おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
今年も開催された、『Amazonプライムデー』。
こちらで筆者は新しくマイクを購入した。
実質的には多分セールじゃなかったんだけど、クーポン出てたから買った感じなんだけど。
ということで、今回はJBLのUSBマイク、『QUANTUM STREAM』を紹介する。
購入動機
まず買った理由なのだが、元々使っていたマイクというのをものすごく長い期間使用していたからである。
筆者は長らくソニーのダイナミックマイクである『ECM-PCV80U』を使用してきていた。
このマイク、そもそもいつ買ったのかとかすらほぼ覚えてないレベルなのだが、ヤマダ電機かヨドバシかどっちかで相当前に購入し、少なくともPCより前に存在したはずなので5年は確実に使っている(多分もっと長い)
筆者はたまに動画を作ったりするけども、それも全てこのマイクを使用してきた。
ただ、不満がなかった訳では無い。一つとしてはホワイトノイズの所。
長く使ってきたせいもあるのかもしれないが、特にここ数ヶ月ホワイトノイズに関して気になるようになってきた。少し前には音源を送るみたいな事をしていたが、あの時はソフト側でホワイトノイズ除去をして送ることが大半だった。
また、音量という所も取りづらい所も。Discordなどでも使用していたのだが、どうやら音が小さかったようで。こちらでも200%にしていたのだが…という感じであった。
他の人がマイク買い替えていたってのもあって、色々と調べることに。
言うてSONYのも悪いマイクではないので、そこそこのがほしいなという感じでして。
それでマランツとか、FIFINEとか、HYPER Xとか、Razerとか、色々と調べたのだが、そのなかで今回購入したJBLの『QUANTUM STREAM』が気になった。
こちらは1万円という価格でありながら、専用ソフトが存在することや、指向性の切り替えが可能で、スタンドも省スペースそうに見えた。
こういう時、どうしてもブログに書くことも考えてしまうようになったので、これはJBLじゃないかと思って購入した感じ。普通に製品良さそうだったしね…
開封
ということで開封。当日お届け便で届いた奴。所謂Prime Nowの源流を持ってるとは思うんだけどね。ヤマトかAmazonか。朝に営業所に届いても絶対に夜になるのどうにかならんのかな(まぁ配送業者大変だしこれくらいがちょうどいいのかも)
箱。めちゃくちゃ英語。色々な製品に対して対応していることが下に書いてたり、マウント出来るよとか、集音方法2つあるよとかも書いてる。
また、Discord認証製品であることも書いてる。ちなみに裏にはTwitchとOBSでの対応も明記されてたりと、割と色々な所で使えるぞってのが箱から主張されまくってる。
中身。紙一式とケーブルと本体。
本体出したらこんな感じ。
下の台は金属製っぽく、結構な重みを感じる。
マイク本体は外装は多分樹脂だけど、それでもしっかりとした作りという印象。
本体の下部分が光る感じになるらしい。
ダイヤルが一個ついているだけのシンプルなデザイン。
上にはミュートマークがあるが、ここはタッチセンサーになっていて、ここをポンと押すとミュートになるらしい。
本体下に端子類が。
USB-Cは給電用。ここからUSBで接続してパソコンなどで使う。
3.5mmイヤホンジャックは、USBで接続したパソコンからの音とかをここから聴けるようになっている。自分のマイクの音をここからサイドトーンで確認することも可能だったりする。(これはPCでしか無理だけど多分)
付属のケーブルはUSB-C to USB-Aとなっている。派手だな。でもJBLってこういうイメージある。使ったことなかったけど、Pebblesとかあるじゃん。綴り合ってたっけ、スピーカーの奴なんだけど。
スペックは以下の通り。
JBL QUANTUM STREAM | |
---|---|
種類 | コンデンサー |
感度(dB) | -37±3dB (1kHz@1Pa, 0dB=1v/Pa) |
再生周波数帯域 | 20Hz - 20kHz |
インピーダンス(Ω) | >16 |
RMS出力 | チャンネルあたり45mW (負荷インピーダンス32ohms) |
指向特性 | 単一指向性・無指向性 |
所要電力/消費電力 | 5V、500mA |
重量(g) | 248 |
使ってみよう
ということで早速使用してみよう。
USB-Cケーブルを本体に挿して、USB-AをPCに接続する。これだけでこのマイクは動くのだから楽である。
Windows10の筆者のPCに接続するとセットアップが開始される。
これセットアップして終わる頃に、この表示が自動的になされる。
これは『JBL QuantumENGINE』という、このマイクの動作を色々と設定できるソフト。
普通にHPからもダウンロード出来るらしいんですけど、接続したら自動的に出てくる親切設計でした。
ということでダウンロード。
日本語対応してるんだかしてないんだかのインストーラー(
『JBL QuantumENGINE』の基本画面。
これ、QUANTUMSTREAMしかないのにこのソフトあるって考えると、なんかすげえなとも思ったり。ちゃんとソフトは日本語対応でした。
接続した本体も見ていきましょう。操作方法も言っていく。
接続すると下の輪っかが緑に点灯する(ライティングって表記が正確らしい)。ダイヤルの下のランプは指向性の表示。
この白いランプで、丸じゃない方は単一指向性。
単一指向性から無指向性に変えたい場合は、ダイヤルを長押しする。
するとランプが緑の丸のランプに切り替わる。これが無指向性になった時。
前述した通り、マイクの上部分をタップするとミュートに。これで下の輪っかが赤に点灯する。色々と表記が分かりやすい印象。
ダイヤルはそのまま回すとパソコン側の音量が変わる。水色に色が切り替わり、明るさが%によって変わる仕様になっている。
ダイヤルを短押しすると紫に色が切り替わり、これでマイクの音量、ゲインの調整が出来る。こちらも明るさで%を表している。
下の輪っかが光る、ライティングに関しては、ミュートのタッチセンサーを5秒くらい押すと消えるようになっている。ただこの状態でもミュートの赤とかは光る。
スタンドはグリグリどの方向にも角度がつけられるので、自由度が高い。ショックマウントも内蔵されており、振動とかにも一定強さがあるらしい。
勿論外してマイクアームとかに取り付けることも可能。
本体の説明が終わったので、『JBL QuantumENGINE』の方も見ていこう。
先程も掲載した基本画面。
こちらのソフトでも、マイク単体で出来たことというのは出来る。
上の段では、マイクのミュートのオンオフ、指向性、ライティングのオンオフが可能。
『マイク』の項目では、マイク音量が変更でき、マイクレベルが確認できる。
また、マイクの音を確認できるサイドトーン機能がある。これは0、1、2、3の段階となっている。これで自分が喋ってる音を確認しながら喋れる。
まぁ、これ普通に100%単位で分けてほしかった気もするけど。あと後述するイコライザーとかはこのサイドトーンには適用されないのでご注意。
『指向特性』では、指向性の変更が可能。
イコライザー設定。
このマイク、PCであればこのソフトでイコライザを簡単にかけることが出来る。
会議とか、色々な使用用途が考えられるUSBマイク、純粋な音質よりも聞き取りやすさが重要だったりすることもあるので、そういうのをデフォルトのテンプレとして入っている。勿論自分でHz毎に弄ることも可能。
『RGBライティング』では、下の輪っかのライティングを変更できる。
これ、ちゃんとRGB全て出るので、自分の好きな色に点灯させる事もできるのだ。
色もそうだが、エフェクトも所謂ゲーミングっぽいのが揃っている。
『ブリージング』『ソリッド』『ウェーブ』『スピン』となっている。
こちらにもテンプレートが存在する。
デバイスやアプリのアップデートなどもこちらで管理できる。
スマホで使える?
iPhoneで使用する場合は、USBをLightningに変換する奴が必要だ。
それで接続すれば一応出来る。
ただ、通話やスペースでは普通にiPhoneのスピーカーから音が出ちゃうので実用性はどこまでかって感じ。(Youtubeとかnanaとかそういうのは普通にQUANTUM STREAMに接続しているヘッドホンから出た)
録音音声
では、実際の所どのように音が聞こえるのかのテストを行ったので、聞いてみて欲しい。
まずは、前のマイク、『ECM-PCV80U』と『QUANTUM STREAM』の比較。
収録はOBS Studioで同時収録した形だが、まず音量が全く違う。
めちゃくちゃ声が聞き取りやすいし、音質が明らかに違うのが分かる。
ただ、やっぱりコンデンサーマイクなので、キーボードの打鍵音とかは拾いやすいのかなという印象もある。
普通に使える音だなと。
他にも色々テストしてみた。
指向性が切り替えられるので、そのテスト。
声をどの方向でどれくらい拾うのかというのも気になりましたし。
あとミュートのテストもしてみました。
指向性も簡単に切り替えられるが、個人的には単一指向性のほうが音は綺麗な感じはする。
ただ無指向性はしっかりと後ろも録られている感じがあって良い感じ。
ミュートはどうしても触るので入る時に音が入るなあって感じ。
もどってくる時はほぼ音はしないかな。
〆
非常にコンパクトであり、その上で音質も十分というか、めっちゃ良い感じになっている。
デザインもいい感じだし、操作も直感的で分かりやすいし、専用ソフトも使い勝手は悪くなさそう。
この価格帯で指向性を変更できたり、イコライザをかけられたりするのは魅力的なポイントではないだろうか。
以上。