている長谷川育美(プロ・フィット)が記載されているとか。

 

記事の始まりの一ページで嫌な予感しかしない

まぁ一般雑誌の声優特集だし、何も期待をする必要はないのだが、まぁ一回読んでみるかなあとか漠然と思っていたのだが…

f:id:oniji:20210218232056p:plain

「もう試し読みの最初の1ページ目で嫌な予感しかしない」という知り合いからのツイートを見て、状況が変わった。

 

f:id:oniji:20210217144603p:plain

その1ページ目がこれなのだが…(試し読みの範囲だし一枚目だけは画像貼っても許してねDIMEさん)

なんというかこう、もうツッコミ所しかない感じがある。

この記事は一枚目の情報によると、ラブライバーでオタクで最早おなじみとなっているKis-My-Ft2宮田俊哉と、アニメプロデューサーの轟豊太、小新井涼が選んでいるらしい。

 

声優への注目が上がっているから、若手有望株を『演技力』『歌唱力』『潜在能力』の切り口で紹介していくゾ~という記事らしい。

ここからこの一枚目を見た時点で思ったことをとりあえずツッコんでいく。

なおここから中身を読む上である程度考えが変わっているので、とりあえずこのタイミングでのって感じである。

 

1、いや売れてる声優がゴロゴロいるが

とりあえずまずツッコむべき所というのは、全体的にもう売れている声優が普通にいるという事である。

少なくとも『ブレーク必至』の看板を付けるのは既に遅すぎて、もはやバリバリ活躍している声優も普通に入っているのがまずそもそもアレである。

勿論、これは声優雑誌ではない為、バリバリに出てきたての新人だけを並べても興味を持つ人間自体そもそも少ないという所はあるだろう。

ただそれにしても、なんで小林裕介とか、斉藤壮馬とか、内田雄馬とか、上田麗奈がここに入ってくるのかは意味がわからないと言っても多分怒られないだろう、多分。(声優アワード取ってるやつが混ざってるのはさすがに不味い)

めちゃくちゃ売れている声優に『ブレーク必至』とか付けるな、失礼だぞ。

水曜日のダウンタウンで売れている芸人に”あの芸人は今…”のオファーをする説みたいなクッソ失礼な企画あったけど、アレレベルの失礼さやろ、いやあの説は面白かったけど)

 

ここからは、いつも通り筆者の声優過激派としての視点なので、同意が得られるかどうかは知らんが言っていく。

 

 

2、声優を歌唱力で大注目ってそもそもなんだよ

声優ってなんだよ。そもそも演技力で注目されろよ。(定期)

業界を深堀りする!というところで歌唱力で注目される声優って時代と言えば時代なのだが。

実際歌が上手い声優というのは増えたとは思うし、そういうところで努力している時代だとは思うのだが、声優って声で演じる職業なんだからさあと思う。(筆者は20代前半です老害じゃないです)

 

あと、ここの並びに上田麗奈内田雄馬斉藤壮馬が入っているのも良く分からないと言えば分からない。

この人ら普通に演技力側で注目してやれよ、まぁ今更注目するのもおかしいか、演技が良い上で歌に注目している可能性もあるしな。上田とか歌も結構良いのは分かるし。でもなんかこの画像での図だと違和感を感じることは感じる。

 

 

3、鬼頭明里を演技力で大注目に入れるな

鬼頭明里は演技力で大注目されるほど演技力はないだろ。

むしろ鬼頭明里は歌唱力で大注目の方がまだ理解出来るわ。

歌の方が…というかキャラソンの方が上手いまであるだろ、なんで演技なんだ?基本的にワンパターンじゃん。

まぁ鬼頭の事は別記事で1万文字くらい書いてるしこれくらいにしとくか…

oniji.hatenablog.com

 

 

4、なんでアイドールズがいるんですか…?

選出が良く分からない。

声優の選択が割ともうブレークしてるだろって面子がゴロゴロ混ざっている中で、なんで急にアイドールズが出てきたのか。

どういう判断でそういう感じになったのかが良く分からない。

まぁこの1ページ目自体が良く分からないと言えばそう。

 

 

なんかヤバそうな記事じゃん

この1ページ目でまさに「嫌な予感しかしない」並びとなっており、これはヤバそうな記事が出てきたなと思った。

これは読んでブログにしなきゃという謎の使命感に駆られてしまう結果となる。

 

これ買わなきゃいけないのかなあ…と思ったら、なんとAmazonプライム会員なら、Kindle版をPrime Readingで無料で読み放題である事が発覚。

DIME (ダイム) 2021年 4月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2021/02/16
  • メディア: Kindle
 

実質タダでこの記事を読むことが出来ると分かったので、それなら絶対に読んだほうが良い奴じゃん…となり、筆者は読み始めることとなる。

 

 

という訳で、今回はこのDIME4月号の『ブレーク必至の声優図鑑2021』を読んでの感想、ツッコミどころを書いていこうと思う。

正直、一般雑誌の記事に対して声優オタクがツッコむのは野暮なのでは?とか言われそうな気もするが、

声優雑誌の方が寧ろツッコミどころが多い現状なので、(なんせ声優にチャイナ服とか着せてグラビア撮ってるんですか…?等多数)まぁそこは許して欲しい。

というかこの一枚目がサムネバキュームだったのが悪い。

(えっ、ここまで前フリなの?)

f:id:oniji:20210219143752p:plain

DIME風サムネ(適当)

記事構成を確認

まずこの記事の構成なのだが、1ページ目においては『Kis-My-Ft2 宮田俊哉、アニメプロデューサー 轟豊太、小新井涼が選ぶ』と記載されているのだが、いざ読んでみるとこの見出しは半分間違っているまである。

もっと多くの人間がこの記事に登場しており、その人間も選んでいるものも含めてあの1ページ目の声優が紹介されている。

決して見出しの三人が1ページ目の声優全てを選出した訳ではないという事をまず記載しておく必要がある。

 

という事で、この記事において、誰がどのような事を言っているのか、その見出しをまず抜き出しておく。

その後、各章ごとに内容を見ていく形とする。

 

・アニメ・映画報道の第一人者ジャーナリスト数土直志さんが分析 アニメ市場の10年連続成長を支える5つの注目分野とマス化する声優ファン(2P)

Part1:演技力で大注目!

・『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『りゅうおうのおしごと!』などを手掛けたアニメプロデューサー・轟豊太が語る「モブ役なのに画が浮かぶ」現場で感じた”売れる”声優の表現力(2P)

・毎週100本アニメを視聴!アニメウオッチャー・小新井涼さんが分析 出演アニメから読み解く人気が急上昇する条件(1P)

・数々の人気作を演じ分ける 人気声優・小林裕介 役作りのこだわり(1P)

 

Part2:歌唱力で大注目!

・アイドルきってのアニメ好き。声優の仕事にもチャレンジ! Kis-My-Ft2 宮田俊哉が魅了される注目声優のアーティスト活動(2P)

・大型アニソンフェスの名物プロデューサー齋藤光二さんが分析 最新の音楽シーンと競い合うほど声優の本格アーティスト化が加速中(1P)

タワーレコード池袋店に新設!アニメ、アニソン専門店 TOWERanimeのバイヤーが選ぶ声優アーティスト&推しソング(0.5P)

・音楽事情などに詳しい専門ライターが厳選!アーティストとしても注目の声優(0.5P)

 

Part3:潜在能力に大注目!

・注目の新人声優ユニット「アイドールズ!!」を直撃取材 選ばれし新人声優が秘めるキラリと光る”4つの個性”(約2P)

 

以上12P、一枚目含めて13Pの特集記事となっている。

この話が全て集結しているのが、あの1ページ目の表である。

では、この見出しに沿って、多少の内容の説明と、筆者の感想を述べていこうと思う。

 

 

アニメ・映画報道の第一人者ジャーナリスト数土直志さんが分析 アニメ市場の10年連続成長を支える5つの注目分野とマス化する声優ファン

まず構成的には声優に明確に触れる前に、近年のアニメ・声優業界の現状について、グラフなどを用いながら、

Webサイト『アニメ!アニメ!』を設立した数土直志氏に話を聞くところからスタートしている。

 

ここ10年でのアニメ産業史上の売上推移は、2009年の12,661億円から、2019年には25,112億円にまで上昇、全体としては上昇しているが、BDやDVD等の円盤売上は減少。

このタイミングで海外放映権・配給権等が登場したり、総合動画配信サービス…所謂サブスクでのアニメ視聴(Amazon Prime Video等)が登場した事で、BDDVDを売る戦略から、より多角的な戦略を取るようになる。

これにより、現在は売上の48%が海外関連消費であり、声優ブームを支える配信、劇場アニメ、ライブエンターテイメント、スマホゲームの4本柱が存在すると記載されている。(アニメ映像配信の売上は2013年の340億から2019年は685億に増加)

 

TVアニメの劇場アニメ化が増えていることにも言及しており、これは作品をダイレクトに収益化出来る事がメリットだからではないかという分析がされている。

(劇場アニメタイトルの数は2013年の63タイトルから2019年は91タイトルに増加、最も増収したと記載されている)

 

ライブイベントの定着によって、アニメの楽しみ方が増え、このライブなどによって声優の生き方が変わってきている所があるとされている。

ミュージカル『テニスの王子様』シリーズから2.5次元ミュージカルなども増え、これによって女性ファンからの心を掴み、これまで”女性は作品を応援はするけど、お金は落とさない”という定説を崩す結果に、『ラブライブ!』の成功で男性向けアイドルアニメが急増、これで表舞台に声優が出ることも多くなった等と分析がなされている。

 

あの一枚目のクソみたいな図から1ページ開くと、割とデータに沿った比較的まともな分析が記載されており、筆者的には割と困惑した。

こんな分析からどうやったらああなるんだ…とか思ったりした。

 

ただ、何個か一応、多少はツッコんでおきたいとは思う。いや、結構まともな文章だと思うんだよ?(保険)

 

ラブライブ!』の特徴は、ライブイベントと連動したアイドルアニメであること。

2.5次元ミュージカルさながらに、声優本人が劇中のキャラクターになりきってパフォーマンスを繰り広げる。

「『ラブライブ』の成功を大きな契機として、男性向けアイドルアニメは急増。

歌やダンスもできる声優さんが増えただけでなく、声優さんが表舞台に立つことが当たり前になった。アニメがヒットしてキャラクターが話題になり、声優個人がヒットするといった従来の道筋をショートカットできるようになりましたし、声優が様々なことに挑戦できる環境が整いつつあるのだと思います」 

DIME 4月号 93P

まぁここくらいでちょっとだけツッコんでおく。

 

アイマスPがキレそう

ラブライブ!』の遥か前から、『アイドルマスター』が声優本人が劇中のキャラクターになりきってパフォーマンスを繰り広げていたと思う。

実際『ラブライブ!』の人気によって爆裂的に量産型アイドルアニメが増えていたので、この表記で何ら問題ないとは思う。ただこの書き方だと先祖がラブライブ!みたいに見えるので、アイマスPがキレそうだなと思った。

いや、別にアイマスが先祖でもないと思うけど…

まぁそういう事を言い出すと、言うてしまえば90年代くらいから声優の活動の幅は多角化されていたとも言えるだろうし、キリはないのだが…

 

2.5次元ミュージカルさながらにとはなんなのか

"2.5次元ミュージカルさながらに"という表記が良く分からない。”2.5次元ミュージカルさながらに”では別にないと思う。

いや、2.5次元ミュージカル生で見たことないし、アイマスライブとか、ラブライブライブ生で見たことはないけど。

映像で確認した事くらいはあるし、それはまた違うんじゃないかなあと。そもそもライブとミュージカルはまた種類が違うのでは…?

 

・従来の道筋をショートカットできるようになった事は別に喜ばしいことではない

記載されていることは間違っていない。

実際問題、アニメを経由せずとも声優という存在は表に出れるようになったし、ソシャゲやコンテンツから人気声優となることは珍しいことではなくなったと言えるだろう。

ただ、その事は別に喜ばしいことではないと思う。

 

結局の所、元々からガバガバだった”人気声優”という枠組みをさらにガバガバにした結果となっている。

『人気声優=上手い声優』というのは別に昔からイコールで結べるような物ではなかったのだが、それにしても、コンテンツ云々で出てくる声優においてのクオリティという所は、年々低下しているという言い方すら出来そうである。

一応フォローしておくと、現代声優界において、昔から比べて出てくるタイミングでの初期値という所はかなり上昇したように思えるのである(その代わり伸びしろが少ないのだが)

ただ、こういうショートカット出来る道が出来た事で、その初期値が高くなったという基本的な傾向を裏切ってくる初期値の悪い声優が割と目立つのである。

そして、その初期値の悪い声優に対しても、コンテンツが好きな盲信者はすんなりと受け入れ、批判をするとアンチ扱いするという地獄みたいなムーブが繰り返し起きているのが現状である。

 

ある程度コンテンツが浸透すれば、誰を入れたところで問題がないという、無敵に近い状態のコンテンツが、例えば現状のブシロードと言えるだろう。

箱庭から如何に能力の低い…というより、声優でもなんでもない人間に声優の看板を付けてパフォーマンスさせればオタクは手のひらをかんたんに返すのが実情である。

 

声優の増加により、有る意味でショートカットする道がないとどうしようもない…という状況になったのも確かである。

そこまでアニメは増やせないし、それに対して声優は増えすぎである。

そういう意味で、ソシャゲやコンテンツという物がしっかりと受け皿となっているのは、職業としては有る意味で健全化の道と言えるだろう。

しかし、そこに置いてそれを逆手に取ったようなヤベー奴が、声優でもないのに声優の看板を付けられてあっさりとコンテンツで人気を勝ち取り、数十万のフォロワーを獲得した後、声優もせずに自分がしたいことをするたびに『〇〇声優!』と声優の看板だけ使われている現状は、決して喜ばしい事ではないと思うのだが…(

 

まぁこの辺りは当ブログではそれを軸にした記事があるので、こちらを参照して欲しい。

oniji.hatenablog.com

 

 

 

『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『りゅうおうのおしごと!』などを手掛けたアニメプロデューサー・轟豊太が語る「モブ役なのに画が浮かぶ」現場で感じた”売れる”声優の表現力

ここから、『演技力で大注目!』の部類に入っていく。

まずアニメプロデューサーで、フロンティアワークスなどに関わっているドリームシフト取締役の轟豊太氏が登場し、売れる声優になるための素質等をアニメ制作現場の司令塔に聞こう。という内容である。

 

現在の声優は、本来文字通り声だけの存在だった所から、テレビ番組への出演も珍しくなくなり、イベントやライブでは大勢のファンを熱狂させている…という、筆者にまるで喧嘩を売ったような文章から始まるこの節だが、アニメ制作に長年携わる轟氏による厳しい見解から記事はスタートする。

 

「最近は声優さんの活躍の場が広がりすぎているし、スマホゲームを中心にキャリアを積んでいる若手声優さんも増えています。

でも、スマホゲームはセリフを一人で読み上げることがほとんど。セリフの掛け合いがメインのアニメに対応できる人は本当に少ない」

DIME 4月号 94P

声優界の現状について、轟氏から幾つかの事例が語られていっている。

 

声優が売れる一番必要な要素は、良いキャラクターを引き当てられるかどうか…という話から始まり、とは言え、当たり役を引き当てることが難しくなっていることにも言及。

最近はアニメの本数も多すぎて、主役をやったことを気づかれないことまで有るという記載も。

 

また現在のコロナ禍においてのアニメ収録などの現状なども語られており、実質インタビューとしては2ページというよりは1ページなのだが、内容の濃い物とも言えそうである。

 

2ページ目では、『”売れる”声優は同時多発的に現れる! 轟さんが注目する5人と2021冬・春の共演相関図』という図が貼られており、ここでは、

市ノ瀬加那シグマ・セブンe) - 『女子高生役を自然にこなす生っぽい声は劇場映画でも映える!』

小林裕介ゆーりんプロ)、

佐藤元アイムエンタープライズ) - 以上二名で『”声が立つ”のは才能だ!主役声のツートップ』

日岡なつみぷろだくしょんバオバブ) - 『小悪魔系のキャラ声は女子×趣味作品で大化けしそう!?』

長谷川育美(プロ・フィット) - 『モブ役も抜群にうまい!ヒロイン常連組の最右翼』が挙げられている。

 

ここでも、まぁ1ページ目のアレと比べれば随分とまともな話が書かれている。

コロナ禍において、個別部屋での収録が中心となっており、若手にとって先輩の演技が盗めないという弊害等はなるほどなあと思う所である。

 

というわけで、ここからちょっとツッコんだり、そやなって言っていこうと思う。

 

『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『りゅうおうのおしごと!』などを手掛けたアニメプロデューサーでは聞く耳持たなくない?

轟氏が偉いというのはアニメファンでもご存知の人間は少なくないと思う。

また、『SHIROBAKO』の葛城剛太郎のモデルとしても知られている。

だから、轟氏がそれなりに実績があり、偉い人であることは理解している。

している上で言いたいのは、”『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『りゅうおうのおしごと!』などを手掛けたアニメプロデューサー”ではアニメファンは聞く耳持たないだろうという事である。

 

『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』は、DIALOGUE+と鬼頭明里がOPEDという、やたらポニキャンが本気だったアニメだが、無事評価されず終了した感がある。

りゅうおうのおしごと!』も、原作ファンがアニメにブチギレていたのを鮮明に覚えているし、「原作を読んでくれ」と原作ファンが叫ぶ出来であった事でお察しである。

 

近年のプロデュース作品に現在やっている『幼女店長』と『弱キャラ友崎くん』が挙げられているが、『友崎くん』のアニメとしての出来も正直イマイチと言える。(ニコ生の投票で1が6割台後半のアニメ)

もうちょっと気を引けるような作品はなかったのだろうか。

まあそもそもフロンティアワークスという会社自体がアレと言えばアレなので、そこの作品に関わっている時点で…という人間もいるだろう。

それはともかく、こんなに「お前の話聞いてもなあ…」と思わせるような見出しは付けないほうが良いだろう。

 

少なくとも、『りゅうおうのおしごと!』とか『友崎くん』とかは原作は評判であるわけだし、アニメがアレになっているのに出されてもねえ…って感じである。

 

 

”現場におけるキャスティングの基本は、キャラクターの声質に合うかどうか。それは今も昔も変わらない”←嘘つけ

これは轟氏が話しているというよりは地の文として記載されているのだが。

声優がプロモーション活動を行なうことの多いスマホゲームや深夜アニメの場合、キャリアの浅い新人であっても、ルックス重視でキャスティングされるケースは珍しくない。

しかし、現場におけるキャスティングの基本はキャラクターの声質に合うかどうか。それは今も昔も変わらない。

DIME 4月号 94P

という記載があるのだが、嘘つけと思う。

まぁ、DIMEという一般誌としては、正直『声優がプロモーション活動を行なうことの多いスマホゲームや深夜アニメの場合、キャリアの浅い新人であっても、ルックス重視でキャスティングされるケースは珍しくない。』という記載をしたことを寧ろ褒め称えるべき所であろう。えらい。

これは有る意味で一般誌に近いDIMEからしれっと書ける内容かもしれない。

 

だが、『現場におけるキャスティングの基本はキャラクターの声質に合うかどうか。それは今も昔も変わらない。』事はないだろう。そもそもルックス前提で選んでるだろ?ってなる。

もしちゃんと声質を合わせているのであれば、致命的なキャスティングミスなんて起きないと思うのだが…

そもそも、自社の中で完結し~ちゃお!みたいな事がはびこっている今の声優界に置いて、こういうことは言えないのではないだろうか。

まぁ、そういうのは駄目だろうと思っているうえで言っているなら、まぁそれはそれで良いのだが。

 

実際問題、現在のキャスティングというのは非常に闇が深いとされている。

オーディションにおいて提出するものだったり、内容だったり、そういう所がもう10年前から様変わりしているらしい。

まぁそんな綺麗事言ってられない…というか言えるような状況じゃなくしたのは、間違いなく声優業界自身なのだが…

 

 

オタクは結局完成された物でしか判断できないのはそう

一番必要な要素は運←そやな

当たり役を引き当てた上で、それを者にするための高い表現力が不可欠←そやな

上手い声優というのは、台本をきちんと読み込んで、ちゃんとした正解に導くことが出来る←そやな

一度伝えたことに対して、だいたいそのとおりの解答を返してくれるもの←理想的

実力が伴わない人は「はい」という一言でも10、20テーク重ねてしまう。完成されたアニメを見ているだけではわからない、本当の実力を知ることができるのは現場ですから←そやろなあ…

 

結局オタクは完成されたゲーム、アニメでしか判断できる所がないのが現実である。

まぁだからって批評するのを止める気はないが、いや上手い下手は完成品でも普通にあるし。

逆に「完成品でそれかい?」って言えてしまうのかもしれないね。

 

 

小林裕介が載っているのはまぁ一応理解できた・結局自分の所で起用した声優の話しかしてねえ!

まぁブレイク必至のところに小林裕介がいるのはどうよ?という話をしたが、注目声優として、主役声で強いぞ!というところでの小林裕介はまぁなくはないかなと。

それでも今もう言わなくても分かってるでしょとは思わなくもないが、ブレイク必至!という感じで書いている感じではまだないから良いかなあ…と。

まぁ相方がマジで出てきたての佐藤元なので、落差はあるので、アレっちゃアレだけど。

 

あと、まぁこれは仕方ないのだが、結局の所ほぼほぼ自分が関わっているアニメの声優しか出てきていない。

まぁ気に入ったからこそ起用している所はあると思うのだが、まぁそういうもんかなあとは思う。

 

いやまぁ長谷川が一番アニメ現場に近い人に褒められてたのは良かったけど。

 

…まぁこんなもんでええやろ(

 

 

毎週100本アニメを視聴!アニメウオッチャー・小新井涼さんが分析 出演アニメから読み解く人気が急上昇する条件

続いては毎週100本アニメを視聴しているという、アニメウオッチャーでアニメコラムニスト、今は無き文化放送超A&G+の『本気!アニラブ!』第一・二期パーソナリティ小新井涼氏三木プロダクション)が登場。

様々なアニメをチェックしている小新井氏により、どのような事で人気が上昇するのかという所を中心に話を聞いている。

 

構成としては1Pの中に、インタビュー的な物と、注目声優を挙げているので、全体的に上の2つよりは情報量は薄めとなっている。

 

人気急上昇の条件として、『代表作のめぐり逢い』『出演が途切れない』『ヒット作への出演』を挙げている。

 

名前を聞けば”あのキャラクターの声の人”というところからがスタートし、そこから継続することが大事であると述べており、この状態が2、3年続くと声優に注目していないアニメファンにも名前が知れ渡る可能性があると。

これの例として鬼頭明里(プロ・フィット)を挙げており、鬼滅で注目されたが、それ以前から継続して様々なアニメに登場していたとしている。

 

また声優の活躍の場の広がりにおいて、セルフプロデュース力も問われているとし、木村昴(アトミックモンキー)を例に挙げ、『ピプノシスマイク』等の作詞などを挙げている。

 

小新井氏の注目声優として挙がっているのは、

前述している、鬼頭明里(プロ・フィット)

榎木淳弥(アトミックモンキー)、

ファイルーズあい(プロ・フィット)、

梶原岳人東京俳優生活協同組合)、

青木志貴三木プロダクション)を挙げている。

 

という訳で、ツッコんで行こう。

 

単純に話が薄い

ページ数が1ページである事を差し引いたとしても話が薄すぎる。

マジで当然のことしか言ってない。何も捻りがない、アニメ雑誌ではないから、比較的初歩的な所から書くべきと言えば書くべきなのだが、それにしても普通過ぎるというか、「そんな事知ってるわ」ってことしか書いてない。

オタクでもこんなの書けると思う。この特集の中で最も内容がない。単純に酷い。

こんなの毎週アニメ100本見てなくても分かる、週1本でも言えるだろ、やめてやれよあんな見出し、逆に可哀想だわ。

 

そりゃそうよ『代表作のめぐり逢い』『出演が途切れない』『ヒット作への出演』が重要なのはそうなのよ。

その通りなんだけどさ…もうちょっとなんか無かったの?

ページ数が少ない以上当然の事しか書けなかったのかもしれないけど…いやそれにしても…

 

その上で声優の選出もミーハーが過ぎるから救いようもない。

鬼頭明里榎木淳弥、ファイルーズあい、梶原岳人青木志貴は誰でも書けるだろ。

バリバリ一線級とか、声優アワード獲得している声優ばっかじゃねえか。

というかアニメ100本見てて鬼頭かよお前。

青木志貴はちょっと捻ってきたかもなあと思ったら所属事務所同じだし、思想が見え見えすぎる。

 

単純に薄い、酷い、しょーもない。

週100本アニメ見るより大事なことがあると思う、こんなのでもアニメウォッチャー()で雑誌に書かれるのか、昨今のオタクがアホなのも、こんな時代になったのも頷けるなあ(適当)

 

 

数々の人気作を演じ分ける 人気声優・小林裕介 役作りのこだわり

記事の中でも名前が上がっている小林裕介ゆーりんプロ)に話を聞いている。

まあ普通のインタビューである。

オンリーワンのキャラクターにしたい、既存のキャラと被らないようにしたい、

主人公へのこだわりをもっている、いい子である主人公をすることで全部ひっくり返せば最高の悪役が出来るのではないか…等、結構声優雑誌では逆にしなさそうな演技に関してのストレートなインタビューと言えるだろう。

 

特にツッコむ必要はないと思うのだが、小林当人と言うよりはこの記事の構成で一個ツッコんでおこうと思う。

 

1ページ目と内容を矛盾させるな

”人気声優・小林裕介”を紹介するのに、なんであの1ページ目で『ブレーク必至』にいるんだよ。いや記事に上がったのはそうだけど、もうなんか内容が矛盾してるじゃん。ガバガバじゃん…

いや、レイアウト上一応差別化したかったのかなあとかは分からなくもないし、轟氏のところで出てきているから、間違ってはないのかもしれないが…

めちゃくちゃタイトルと矛盾してるじゃん…って見た時は思った(

 

 

アイドルきってのアニメ好き。声優の仕事にもチャレンジ! Kis-My-Ft2 宮田俊哉が魅了される注目声優のアーティスト活動

続いてはラブライバーでおなじみまであるキスマイの宮田氏によるページ。

ここからは『歌唱力で大注目!』のところとなる。

Kindle版では画像が使えないのか灰色になっているのがまずそもそも面白いのだが、この辺りはジャニーズらしさを感じるが(

『歌やダンスのパフォーマンスをファンに届ける立場から、アイドルやアーティストの活動にも力を入れる声優に、どんな思いを抱いているのだろうか。』というまたしても筆者に喧嘩を売ったような文章が序文で並んでいるのだが、まぁこれはいいだろう。

 

最初はやはりラブライブ!の話からスタートし、ラブライブ始動の時点から『電撃G's magazine』で見ていたこととかから始まり、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』にも触れ、推しが選べない、”ヒトリナンテエラベナイ”という話も。

 

キャラクターソングに関しては、キャラクターとして芝居をしながら歌っている所がいいとも話しており、アーティスト活動している人はその時との違いとかも楽しんでいる様子。

 

宮野真守劇団ひまわり)の名前を挙げた上で、アーティスト活動としてエンタメ性も高いと指摘していたりもするし、

島﨑信長青二プロダクション)や内田雄馬アイムエンタープライズ)から演技の話を聞いたりとかもしており、勉強になるらしい。

自身も劇場アニメで演じたことにも触れられており、難しさを感じたところも言われている。

 

歌唱力に注目する声優としては、上田麗奈81プロデュース / Lantis)と、斉藤壮馬81プロデュース / SACRA MUSIC)を挙げている。

 

…という事で、まぁあんまりツッコむような事も言ってないが、まぁある程度は触れておこうと思う。

 

キャラクターとして芝居をしながら歌っているキャラソンは減少傾向だとは思う

今2010年とかの声優楽曲を聴くとなかなかに酷い。2010年でさえ歌唱力が酷い、00年代にするともっとアレである。

声優の育成に置いての方針の変更は、全体的な歌唱力の上昇に繋がっている(その代わり演技力がゲフンゲフン)

 

宮田氏の言う通り、キャラクターソングというのは演じた上で歌うという所が面白い。

腕の見せどころというか、声優をする上で最も難しい事の一つとも言えるかもしれない。

 

ただ、ここにおいては最近キャラクターをガン無視して歌う声優も少なくないのが現状であると思う。

昔は下手でも良いからキャラで歌えという傾向だったが、最近は歌唱力が優先される傾向がある。

 

かくいう筆者もある程度の歌唱力は求めているタチだが(声優としては最低限の歌唱力で良い、ソロするんだったら上手くないとダメじゃね?くらいのスタンス)

それでもやはりキャラソンはキャラでは歌って欲しい。歌った上で下手じゃないとマジで尊敬に値する…(

 

そういう所においても、ちょっとアレな所を声優界には感じてしまう所はなくはないかなと。

まぁ宮田氏が言っていることはその通りだとは思う。キャラソンって凄いよねホント…

 

 

上田麗奈とか斉藤壮馬の記載もまぁこれなら悪くはないかなと

上田麗奈斉藤壮馬が記載されているが、説明のところにそれぞれ声優としては一定以上の地位を築いている感じの記載があった。

上田麗奈←儚げな少女からぶっ飛んだキャラクターまで演じきる表現力の高さには定評があり…

斉藤壮馬←声優としては二面性があるキャラや双子などを巧みに演じ分け…

まぁこれなら悪くないと思う。実際上田麗奈の歌って割と声優アーティストとかいうところとはまた違う雰囲気を感じたりもするしね。

 

 

大型アニソンフェスの名物プロデューサー齋藤光二さんが分析 最新の音楽シーンと競い合うほど声優の本格アーティスト化が加速中

続いてはアニサマのプロデューサーとしておなじみのさいとうPこと、齋藤光二氏の話である。

『主に本人名義で歌手活動を行う声優を”声優アーティスト”と呼ぶ。

90年代に林原めぐみらが示した道筋はすっかり本流となり、今や歌わない声優を見つけるほうが難しくなった。

大衆音楽との架け橋になる若手声優は登場するのか。アニソン界の重鎮に聞いた。』

という、”声優アーティスト”を前提としている割には、『今や歌わない声優を見つけるほうが難しくなった。』とか言っている過大広告感がある序文で始まるこの節だが…(そんな全員ソロデビューしてないだろ

 

ラブライブ!』の紅白出場や、『鬼滅の刃』によるLiSAの名前の浸透等が挙げられる中、齋藤氏はブーム的状況は既に様変わりしつつある…という所から語りがスタート。

アニソンが感度の高い音楽として注目される動きは一旦落ち着いて、NiziUやYOASOBI、瑛人と言った等身大の若い才能が今は牽引しつつあり、アニソンはそういう新しい波と競い合うフェーズに入ったと分析する。

 

10年代にはヒャダインオーイシマサヨシ等の人気クリエイターが参入したりしたが、

今独自の音楽シーンを再び活性化させる為の起爆剤として、声優アーティストの個性に注目しているらしい。

声優ジャンルはは独自の文化を形成するだけでなく、演じるキャラクターそのままに歌い、ダンスをし、楽器まで演奏するなど、深化を続けている。

パフォーマンスだけでなく、表現力や歌唱力が持ち味の次世代声優もおり、お気に入りのアーティストが実は声優だったというケースも珍しくないのではと締めている。

 

注目している声優アーティストとしては、

TrySailSACRA MUSIC - 麻倉もも雨宮天夏川椎菜(以上ミュージックレイン))、

楠木ともりソニー・ミュージックアーティスツ / SACRA MUSIC)、

内田真礼アイムエンタープライズポニーキャニオン

早見沙織アイムエンタープライズワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント)、

Roseliaブシロードミュージック相羽あいな(響)、工藤晴香エースクルー・エンタテインメント)、中島由貴ビーフェクト)、櫻川めぐ(S)、志崎樺音エースクルー・エンタテインメント))を挙げている。

 

では、ツッコんでおこうと思う。(この内容が終わった後の一文シュール過ぎない?)

 

これ齋藤Pの◯ナニーじゃん

アニサマにおいて最早死ぬほど嫌われているさいとうPの節だが、この人”アニメロサマーライブ”をやるのにもう向いていない人でしょ。

声優が好き過ぎる。

このページ「うほ~この声優たまんね~(シコシコシコ)」って内容過ぎる。

あまりにも声優とコンテンツが好き過ぎてめちゃくちゃ偏った意見だし、言うてLiSAが大衆評価されているのもLiSAの実力あってこそ

なんだかんだとアニソンシンガーも結構生えてきているのに、アニサマが声優!声優!コンテンツ!コンテンツ!なのは、やっぱり元凶の一つはこの人なんだろうなと。

 

別に筆者はライブとか興味ないし、アニサマなんて行ったこともないけども(NHKの録画はたまに見るけど)

やっぱり言うて『アニメロサマーライブ』って名前でやってるならアニメロをやらないとダメじゃん、アニメ化もされてないようなコンテンツをアニサマの舞台で歌わせるなよ、もう出すのをやめるか、名前を変えるかどっちかにしろ。アニソンシンガーが可哀想だよ。

 

 

楽器演奏している声優アーティストはあんま声優してませんが

いやブシロード声優は声優してないのよ。

6時間とか楽器練習してまで楽器演奏する声優アーティスト見たい?そこまでする必要ある?

声優としての物があった上で、さまざまな個性があるのは良いかもしれんが、声優アーティストやコンテンツ側の歌唱能力側にばっかりソースを割くのは正しい姿じゃないでしょ。

それはもう声優アーティストじゃなくてコンテンツアーティストって感じで声優とは呼べないのでは?

なんというか、歌のコンテンツを作るのは結構だけど、言うて根本は声優なんだから、そこのパフォーマンスに偏りすぎるのってどうなのって感じ。

Aqoursとかでもアニメと同じである事を基本的に褒められるわけだけど、アレって結局Aqoursの声優大半がAqours以外に声優の仕事してないからできる事でもあると思うので、あんまりそういうので褒めているの見るとホント声優ってなんだろうなって思いますけどもね。

 

 

TrySailに声優の実績は大してありませんが…

一番失笑したのはTrySailのところの記載である。

「声優アーティストの成功の法則のひとつに、声優としての実績が挙げられますが、この3人はいずれも若手トップの人気を誇る実力派。

ルックス、歌唱力、ダンスのどれをとってもレベルが高く、ライブパフォーマンスを見てファンになったという人はきっと多いはずです」

 『声優アーティストの成功の法則のひとつに、声優としての実績が挙げられますが、この3人はいずれも若手トップの人気を誇る実力派。』はギャグである。

面白いことを言うな~アハハ。

まぁ人気はともかくとして、声優としての実績は雨宮天くらいにしかないでしょう。

麻倉もも夏川椎菜に声優としての実績なんてありませんよ、ある意味TrySail人気におんぶに抱っこでしょう。

まぁ夏川はYoutubeがそこそこ好調なのと、一番声優実績がないのにソロが最も良いというトラセにとっての皮肉があったりしますが(夏川のソロはマジで出来が良いと思う)

確かにトラセは毎回CDが1万枚売れるような人気ユニットであることは間違いないのだが、この表記は違うでしょとなる。

 

『ルックス、歌唱力、ダンスのどれをとってもレベルが高く』…ここにルックスが来るの時代だよな、トラセも丁度いいルックスだもんな(適当)

oniji.hatenablog.com

 

思いの外辛辣になってしまったな…?(

 

 

タワーレコード池袋店に新設!アニメ、アニソン専門店 TOWERanimeのバイヤーが選ぶ声優アーティスト&推しソング / 音楽事情などに詳しい専門ライターが厳選!アーティストとしても注目の声優

ここ0.5Pずつで1ページなので、まとめて紹介。

TOWERanimeのバイヤーとライターが歌関係で声優を紹介している。

古川慎トイズファクトリー / Lantis

内田雄馬アイムエンタープライズ / キングアミューズメントクリエイティブ)

降幡愛(Office-tb /  Purple One Star)

をTOWERanimeのバイヤーが、

 

ニノミヤユイホリプロインターナショナル / Lantis

高槻かなこアミューズ / Lantis

をライターが紹介している。

 

そんなツッコめるほど内容が濃くない。

まぁあえて言うなら高槻かなこの所で『かねてから公言してきた”アニソン歌手”という夢を実現』とめちゃくちゃ美談にされている所くらいだろうか。なお売上である。

高槻にも当ブログではバズらせてもらった、ありがたい存在である。

oniji.hatenablog.com

 

 

注目の新人声優ユニット「アイドールズ!!」を直撃取材 選ばれし新人声優が秘めるキラリと光る”4つの個性”

声優業界の現実感

最後にPart3:潜在能力に大注目!のこの節。

Youtubeの再生回数勝負などのオーディションを終えてついに決定したアイドールズ!!のメンバーにインタビュー。

 

この節は2ページあるのだが、全てがアイドールズへのインタビューで占められている訳ではなく、

『業界内で過熱する新人声優オーディション』や、

『敏腕音楽プロデューサー 木皿陽平さんが語る新人声優の傾向と可能性』とか、

『ほかにも注目!オーディションを経ていきなり主役に選ばれた期待の新人声優』と言ったミニコーナーが点在。

実質的なインタビューは1ページ強くらいだろうか。

 

正直、アイドールズのインタビューに関しては掻い摘んで伝えるような内容でもないので、買って読んであげてねって感じである。

まぁこのインタビュー含めて、この『Part3:潜在能力に大注目!』の最後の一節は、現状の声優界の現実を露実に表している感じがある。

 

『ほかにも注目!オーディションを経ていきなり主役に選ばれた期待の新人声優』では、増田里紅(Digital Double・ジャストプロ)と鈴木毬花大沢事務所)が紹介されている。

 

『業界内で過熱する新人声優オーディション』では、ついに大沢事務所が声優オーディションをしたことなどが掲載、『ラブライブ!スーパースター‼』でも公募で声優が二人選ばれて、活発化する声優オーディションを通して、デビュー即ブレークする新人声優が増えるかもねという記載がある。

データとして、毎年行われている、81プロデュースの株が最も上がる事でおなじみの81オーディションの応募人数の増加が記載。

2019年から2020年で1500人も増えたのは恐らくオンライン化とか、そもそも募集のタイミングとかも関係してそうだが、爆裂に伸びたとされている。

 

『敏腕音楽プロデューサー 木皿陽平さんが語る新人声優の傾向と可能性』の最初の一文が非常に印象的である。

「最近の新人声優は、特にダンスのレベルが着地うに上がっていますよ40代以上の世代とは異なり、当たり前のように踊れますからね」

いやだから声優ってなんだよ。

まるで40代以上がダンス踊れないのがダメみたいな言いようで失笑する。

 

というか、そもそも今の声優業界って歌とダンス出来ないと養成所の段階で切られるんだから、当たり前のように踊れるのは当たり前である。

演技が良い奴が踊れなかったら切るし、演技が普通でも歌とダンスが出来れば声優になれるのが今の声優業界の育成事情。

歌って踊れるやつしか声優にしないようになったんだから、当たり前のように踊れるのは当然であり、すっとぼけも良い所である。

あらゆる声優オーディションでダンスムービーも添付しろとか言い出すような業界である、この一言は、今の声優業界が如何に演技力軽視であるかを端的に示したような文言であり、

こんな事でバカなオタク釣り上げていられるのももうすぐVTuberで終わりそうなのに、何も目が覚めていないんだなと感じれるところでもあるだろう。(まぁこういうプロデューサーは声優がだめになったら同じことをVTuberでやればいいので、そういう事を考えるようなこともしないだろうが)

 

というわけで、DIME 4月号『ブレーク必至の声優図鑑2021』の所を順に見ていったわけだが、いかがだっただろうか。

 

内容としては、1ページ目のクソみたいな図よりは幾分かまともな記事だったのではないだろうか。

割と必要な人に話を聞けているし、声優雑誌じゃないからこそのストレートな内容も垣間見えたように感じる。(だからこそ現実も見えやすい)

 

結局の所、その内容を雑に1ページにまとめた結果、いろんな人間のニュアンスが違う注目の仕方を、見出しの『ブレーク必至』がドーンとあることで、あらゆる矛盾を感じさせる1ページ目となってしまった感じがある。

 

とはいえ、ツッコミどころがないわけでは全然なく、一般誌らしいヘマっぽいのも散見されたように思える。

そもそも聞く人間がそれでもいいのかみたいな人だったりもするし、人気の定義とかも壊れまくっていたので、そういう所はまぁ…うん…って感じである。

 

まぁこのDIME、前号では『鬼滅の刃』特集をやっていたようであり、めちゃくちゃ便乗してるんだなあ…という感じではある。節操なしなんだろうね。(全然そういう雑誌に他の内容は見えないんだけど…)

DIME(ダイム) 2021年 2・3月合併号 [雑誌]

DIME(ダイム) 2021年 2・3月合併号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: 雑誌
 

まぁその便乗の割にはマシのような気もするが…この辺りの感想は、個人個人で違う所だろう。

Amazonプライム会員ならKindleでタダで読めるので、一度自分で読んでみてどう思うかとか、興味があったらやっても良いかもしれない。

 

DIME (ダイム) 2021年 4月号 [雑誌]

DIME (ダイム) 2021年 4月号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/02/16
  • メディア: Kindle
 

 

以上。