声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

エロゲ/ノベルゲUIを調査。36ブランドのシステムUI・仕様調べてみた。(2022年版)

おにじと申します。

 

今回は、前書いたやつの更新版みたいな感じで。

エロゲ、ノベルゲーにおいて絶対に触ることになるUI。

快適にプレイする上で、UIが良いことには越したことはないのである。

当ブログのエロゲ体験版・製品版感想記事では、UIチェックの項目を作り、こちらでどのようなUIか、どういう機能があるのかとかは結構記載しているのだが。

また、昨年2月に各ブランドのUIがどういう感じになっているのかをまとめた記事を制作した。

oniji.hatenablog.com

割とコレが好評だったので、今回はこれの改訂版を作ろうかなと。

基本的に大きく変更されているわけではない気はするのだが、普通に一年半経つとエロゲ新しいの結構出てるということもあり、意外と変更されている部分も存在するっぽい。

また、前回調べる範囲にはなっていなかったブランドも追加しての調査にしようかなと言う感じもあって。

前回と同じような流れで見ていきつつ、前回から変更された箇所をどちらかと言うと中心にお送りしていこうと思う。

エロゲにおいて、UIってマジで大事。ストレスなくプレイできることは、絵と声とシナリオに集中できるポイントだからね…

スクショは暇な時に追加するかも。スクショもってくるのがもう面倒になっちゃった。ごめんね!

比較するブランド

今回比較することにしたブランドは以下の通り。

ゆずソフト / ゆずソフトSOUR

ぱれっと

Visual Arts(GLOVETY / Key / tonework's)

SAGA PLANETS

Qruppo

みなとそふと

HOOKSOFT / SMEE

Asa Project

HARUKAZE

フロントウイング

戯画

まどそふと

きゃべつそふと

ざらしそふと

パープルソフトウェア

FAVORITE

ALcot

シルキーズプラス

オーガスト

Navel

クロシェット

CUFFS(CUBE / Sonora)・HULOTTE

Heliodor

ウグイスカグラ

CRYSTALiA

ensemble

sprite

Lump of Sugar

Whirlpool

アリスソフト

あかべぇそふとつぅ

Aino+Links

Innocent Grey

Wonder Fool

CIRCUS

ということで、範囲がガッと広がった。

入れた所は独断と偏見である。12ブランドも追加したので多かったわ(

まぁもともとの所からの変更点としては、

・KeyじゃなくてVisual Arts表記にした

→だってKeyエロゲ作らねえんだもん。ってことで。GLOVETY、tonework's表記も考えたり、別にすることも考えましたが、UIは変わらないのでVA表記で落ち着きました。

Heliodorを外すかで考えましたが、とりあえずステイ。ただ調査は据え置きです(

書くまでにDiGinationとオルトロスが来たら足すかもしれない。

 

また、調査対象となったエロゲ/ノベルゲは以下の通りとなっている。

天神乱漫 Happy Go Lucky!!(2021 / ゆずソフトSOUR)

・9-nine-新章(2021)

アインシュタインより愛を込めて ApolloCrisis(2021 / GLOVETY)

・AMBITIOUS MISSION(2022)

・ヘンタイ・プリズン(2022)

・わが姫君に栄冠を(2021)

・1/1彼氏彼女(2022 / SMEE)

・フタマタ恋愛(2022)

・Monkeys!¡(2021)

・グリザイア ファントムトリガー Vol.8(2022)

・アイキス3(2022 / 放課後せーふく部系統)

・ハミダシクリエイティブ(2020)

・ジュエリー・ハーツ・アカデミア(2022)

・アマナツ(2022)

・クナド国記(2021)

・クリミカルボーダー(2022)

・ハッピーライヴ・ショウアップ!(2021)

将軍様はお年頃(2018)

・ふゆから、くるる。(2021)

・千の刃濤、桃花染の皇姫 (2016)

・Princess×Princess(2021)

・ココロネ=ペンデュラム!(2019)

夏ノ終熄(2022)

・流星ワールドアクター(2019)

・冥契のルペルカリア(2021)

・星の乙女と六華の姉妹(2021)

蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2(2022)

・サクラノ刻(2022)

・ゆまほろめ 時を停めた館で明日を探す迷子たち(2022)

・アンレス・テルミナリア(2022)

・奥さまの回復術(2022)

・Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!(2021)

・創作彼女の恋愛公式(2021)

・天ノ少女(2021)

・ユキイロサイン(2021)

D.C.4(2019)

 

ということで既存調査の18/21ブランドが新作を出している為調べ直しとなった。

ゆずソフトの最新基準、悩んだのだが、天神乱漫HGL逆移植にした。(PARQUETと悩んだらしい)

CIRCUSがDC4なのは、PHとかに体験版が存在しないことが原因。まぁUIは変わってないだろう多分(

結構新作がもう言われてて体験版まだってのも多いので、そのへんは一応再調査する羽目になりそう。

なおPurple softwareに関しては『クナド国記』と『クリミカルボーダー』の2つを調査するという結論に至った。

この理由としては、明らかに制作ラインが異なる上に、『クリミカルボーダー』だけをパープルの調査対象にするのは疑問が残るくらいには作風が異なる部分があるからという言い方も出来る。

 

 

軽めの調査項目紹介

今回も前回と調査項目は同じ。

各項目で詳細な内容は書くが、どういう内容か先に書いておかないと、表を見ても分からなくね?という気がしたので、ざっくりとしたのは書きます。

 

ゲームエンジン
→ゲームを動かしているスクリプトエンジン。吉里吉里とかがそう。ブランドに寄って特色がありがち。

・ゲーム内最大オリジナル画面解像度
→ゲームが最大でしっかりと表示出来る画質。
HDとかフルHDとかそういうこと。

・ウインドウサイズ
ウインドウサイズの選択肢がどれだけあるか。
ツールバーにあるのと、コンフィグにあるのがあるイメージ。

・コンティニュー機能
セーブしていなくても最後にプレイしていたところを記憶して、スタートの段階でコンティニュー出来る機能。

・フォント変更
表示されているフォントが変更できるか。
・フォント色変更
通常表示の文字の色を変更できるか。

・未読/既読文字色変更
既読文字の色が変えられるかどうか。

・ctrlスキップ
Ctrlキーでスキップ出来るかどうか。

・全体ボリューム
全体のボリュームを変えられるか。マスターボリュームとかの表記もある。

・セリフ時BGM下げ
音声が再生されている際、BGMの音量を下げて声を聞き取りやすくする設定。

・ボイスカット
クリックして次の文章が音声ありでない場合、ボイスを継続するか、クリックしたら切るかの設定。

マウスジェスチャ
マウスでセーブやオートなどのジェスチャが設定できる奴。

・セーブスロット数
セーブできるスロットの数。これ以上言いようがないだろ。

・便利セーブ
サイドスロット出てきたり、ダイレクトで直近セーブスロットにセーブしてくれたり、そういう便利な機能がある場合。

・お気に入りボイス
お気に入りボイス機能。好きなボイスをセーブとは別に保存できる機能。

・タッチUI
タッチパネルがついているPC等に対応する大きなボタンや独自UIを持っている場合。

・クイックジャンプ
バックログでそのセリフ、地の文の場面に飛べる機能。

・ジャンプポインタ場面再表示
バックログで、クイックジャンプの所にマウスポインタを置いた時、背景画面や小窓でその場面の立ち絵やCGが表示

・非アクティブ時マウススクロールで進行
他ウインドウをアクティブにしている状態で、マウスカーソルだけエロゲに持っていって、下スクロールで文字が進行するか。

・UI表示
文字の表示が固定か可変か。

スクリーンショット機能
ゲーム側にスクリーンショット機能が搭載されているかどうか。

・UIボタン
文字やアイコンで表現されるけど、どれがメインかとかそういう感じ。

 

以上22項目を調査した。

 

 

調査結果

ということで、前回より多少導入を親切にした所で、とりあえず表を出す結果の奴です。

今回も項目別に見つつ、前回から変更されている所があればそれを触れていく。

新規は…どうしようかな、考えてねえ(

docs.google.com

ブランドが増えすぎててヤバいなコレ。

表としてちゃんと見たい人は下のリンクから見たほうが良いと思う。

こっちだと項目が左で固定してくれるので、まだ見やすいんじゃないかなと。

docs.google.com

なんか今回は色付きだと色々と去年より騒がしい感じになったが、まぁこれも各項目で言っていくよ多分。(めんどくさくなるな)

 

 

項目別紹介

では、今回の項目別紹介です。

 

ゲームエンジン

ゲームを動かしているスクリプトエンジン。

基本的にエンジンによって特性…というか機能性が結構まず変わってくる。

全てのゲームにおいて必要なベースとなるものだが、まぁこれって判別がそもそも難しい所はある。

まぁ大体拡張子で判断するか、プロパティとかに手がかりないかなあって感じ。

今回は前回よりも一応頑張ってみた。

 

今回調べた範囲で使用されていたエンジンは以下の通りである。

エンジン名 搭載数
吉里吉里 12
Artemis Engine 7
Ethornell 5
SiglusEngine 1
ScriptEngine 1
NeXAS 1
CMVS 1
QLIE 1
AI6WIN 1
CatSystem2 1
T-Script System 1
ADvHD 1
YU-RIS Script Engine 1
SYSTEM4.0 1
system ω: 1
CIRCUS系.crxエンジン 1

ということでフリーソフトウェア吉里吉里(多分全部吉里吉里Z)が一番使用されていた。

ゆずソフトなどを始めとする多くのブランドで採用されているが、あくまでもフリーで、中身をいじっても大丈夫な仕様である為、吉里吉里という同じエンジンを積んでいても割と機能性に差があったりする。

 

最近使用される頻度が上昇しているのが、Artemis Engine(アルテミス・エンジン)である。

これは起動時にだいたい『Artemis Engine』っていうのがエロゲブランドロゴとかのときに表示されるので分かりやすい。

このArtemis Engineはメールで申請が必要ではあるが、こちらもフリーではあるみたい。

こちらも結構高機能な方であり、マルチプラットフォームに対応しているらしい。

ってことは多分だけど、まぁIOSとか、アンドロイドとか、CSへの移植も比較的容易なんじゃないかなと。(割とアルテミス系の作品のCS版はUIそのまんまの例が多い記憶)

 

Ethornellもなんだかんだ多い。ブリコのエンジン。

『Buriko General Interpreter』が正式名称。起動する瞬間にエンジン名とビルドとバージョンが出るので分かりやすい。

結構もう古い側にはなってると思うけど、魔改造もしようと思えば出来るっぽい。

 

あとは単独になった。まぁ調べ方が原因の所もある。

SiglusEngineは、ビジュアルアーツ系のエンジンであり、KeyもGLOVETYとtonework'sもあの辺り全部このエンジンなので。

ビジュアルアーツならほぼこのエンジン、って感じ。

 

また、今回昨年とエンジン自体が変更されたブランドが複数存在する。

まずはQruppo。『ぬきたし』シリーズは『椎名里緒』で制作されていたが、『Artemis Engine』に変更。

同人上がりでの商業一本目が大当たりしたQruppoだが、UI面などに関しては商業としては遅れを取っていた。そこをアルテミスエンジンへの変更でかなり差を詰められた印象。(まぁこのエンジンの変更も延期した一要因なんだけど)

ざらしそふとも、『CatSystem2』から『Artemis Engine』となっている。

ただ、これはe-moteとかを実装する関連での変更な気もする。あざらしは割と作品によってエンジン異なることが多いので参考記録程度で良いかな。

大きく制作スタッフを入れ替えたFAVORITEはエンジンも変更。『FVP』から『QLIE』にした。なんで『QLIE』にしたんだろうw(あえてQLIEを選択する必要性が良く分からないっていう意味)

エンジン変更はこんなもんだったよ。

 

ゲーム内オリジナル最大画面解像度

ゲームサイドでオリジナル表示出来る画質。

これ、選択肢ベースじゃないってのがややこしい。1280×720がオリジナルサイズのゲームでも、1980×1080の選択肢があったりするんだよね(吉里吉里とかは特にある)

あくまでオリジナルサイズ。綺麗に描写出来る(くっきり表示される、ぼやけない)ところを『ゲーム内オリジナル最大画面解像度』ってことにする。

まぁHDかフルHDか。そういう感じの話だ。

エロゲというのは絵を伴う媒体である。そう考えれば、画質が良いことに越したことはないと思う。ただ容量がクソ増えそうである。

 

結論としては、以下のようになった。

解像度 搭載数
1280×720 20
1980×1080 14
1600×900 1
2560×1440 1
3840×2160 1

やはり、最も多かったのはHD(1280×720)であった。未だに過半数を越えるHD画質。

これでも昨年よりは多分割合としては下がったのだが、フルHD液晶とか普及しきってるレベルの所で未だに半分くらいコレってびっくりする所はある。

勿論、これCS版になる時はだいたいフルHDに対応するので、絵の画質とかは普通にフルHD以上で描かれているのだろうから、いい加減にせめてフルHDには対応しやがれと言いたい所がある。

 

ただ、フルHD(1980×1080)が明らかに割合として増えた事は間違いないと思う。

今回から調査したブランドの過半数くらいがフルHDだったってのが大きく、実際に前回から転換したのはFAVORITEくらいなのだが。

まぁ正直普通にフルHDは欲しい。画質で作品のクオリティは上がるので。(キレイに見えることに越したことはマジでない)

 

HD+(1600×900)というめちゃくちゃ中途半端な解像度はQruppo。これは『ぬきたし』からそうだった。同人時代は知らん。エンジンも切り替えた訳だが、この中途半端な画質が伝統として残った模様。なんで?w

 

そしてここからは初のフルHDより上の画質の登場。

WQHD(2560×1440)はASa Projectだった。こちらは前回はフルHDだったはずだが、『フタマタ恋愛』でWQHDに向上していた。まぁ4Kではないので中途半端と言えば中途半端だが、4Kは字が小さくなりがちだし、GPUなどへの負担も大きいので、実用的なサイズという言われ方もする。

 

そして4K(3840×2160)はsprite。

まぁこれは知ってた。sprite、戻ってきてから4K対応あおかなを出したりしてたし。

ここはなんかそういう変な所でまた売ろうとするから…(4Kなのは凄いとは思うけどね?)

 

まぁとりあえずせめてフルHD対応増えて欲しい。絵も売りのゲーム、ある意味で画集だという人間もいることを考えれば、ホントフルHDには対応しようぜエロゲ。

 

ウインドウサイズ

上のと何が違うの?と言われそうだが、これはウインドウサイズの数と、ウインドウをどのように動かせるのか、という話。

ウインドウモードにした際に微妙に気になる要素として、ウインドウサイズを自由に変更できるか、という所。

普通のウインドウというのは、ウインドウの境目にポインタを持っていけば『↔』が出てきてサイズが変更できるわけだが、エロゲにおいてこれはそうじゃないのもある。

比率固定なのは当然だとは思うのだが、自由にサイズ変更させてくれると何かとありがたい。

そこの固定/自由、そしてテンプレートサイズの数(固定だと多いほうが助かる、自由だとそんな重要じゃない)を見ていく感じ。

正直ここはそんなに喋ることないのでサラッと。

種類 搭載数
自由 26
固定 10
半自由 1

自由の比率は増えてきているけど、未だに固定はなんだかんだ存在するって感じ。

基本的にEthornellは固定な気がする。

吉里吉里はほぼ自由。

FAVORITEのQLIEがなぜかアスペクト比が固定にならずにサイズ変更できるのだが、黒帯になるだけなのであんでアスペクト比固定にしなかったのかが分からない。

半自由は去年に続きシルキーズプラス。ここホントシステムがクソ古いのでいい加減にエンジンを刷新しなさい。

 

 

コンティニュー機能

エロゲにおいて結構多くなってきている機能の一つとして、コンティニュー機能が存在する。

これは、最後にゲームを終了した場面から、ワンクリックで再開できるというシステムだ。

これによって、毎度閉じる前にセーブをしなくていい(セーブをし忘れてもすぐに再開が可能)という利点がある。

昨今のエロゲには結構標準装備となり始めており、ないとないんかいってなるレベル。

 

またこのコンティニュー機能の上位機能(?)が、『サスペンド機能』だ。

今回も、サスペンド機能の有無は別項目で調査せず、この『コンティニュー機能』に組み込んだ形で『◎』で示している。

『Monkeys!!』(HARUKAZE)

このサスペンド機能は、前回終了した場面で『サスペンド機能を使用しますか?』的な感じでタイトル画面すら経由すること無く前回の続きから始められるというものである。

爆速開始が出来るって感じ。これはまだそこまで多いイメージはない。

種類  数 
コンティニュー 21
コンティニュー+サスペンド 4
サスペンドのみ 1
なし 11

結果はこんな感じ。

やはり、コンティニュー機能の実装は普通に多くなっている。

全体の過半数を超えるコンティニュー機能実装。6割以上のエロゲで実装されていた。

こう考えるとかなりの割合だし、一つエロゲが便利になっているという書き方もできる。

 

一方、サスペンド機能はゆずソフトSAGA PLANETSみなとそふと、HARUKAZEの4ブランドのみ。

まぁこれはなくても良い機能だとは思うけど。ただなんか割と人気のあるブランドがこれを実装している感じがある。みなとそふと以外は吉里吉里。ただHARUKAZEだけゲームを落とす時に次サスペンドするか聞いてくるシステム。

 

なしが3割くらい。まぁあって欲しいけどなってのが本音。本当にセーブするの忘れるから。

 

 

フォント変更

エロゲにおいての要素は『絵』『声』『文字』である。

この文字の要素の所では、3つの項目を見ていく。

まず1つ目がフォント変更である。

デフォルトのフォントから変更することが出来るか、という所。

文字を読むことが多いエロゲにおいて、フォントを自分好みに出来るか?みたいなところも気になる。特に初期フォントがダサい場合、変更できる方がありがたいわけで。

このフォント変更は、全てのPCに搭載されているフォントから選べる感じなら『◯』、埋め込みの中で選択肢があって選べる場合は『△』、ない場合は『✕』とした。

種類  数 
文字変更可能(全) 20
文字変更可能(一部) 5
文字変更不可 12

こちらも、半数を超えるエロゲがフォントを変更可能となった。

基本的に吉里吉里ベースだとフォント変更しやすそう。

Artemisはエンジンの特性上か、出来にくそうな感じで一番上の全てのフォント使用可能はなかったような気がする。(埋め込みとかでの選択は出来ることは出来るみたい)

いい加減MSゴシック埋め込みのくせにフォントが変更できないensembleはどうにかせえ。

 

 

フォント色変更

通常表示の文字の色を変更できるか。

まぁ変更できなくていいと思うんだけど正直。既読文字の色は変わってもいいけど。

今回は色自体が変更できる場合は『◯』、影や縁取りなどの変更ができる場合は『△』、なんも出来ない場合は『✕』とした。

種類  数 
色変更可能 6
なにかしら変更可能 5
変更不可 26

やっぱ色変えられる所は少なかった。

まぁそんなに変える意義ないというか、白で黒縁とかあれば見えるからね…

 

 

未読/既読文字色変更

既読文字の色が変えられるかどうか。

これは色々とCGとか回収する上で見えてるとありがたくはあるって感じ。(まぁスキップでも分かるんだけど)

色を自由に変えられる場合は『◯』、

自由には変えられないけど色が変わる、もしくはマークが表示されることで既読か未読かの区別が付く場合は『△』、

なにもない場合は『✕』とした。

種類  数 
自由色変更 9
既読未読の区別がつく 16
なし 12

自由に色が変えられるものは流石に多くはなかったようだが、既読と未読の区別を付ける感じというのは普通に多かった。

まぁ区別が付けばそれで良い気もするので、コレでいい気はする。

デフォルトの色変えの色とかが異様に読みにくい色とかじゃなかったら大丈夫だし。

とはいえ、そういうのないのも12あると考えると、まぁあるにはあるんだよなまだ区別付かないの。

 

 

ctrlスキップ

Ctrlスキップが可能かどうか。

コレに関してはまぁどこでも出来るだろと思っていたんだが、意外と出来ないのがあった…というか『未読スキップ』をオンにしないとCtrlスキップも出来ないみたいなのが存在したので、それとの区別をしたかっただけ。

種類  数 
可能 33
未読スキップオンで可能 4

ということで、形としてはこうなった。

まぁほぼほぼ出来るのだが(というか出来るのが普通なのだが)出来ないのが4つだけあった。

戯画(アイキス3)、Purple software(クナド国記)、アリスソフト(奥様の回復術)、

Innocent Grey(天ノ少女)の4つ。

まぁ所謂独自or今やほぼ使われなくなった古いエンジンを使っている所がこうなったって感じ。

 

 

全体ボリューム

全体のボリュームを変えられるか。マスターボリュームとかの表記もある。

これがあるとPCの設定でわざわざ弄ったりしなくとも出来るので楽。

というかこれも大半の今のエロゲ付いてるだろ。

種類  数 
あり 35
なし 2

まぁそうだよな。

ついてなかったの、ウグイスカグラとInnocent Grey

なんでウグイスカグラ逆についてないんだろう。Innocent Greyは分かるけど。

 

 

セリフ時BGM下げ

音声が再生されている時、BGMの音量を一定下げる機能。

BGMは効きたいけど、音声が再生されている時は音声を聞きたいのでこの機能はあるとありがたい。

この機能にも細分化される所があり、表では表記が変わっている。

『AMBITIOUS MISSION』(SAGA PLANETS) - BGMフェードが該当

BGMの下げる量を自由に変更できるものを『◯』

『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』(きゃべつそふと)

下げられるが細かく設定できない(下げる設定のオンオフのみ)を『△』

機能自体がないのを『✕』としている。

種類  数 
自由音量変更可 16
オンオフのみ 10
なし 11

変更できるもので26ということでかなり多くのエロゲで出来るようになってきた印象。

また、自由に音量を変えられるものが一番多いというのは結構以外な結果だったかもしれない。

 

ボイスカット

クリックして次の文章が音声ありでない場合、ボイスを継続するか、クリックしたら切るかの設定。

これは全部ついてた。もう当たり前の機能だね…

 

 

マウスジェスチャ

マウスでセーブやオートなどのジェスチャが設定できる奴。

これはそんなにないけど、あったら便利な時とかも結構ある。

種類  数 
あり 9
簡易 1
なし 27

まぁやっぱり少なかった。

まぁ一個HOOKを簡易にしたけどほぼなしで良いと思う。

マウスジェスチャの有無ってあんまり他のUIが良いか悪いかに直結しない気もするという。

スクショ機能がある所はマウスジェスチャ付けてスクショ出来るようにしてくれるとありがたいです…(

 

セーブスロット数

セーブスロットの数は説明はこれで終わってる気がする。

スロット数  数 
100未満 7
100~199 20
200~299 4
300~499 1
500~999 1
1000~ 2
無限 2

細かく分けて見てみた結果、こんな感じの配分となった。

やはり100~199くらいのスロットが最も多い形となったが、逆に100未満も7つ存在することになった。

100未満を記録したのは、ぱれっと(9-nine-新章)、みなとそふと(わがひめ)、きゃべつそふと(ジュエハ)、Purple software(クリミカルボーダー)、ALcot将軍様はお年頃)、sprite(あおかなEX2)、Lump of Suger(ゆまほろめ)である。

この中には確かにロープライスのゲームも存在するのだが、それにしても100スロット未満というのは苦しい所がある。

フルプライスでも80スロットのきゃべつそふととかはマジでどうにかして欲しい。(ALcotも80だが、そもそも新作出てないと考えるとまた難しい所が)

最悪100はあって欲しいのが正直な所。

 

また、セーブスロットに関しては各ブランド増減があった。

ざらしそふとは、Artemisに変更された所もあり(CatSystem2にアマカノ2+とかは戻る気もするけど)、135スロットから1200スロットに。

FAVORITEもQLIEへの変更でスロット数が変更。360スロットから375スロットとかいう微妙過ぎる増え方。

逆に減った所も2つある。

ASa Projectは240から200に減った。まぁ200ありゃ良いとは思うけど。WQHDの対応の影響なのかどうか。

もう一つはCUFFS系列。1600スロットから900スロットに減少。

これは後述するが恐らくセブスロの一部がお気に入りボイスに移行している。

 

 

便利セーブ

ちょこちょこある便利セーブ機能。

ゆずソフトには、ワンプッシュでセーブできるダイレクトセーブ機能と、マウスポインタをセーブボタンに合わせてからスロットが表示されてセーブできる機能もあったりと、機能性が高い。

あと多いのは右の方にポインタを持っていくと、セーブスロットが出てくる奴。(ぱれっとと、サガプラにあり)

正直それくらいしか無い。

 

 

お気に入りボイス

好きなボイスをセーブとは別に保存できる機能。再生等が簡単にできる、最近流行りの機能の一つ。

こちらもスロット数とかが大事なのでスロット数でも分けた。

スロット数
100~200 5
200~999 1
1000~ 3
無制限 5
非搭載 23

 

と、まぁこんな感じなのだが、正直お気に入りボイスのスロットが100~200の範囲内に収まってると、あんまり意味ない気がするんだよなあ。

こう、ボイスってめちゃくちゃ多いんだから、スロット数を気にせずにセーブしたい所。少なすぎる。

100スロットとかで実装されてもマジで意味ないから本当に1000スロット以上か無制限にしてくれ。

まぁそもそもお気に入りボイスはマジで実装するべきではある。いいキャラボイスを保存させて欲しい。

お気に入りボイス、登録の所の方法がワンクリックで行ける所と、2クリック以上必要な所があるが、ワンクリックできるとなお良いなと言う感じはあるけど…(CUFFS系列今は改善されたけど、最初スロット絶対に1ページ目が出るという欠陥があった時もあったし、結構お気に入りボイスのUIとか機能性って難しそう。だから多くのエロゲで実装されているわけじゃないのかもしれないなとは感じる)

 

 

次の選択肢に進む

UI上で次の選択肢に進める奴。

エロゲというのは、選択肢によって√が決まるゲームというのが多い(まぁ最近はワンボタンで√に行くエロゲも増えましたが)

そういう中であると便利なのが次の選択肢に進むボタン。

これで共通を何周もスキップすることなく、選択肢を確実に踏んで他の√に進むことが出来る、地味にあってくれた方がありがたい機能である。

種類  数 
あり 19
なし 18

これは正確じゃないかも。というのも、体験版範囲では分からないっていうのもある。

ちゃんと製品版でプレイすれば、この表示が次の選択肢に進むかも…っていうボタンがあったりするので、この辺りは不明な所があるのは許して欲しい。

割と半分半分になった。正直あってくれた方がありがたい作品とかでもないことが多い気がする。あとEthronellのはない気がする。

 

 

クイックジャンプ

バックログから過去の場面にジャンプ出来る機能。

むしろついてない方が珍しいまである。

種類  数 
あり 34
条件付き 1
なし 2

まぁそうなるよなという感じ。

『条件付き』は10個ずつしか飛べないという謎仕様のビジュアルアーツ系統の事。マジでなんでこんな仕様にしているのか意味がわからない。

アリスソフトInnocent Greyはいい加減クイックジャンプくらい出来るようにしなさい(というかエンジンを変えなさい)

また、Qruppoは『ヘンタイ・プリズン』よりこの機能が追加された(椎名里緒からArtemisに変えたことによるやつだと思う)

 

 

ジャンプポインタ場面再表示

クイックジャンプをする際の希少機能。

マウスポインタをクイックジャンプの所に持っていくと、背景が当該場面の立ち絵表示になったり、小窓でそれが出たりするような機能があったりする。

これがあるかどうかという所である。

種類  数 
あり 9
なし 28

まぁやっぱりコレは少ない。どっちかっていうと吉里吉里を載せている場合この機能が実装されている可能性は高いかなあくらい。

 

 

非アクティブ時マウススクロールで進行

めちゃくちゃニッチなことだが、デュアルモニターとかでやっていると地味に気になる機能。

他のソフトとかを選択している時に、マウススクロールしてクリックと同じように話がちゃんと進むのか、という調査。(多分オート動作もほぼ変わらないんじゃないかなと)

種類  数 
動いた 13
動かなかった 24

基準が良く分からないから語ることがあんまりない。

動いてくれるに越したことはないんだけどなとは思うんだが。

 

 

スクリーンショット機能

昨今出てきた、プレイ画面をスクリーンショット出来る機能。

なんでもスクショの時代、まぁブログ書くひっしゃとしてはある方がマジでありがたい機能。

種類  数 
搭載 7
近似機能アリ 1
非搭載 29

やっぱ少ない。とは言え7個あるっていうのは優秀という言い方も出来るかもしれない。

近似機能アリとか言う謎のやつは、ビジュアルアーツTwitterシェア機能。コレブランドロゴと作品ロゴがデカすぎるので全く実用性がない。なんでこんな謎仕様がビジュアルアーツには多いのか。

 

 

主なブランド特色・昨年調査時からの変更

では、一部抜粋の形で、ブランド毎に見ていこう。

特殊機能、昨年からの変更点を中心に紹介。

 

相変わらずゆずソフトしかないフローチャート

天神乱漫 Happy GO Lucky!!(ゆずソフトSOUR)

こちらは逆移植となった『天真爛漫』においても実装され、当時はフローチャートは存在しなかったため、ちょっと今までもフローチャートの雰囲気は違うけど。

フローチャート機能は、あらゆる√への経路を簡単にしてくれる上、それぞれの区切りからスタート出来る為、非常に助かる機能である。

 

また、ゆずソフトにしか存在しない機能というのは、シナリオ検索機能。

サポート外ではあるものの、とにかく『台詞は覚えてるんだけどどこだったか忘れた』とか、『あのキャラがあのキャラを呼ぶ時の呼び方どうだったっけ』とか、そういうのを調べる時に便利過ぎる。

 

上記2つの機能、他の吉里吉里エンジン使い、どうにかして導入して頂けませんかね?(

 

 

各所、たまに実装されているのが立ち絵が動く系統や、CGが動く系統の奴。

e-moteなどが使用されているが、動く範囲や動き方は割と様々な印象もある。

口元だけ動くモノもあれば、全体全てが動くパターンも。

まぁ筆者としては口元だけ動いてくれればいいよ感はある(あと瞬き)

髪とか全部動かして滑らかに表情とか変えようとするのとか努力は分かるんだけど不自然になるんだよなあやっぱり…

あと動く系は割と画質も犠牲にする所もあるので…

濡れ場シーンが動く系とかは、結構すげえなとは思う。CGの方が動かしやすいのかどうなのか…あっちの方が画質失われてる感じもなかったけど…アレはそもそも何で動かしてたのかが分からんっていう(9-nine-のやつね)

 

 

各所ブランドの主な昨年からの変更です。

 

Qruppoは今回エンジンを椎名里緒からArtemis Engineに変更し、現代エロゲにおける一定のレベルのUIへと進化した。(まぁQruppoは『ぬきたし』が商業デビューなので仕方がない部分もあった)

まず、ウインドウサイズを自由に変更することが出来るようになった。矢印が出るようになり、普通のパソコンのウインドウと同じように自由に変更が出来る。

また、コンティニュー機能が追加された。

『ヘンタイ・プリズン』(Qruppo)

お気に入りボイスも100スロットしかないというのはアレだが実装され、前作で最も前時代的だったクイックジャンプが入っていないというのも解決された。

 

ざらしそふとは、ここ最近e-moteで口元動かす作品が続いている関係で、今回の調査ではArtemis Engineということになった。(e-moteほとんどArtemisで動いてる気がする、他のブランドも含めて)

『アマナツ 体験版』(あざらしそふと)

この関係で、コンティニュー機能が実装されたが、代わりにフォント選択が出来なくなっていたり、でも既読文字の色は変えられたりという変更点がある。

また、セーブスロットも、お気に入りボイスも1200スロットというこれだけあれば大丈夫そうなスロット数実装されたりという感じ。

恐らくArtemisのスロットは120がデフォな気もするが、0を一個増やして1200にしてくれるのはありがたい所がある。

 

大きなエンジン変更を行ったのはFAVORITEもである。

QLIEに変更した今回、フルHDに対応するなど見た目からして大きな変更となっている。

マウスジェスチャ機能や、セーブスロット数の微増(350→375)などもあるが、まぁエンジン変わったけどそこまで大きく変わってるというわけでもないという言い方も出来るかもしれない。(まぁ別に前のがめちゃくちゃ前時代的ではなかったというのも大きい)

 

 

ということで、多くのブランドのUIを見てきたがいかがだっただろうか。

こう調べていくと、かなりUI面に関して改善されつつあるようにも感じる。

何をもって改善というかは微妙なところだが、純粋な画質や、セーブスロットという所の数というのも改善されてきているように感じるし、お気に入りボイスなどの機能も少しずつ浸透されつつあるように感じる。

 

最近のエロゲはかなり吉里吉里とArtemis Engineの割合が増えてきており、この辺(特にArtemis Engine)は動作がよく似ている所があるかなとも。

多分Artemisの方がそのまま出しても一定以上のクオリティなのかなあって気も。吉里吉里は改造次第で間違いなく最強になるんだけど。

逆にEthornellとかはちょっと時代に取り残されつつあるかなと。こればかりは登場時期が前とか色々あるけど、ちょっとやっぱりウインドウサイズ自由に変えられないとか、セブスロデフォルト80が多めとか、色々考えると…いや、あおかなとかを見ればまだ出来るとは思うんだけどね…?

 

なんだかんだやっぱりゆずソフトが最強みたいな所はあるのだが、まぁほかも結構よくなってきてる印象。

フローチャート機能、ゆずソフト以外で出来ないだろうか…

 

以上。