声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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名作エロゲ系のリメイク・リバイバル系って難しい。

おにじと申します。

 

今回はエロゲの話題。

今年は多くの新作が出てくる感じもあり、少なくとも不作の一年とはならなさそうな感じがあるわけだが。

近年のエロゲにおいての傾向として、過去の作品のリバイバル、リメイク、パックなどのモノが増えてきた印象というのはあるような気がする。

いや、まぁ前からなんぼでも出ていたじゃないかと言われそうだし、実際出ていたと思うのだが、ペースにしろ、種類にしろ増えている印象自体はあると思うのである。

今回はそういう系統の作品の作り方の難しさみたいなものを感じているので、そういう話を出来たら良いかなという感じで…

過去作のリバイバル・リメイク・パックはなんだかんだ喜ばれる

まず、とりあえず喜ばれることは大体決まっているのが、こういうエロゲのパック系、リメイク系、リバイバル系の性だと思う。

まぁエロゲのリメイクってどこからをリメイクというのかが正直微妙ではあるので、リバイバル系ということの方が正しい気はしているが。

これで喜ばれる理由というのは単純で、基本的にそういうモノで選ばれる作品は元々から人気があるからである。

そういうのをちゃんとチョイスするという所は、なんだかんだエロゲも出来ているような気がする。

まぁこれは久しぶりに新しいのが出る!とか、プレミアム価格になりかけていたのがそうじゃなくなる!とか色々な利点が存在する場合があるわけだが。

基本的にこういう過去作をどうこうする場合は、それだけ人気がある作品とか、そもそも数が出ていないモノとか、そういうのをしっかりと選ばないといけないということではある。

その上で、どのような形を取るのが正解なのか、ユーザーにとって良いものになるのかというのを考えなくてはならないわけで…

そういう所の判断というのが難しいところなんだよなあって思う。

今回はそういうお話。

 

 

オリジナルスタッフを揃えろ!

まぁ結局の所、オリジナルスタッフをどれだけ揃えられるのか。ここに関しては必要というかなんというか、そうであった方が余計なことに気を使わないで済む…という言い方のほうが正しいかもしれない。

やはりこういうのは面白い作品というのをリバイバルするという方向性になるので、何かしらやるにしてもとにかくオリジナルスタッフを最大限揃えていく必要性があるというか。

こういう復活系統作品っていうのは大体人気作品を選ぶ以上、元々の評価が高い、ファンが多いということになる。

そういう所を考えていくと、まずこのパックやら、リメイクするやらするとして、それをすることが間違いだったという所には行ってほしくない訳である。

だからこそ、まぁ文句を言うスキというのは出来るだけ小さくしたい、スキをなくしておいて欲しい所である訳である。

という所で、最大限オリジナルスタッフがやること、というのは元々の作品を壊す可能性を下げるムーブとなるし、雑音を少なくすることができると思う。

まぁ揃えた所で成功するわけではないのだが、やっぱりプレイする側というのは並びが同じだと安心できるのではないかなあという感じはする。

所謂不安要素というのをなくしていくっていうのがいい形だと思うので、こういう所でまぁオリジナルメンツを並べていくっていうのは大切だと思う。

並べたところでではあるんだけど(それでも失敗する場合はある)

 

 

声優を持ってこれるのか?

所謂リバイバル、リメイク系作品というのは、別にエロゲに限らず存在するわけだが、エロゲにおいて最もハードルとなりそうな要素の一つとして、声優という部分がある。

エロゲ声優というのは、御存知の通り、名義云々の話があるように、活動しているのかしてないのかもわかりにくくなっているし、そもそも10年くらい経過して、まだエロゲ声優やってる声優っていうのがまぁ多くない。

こういう系統の作品をもう一回やりたい!ってなっても声優がいねえ!っていう例が多いわけである。

まぁ昨今の方向性として、声優を変更するというのは普通になりつつあるとは思うのだが、それがエロゲに適用されるかというと割と微妙な気がする。

出来るだけオリジナルメンツを…というのは、声優の方でも言われている所があると思う。

ただ、現実として物理的に持ってくることが出来ない場合というのも普通に発生してしまう。これがまぁ年齢的な問題なのか、もうエロゲには出ないのか、なんなのかはまちまちではあるが、やっぱりオリメンもってこれないのは辛い。

そういうのもあって、まぁエロゲでこういうのをやる場合は10年くらいが限度な気はする。それかまぁオリジナル音源しか使わない、新規要素入れないって形にするか。

エロゲというものの歴史において、声がついていなかった時代もあると考えれば、声優という部分はそこまで気にしなくても良い気もするが、いざ声がついてしまえば、アニメとかの媒体より余裕で喋りまくるので、イメージがつきやすい部分もあり、そういう意味で色々と変えるというのも難しい部分もありそうではある。

 

 

原画(立ち絵)を描き換えるべきなのか?(特典はどうする?)

こういう系統の作品でまぁ困るのは原画に関しての扱い方である。

大体のエロゲの原画というのは、まぁよっぽど大昔のモノ(それこそ同級生とかは無理だろうなってなる)でない限りは、なんだかんだフルHDでは使えるくらいのオリジナル画質があることが多いようである。

そういうことを考えると、こういうもう一度売るとなったとき、例えフルHDにアップしたとしても元々の原画を使える訳である。

だから、変更しなくてもなんだかんだOKという状況になるわけだが、これをどうするのかというのが難しい部分がある。

まぁリメイク系統であれば大体また描き下ろす場合というのも増えてくる印象はあるのだが、別に変更しない場合っていうのも結構あると思う。

作品のイメージってなんだかんだ絵に引っ張られる要素というのもあると思う。だからこそ大まかなイメージという所での影響ってなかなかに大きいと思うのだ。

また、原画を描かれる方というのも、数年間間が開いている間に画風とか塗りとかに変化が見られることというのは普通…というか変わらない方が難しいと思う。

ということでまぁ、同じキャラを描いても結構イメージが変わってしまう、元々のキャラに思い入れがある人に違和感を抱かせてしまう場合というのがある。

でもせっかくもう一回作るのだから、描き下ろしした方が真新しさは出るわけで、この判断ってどうするのが正解なのかは結構難しいと思う。

 

作品側に関してはこの選択が出来るが、まぁもう不可避なのは特典に関して。

流石にオリジナルの特典をそのまま出してもアレでしかないので、ここは流石に描き下ろす必要性がある。

なので、所謂パック系統やリバイバル系統の作品でも、パッケージ絵だったり、特典という所は大体描き下ろされる。

だからここで絵柄変わったなあ…となることは大体確定はしているという言い方も出来るので、だったらもう本編もそれで良くね?となる場合と、本編はオリジナルで…と判断が分かれることがあるって感じ。

 

直近のこういう系統の作品でも判断は分かれている印象で、『ハピメア』は全部描き下ろし、『ましろ色』は本編はオリジナル(特典描き下ろし)、『はつゆき』は本編オリジナル(特典描き下ろし)など対応は分かれている印象がある。

 

 

追加要素は必要か?

こういう人気既存作品をもう一度作るというのをやるにあたって難しいのは、追加要素の部分。

これはまぁあった方が喜ばれる気はするが、元々評価されている作品ということでもあるので、それが蛇足になってしまったり、ぶち壊しになってしまったりする場合というのは存在するわけである。

だからこそ、やるのであれば一定以上の出来というのじゃないとダメというハードルの高さがある。

難しい部分が非常にあり、これこそオリジナルスタッフでやる必要性があると思う。

正直な話、エロゲブランドというのは意外と作品に関してのキャラクター性というのを把握しきれていない部分があり、結局シナリオライターが一番分かっているという部分がある。

そういうこともあり、まぁオリジナルライターであることはほぼ必須だと思う。

担当ルートまで合致していないとなかなか厳しい。まぁまだ参加のメイン級であればなんとかって所だろうか。

こういう時につける追加要素というのは、それこそFDとかそういうのとはまた一段違う物という言い方が出来ると思う。ハードルがね。

まぁ何にしても難しいのは間違いないっていうのがねえ…

 

 

よりプレイしやすく出来るか?

プレイしやすくという所は手を入れて欲しい所ではあると思う。

古い作品を新しく作り変える上で、最も古いことでの問題としては、UI含めとにかく操作関連が古いこと。

今となっては当たり前である機能がついていないことというのは日常茶飯事である。

まぁ解像度に関しては現在においてもHDがはびこっている時代なので、フルHDにしろと微妙に言いにくい所はあるのだが、UIに関しては、例えばセーブスロットの数の多さだったりとか、バックログバックログジャンプとか色々と必要なものはあるわけで。

そういうものは新しく作るのであれば、最新作に合わせるなりの所はしっかりとして欲しい所。

まぁこのあたりの対応は、作り方によるというか…

過去作パックとかならまぁされないだろうし、リバイバル系だと微妙、リメイクだとさすがにやれという感じ。

まぁリバイバル系でもやってほしい所ではある。◯周年記念系でもやってくれたらいいんだけどなあ…w

そもそも、元々のが古いと今出すには古臭くない?っていうのはあるんだけど…(でもそれを今から洗練させると元々の良さがってのもあるしなあ…)

 

 

期待外れにならないって難しい

何にしても、こういう既存タイトルをっていうのは、手っ取り早く数字を出せそうな所ではあるのはそう。

ある程度の数字と言うのは担保されていると言ってもいいし、これをやっている間に最新作を作る時間を作れる可能性もあるかもしれない。

人気が保証されているから、やりやすいという所はあるし、採算も取りやすいと思う。

ただ、それを上手い事期待外れにならないようにするっていうのは難しい。

正直一番楽なのはそのまま出して特典と、なんかゲーム外でなんかつけるのが一番労力として低いかつ、安定だと思う。これだったらマジで時間稼ぎというか、並行して行える部分もありそう。

ただまぁ、せっかくやるなら…って感じで手を入れたくなる…というか入れないとさあ…という部分もあるのも事実。

でも手を入れて期待外れにならないようにするのって難しいなあ…っていうのも思う。

 

まぁ人気作であればあるほど、信者、盲目が増えるので、そういう部分ではある意味で大丈夫なのかもしれないが、そうは言ってもある程度しっかりと形は整えておくに越したことはないし、そうであって欲しい所。

正解っていうのが明確にあるわけじゃないし、大外ししたらエライことになるので、なんだかんだ難しそう。

最新作を作るよりは楽に正直見えるし、最新作作るより労力ないだろとか、数字約束されてるからって思うは思うのだが、でもなんかそこに手を入れてどうこうするのってキツイよなって思う。すでに完成されている物をどうこうするのってやっぱりむずいよねって。

 

以上。