ちゃろ~、おにじです(激寒)
現在ブログリニューアル中なんですが、もうちょっとで終わりそう。
とりあえず今月中には出来そう。まぁ8割型終わってるんだけど。
今回は声優イベント…と言っても配信だけどね。
配信の声優事務所スワロウの朗読イベント、『Swallow Stage Project version 2.0』の感想を雑に書く。
雑…?どうせそこそこ書くだろお前(自分への信頼がない)
24日まではアーカイブあるぞ。
『スワロウ終わったじゃん』から3年。(クソ長序文・見るまでの経緯的な?)
(えっ感想は?)
2017年、「あっ、スワロウ終わった」と筆者は大変申し訳無いが思っていた。
ポニーキャニオンアーティスツからスワロウに名前が変わったのが2014年。
スワロウには1人のエースと、1人の今後確実に人気声優スターダムを駆け上がるであろうが存在した。
それが花守ゆみりと遠藤ゆりかであった訳である。
花守ゆみりは10代ながらとんでもなくちゃんと”声優”だった。あの若さで一定の地位を確立しようとしていた。
あの時で『あんハピ』『灼熱の卓球娘』『魔法少女育成計画』『結城友奈は勇者である~鷲尾須美の章~』くらいあった。もう普通に上手かった。
あ~スワロウのエースは花守ゆみりだわ間違いない!と思ったら2017年4月にm&iに行った。
結果的にm&iに移籍したのは正解だったと言っていいと思うが、当時は非常に首を傾げた。ポニーキャニオンを後ろ盾があるスワロウから、なんでまたそんな事務所に…と正直思ったものである。
遠藤ゆりかは、『BanG Dream!』のRoseliaの今井リサであった。
それ以外にもデビューしてから5年経っていないのにも関わらず、『まじもじるるも』とか出ていたし、『天使の3P!』でいよいよアニメの主演的にも軌道に乗りそうな雰囲気。
ゲームとしては前述の『バンドリ!』を筆頭に『オルタナティブガールズ』『八月のシンデレラナイン』『消滅都市』等、多くに出演していた。
当時、『天使の3P!』のメイン3人(大野柚布子、遠藤ゆりか、古賀葵)は全員行けるんじゃないのか?と思っていたし、すでにソロ楽曲も出して普通に上手かった遠藤ゆりかの将来は約束されたものだと思っていた。
そしたら2017年12月に引退するという発表があったのである。
あ、これはスワロウ終わったわ。と率直に当時思ってしまった。
エースとエースになりそうな有望株筆頭が両方同年に抜けたのである。(遠藤ゆりかは正確には2018年5月に引退なので同年じゃねえんだけど…)
正直、当時この二人しかスワロウ声優は知らなかったし、幾らポニキャンがついているとは言え、このダメージはあまりにもでかすぎるだろうと。
そう思ったのが2017年。
翌年2018年のAnimeJapan、なんとな~く見ていた『ProjectPARALLEL』の生放送。
ここで正式名称が『ラピスリライツ』と発表されるわけだが、ここに新人スワロウ声優がいた。
これが安齋由香里と佐伯伊織であった。
特にこの時は別に大きな印象はなかったが、筆者はこの年にこの二人に目を付ける事になる。
筆者は「終わったわ」と思った時にバリバリに失念していたのだが、ポニキャンは2016年に『P'sVoiceArtistSchool』という養成所を作っていた。ポニキャンはバリバリ声優を作る気だった。そんでもって二人はその一期生と二期生だったわけで。
筆者はアニメ『ウマ娘プリティーダービー』にハマった。久々にアニメにハマった。
この時「なんか聞いたことねえ声だけどキングヘイローの声いいかもしれない」と思った。
キンヘ役は佐伯伊織だった。お前か!!!ってなった。よくよく調べたらNU-KOだった。大昔音ゲーやった時に聴いた声だった。ここから佐伯伊織について一年くらい推すかどうかの判断をして、最終的に現在推している。
今となってはなんでそんなにハマったのか良く分からないが、『RELEASE THE SPYCE』にそれはもう猛烈にハマった。
その異様なハマりようは、ブログのカテゴリ『リリスパ』を見てくれれば分かるが…これWordPress時代の記事なので、改行がしっかりなされていない感じになってクソ見にくい。
やたらとPixivで長編小説を書いたし、イベントのために初めて関東に足を踏み入れた。
本当になんであそこまで…
この主役、源モモは安齋由香里である。1話の安齋の演技とOPにやられた。ネットサイン会にも手を出してサインを貰った。
佐伯伊織は、『八月のシンデレラナイン』アニメ化でアニメでちゃんと聞ける!ってなったし、
どっちかって言うと三澤紗千香目当て感あった『俺を好きなのはお前だけかよ』でも良いじゃんってなって、
『ネコぱら』でのメイン役に歓喜し、
『安達としまむら』への出演にも喜んで、
今『長谷川育美・佐伯伊織のGO FIGHT WIN♪』にめちゃくちゃメールを送っている。(長谷川育美にもめっちゃ期待してるよ)
瞬間的に「終わった」と思った事務所に現れた二人が期待したい声優となってしまった訳である。スワロウさんすいませんでした…と土下座しないとダメなやつである。
スワロウもなんだかんだと所属者が増え、昔は声優ってクリックしたら一発で加地綾乃が出て、数人いる所属者を選ぶ方式だったのが、現在は一覧が出るようにまでなった。
(まぁスワロウのHPはリンクガバガバだったり、春日望追加時に謎のユーザーIDとパスワード求められたりガバガバなんだが)
そんなスワロウが、配信イベントをするらしい。しかも朗読だという。
『1.0』のときも存在は知っていた。しかしアレは確か10月で、全然休みとかあるタイミングじゃなかったし、それだけのために東京に向かう気力と金に余裕がなかった。
しかし、今回はご時世もあって配信イベント。どこからでも見れるわけである。
最近はエロゲ方向に行っている筆者だが、これは流石に見ない…って事はまずいんじゃないかと。
"安齋由香里、佐伯伊織をはじめ、声優事務所・スワロウ所属の若手俳優が出演するオリジナル朗読劇!"
って書いてるんだぞ、お前これ見なかったら声優オタクとして終わりまであるだろ…
と思ったので、今回視聴した運びである。
…いや長いよ説明。でも終わったと思った事務所からいけるやん!って声優が出て最終的に土下座してこの配信にたどり着いた事は明記しておきたかった。
あとこれで分かるように今回の感想はどうしても安齋佐伯両名に注力…というかほとんど二人になりかねないので、他声優さん許してください。他声優ファン許してください…
"弊社佐伯伊織をよろしくお願いします"からまだ一年半くらいか…(AnimeJapan2019)
感想
ZAIKOなんて初めて使った。評判良いんだか悪いんだかよく分からなかったので、どうなんだろうと思っていたけど、幸い筆者の手元では止まることはなかった。
出演声優は以下の13名。
安齋由香里(準所属)、小林聡(預かり)、佐伯伊織(準)、清水梨夏(預)、園山ひかり(準)、
寺田晴名(準)、日南結里(準)、細田健太(預)、松岡侑李(準)、森田力斗(預)、
合田円(P’s Voice Artist School レッスン生)、齋藤愛(P)、平啓(P)
準所属と預かりとP’s Voice Artist School レッスン生で構成されている。
演出はスワロウ所属の高橋良輔である。
配信型朗読劇の可能性を見るか
最初こそソーシャルディスタンスがあるとは言え、朗読っぽく始まったSSP2.0。
しかし、本編のほぼ全ては朗読劇…というよりもリアル演劇の雰囲気を感じさせた。
登場人物が声優当人である所も、特徴と言えるだろうか。1.0はファンタジーだったと聞いているので、2.0ではまた違ったアプローチとなったらしい。
謎の本と、10人の声優と、3人のレッスン生と、自習。
とにかく話の展開という意味では予想がつかなかった。
どこまでが演技で、どこからがアドリブなのか?という所に関しても非常に分かりにくい。
とにかく自然に、それでいて配信だからこそ出来る…という形式は、面白かった。
非常に自然な受け答えが形成されているのは、台本を持っているとは言え、ほぼほぼ台本を見る事なく演技が行われ続けていた所にある。
『朗読劇』というジャンルから有る意味で逸脱していた感じがある訳だが、これ全部覚えたのか…という所がある。40分くらいあったぞ本編。
そりゃプロとして、声優としては当然なのかもしれないけど、やっぱすごいなとは思った。
配信だからこそ出来る…という点については、カメラの使い方であったりする所。
複数のカメラを使って、カメラの切り替えなどでも場面をスパッと切り替えるという形はこういう配信イベントならではだと思う。
これが配信イベントと決まったのがいつだったのかは分からないが、かなり配信イベントに寄せられた脚本で割と驚いた所がある。
ぬるっと始まった自己紹介は手持ちカメラだったりと、配信を活かそうという意欲が非常に見えた。
配信イベントの良さっていうのは、”どこでも見れる”とか、”ネットでタグつけて皆で盛り上がれる”とか、
現地とはまた違った良さっていうのはあるんだろうなと思っていたんだけども(筆者まぁ現地の朗読劇は見たこと無いから下手なこと言えないんだけど…)、こういう配信だからこそ出来る事って割と存在して、配信イベントのメリットって意外と多いのかなと思ったりもしたかもしれない。
声優とは何か…?という所まで考えさせられるとは…
内容としては、日常感と、演技感の所のメリハリを強く感じさせられる所があった。
普通の会話が行われている…という所から、椅子を逆向きにする時の統一感。
照明が消えた時っていうのはすごい統一感の有る、キレのある動きがあるというか。
声優なんだけど、そういう動きの所での演技も感じられた。
本編内で行われる2つの話。『ラブレター』と『奇跡のクリームパン』は、端的に言えばめちゃくちゃな話みたいな所がある。
『ラブレター』の話では心の声漏れてますよ…の視点から、細谷…お前はここでも不憫なのか…(とはいえその発想のポジティブさはなんやねん)と、最終的に全員で行くのか…とか、オチは細谷なのか…とかのラブレターの話。
細谷の不憫ポジ、めちゃくちゃ合ってたけどね。合いすぎてたけどね。
『奇跡のクリームパン』の話は、有る意味で世にも奇妙な物語の雰囲気さえ感じるオチだったわけだが…
クリームパンerってなんだよ。クリームパンの為に電車を乗り継ぐのか…とか色々ツッコミどころしか無い。
とにかくポーズがやたら面白いとか色々と内容が濃かった。めっちゃクリームパン求めるんだなあっていうマニアの一行と、淡々と進める感すらあったレッスン生店員。
挙句の果てに奇跡のクリームパンにはクリームが入っていない、想像しろ!というのは…最終的に通い詰めて本を作って世界を統一とか言い出したからな…最初の変なポーズ含めある意味での宗教感があったこの話だが、オチが本当に宗教っぽくなるとは…
そして、この場にいる10人の声優と、3人のレッスン生。
全く整合性がない、オチもそんなにちゃんとない話…
なんだけど、これって話が進むと声優にとって必要な事とは?にまで繋がってくる。
『書く人の気持ちを声で伝えられるだろうか?』とか『無いものを想像して表現しよう』とかは、声優に必要な、演技の技能…スキルな訳で。
声優って、なんだかんだと演技な訳ですよ、やっぱり。というか当然であって欲しいんだけど…
この繋がりそうもない話が、そういう風に繋がっていくのが面白い。
『無いものを声に出すとあるように感じる』のは声優が如何に声だけでモノや状況、感情を伝えるのか…って所だと思うし。
そういうのが伝えられてこそ、多分ちゃんと声優なんだろうなあとか。
まぁそういう事を常に考えている変態が筆者な訳なので、「分かる!」「そやな!」という気持ちしか無かった。声だけで表現してこそ声優じゃい!
そんでもって、もう一つの共通点っていうのは『みんなで一つに向かう』っていう雰囲気。
ラブレターは『好きな人が全員一緒』で、
奇跡のクリームパンは『全員クリームパンが好き』で、
ここにいる13人は『声優として向かうべき所は一緒』みたいな構図。
まぁ現代の声優界的に、声優の向かう所が一緒なのか?という所に疑問を持ちたくもなる気はするけど、そういう事は今はやめておこう(
青春しようぜ!声届けようぜ!14人目はお前だ!という感じの終わり方に帰結していく今作だが、そこに対してのつながりが、バラバラなようで繋がってきて、その上で声優らしさを感じるところまで持って行ったのはすごいのでは?
声優は演技…声優は演技…(
演技の点に関しては、全体として普通に良かったと思う。
”素で演技しろ!”って矛盾なんすよね。そんでもって、無理にさせる必要性もないだろとか思う程度の。(ミュ~コミ+で意地でも素を出させたい吉田尚記と、絶対に素では演技しないぞという村川梨衣の攻防を思い出しつつ)
でもまぁほぼほぼ出来てたような感じが。まぁそれでも声優だなっていう発音の仕方はするんだけど。
チームリーダー安齋…紹介欄が安齋由香里、佐伯伊織って書いている時点でセンターなんだろうなあ…とは思ったのだが。
なんというか、やっぱり安齋ってセンター気質あるんだよなあとか。
まぁ安齋があそこまで怒る的なシーンは珍しい所あったので、おぉちゃんと出るなあ…とか思った。
リーダー安齋と、あなたの声で聞きたいのって言われて困惑したりしている安齋の所にある程度差を感じたのも良かったかなと。
リーダー安齋が、リーダーとして頑張ろうとしまくってるのと、二つの話を聞いてツッコんだり困惑している安齋って時系列が違うし、立場も違うから、ある程度の差がないとダメだと思うんだけど、そういうのはあったんじゃないかなと。
佐伯の方は…佐伯も中心に近い、まぁ2番目と言っていい役だった訳で。
『ラブレター』のやつは、最初の動きと躍動感と、それに合わせた声が、インパクトあって面白かったなとw佐伯って割と暴走しがちなキャラクターとかさせても強そう。それはアシュレイの時から思ってるけど。
安齋×佐伯の絡みの所が多くなっていって、色々この2人の関係性っていうのが見えてくるんだけど、ここの見せ方とか、絡み方が良かったなと。
この二人の関係性が良いのは、冒頭で全員が入ってくる場面で、安齋が最後に入ってきて、佐伯は席が隣で、手振り合ってるだよねこの二人。これだけで関係性示してるわけで。
そこからの終盤に向けての喧嘩の所はまさに切迫と言うか、ピリピリギスギスしっかりしてて、良いんだよなあって。キレがあるんだよね、佐伯の叫びは。いや、安齋もキレあるんだけど。
佐伯の立ち位置って割と今回の中でも難しかったと思うんだけど、ちゃんとこなしてたなあと。
話の軸は安齋なんだけど、話を動かすのは佐伯って感じだった。
他の方の話もすると…
ラブレターの話で特に印象に残ったのは園山ひかりと細田健太かなあ…
園山の「だって好きなんだも~ん!」は良かったと思うし、まぁこのラブレター4人組キャラ濃かったのもあって全員良かったんだけど、いいセリフ貰った園山が一番目立ったのかも。
あと細田健太。最高でしたね。アフタートークでモテないキャラが似合うって言われてたけど、まさにそうだと思う。全力で勘違いして全力で玉砕するポジションが似合いすぎる。
奇跡のクリームパンは4人全員なんだよなあ…
森田松岡清水小林全員はっちゃけてたからなあ、なんなんだあのポーズ、なんというか全員のイメージが強すぎて逆に個別で話しにくいんだわ…
松岡の声がすごい通るとかは思ったんだけど…でもそうじゃなくてだな…(語彙がない)
終わって最後の挨拶の安齋が「締まらねえなあ、安齋www」と言えて安心した。それでこそ安齋由香里みたいな所がある。(それで良いのか?w)
あ~結局安齋と佐伯の事しかほとんど言えねえな…(
〆
配信型の朗読劇ってどうなるんだろうと思ってたのだが、どっちかっていうと劇に近かったまである。でも、登場人物は本人だし、割と色々な試みをした感じがある。
照明、カメラ等を使いまくっての演出面でも、非常に効果的に使われていたこともあって配信イベントの面白さというのも感じたかなと。
こういう事務所での朗読系とかってあんまり多いイメージもないので(SMAとかはライブ的なマルゼノンがあるけどまた違うしね…)こういうのいいなあと思ったり。
3.0もやりたいみたいな雰囲気あったけど、そのときも配信してくれねえかなあ…
せめて行きやすいタイミングにしてくれねえかなあ…(大阪人が言うべきことではないんだけど…)
声優の皆様、スタッフの皆様、この様なご時世の中良いものを見させていただきました。
大変だっただろうなあ…という感じがすごくした…
あとPVAの方々、所属(預かり)になれるように頑張ってくださいね。
以上。