おにじと申します。
今回は中華ゲームのレビュー。
以前もしたことがある中華系携帯ゲームのレビューだが、今回は違う所から。
Banggood様から、『Miyoo Mini Plus』の方をご提供頂いたので、ご紹介していけたらと思う。
こちらの製品は、この前の製品となる『Miyoo Mini』というのが、まぁバカ売れしまくったのだが、パーツの不足もあって生産が終了。
このPlusはサイズが大きくなって、バッテリー容量とかも増えているパワーアップ版という印象。
めっちゃ人気だった製品のアップグレード版ということで、どういう感じで遊べるのか見ていこうと思う。
クーポンを頂きました!
コード:BG2e427b
適用価格:$57.69
開封
ということで開封していこう。
箱。
シンプルな箱という感じ。シンプルな絵だしね。
スライドして開けていきましょうね。
中身は以下の通り。
Miyoo Mini Plus本体
保護ガラスフィルム
クリーナー
USB-C to Cケーブル
MicroSD(128GB)
MicroSDリーダー
説明書
相変わらずこういうのってめっちゃ入ってるよね。
USB-C to Cケーブルは白。
SDカードリーダーもある。
保護フィルムも付属している。こういうのがついてきてくれるのありがたいと思うわ…
ほら、こういうのって付属してくれてないとなかなかないし…ガラスフィルムなのも良い。
中華保護フィルムをAliexpressで買うこともあるけど、大昔のひっでえネトネトしたフィルムが届くこともあるのでね…
外観チェック
ということでまず外観を見ていこう。
所謂縦型のゲーム機としては一般的なデザインだと思うが、画面が上半分しっかりと埋め尽くされている感じが美しい。
こういうゲームは所謂レトロゲームのGB系統とかのイメージになるので、ここまでベゼル狭いのだと違和感を感じるまである。
あとMini PlusはMiniよりも大きいのだが、MiniがとにかくMiniもMiniだったことである。
なんだろうね、レトロなのに新しさを感じるデザイン性を普通に気に入った。
ビルドクオリティに関しても問題なさそう。
ボタンに関しても結構良さそうに見えるけどどうだろうか。
背面のLRボタンも二段のボタンを上手く落とし込んでいる印象だが…ここは使ってみないとわっからんしなあ。
各種インターフェイスも確認していこう。
上部。
右から、インジケーターランプ、電源。
下部。
イヤホンジャック、microSDカードスロット、USB Type-Cポート。
左サイド。
音量ボタンがある。
裏面。
バッテリーを取り出せるようになっている。
互換品が出るらしく、バッテリーのヘタりにも簡単に対応できる仕様はありがたいんじゃないかなあ。
使ってみよう
では、実際に起動して使っていこう。
こちらの製品は、MicroSDカードで全て駆動するシステムとなっている。
まぁ前のRG505が本体ストレージあったの珍しいんだと思う。
電源をオンにするとこんな感じ。
LinuxベースのオリジナルOSが入っているみたい。
Onionベースとも言われてるらしいが、Onionではないらしい。このあたりの知識はないから知らんわ正直。
かなりシンプルな表示になっていて、日本語にも対応してくれている。(まぁ対応していない奴を選ぶと表示が死ぬので英語のまんまの方が安心かもしれんけど…)
メニューカテゴリはこんな感じ。
・履歴
・コレクション
・ゲーム
・RetroArch
・プログラム
・設定
日本語化はこの感じで出来る。
『プログラム』→『RetroArch』→『Settings』→『User』→『Language』→『Japanese』→『メイン設定ファイル』→『現在の設定を保存』
こちらの液晶は綺麗だなあという印象。
解像度は640x480ということで、こういうゲーム機としては高い方。
特に縦型でこの解像度を実現しているのは多くはないとか。
フルラミネーションらしい。最近どこもフルラミネーション使うじゃん。当ブログでフルラミネーションって何回言ってるんだろう。
では、操作性の方を見ていこう。
ボタンの感じは基本的に柔らかめな印象。
ABXYボタンはゴムが入っているタイプの押し心地であり、グラつきとかは感じなかった。もうちょっと押している感覚欲しい人間もいそうかなとも思ったけど。
十字キーも柔らかい印象。どれくらい高速に動作できるんかなあっていうのはあるけど、まぁ別にクオリティが低いこともない。ただ傾向としてソフトな印象。
START SELECTボタンはカチカチするタイプ。まるっきりボタンが違うんやろうね。
LRボタンは段差がついているのが特徴で、これでどっちがどっちかはわかりやすくなっている。
実際に操作するときも分かりやすい。ただわかりやすくても押しやすいかと言われると流石に慣れないと難しい。片方が下にあることで押し方を考えないといけないっていうのもあるし。
というかそもそもちっちゃいから押しやすいもクソもないんだよなLRに関しては特に。
プレイする時の持ち心地はかなり良いんじゃないかな。
縦型というのもあって、プレイする時のグリップというか、ホールド感に関してはあんまり期待していなかったのだが、これが意外とグリップしてくれて嬉しい誤算だった。
こういうデザイン性懐かしいなあと思いつついい思い出がなかったんだよなっていうのはある。
これくらい小さいと、ある程度の厚みがグリップ感を産んでくれるのかも。
ゲームをプレイしてみよう。
と言っても筆者PSのグランツとか、GBAのリズ天とかしか持ってないから、あんまりまともな検証にはならんのやけど。
まぁとりあえず綺麗。まず綺麗。
リッジレーサー4をプレイするのが負荷的にはなかなかのハズだがなんの問題もなく動いた。
発色に関してもきれいな印象。こういう小ささでこの解像度と色味を出せるのは強いんじゃないかなと思う。
GBAとかだと、ドット感を強く出してくれたり、ロゴが出てきたりする。
操作性は前述したが柔らかめのキーだがまぁ問題なく動作するし、ガタツキとかもないので十分過ぎるだろう。
音に関しては思ったより頑張っている。右下に穴があってそれで前に音が出るようになっているのが大きいのかなあと勝手に思った。実際は知らん。
ゲームはUIの『ゲーム』か『RetroArch』から起動する。
どっちでも良いが、地味に動き方が異なる部分もあるので、そこは認識しておくべきポイントではある。
これ挙動が若干異なるようで、ゲームから起動すると、UI的なクイックメニューが表示される。
筆者のようなエミュレータに関しての知識がないポンコツはこういうのがあると分かりやすい。
ただ、RetroArchで起動した方が色々と弄れるものは多いというか楽な所があるのも事実っぽい。
この辺りは自分がどれくらい理解しているかで選択肢が存在するってことでもあるので良いのかなと思っている。
データの保存もシンプルで『ROM』フォルダに突っ込めばROMが動く。
セーブデータは『RetroArch』→『.retroarch』→『saves』に入っていることが多いみたい。
こちら、カスタムファームウェアであるOnionOSに対応しているらしい。
筆者は初心者なのでとりあえずこのまんまで行くけど。
あとバッグも頂いた。
こんな感じのちょっとハード目なカバー。ハードハードしてるわけじゃないけど。
入れるとこんな感じ。ゴムで固定する感じだね。
他にも物は入れられそうな感じはするね。
クオリティはまちまちかなあってくらい。
〆
今回はMiyoo Mini Plusをレビューしてみた。
コンパクトな筐体に収まっているのだが、性能としては十分なものが備わっているし、ビルドクオリティに関しても高い方だと思う。
エミュレータの性能としては決して高くはないらしいので、そこは考慮するべきだとは思う。
デフォルトのファームウェアとかは初心者でも分かりやすそうな印象だし、カスタムファームウェアを比較的かんたんに導入できそうなのも、どちらにも対応している感じがあって好印象だ。
ディスプレイが非常に綺麗であり、このサイズで640x480を実現しているのはありがたいポイント、発色などにも問題を感じなかったしねえ。
思ったよりも操作性も悪くなかったところも含めて、人気っていうのも頷ける(生産能力が高くないっていうのもあるんだろうけど)
最後に注意。こちらWi-Fi機能あるみたいだが、技適通ってないので使うと電波法違反になる。ここは気をつけよう。
比較的小さな筐体に、十分な性能、そして操作性。
しっかりと人気作のアップグレード版としてのモノを出せている安定の製品になっているのではないだろうか。
以上。