声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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ブレーキングポイント復活等、ボリューム増加で楽しみやすさアップ。『EA SPORTS F1™ 23』レビュー。

おにじと申します。

 

今回はゲームファーストインプレッションということで。

毎年恒例、F1ゲームレビューである。

これで4本目になるらしい。

 

oniji.hatenablog.com

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ということで『F1 23』のレビューをしていけたらと思う。

ブレーキングポイントが復活!

今作の大きな目玉としては、『F1 2021』で搭載されていた『ブレーキングポイント』が復活すること。

ストーリーモードであるこのモードは、今作の挙動に慣れながら、割としっかりとしたストーリーを見ることが出来る前回の時結構好評だったモード。

EAはこういうストーリーモード、結構好きな所もあるし、今作は更に動画パートとかのクオリティが向上している感じがした。最近のスキャン能力すげえな。

 

今作は、前回のブレーキングポイントの続きであり、主人公であるエイデン・ジャクソンが、架空の新チーム『コナースポーツ』に移籍して、ライバルで犬猿の仲とも言える2019が初登場の長寿悪童キャラ、デボン・バトラーとチームメイトとなり、話が展開されていく。

 

また、前作で登場し引退したキャスパー・アッカーマンも登場したり、デボンの父であり、バトラーグローバルとかいうのをやってて金持ちのダビドフなどの新キャラも多く登場。

インタビューも挟まったりするので、非常にネットフリックスのF1のアレっぽさもある(意識してるんだと思う)

 

またドライバーとして、女性ドライバーキャリー・メイヤーという女性ドライバーが登場したりもするし、結構色々と展開がある。

なお、今回のブレーキングポイント、実在してウィリアムズで開発ドライバーをしている、ジェイミー・チャドウィックも開発に参加している。

 

まぁ所謂海外映画的なやりすぎな部分もなくはないし、海外ゲーあるあるの、不自然な日本語翻訳があったりはするのだが、それでも完成度は今作も高そう。

実際にF1もフィクションの映画作るみたいな話あったりするけど、こういう感じの話になったりするんだろうか。

 

2021より動画パートのクオリティ高いんだよな。

あと、新規チームのコナースポーツ、これまでのF1ゲーに出てきた架空のスポンサーロゴがけっこうついてたりしてて、長くやってると親近感が湧くかも。

しかしまぁ、バトラーのパパが金持ちで、自分でチーム作ったって今作初めての要素なのに、なんでバトラーのパパが金持ちであることに全く違和感を持たないんだろうな、バトラーってすげえよな、2019からここまで出てるの…w

 

 

今作もモデリングはいい感じ

今作も、F1のそれぞれのモデリングのクオリティは高そうな感じ。

開幕時点の造形って感じではあるので、今のアップデートに対応していない部分は普通にあるんだけど、それでもそれぞれのクオリティは高いなと思う。

 

だからまぁ、メルセデスはまだゼロポットだったりする。前作はアストンマーティンレッドブル化する前になってたりしたわけだが、それと同じ感じかなあと。

まぁ細かい所で違う部分とかはあるとは思うのだが(そういうMODが毎度出るので)、基本的には問題のないクオリティしてるんだよな毎回。

 

ちなみに、初回のバージョンのパフォはこんな感じ。

アルファタウリ最下位で草。でも開幕は絶対こうだったんだよなあ…

 

タイヤのモデリングとかも、結構色々と出たりしてて、いい感じだなと。

 

 

ドライバーモデリングがかなり改善

もう一つ気になるのは、ドライバーの方のモデリングである。

結構ドライバーによってばらつきがある感じもしたこれまでのF1ゲームだが、かなり全体的にクオリティがアップした印象。

もしかしたらスキャンとかしっかりしたのかもしれない。各ドライバーの顔のクオリティがかなり向上しており、顔のバランスとかがリアルに近づいた印象。

 

ルーキーであるサージェントとか、デフリースもかなりいい感じだしね。(ピアストリが若干いまいちかも)

 

ルクレールとかめちゃくちゃやっぱイケメンだなあってなるし。

 

あと、登場以来ずっと顔が微妙だった角田もかなり良くなった印象で、明らかにモデリングが変わったのが分かった。

クオリティが相対的に低いと思ったのは周とサインツかな。前作からあんまり変わってないというか。

 

こちら、F2ドライバーとかもあるのだが、やっぱりF2は若干クオリティダウンするかなと。やっぱりF1ドライバーはスキャンとかしてるのかもね。

ちなみに岩佐はこんな感じ。似てるとは思うんだけど、なんかデカいというか、バランスが若干怪しいんだよな。でもF2ドライバーまでモデリングしっかりしてくれてるの好き。若干誇張した感じになってるのとかが多いんだけど。

ちなみに昨年のチャンピオンのドゥラゴヴィッチはこんな感じ。もうちょいカッコいいだろ(

 

 

新コースと旧コースが入っている仕様は継続

今作は26コースが収録されている。

コロナがあった2021以降、過去作で登場した一部コースが継続収録されたりしている訳だが、今作はリアルで行われる23コースと、過去コース3コースという感じ。

今作からの追加はカタールとラスベガス。

カタールは2020シーズンかに一度やっているのだが、ゲームには初収録。どちらかというとMotoGPの開幕戦のイメージが強いロサイル。

ラスベガスは今年唯一の初開催であり、大きな目玉と言われている注目のコースだ。

 

過去コースとして、コロナ以降一度も開催されていない中国、今年はスケジュールから外れたフランス、便利屋として使われているポルトガルが収録されている。

 

 

F1 WORLDなるモードが追加

今作は、F1 WORLDなるモードが追加されている。

これは、前作における『F1ライフ』の派生って感じだと思う。

 

前作においては、なんかスーパーカーとか、服、インテリアとかの方向性があり、なんでそんなForza HorizonみたいなことF1でやろうと思ったんだって感じだったのだが、今回はよりF1にフォーカスしたモードにブラッシュアップされている。

 

色々なミッションみたいな物が用意されていて、それをクリアしていく必要性がある。

 

AIやオンラインで、自分のマシンを走らせていくことで、そのマシンの開発とかが出来るようになったり、スタッフを雇ったり出来るみたい。

 

こういうので、また違う楽しみ方が出来るようになっている。

最初はポンコツマシンな訳だが、それを強くしていく…みたいな長いスパンで出来るモードで、マンネリ化とか飽きが来ないように努力しているモードなのかもしれない。

まぁ定着するかどうかは分からないけど、そういう新しい遊び方を増やすのは悪いことじゃないからねえ。

 

既存モードは基本的に変わってなさそう

メニューの構成とかが変わって、普通のグランプリとかタイムトライアルとかがF1 WORLD内に入ってたりと若干ややこしくなっているが、基本的に既存の機能というのは変わってなさそうな感じ。

 

キャリアのマイチームとかもまだ若干触っただけだが大きな変化は存在しなさそうだった。

まぁマイチームで選べる昔のドライバーがまた増えてたりはする。

 

なぜかマルドナード師匠が追加されていたり。なんでマルドナード追加されたんだよ、面白いけど。普通にウィリアムズ最後の勝利ドライバーだからね、師匠。

 

あと可夢偉も追加されていたり。なんか肌やったら黒いけど割と似てる。F1現役時代の可夢偉寄りだけど。

 

ハッキネンとかも増えてる。これはちょっと今の太ったハッキネンに寄ってる気はするけど。

 

改悪ポイントも存在。なんかタイムトライアルドライしか出来ない。

前はウェットも出来たはずなのだが。このあたりはフォーラムで訴えていけって感じではある。ちゃんとオンラインとかでセッティング出したい場合困るだろうからね…

 

 

挙動は楽になった気がするけど…

今作は、発売前から所謂トラクションの部分が改善されることが予告され続けてきていた。

これは、前作『F1 22』は過去作の中でもかなりアクセルコントロールがシビアで、スピンをすることが多かった。流石に滑りすぎだろみたいなことは言われていたとは思うし、実際難しい部分があった。

この声に応えた形なのか、これは予告されていたわけで、ということは全体的な挙動としては楽な方向性に振られたと考える所である。

 

実際、これはBetaを触ったときから思っていたが、トラクションの部分の改善は明らか。

明らかに踏めるようになった印象で、例えばトラコンをミディアムにしてたら、まぁ基本回ることはないだろいうってレベルだと思う。(フルならもっとそう)

トラコンをオフにしても、かなり限界値みたいなものは高くなった印象があり、踏んでいける印象がある。低いギアの方が許容値は低いので、特にトラコンオフの場合は、2速3速とかは気をつけないといけないことはいけない。

 

あと、これはBetaのときはそこまで思っていなかったのだが、今作ブレーキの難易度が上がっている。

単純に言うなら止まりにくい。ダウンフォースが抜ける感じがあって止まらないんだよなあ…

ビッグブレーキングとかで特に感じる。上手く止めてあげる必要性があり、これはトラクションが簡単になったのでバランスを取った部分もありそう。

 

挙動としてはよりなめらかになった印象で、割とラインの自由度も高め(ちゃんとスピードを落としてあげれば)

あと、滑った時のカウンターステアが効きやすくなっていて、ちゃんとカウンター当てればスピンを回避できることも増えた印象。

全体的に言えば易しくはなっている。ただ、その中でもちょっとした難しさは偏在してる感じ。すごいゲーム的になったと思われそうだけど、そこまでじゃない部分も割とあるんじゃないかなと。

 

 

サスペンションのセッティングが細かくなった

今回もセッティング面若干刷新が入っている。

基本的には変わらなかったが、サスペンションの項目と段階が増加した。

前はダウンフォースの段階が増えたりしていたが、この辺が毎回進化してたりはする。

昔から弄れる項目は多いんだけどね、さらに改善されている所はあったりする。

 

 

35%の長さが追加・赤旗復活など

レースディスタンスの選択肢が増えた。

以前の25%と50%の間に35%が増えたのである。

若干短い感じもあった25%だが、若干増えた35%は結構ちょうど良い長さなのかなって感じがする。

ただ、これ何故か25%で今まで出来たSCとかができなくなっていて、35%以上じゃないと駄目になってるのは改悪だと思う。

25%でやりたいこともあるから…これはフォーラムとかで言っていけば良いかも知れないなあと思っている。

 

また今作から、久々に赤旗が復活した。

コドマスのF1ゲームにおいて、昔は存在した赤旗なのだが、一時期からなんかそういや消えていた。

赤旗はSC以上の状態で発生して、そこからタイヤを変えることが出来て、スタンディングスタートという流れになる。

ただ、この赤旗関連まだバッグバグも良い所。F1ゲームにおいての新要素はバグを作るものみたいな所はコドマス時代からあるのだが、まず赤旗になる基準がガバガバすぎる。めちゃくちゃ簡単に赤旗になってしまう。もうちょっと厳しくて良いんだよな(

あと、何故か赤旗になって全部の差がなくなっているのに、レース後元々の差と今の差を足し引きして順位を決めてしまう。所謂大昔のF1にあったりした2ヒート制みたいな形になってしまっている。まぁこれも多分アプデで治るとは思うが、コレに限らず相変わらずのバグゲーではある。これはもう毎年のことなのだが、なんでこれ作ってる時に気づかねえんだよって思う。

クローズドBetaでは赤旗要素はテストされてなかった気もするので、せっかくベータやってんだからさあって思いはあったりする。

 

また、細かい所でいうと、接触系の設定の中に『一周目のみ接触オフ』というのが追加された。

これオンラインとかでは使いやすそう。一周目ってかなりごちゃごちゃになって、一周目でクラッシュしてレースが終わることも多い。

そういうのを回避できるような設定が出たっていうのは良いことだと思う。

 

 

相変わらずのバグゲーではあるが、前作より向上している部分は多そう

ということで、ざっくりF1 23のゲームのファーストインプレッションを書いてみた。

全体的には、ブレーキングポイントの復活や、新モードの追加、挙動がわかりやすく比較的なったこととか、レースディスタンスとか赤旗とか、遊び方としての幅が広がった感じがして良い感じ。

モデリングとかのクオリティとかも良くなっているし、前進はしている。

ただ相変わらず初期バグの多さとその致命的感はいつものF1ゲーだなという言い方も出来る。

誰か気付けよwって毎年思うんだけど、なんで毎回一個はそういうバグ出てくるんだよw

 

まぁアプデで致命的なバグは割と消えるんだけど、謎バグって最後まで残り続けるっちゃ残り続けるからなあ…

まぁそれでも今作は割と楽しめる方になっている気がするので、それなりにおすすめはしておきたいと思う。

 

以上。