おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
というかめっちゃでかいんだよな今回の買い物。
ということで、今回はグラボを買ったので、せっかくだから軽めにはスペックどれくらい出るのか、という検証。
ちょっと前のパソコンで、グラボでアップデートしたい人とか、どうぞ。
買う動機
筆者は、TSUKUMOのBTOパソコン『G.GEAR』を使用している。
ざっくりとした購入当初のスペックはこんな感じ
CPU:intel i7-7700
メモリ:16GB(メーカー忘れたわ)
GPU:NVIDIA Geforce GTX1060 3GB
SSD:Sandisk SATA 480GB
HDD:TOSHIBA 1TB
電源:Seasonic 650W(GOLD)
もう結構前のパソコンで、当時は普通にミドルスペックくらいの性能はあったのだが、今となっては古くなってきた。
と、言いつつ結構色々と換装したり、追加したりすることでこのパソコンを長く使っていこうということをやってきた。
一部は記事にしたりもしたのだが…
この他にもSATA SSDを追加したり、HDD追加したり、メモリを32GBに換装したり、色々やってきて、普通に今も使えるパソコンには出来ているのだが。
ただ、ちょっとグラフィック性能が厳しくなり始めていた。
ZOTACのGTX1060 3GBは当時でもミドルスペックとしてはちょい下くらいの感じであった。
まぁ今も設定とかをかなり下げれば動くっちゃ動くのだが、最新のゲームの動作が60FPSすら切ってしまうような状態というのがあった。
これはまずいということで、今回はグラボを購入しようということになった訳だ。
正直、CPUのボトルネックという所が気になる所ではあるが、今後CPUも変える…というか新しいPCを買ったり組んだりするときにも使えるかなということもあり、踏み切れた感じ。
そんでもって、グラボは長らく仮想通貨マイニングの影響もあり高値が続いていたが、ようやく適正値に少しずつ落ち着きつつある。だが、今度は円高が来ており、これでまた上がるかもしれないなって事で、このタイミングで行くしかねえ!と。
まぁ色々あって今回はRTX3060を購入した。
お財布との相談で、これくらいが限界みたいな所もあり、ちゃんとレイトレーシングもあるし、DLSSも付いているし、基本的にフルHDで60FPS出てくれればモニター的にも問題はないので…という感じで。あとはもうちょい安くなれ、と数週間待っての購入でした。
さっさと開けようね。開けるから…(
開封
ということでパソコン工房から来た箱。
久しくパソコン工房の店舗にも行けていないなあ…
日本橋のパソコン工房、なんだかんだアニメイトの反対側のイメージ未だにあるかも。(だいぶ前に手前に移転したし、そこからあそこもK-BOOKSになったりして今カードゲームのなんかだっけ…?)
厳重なクッションに覆われての箱が登場という形。
こちらが箱。かっこいい感じの箱になってる。製品保証シールとBCNアワードのシール貼ってる。
開けると封筒があって、本体がガジェット系でよく見る袋に入った本体が。
中身、本体と紙2枚。シンプルである。
じゃあ外観をチェック。
2連のファン。結構細いのがたくさんあるタイプのファン。曲線だし。みっちり感があるというか。(もっと一個一個がデカいのもあるよね)
これはTORX FAN 3.0って言うらしい。効率良く風圧が出ると。
そんでもって、負荷がかかっていない時はファンが止まる機能もしっかりとついている。ZERO FROZRって名前付いてるらしい。
ファンの所にはmsiのロゴが入っているだけで比較的シンプルではあるけど、全体的に造形割と凝ってるし、結構かっこいいんじゃないでしょうか。
裏面もしっかりバックプレートで覆われている。これもシンプルだけど、その中にもしっかりデザイン性はあるし、派手派手じゃないのも良いと思う。
まぁ、msiと言えばのドラゴンはいるけど。でもシンプルドラゴン(シンプルドラゴンって何?)
サイドはこんな感じ。見てわかるけど、まぁ光らないタイプの奴。
そんでもって割と薄いというのも分かる。2スロットに収まるサイズで、ケースに困らなさそうな気もするよね。
補助電源は8pinが1個となっている。
スペックはmsiのHPよりこんな感じ。
製品型番 | GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC |
---|---|
搭載GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 |
インターフェース | PCI Express® Gen 4 |
コア数 | 3584 |
コアクロック(MHz) | Boost: 1807 MHz |
メモリタイプ | 12GB GDDR6 |
メモリスピード | 15 Gbps |
メモリバス幅 (bit) | 192-bit |
HDCPサポート | Y |
消費電力 (W) | 170W |
補助電源コネクタ | 8-pin x 1 |
推奨電源ユニット容量 (W) | 550W |
カードサイズ (mm) | 235 x 124 x 42 mm |
重さ (g) | 675 g / 1030 g |
DirectX対応バージョン | 12 API |
OpenGL対応バージョン | 4.6 |
最大同時出力画面数 | 4 |
映像出力端子 | DisplayPort x 3 (v1.4a) / HDMI x 1 (Supports 4K@120Hz as specified in HDMI 2.1) |
VR Ready | ◯ |
G-SYNC™ technology | ◯ |
Adaptive Vertical Sync | ◯ |
最大画面解像度(デジタル) | 7680 x 4320 |
換装
ということで、換装していこう。
こちらが追加、換装を繰り返しているTSUKUMOのBTOパソコンの中身です。
なんかもう大衆に見せられるものじゃないだろって感じですいません。
こちらに刺さっている、何も書いていないグラボがGTX1060 3GB。正確にはZOTACの奴。
これは6pinで動いてたんだよなあっていう。
結構ロック外すの苦労しましたが、この辺は他の換装
外すとこんな感じ。ZOTAC GTX1060 3GB mini。1ファンの物となっております。
この時代はDVI端子もついていたというね。
バックプレートもないシンプル設計。いや~5年近くずっとよく頑張ってくれたと思います。
ということで、抜いた所に今回の『GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC』を投入。
2連だからそりゃ元々のよりはデカい。けど薄いよね普通に。
これで8ピンを接続。なおこの8ピン接続が一番手間取った模様。
まぁこんなところ普通には手間取らないんですが、8ピンって、接続するケーブルは6ピンに2ピンをくっつけて8ピンにするっていう感じなんですけども。
この2ピンが結束バンドで完全に固定されておりまして…w
BTOパソコンの良い所でもあるんですけど、こういう時は障害になりえたっていう。
なんなら切る時に2ピンの片方が抜けかかりまして…これ大丈夫かよと思いながらケーブルを戻したんですけども…(
ということで、動かしていきましょう。
動作・ベンチマーク
ということで動作。
全く同じドライバーでしたが、なんだかんだもう一回アップデートさせられたり、Windows Updateでも来たりしたので、本当はやっぱドライバは消したほうが良いのかもしれない。まぁでも大丈夫でしたよ普通に。
ちなみに『MS Center』っていうソフトが使える。これ多分マザボとかもMSIだともっと色々出来るんだと思うんだけど…w
HWiNFOで出すとこんな感じ。
ちゃんと認識されたのでOKって感じ。
じゃあ、まぁそれなりにちゃんとベンチマークとか取っていきます。
あと、筆者がグラボ買い替えようとなった原因である『F1 22』のベンチマークとか動作も確認した。
・FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
・ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
・3D MARK
・EA SPORTS F122
比較としてはGTX1060 3GBでも同じように取っておいたのでそれで。
i7-7700でRTX3060という組み合わせでどうくらいのスコアが出るのか、注目したい所ではあるよね。
あっ、筆者フルHDしか持ってないので、4Kのベンチはないです、すまんな。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
まずはFFXVベンチ。
フルHD高画質
1060 3GB - 1991(動作困難)
3060 - 7908(快適)
めちゃくちゃ差が出た。ここまで出るとは思わなかったレベルで出た。
1060 3GBでは60FPSも出ないっていう。3060だと普通に100FPSとか出る。
まぁそれでも結構流動的で60FPSくらいまで下がる所も存在するんだけども。多少の不安定さは7700が足を引っ張ってる気はする。
この時点で変えてよかった感は出た。めちゃくちゃ快適になりそう。
フルHD標準画質
1060 3GB - 4020(普通)
3060 - 9342(とても快適)
標準にすると1060側が結構盛り返してくる所があるが、それでもまぁこれだけの差が出てくる。
というか高画質でも100FPS動いていることもあるしね。
フルHD軽量画質
1060 3GB - 5743(やや快適)
3060 - 10303(とても快適)
これでも5000差あるって考えると相当だよね。
とは言え、1060の上がりっぷりを考えると、3060が緩やかではあるので恐らくだけどこの辺はCPUが足引っ張ってるんだよなあって感じはする。
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
続きましてFFXIVベンチ。
こちらは一応さっきのFFよりも軽量なので、どっちも数字は良くなるはず。
フルHD最高画質
1060 3GB - 4499(普通)
3060 - 13749(とても快適)
こっちの方が差が出た。
軽い所なら3060はめちゃくちゃFPS出てたし。ただ重い所では普通に60FPS切る所すらある所があるので、そんなもんかとも思ったりはした(
フルHD高画質
1060 3GB - 5384(普通)
3060 - 14006(とても快適)
最高画質と高画質そんな変わらんね両方。
フルHD標準画質
1060 3GB - 11346(普通)
3060 - 14888(とても快適)
急に1060がめちゃくちゃスコアを伸ばした一方、3060はそこまで全体的に変わらなかったのだが、これはCPUのボトルネックかなあって感じがする。
3D MARK
これはまぁちゃんと色々と詳細なスコアが出るので、スクショ全部貼る感じにしておく。
3DMARKはCPUとGPU両方をあわせての感じになるので、ボトルネック含めてどんな感じになってるかは分かるのかなと。
1060 3GB - 862
3060 - 7250
こんなに違う?ってくらい違う。
というか1060 3GBの方が低すぎる気もするんだけど。
まぁ7250に3060が留まっているとも言えるんだけど、これはCPUのせいですねどう考えても。
でもなんかこう、3060にするとCPUのスコアも上がったのはなんなんだろうね。
EA SPORTS F122
レースゲーであるF122。レイトレーシングにも対応しているので、レイトレでどれくらい変わるかもこれで見れたら良いのかなって感じで。
1060はレイトレーシング使えないのでテンプレごとに。
3060はレイトレーシングのオンオフをしながらなのでちょっとややこしい。
スクショをミスらないかとか不安だもの。
超高→ハイ→ミディアム→ローって感じのテンプレです。
あと、どうもアンチエイリアスの設定を1060は若干落としてたっぽいので微妙に平等じゃなくなってるのはマジですまん…(
超高
1060(レイトレーシングなし)
最低FPS:26
平均FPS:37
最高FPS:44
一番高いから仕方ないんだけどこの重さである。びっくりするくらい重い。
44FPSしか出ないとまでは思わなかったよ。最高でも。
3060(レイトレーシングなし)
最低FPS:72
平均FPS:96
最高FPS:117
レイトレ無しの3060、超高でもサックサクに近かった。平均でも100FPS近いし。
一番下でも72FPSとなれば余裕で動かせるなと。
i7-7700でもこれだけ出るってことは、もっと良いCPUならもっとサクサクなんじゃないだろうか。(ヌルヌルって言った方が良い?)
3060(レイトレーシングあり)
最低FPS:33
平均FPS:53
最高FPS:62
レイトレ、クソ重いやんけ!
F122のレイトレーシングはハイとミディアムが存在するが、基本的にはこの調査ではハイで設定している。
レイトレがなければ、あれだけめちゃ動くのに…w
レイトレにも項目設定があったり、ハイミディアムはあるので、その辺を駆使すればもう少しマシにすることは出来る。
まぁこの辺は3060の問題なのか、CPUが足引っ張ってるのか…
CPUの部分は結構ありそう。割とほぼCPUが100%張り付くので…
ハイ
1060(レイトレーシングなし)
最低FPS:40
平均FPS:52
最高FPS:60
1060だとハイでもこれくらいの数字しか出ないっていう悲しさ。
60FPSは流石に出て欲しい所があるよね。
3060(レイトレーシングなし)
最低FPS:86
平均FPS:104
最高FPS:121
F122のゲームの奴、思ったより設定でFPSがどっちでも劇的変化しない所ある。
とは言え平均が100FPS超えるっていうのは良いよね。
CPUが足引っ張りながらコレだし。
3060(レイトレーシングあり)
最低FPS:44
平均FPS:58
最高FPS:70
レイトレ、ハイだと重いのでミディアムにしてあげるべきかもしれない。
ちなみに、デフォルト設定でレイトレーシングがオンになるのは超高だけっぽい。
ミディアム
1060(レイトレーシングなし)
最低FPS:64
平均FPS:82
最高FPS:91
1060でもこのへんで安定して60FPSを完全に超えるようになってくる。
これくらい動いてくれれば問題ないよねって感じではある。
3060(レイトレーシングなし)
最低FPS:86
平均FPS:113
最高FPS:134
最低FPSが変わらないっていうのは、下げてくるとCPUのボトルネックって出てくる気もする。とは言え最高はしっかり上がってる。
ただ基本的にこのベンチマーク、凄くFPSは上下する(勿論車の台数によっては下がるのは当たり前なんだけど)ので、この辺りはCPUなのかなあと。
3060(レイトレーシングあり)
最低FPS:58
平均FPS:78
最高FPS:90
この辺になってくると、レイトレつける意味あるのかって話だけど。
とは言え、ちゃんと動くレイトレって感じ。勿論ミディアムにするとハイでもこれくらい出る気がする。
ロー
1060(レイトレーシングなし)
最低FPS:73
平均FPS:90
最高FPS:107
3060(レイトレーシングなし)
最低FPS:87
平均FPS:113
最高FPS:129
ミディアムから変わってねえ~!ってなったので恐らくCPUボトルネックです、完全にボトルネック。
ということで、ベンチマークはこんな感じだった。
FFXV | 1060 3GB | 3060 |
---|---|---|
高画質 | 1991 | 7908 |
標準画質 | 4020 | 9342 |
軽量画質 | 5743 | 10303 |
FFXIV | 1060 3GB | 3060 |
---|---|---|
最高技術 | 4499 | 13749 |
高画質 | 5384 | 14006 |
標準画質 | 11346 | 14888 |
3DMARK | 1060 3GB | 3060 |
---|---|---|
Time Spy | 862 | 7250 |
F122 | 1060 3GB | 3060 |
---|---|---|
超高(レイトレ無) | 26-37-44 | 72-96-117 |
超高(レイトレ有) | - | 33-53-62 |
ハイ(レイトレ無) | 40-52-60 | 86-104-121 |
ハイ(レイトレ有) | - | 44-58-70 |
ミディアム(レイトレ無) | 64-82-91 | 86-113-134 |
ミディアム(レイトレ有) | - | 58-78-90 |
ロー(レイトレ無) | 73-90-107 | 87-113-129 |
やはり3060の方が当たり前だがどう考えても良いのは間違いないのだが。
一番設定高い所から、一個下げる所くらいが一番動きが良さそうだった。
というか、一番下にしての伸びが低い。
これはやっぱりCPUが足引っ張ってるんだろうなあという感じ。
とは言え、普通に今の重いゲームも普通にしっかりと動くので良い感じではあると思う。
とは言え、やっぱりレイトレーシングって割と違う。
こっちがレイトレーシングなし(1060)で、
レイトレーシングあり(3060)。
テクスチャの描かれ方もそうだが、影の部分や反射の部分が大きく変わる印象がある。
めちゃくちゃ反射の所が凄いしっかり出るし、影の所がやっぱり凄い。
こういう所の反射って、別に気にしてなかったけど、あったりすると凄いねえってなる。
こういうレイトレーシングもある程度はしっかりカバー出来るミドルレンジのRTX3060。
ただまぁ結構2ファンでもF1ゲームだと唸るんだけど。その辺はちょっとうるせえなってのはある。
とは言え、ようやく5万を切り始めたし、これから円安で上がる可能性も考えると、今くらいが買い替え時かもしれない。
CPUボトルネックあったとしてもこれくらい出てくることを考えると普通に良い感じじゃないかなって思うんだけども。
グラボの方色々と考えてみてはいかがでしょうか。
以上。