声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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【速報】ビジュアルアーツ、テンセントに株式譲渡(M&A)馬場隆博社長は相談役、新社長は天雲玄樹(丘野塔也)。ヘブバン、ノベルゲ、エロゲへの影響は?

おにじと申します。

 

この案件、全容を掴むのは不可能って感じで。

まぁ前から自身の身の振り方は一生考えていそうだった馬場隆博であるが、

visual-arts.jp

テンセントへのM&Aという形で、ビジュアルアーツは一つの節目を迎えるという展開になることとなった。

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ビジュアルアーツ、テンセントに株式譲渡(M&A

ビジュアルアーツは、これまでの体制から変更を行い、テンセント・ホールディングスの子会社となることが発表となった。

所謂M&A、株式譲渡の方法を取り、今回の形となっている。

visual-arts.jp

 

前述した通り、VA社長である馬場隆博は前々から身の振り方を考えており、その上でM&A系統も考えている素振りはあった。

これは馬場がもう高齢であり、VAの株はすべて馬場家保有という状況にあった模様である。

まぁ文字面だけを見ると、ビジュアルアーツ程の会社が中国資本に下るのかというような言い方は出来るのだが、まぁ馬場のブログを見れば、考えてのことであることは分かりはするとは思う。

 

端的に言うのであれば、

・『ヘブバン』が好調で33年のVAの歴史上過去最高の収益を上げていて絶好調

・馬場自身の寿命的な問題で引退、後継者もいないので会社を畳むしかない状況

・上場を目指す方法もあるが残り時間がない

・ので上場企業の親会社を持つことにした

・親会社候補の中からテンセントを選んだ

という感じらしい。

 

形式的にはM&Aなんとかみたいな中間業者等も通さず、私とスタッフが考え、ビジュアルアーツの未来にとって最も良い会社を選定してきたんだけど、なんといってもその基準は、ビジュアルアーツやKeyが「世界に通じるIPを創造する」と言う、コンセプトを生かせて、しかもできるだけわれわれのコンテンツや会社を愛してくださり、そしてグローバルな視点で、世界にコンテンツを発信できる企業さんであることだった。

 

そしてもちろん、最終的な選定は、当社のシニアクリエイターや役員たちが幾度もの面接を経て、勇気をもって行った結果なんだよ。
 
だから、自信を持って言える。これはわれわれの愛すべきコンテンツや楽曲たちが、私の死後も遺失や離散することなく効率的に管理され、会社が今までと何ら変わることなく続く状況をしっかり模索した結果、…ってことなんだな。

馬場自身は『ビジュアルアーツビジュアルアーツのまま(ここ大事)、これからもスタッフがやりたいことを続けていけることになりそう。』としており、このまま特に変わることなくビジュアルアーツは続くとしている。

待遇面での改善などは、最近のビジュアルアーツの求人などを見れば明らかであり、このあたりではメリットが既に出ているという言い方も出来るかもしれない。

 

やはり『ヘブバン』の功績は大きいようで、現状の軸はやはりヘブバンという形にはなりそう。

VAにおいての麻枝准の存在というのはなんなんだろうね。コイツ死んだり生きたりするじゃん(言い方)

なんだかんだ言っても結局だーまえみたいな所ある。それで良いのか悪いのか…(譲渡されたとして、今度だーまえが消えた場合VAもといKeyはやっていけるのか?という永遠の課題はありそうな気もせんでもないが…別にだーまえが安定しているかって言ったら全く安定していないしなあ…w)

 

また、新作のビジュアルノベル、アニメ、モバイルゲームの新作なども予定されているとのこと。

 

また、ビジュアルアーツ新体制は以下の通り。

 

社長(PN)
馬場 隆博(vavaしゃちょー)    退任 → 相談役
天雲 玄樹(丘野塔也)    新社長
 

執行役員(入社順:PN)
高橋 澄子(miriko)
岡本 学(魁)
前田 純(麻枝 准)
一ノ宮 知貴(藤井きゅん)
山田 耕輝(紺乃瀬那)

 

馬場隆博は相談役として残る形となっており、新社長には丘野塔也の名義で知られる、天雲玄樹が付くこととなった。

最近ではtone works系統でシナリオ書いてたりした訳だが…まぁこれで第一線からは退く形となる模様(退かずに書いてるすかぢってなにやってんだアイツ)

 

テンセント・ホールディングス is 何?って話だが、テンセントを説明するのは無理な気がする。

中国広東省深圳市に本拠を置くバカデカ会社。

中国企業なのかどうかは結構微妙だったりする。ナスパーズが主要なので、南アフリカ企業と言った方が正しい気もするが…でも本拠地はやっぱり深センなので…う~ん、どうなんでしょう。この辺りの表現、気を遣う(

 

LoLのRIOTも、Unreal EngineやフォートナイトのEpic Gamesも、クラッシュ・オブ・クランのスーパーセルも全部ここの子会社になっている。こわいね。

天下の任天堂も連携しているし、他にはソニー・ミュージック、SACRA MUSICスクウェア・エニックスDeNAセガ、このあたりも提携対象。

日本エンタメ系統で、VAに比較的近いので言えば、マーベラスが2020年に資本連携をしている。

ソシャゲなら『NIKKE』が最近は有名?

 

なお、Keyのツイートの引用に中国人ツイートがあるが、大半はテンセントを選択したことへの落胆の声が大半であるのが現実である。

テンセントは確かに最大の会社であるし、資本力はガチだし、本当に買いに買いまくっているし、現状は比較的口を出していない方ではあるのだが、それでも良い噂ばかりではないというのが現実である。

まぁソシャゲそもそも搾り取り過ぎだしなここの奴。

まぁでも、それ言い出すと割と大半テンセントになりつつあるから、あんまそういう意味では変わらんのかもしれんが。

日本的には『ポケモンユナイト』のトラウマが大きすぎる部分はあるのかもしれない。

あと『聖闘士星矢 ライジングコスモ』とか…あと…(

 

まぁ親会社が出来るということは、金的なメリットはあるが、それ以外にデメリットが存在するのはどんな親会社であっても当たり前の話ではあるし。

現状まだ買いのフェーズを続けているテンセントは口出しは比較的少なめではあるとは思う。(というか最近の買収、テンセントかネットイースかどっちかみたいな所ある。やりすぎだろコイツら)

xtrend.nikkei.com

まぁ太い親会社であることには間違いないので、そういう部分では間違いではないと思う。

というか、今この瞬間にこのM&Aが成功か失敗かを言うのは無理。

このムーブがVAを終わらせる一手なのか、続かせる一手なのかは分からないが、まぁVAは結構色々やっている割に資本的にギリ感は半端なかったので、こうするくらいしかなさそうだなあと思いはする。

まぁやっぱり中華だから。それこそVAはビジュアルノベルにおいての文章表現が大切ではあるので、そういう所においての不安はつきまとい続けそうではある。

 

ま、少なくとも馬場隆博は売るのが上手い。売るタイミングも上手い。最後まで上手だった。売った相手が正解かは分からないけど。

 

SteamじゃなくてEpicからPC版が出たらダルいなあとは思う。(思うか?)

 

 

今後のVAくんは?

結局『ヘブバン』で売ったようなものなので、本当に継続的にビジュアルノベルすら出るのかは正直な所分からない。

正直、エロゲ会社出の所の「作ってます」「予定しています」なんて何のアテにもならないことが歴史が証明している(その中でもVAは比較的信用が出来ると思いますが)ので、すべてを鵜呑みにしていいことはない。

というか、これはM&A系統、譲渡系統すべてに言えることである。

『PRIDE』でさえ譲渡されて一度も開催されないんだから、何もわからない(なんでここで出てくる例が格闘技なんだよ)

 

とは言え、現状、今この瞬間においてはビジュアルアーツは変わることはないとしている。

少なくとも、今回の経緯を見れば考えなしに売ったということはないし、ちゃんと考えて売っている。そのうえで、テンセント傘下はあまりにも多すぎる為、成功例と失敗例が転がりすぎているし、母数が多いから失敗例も多くてそれが目立っている部分もあるとは一応言っておく(それでもテンセントを信用しろとは筆者は言えない)

とはいえまぁ、テンセントって上記の通り、提携とか言い出すとキリがなく『テンセント』の文字だけでアレルギーを起こしていると何も出来なくなりかねないので、まぁ今後の動向を見ていくしかないかなと。

 

少なくとも原状の内部のメンツはあくまでもビジュアルアーツメンバーであることは明らかだし、いくつかの企画が進んでいることも間違いない。

ある程度は安心できるような気もする。

 

まぁテンセントがどれだけ『ヘブバン』以外のVAがの活動に興味があるのかに尽きる気がする。まぁそりゃあ最初はやらせてくれるでしょうけど、そこからはどうなんですか?という話はM&Aとか、買収系統ではよくある話ですから。

幾ら内部が内製であっても、子会社になったことは事実なので。しかも100%子会社となれば尚更である。

 

まぁテンセントのグローバルはガチではあるので、今後のIP運用的なメリットとか、なんて言っても太い親会社なので、悪いことだけではない。良いことは間違いなくあるとは思うが…どうだろうw

どっちにしろテンセントも中華抜けしないと潰される運命なので、そういう所含めてまぁ中華的な影響がどうなるかみたいなのはそういう所もあるんじゃないのかね…

現状でどうこう言えなさすぎる。まぁでもコレで消えていったら「ほれ見ろ」って言っていいとは思うよ別に。

 

 

あ、エロゲはそもそももうVAにいません

ここで根本的な勘違いの所を最後に。

この案件において、エロゲへの不安が広まっているのだが、まぁそもそもVAにもうエロゲがいない。

 

まぁ、もしいたとしても、最近ビジュアルアーツはほとんどエロゲなんか作ってないんだから、何の影響もない。

最後にVA系列がエロゲを出したのは、『星織ユメミライ Perfect Edition』(2021)、新作という意味では『月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow』(2020)まで遡る必要性があり、そもそもエロゲを出してない。

あ、そう言えば『アインシュタインより愛を込めて』(2021)はVAだったか。俺が一番好きなエロゲですけども(

 

すっかりVAはエロである必要性がない会社になっているのは明らかで、もう全年齢しかやっていなかったし、エロゲと呼べるエロゲもほぼ出していないのだから、何を気にする必要があるのかって所は正直ある。

SAGA PLANETSビジュアルアーツを『金恋GT』前に抜けており、まともなエロゲブランドなんてtone work'sくらいしかなかったんだから。そのtone work'sも久しくエロゲを出していない。

なんならtone work'sは『星織ユメミライ Perfect Edition』発表の時に新作を匂わせていたのだが、3年くらい音沙汰なし。もう死んでるようなもんである。

 

という、物理的に死んでいることを示した上で、tone work'sとかのVAのアダルト部門は昨年に新規会社イープロダクト株式会社に移管されている。よって、もうVAのアダルト部門はVAのアダルト部門ではない。イープロダクトのモノである。

gamebiz.jp

官報を見る限り場所は同じだったのだが、どうなっているのか。

 

イープロダクトについて分かっていることは正直クッソ少ない。

前述した2023年抱負記事にて、イープロダクト株式会社は無事スタートしたとされている。

 

visual-arts.jp

補記1

成人向けコンテンツのイープロダクト株式会社は無事スタートし、ビジュアルアーツは全年齢コンテンツだけの会社としてリスタートした。これにより外部ブランド機能もイープロダクトが継承することになった。

 

あと、tone work's系やFrill系のディレクターやシナリオを務めたりしていた白矢たつきがどうも移籍しているらしい。

 

 

あと、当ブログでも記載したが、昨年にGLOVETYでディレクターをしていた志水マサトシはGLOVETY新作を新島と作っているとしていた。

もう一年経ってるけど、どうなってんだろうなコレ。まぁGLOVETYも変な形してるのでね。

 

まぁゴタゴタしてたのは事実だと思われ、一応イープロダクトのTwitterもあるんだが、RTしてるだけでまともに動いているとは言えないし。

まぁ始動はしたとは書いてるので、動くとしたらこれからなのかもしれんが…どっちにしろあんまり期待するのはそもそもの近年のVAのエロゲの動きを見ているとした所で損をするだけまであると思う(というか近年のエロゲ業界がVAにほぼ頼っていない)

 

 

時代だなあとは思う

しかしまぁビジュアルアーツも子会社の時代である。

leafアクアプラスも昨年に株式会社HIKEの子会社に。

フロントウイングブシロードの子会社に…と考えるとね。(今日新作ようやく発表あるみたいだが、それがブシロードのイベントってのがなんともねえ)

 

まぁ動向を見守っていくしかないだろう、現状は。

 

以上。