【追記】
長谷川育美の名鑑は2021年版があります。
こちらもご参照のほど。
ちゃろ~、おにじです。(激寒)
おにじ声優名鑑シリーズの時間です。
https://twitter.com/i/events/1026504183606784001?s=13
筆者は基本的にある程度の実績と期待を持たないと推したくならない慎重派ですが、
年一くらいでそういうのすっぽかして推したくなる新人、若手声優が現れたりするもので…
今回はそんな系統の方の名鑑。
長谷川育美
プロ・フィット声優養成所
→プロ・フィット(預かり)
→プロ・フィット(準所属)
生年月日 : 5月31日
デビュー : 2016年
出身:栃木県
査定(データ極小の為仮査定)
演技力:(C)
演技幅:(D)
歌唱力:(C)
キャラソン力:(C)
トーク力:(D)
実績:(F)
過激派的将来性:(B)
鬼頭、ファイルーズを輩出したプロ・フィット。
だが、今こそ長谷川育美を推したいのだ。
プロ・フィット声優養成所卒、預かりからスタートして、現在は準所属。
まず、現状の彼女の出演を見ると、そのモブ役出演の多さに目が向く。
『アイカツ!』シリーズであったり、
『やがて君になる』『私に天使が舞い降りた!』『ぼくたちは勉強ができない』『Re:ステージ』『とある科学の一方通行』等、人気アニメのモブ役の出演が多い。
見た時に思ったより多くのアニメに出演している感じがあり、演技においての場数と下積みという点においては、なかなかあると言えるだろう。(この点はプロ・フィットという事務所の業界においての信頼度が伺えるのかもしれない)
彼女を知るきっかけと多くなったのは『ウマ娘 プリティダービー』のミホノブルボンではないだろうか。
未だにゲームが出走しないものの、メイクデビュー、OVA等で彼女の声は確認できる。
まぁメイクデビューは初期三キャラのキャラすら安定していないのだが…(いつアプリ出るんだよ!…まぁシンデレラグレイとかうまよんとか動き出したけど)
また中国日本合同制作劇場アニメ、『詩季織々 「上海恋」』にシャオユ役で出演している。
そして2020年、幾多のモブ役経験の末、ついに同事務所のファイルーズあいが主役である『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の松山空音役で初めてメイン級の役を獲得。
全話通して彼女の演技を見る事が出来た、作品としても比較的人気を博したと言える作品だっただろう。(アニサマさん…)
また、既にドラマCDの発売が発表されており、七海みなみ役を演じている『弱キャラ
友崎くん』のアニメ化が正式に決定。
さらに、AnimeJapan2020中止に伴っての『アニプレックス48時間テレビ』の最後の番組『ANIPLEX NEXT』にて『86-エイティシックス-』のヴラディレーナ・ミリーゼ(レーナ)を演じることが発表された。
今年、メイン役を複数決定させており、最近勢いがあるプロ・フィットからまた一人素材が良さそうな声優が大きな一歩を歩もうとしている訳である。
彼女の能力的な面は、まだ多くの声を聞ける状態にないので、ある程度の誤差が生じる事をご了承してほしいが、まず単純に声自体の良さという点だろうか。
凄くキレイに入ってくる感じというか、滑舌方向も良さげで台詞が非常に聞き取りやすいという基本であり重要であるポイントを押さえている。
また、ミホノブルボン等における寡黙系での感情表現においても、今の実績を考えると十二分と言えると考えている。まぁあまりにもセリフ数が少ないので、正確な判断はできないのだが…
『弱キャラ友崎くん』のドラマCDを半分くらい彼女の演技を聞くために購入したが、テンション高めのキャラクターもそつなくこなしている印象。あのメンツの中で役不足感もなかったし、ここにおいての感情面にしてもいい感じではなかろうか。(ツッコミとか、驚きとかそういう面で)
ドラマCDが目的です(自白 pic.twitter.com/r6ENr2NJM1
— \性豹@おにじ㌠/ (@_oniji) 2020年4月22日
『推し武道』の空音と照らし合わせて考えていくと、基本的な声の幅は平均的かちょっと上程度ではないかと推測しているが、(特出している訳ではないと思われるのでとりあえずギリD査定にしている)
『友崎くん』のドラマCDを聞く限り、驚きや困惑辺りの演技がテンションが高いみなみのキャラクター性からブレることなく、その上で結構レベルの高い表現力を持っているような気がする。
この感情においての表現能力について、筆者は最も彼女の強さと、伸び代を感じている次第だ。
単純な声が強そうなのに加えて、スキル面でも非常に将来性を感じる。
恐らく今後のアニメメイン役でこの辺りがより鮮明になるのではないだろうか?
声が良い、というのは声優においての根本的なアドバンテージとなり得るが、そこにスキルの要素も乗っかってきているように思える。
若手声優でこのスキル面が乗っかっているのはこれもアドバンテージとなり得る要素であり、このスキル面を感じるのが筆者が期待を寄せている理由でもある。
歌に関しては現状『推し武道』程度しかサンプルがないが、そつなくこなしている印象があり、少なくとも穴となりそうな気配は感じないし、問題はないだろう。
この辺もそのうち分かるだろうし(
トークに関しては現状ほぼ未知数であるが、『ANIPLEX NEXT』の際は意図せずキャラ名とかかってしまって焦るみたいな場面はあった。まあこっちも変なことはなさそうだけど…(トーク力課題声優を幾多と見てきた顔)
現状という意味では、あらゆる方向性で未知数な所が多いが、今の彼女の実績を考えれば、彼女の演技力、感情表現面、声の良さ等は秀でていると言えるのではないだろうか?
もっと多くの役でどのような感じになるのかを見てみたい感じはある。
もうちょっとゆったりした役とか、そういうのでも良いし…(サンプルボイスまで漁るんじゃない)
筆者としては、当初から2年後辺りに跳ねるのでは?と思っていた所に、アニメメイン2役が来たので、思ったより早く流れが来た印象でもある。(連チャンメイン決定でひっくりかえってしまった)
個人的にはこれらの作品で演技の緩急であったり、そういう所を見てみたい印象。
そういうスキル面での期待も大いにしたいという気持ちが強い。
今年メインとして出てくる声優としては、イチオシとしたい。(コロナの影響が声優業界での出世にどれくらい影響があるのかは分からないのだが…)
プロ・フィットは、現在鬼頭明里が若手女性声優部門をリード。
昨年彗星の如く現れたファイルーズあいも、被る声優もいないから恐らく定着するだろう。
高柳知葉も、若手筆頭株の一人であり、プロ・フィットは現状多くの素材を抱えている。
しかし、あえて筆者は長谷川育美の時代は近いと言いたい。
彼女は二人を超えられるポテンシャルがある。そう信じている。