声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

エロゲやって1年。ノベルゲームは究極の媒体の一つなのでは?

ちゃろ~、おにじです(激寒)

 

このブログの主力記事カテゴリの一つとなっている、エロゲ。

毎度記事には「筆者はにわかである」という事を書き続けてきた訳だが、本日でようやく1年を迎えることになった。(サノバウィッチ体験版を落としたのが2019/6/19だった)

この一年で20作品以上エロゲ(全年齢ノベルゲ含め)なんかやってしまった筆者。

なんだかんだとブログでも多くの記事を書いてきたわけで、毎度『筆者はにわかである』というある意味での予防線を貼りまくって書いてきた所もあるだろう。

 

今回は、まだまだエロゲにわかである筆者が、一年間エロゲをやってきて感じた事や、エロゲの何が良いのか?何が課題なのか?界隈的な話までなんとな~くい書いていこうと思う。

今回はすっごいgdった記事になりそう。

 

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なぜエロゲを始めたか?

筆者はブログ名からお察しの通りの声優オタクである。

まぁ声優と深夜アニメの扉を『ビビッドレッド・オペレーション』と『村川梨衣』でぶち開けるような変な人間である。(一番最初に見た深夜アニメが『モーレツ宇宙海賊』と『これはゾンビですか?OF THE DEAD』だった時点でおかしい)

不運にも『村川梨衣』とかいう明らかにテンションを作っているだろうと思いつつもクソマジメで何よりも演技が異様に上手い人間で声優オタクへの扉を開けてしまったせいで、筆者は『演技力至上主義者』となってしまい、『声優過激派』という呼称をやたら使うようになった。(筆者はそんなつもりは毛頭ないのだが)

 

とは言え、声優の時代は完全に筆者から逆行しており、やれアイドルだ歌えだ踊れだ喋れだなんだと”マルチ”という横文字を良い事に声優の最も重要であろう演技がやたらと度外視されるようになりつつあり、

やれ顔面だ人柄だなんだとくらだないことを言い出す声優業界と界隈に嫌気が差したので、前々から存在は知っていた”エロゲ”という媒体に触れてみることにした。

 

こっちの方が、文字だけに演技だし、より集中して声優の演技を見ることが出来るのではないか?との思いと、

最近、アニメを見る本数も減ってきていたので、なんかちゃんといい話見てえな…とか思ったらしい。

まぁとりあえず、媒体を変えて新しい雰囲気を感じたかった。

あと、桐谷華という声優に一度触れておかねば…とも思ったらしい。(散々良いぞって言ってくる人間は周りにいました)

 

 

ゆずソフトとかいう安定

去年の6月にやり始めたゲームは『サノバウィッチ』(2015 / ゆずソフト)である。

エロゲの入り口として、ゆずソフトという存在はあまりにも開けやすい扉だなと感じずにはいられない。

まぁそのおかげでキッズに足を引っ張られるエロゲ会社筆頭の一つなわけだが…(もう一個はSAGA PLANETSかな?)

 

ゆずソフトの中でも比較的評価が高い、巷では恐らく最高傑作となる『サノバウィッチ』を最初にプレイしたのは、綾地寧々とかいうキャラクターが良いという話と、これを演じている桐谷華が良いという話だったと思う。確か。

この作品は全体的にいい出来だったし、結局綾地寧々が一番好きになってしまった所はある。

『文章』『声』と『立ち絵とたまにCG』という構成のエロゲ…ノベルゲーはどうかな?と思っていたが、これめちゃくちゃいいな…!とか普通に思うくらいには自然に入れた。

全体的なクオリティも高く、サブヒロインもかなり優遇されている(これは後々の色んなエロゲのサブヒロインを見ていくとそう感じることになるのだが)

 

ゆずソフトがなぜ入りやすいか?と言われれば、恐らく巷的には『むりりん・こぶいち『こもわた遙華』が絵を担当しているという点もやはり強いのだろう。(筆者は別にそこまで思っている訳ではないが、まぁこもわたのSDは好き。この体制はDRACU-RIOT!(2012)より6作品続いている)(そのゆずが原画キャラデザを募集しだすから騒がれるのだが…)

oniji.hatenablog.com

ただ、筆者的には親切丁寧で、痒いところまで手が届くゲームのUIや機能の豊富さという点も凄くありがたく思う。

ゆずソフトは、この点での改善を多く続けており、この次の『千恋*万花』で今まで続くUIの源流が完成し、最新作『喫茶ステラと死神の蝶』ではスクリーンショット機能の追加等、この点は常に有能というか、エロゲ内の先頭を切っていると感じる。

 

ただ、この会社がシナリオゲーを作るか?と言われると、そこは”明確な否定”が必要だろう。

確かに『サノバウィッチ』や『千恋*万花』辺りのゆずソフトは比較的話としてしっかりしている方ではあるが、いわゆる巷で言われるような”シナリオゲー”の域に達しているか?と言われると恐らく「NO」なんだろうし、

ゆずソフトはどちらかと言えば…というか、明らかにキャラゲーであるとにわかながらに思う。

別にシナリオがないとまでは言わないが、やっぱ基本的に他と比較すると”薄い”という表現をされても文句は言えないだろう。

前述した『サノバ』とか『千恋』とかは割といい感じではあるけども、あくまでもこの会社はキャラゲーである。

 

特に最近からの二作『RIDDLE JOKER』『喫茶ステラと死神の蝶』については、シナリオ面では擁護できない面が多い。

『RIDDLE JOKER』に関しては”スパイもの”という設定の癖に異様な緊張感の無さや、一部ルートの主人公の命令無視の数々、やたらと発売前から出ていた”トランプ”要素が1ルートの1シーンくらいしか出てこない…とかもう”スパイものやめちまえ!”みたいなシナリオ揃いで、声優が強かったからどうにかなった感じだし、

『喫茶ステラと死神の蝶』に関しては、ナツメルートは王道感もあるためか結構好評な方だが(筆者もナツメルートは好き)

希ルートはなんか巷では不評らしいし(まぁ展開見え見えな上に登場キャラの一部が無能すぎるとか、色々あるとは思うけど、後述の栞那ルートと比べたらそんなでもないだろと思ってる

愛衣ルートはかずきふみというビッグネームを使ったのが明らかに分かるシナリオだったが、らしさは感じるがいつものキレを全く感じられない、知り合いが言うゆずソフトは有名シナリオライターにバントをさせる」という表現が腑に落ちる感じだし、

何よりもセンターの栞那ルートが過去作のゆずソフトの系譜を中途半端に拾ってと中途半端に融合させた結果中途半端な物が出来上がった感が凄く。

最大限の悪意を込めて書くのであれば『これホントに寧々ルート書いた人間が書いたのか?』って感じであった。

まぁ何がどうだったのかは個別記事を見て欲しいのだが…

oniji.hatenablog.com

 

 

なので、実際シナリオにおいては擁護出来るようなクオリティを最近は特にまた出せなくなっている感じがするので、最近のご騒動に関しては「まぁ実際そういうとこはあるわよ」ってテンションである。ゆずソフトはライター交代が最大の補強まである。

とは言え、キャラの活かし方とかそういう可愛さの方向性では基本ずっと安定しているとは思うし、キャラゲーの頂点』の一つのブランドである事は間違いないし、なんだかんだエロゲーマーというのはゆずソフトを買って、

「いやシナリオうっすwwww」とか言いながら買うようなもんなんじゃないかなと筆者は勝手に思っている所はある。

入り口としてゆずソフトは不可欠であるし、ナツメルートは結構割とマジで好きな所はあった。まぁ文句がないわけじゃないが、ゆずソフトの世界ってそういうもんといえばそういうもんだし()

ただゆずソフトだけでエロゲを語れるかと言われればにわかでも「NO」と即答できる所はある。色々やる中でゆずソフトは外せない…くらいが丁度いい落とし所なのかなあとか。

というかゆずソフト並のUIが他社にも欲しい。最近だと全年齢だけど『ATRI』がそれっぽいけど。

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異端的エロゲは業界の活性化となったのか?

とりあえず全力でミーハーに進みたかったので、『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』(2019・2020 / Qruppo)の1/2もプレイしている訳だが、

こういうエロゲである利点を最大限に使っているゲームというのは、本当に面白いな…と今後やっていくエロゲでも何作か感じることだが、ここで最初に思ったのかもしれない。

 

こんな文章、エロゲじゃなかったら絶対に出せないだろ…という文章の数々に対して、ちゃんと話として面白い、そのバカさ加減に騙されてはいけない…!感がこのエロゲの凄い所だ。

あまりにも人気に成りすぎて、逆張りをしたくなってくる作品の一つだろうが、これは普通に面白くて仕方がないし、同人上がり、処女作という状況もこんなエロゲを作れた要因なのかもしれない。

 

少なくとも常々言われ続ける『エロゲは衰退している』の声をある程度吹き飛ばせるようなビッグタイトルであったことは確かであり、エロゲの利点をうまく生かした作品の一つだろう。

というか、2でより面白い感じになっていたのが凄い。こういう続編は大概劣化するのがエロゲじゃなくてもアニメでもなんでも世の常という所なのだが…

このハトのエロゲメーカーは同人上がりでこの勢いはなんだかんだ凄い。

 

 

金額に依存しない面白さ

ここまではフルプライスの物ばっかり言ってきたが、

エロゲにはミドルプライスとかロープライスとか、色々な価格帯が存在する(同人系を入れるともっとロープライスとかもあるんだけども)

その価格設定関係なく、面白い作品ってのは面白いんだなあ…と思える作品が多く存在した。

 

かなり前の作品だが、春季限定ポコ・ア・ポコ!(2011 / ALcotハニカム)はミドルプライスとしては非常に良かった。

どのルートの完成度も高く、キャラクター性も全体的にはっきりしていたし。

まぁこの作品はどうしても駄妹である藍のキャラクター性が一番に取り上げられるのだが…他の夏海や桜も良かった。

特に夏海が最後で固定されている今作の終わり方は割とやってきたエロゲの中でも屈指だったと思う。

まぁ、ミドルプライスなので「もっと見せろ!」と思うことは間違いないんだけど…

瀬尾順最高傑作とか言われるコイツは、マジで最高傑作と言えるかもしれない…

 

あとは『宿星のガールフレンド -the destiny star of girlfriend- 』(2018)も分作でありながら個別としても非常に面白い作品…と言いながら筆者1しかやってないんだけども。

とにかく1は良かった。ロープラでありながら、非常に恋愛モノとして面白かったというか。夕里がキャラクターとしての魅力があったのもあるんだろうけど…

パロディも多めで笑えるような作品だったのは良かったなあ…

ここいっつもみなとみらい舞台だな…それはみなとそふと全体に言えるのか?(

まぁ完全版商法に関してどう思うかは人それぞれだろうけど…

 

金額に依存しない面白さというのは、逆に言うと価格の割に内容が短いとかそういう方向になってしまう場合もあるのだが…

『マルコと銀河竜 ~MARCO&GALAXY DRAGON~』(2020 / TOKYO-TOON)とかは価格の割に話が短い。CG数を突き詰めていくとどうしても話が短くなる説はあるのかもしれない。OPとかは結構好きなんだけどね…

しっかし、なんでこれはおま国で日本だけフルプラ近くて、他国ではロープラだったのか…(英語版買っても日本語はついてくるので特典が不要ならそっちを買ったほうがお得感はある)

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こんなおま国は許されてはならない

 

 

エロゲの性質を活かした作品の素晴らしさ

これはぜひプレイして感じて欲しいことなのでこの記事では深くは語らないが、エロゲというプラットフォームを活かした作品というのは前述の『ぬきたし以外にも多く存在する。

 

『神様のような君へ』(2020 / CUBE)の霧香ルートはその一つとなっている。

この作品自体が、シナリオライターが全員ラノベ作家”という割と振り切った作品であり、”AIが世界を席巻している、不可欠な世界”という世界観である所の振り切り加減と、カントク絵という形だったわけだが、

この霧香ルートはこの作品の一番のルートであり、話としても良いし、ラノベ作家でありながらエロゲである利点をしっかり使ったルートに仕上がっていると思う。

この作品はいい意味でも悪い意味でも選択肢がヤバいので、そちらも注目。

このルートの作者のラノベを全巻買って感想を上げたのももう結構前なんだな…(

oniji.hatenablog.com

 

 

『9-nine-シリーズ』(2017~2020 / ぱれっと)は、ぱれっと初の分作であり、続きモノでもある作品群。

今年の『ゆきいろ ゆきはな ゆきのあと』で一区切りを迎えた今作だが、(終わるとは言ってない、多分)この作品も全体としての話の進みが、ちゃんと区切りの一作である『ゆきいろ』に続いていて、

過去3作は一応独立してのプレイが出来るものだったが、『ゆきいろ』は過去3作プレイが前提の作品となっており、過去3作をプレイしていることによって分かること…というのは当然多いわけだが、何気ない会話であったり、何気ない場面の事が効いてきたりする訳で。

そんでもって、このシリーズも『エロゲである意味』をちゃんと持たせてくれている作品の所がある。

エロゲであり、ノベルゲであるこの美少女ゲームってジャンルをちゃんと活かした感じでいい作品を作ってくれるのは非常にいい感じではないだろうか?

そんでもって声優強すぎ。こんな声優陣に演技されたらヘタなアニメを余裕で超えちゃうから…全部指名だったって言うから、ぱれっとはどれだけ金があるんだと思ったり…(まぁ最近のエロゲ声優は大半指名らしいけど

 

まぁこの辺りはネタバレありの個別記事を読んでいただきたい所だけどね…

oniji.hatenablog.com

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コンセプトがしっかりしたモノの強さ

何の媒体でもそうだろうが、その作品の中でのコンセプトがちゃんと作品内で柱となり、話に関わってくる中で良いものが出来ると、非常に印象が良いなとも感じた。

『アオナツライン』(2019 / 戯画)は青春というテーマの中で、出てくるキャラクターの”学生感”、”不器用感”というものを作品を通して感じる作品に仕上がっているが、これが良い。

まぁある意味「俺もこんな青春送りたかったな~…」と導入部分では思うんだけど、こういうお年頃だからこそそれぞれが抱えているものとかが複雑で、関係性も複雑。

お前にキャラクターがめちゃくちゃ不器用なので、上手くたどり着くべき点にすぐにはたどり着けない感じが、むず痒いんだけど、青春してるなあ…と思える作品だと思う。

 

こういう、作品としてバーンと出したテーマをちゃんと作品内にインプットして、”必要なもの”にしてくれる必要が、エロゲでもあるなと感じる。

ぶり返して申し訳無いが、ゆずの最近の二作はそういう点が”必要なもの”になっていないのが、とやかく言われる要因だと思う。「かわいい(脳死)」で終わらせても良いのだが、そういう所はちょっとでも頭を働かせると引っかかるんだと思う。(サノバと千恋はそういうのがまだ出来ていたから良かったのでは?という意味でもある)

 

 

エロゲ面白いわ。

結構最近の奴を中心に書いていったが、まぁミーハーな所の作品ばかりを列挙した感じになる。

実際ミーハーなものしか筆者はまだ殆どやってないのが事実だろう。(まぁ『中の人などいない!』とかもやってるんだけど)

 

とは言え、エロゲは筆者の安住の地の一つになるんじゃないか?と2019~2020年という時代に思っている。

常々”エロゲは衰退した”という表現を見るが、本当にそうなんだろうか?とかにわかは思ってしまうくらいに、いま出てきているエロゲというのは大変おもしろい。

勿論、感想を書く中で文句を言うことは多い当ブログではあるが、アニメ見てるよりこっちでよくね?とか思えるくらいにはエロゲとは水が合う。(アニメも見てはいるよ、今期はかぐや様とかは見てるし)

まさか、最初『サノバウィッチ』の体験版をした時にここまでエロゲにハマり、声優やらなにやらまで調べ始めるとは思っていなかった。

 

エロゲの何が良いのだろうか?当ブログでよく出てくる『言語化』に今回もチャレンジしてみよう。

 

 

究極の媒体

タイトルに書いたとおり、筆者はこの一年でエロゲ(ノベルゲ)を『究極の媒体の一つ』という表現をしたいなと感じた。

 

フルプライスでは1万近く、特典を付けたバージョンであれば1万を超えるエロゲ。

中身は共通ルートのほぼ一本道(まぁ選択肢があるので一本道ではないのだが)

と、何個かのルート。プレイヤーはそのレールをなぞっていくだけ…

しかも画面は立ち絵が複数個あるとは言え、その絵が動くわけではない。(まぁ『スタディ§ステディ』とか動きのもあるんだけど)

言うなれば『単なる紙芝居』である。

 

こう言ってしまえば、どこに『究極』要素があるんだ?と思えてくるだろう。

しかし、あらゆる面でエロゲ、ノベルゲというのは究極の媒体の一つだと筆者はこの一年で思ったので、なんでそう思ったかを書いていこうと思う。

 

演じる側への究極の媒体

これは前から言っていることだが、この一年でエロゲ(ノベルゲ)は声優にとっての究極の媒体の一つだなと感じている。

声優というのは、『声で演じる職業』であり、顔や体が見えない職業である。

とは言っても、アニメという媒体には”動く絵”が存在するし、感情や動きに対しての結構な補助が存在する。(その分リップシンクという別の難しさが発生するが、今回はそれを一旦無視するとして)

その点、エロゲやノベルゲといった媒体は止め絵であり、補助は最低限のものしかないと言える。

本当の究極はドラマCDだとは思うのだが(朗読会ではない。アレは声優の身体見えてるから)アレはそんな何時間もあるようなモノはなかなかに存在しないだろう。(エロ系ならありそうだけど)

 

そういう意味で『声で演じる』という部分での『声優の声に依存する部分』の比重が非常に高い媒体であるように思える。

演じる感情の種類も非常に多いように思えるし、特に恋愛の過程の途中の部分とかの演技とかはその演じ方でキャラクターの印象を左右する場合もあるだろう。

感情の振れ幅という意味でも他の媒体よりも大きいように思えるし、使わなければならない引き出しが多い…という事なんだろうか。

ある意味ではキャラ的な意味でも自由度が高く、多くのことが出来る自由な媒体…という事も言えるのかもしれないが、多くの事をする必要性がある上、演技に対して補助してくれる物が少ない為、非常に難しいとも言える。

 

自由だからこその難しさ、そして比重が高いからこそ、声優の演技の技量がモロに出る…そんな媒体であると、筆者は思う。

 

そういう意味では、選ぶ側にも責任は結構存在すると言える。

最近のエロゲというのはオーディションよりもスタジオ、又は制作側からの指定の方がかなり多いらしく、どの声優を選ぶのか…!という所においてはスタッフ側のセンスが試させれる所なのかもしれない。(どれくらい自由が効くのか知らないけど、ブランドによって声優前提でキャラを作っていく所もあるみたい。キャラデザと一緒に声優を考えるという感じで)

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そういう意味では、最近のエロゲって割といいセンスしてるんじゃないだろうか。

結構ズバッと来てること多いと思う。まぁ、大手だからこそなんだろうけど…

アニメにも配役センスを分けてあげたいね。

 

 

書く側への究極の媒体

エロゲ、ノベルゲが究極であるというのは、何も演技側に限った話でないのではないだろうか?と最近は思っている所がある。

アニメという媒体はだいたい長さが決まっている所があり、融通は1クールか2クールか…位が限界かな…?という風に思える所がある。

その点、確かにエロゲにもロープラ、ミドプラ、フルプラという段階的な物は一応存在するが、割と価格設定も曖昧なところもあるし(同人とかを含めだすと特にだが)

価格帯ごとの長さも割と融通が効く所があるので、長さに関しては(アニメ等に対してよりは)ある程度の自由があるエロゲやノベルゲ。

『ここに収めないと行けない!』ということはないので、この辺は自由と言えるだろう。

 

まぁだからこそ、シナリオを書くのが難しいのだろうが…

長すぎてもただダラダラと長い展開になるし、短すぎると物足りない。

価格に見合ったボリュームは必要。価格を度外視した長さは制作側にダメージの可能性…

ボリュームを追い求め過ぎると冗長な文にもなりかねない。

短すぎると値段に対しての満足度不足の可能性もある。

この『長さ』という話の一本に絞っての話であっても、これだけの難しさを感じる所がある。

エロゲやノベルゲの肝の一つであるシナリオという部分も、こういうところだけを見ても難しさを感じずにはいられない。

 

また、文字だけで全てを説明する必要性があるのも、難しいポイントだろうか。

まぁ立ち絵とかCGが存在するからある程度の補助は存在するのだが、割と限界があるし、立ち絵に対して説明が必要な場面は多く存在するように思える。

こういう所の説明の必要性は割と必要な部分であり、ここがしっかりしていないと、”紙芝居である優位性”の点まで乱してしまいかねないと思う。

 

 

自由であり、自由でないからこその究極の媒体

筆者はエロゲを始めて数ヶ月は『エロゲは極めて自由な媒体で、だからこそ色々出来て面白い!』と思っていたのだ。

しかし、本当にそうだろうか?という事を途中から考え始めてしまった。

 

まず売上と会社の体力に関して。

ソフ倫によると、エロゲの売上というのは年々減少傾向にあるらしい(まぁDL販売が入ってないとか、同人の方にも流れているとかを考えると減少しているのか?という所への議論はまた別にするべきなのかもしれないが)

エロゲを制作している会社というのは、大手でもそんなに大きいとは言えないだろうし、やっぱり”買う側のニーズ”に応えたような物しかある意味では制作できないという現実があるようにも思えた訳である。

 

次にエロゲの性質的な所に関して。

これは筆者が基本純愛系しかやっていないから、純愛系だけの話かもしれないが(陵辱系とかには当てはまらないかも)

純愛系の進み方って、基本そんなに大きく変えられるようなもんでもないように思える。

くっつくまでの過程、くっつくまでに出てくる問題、くっついてからの展開、くっついてからの問題、問題を解決して終わり…

とかまぁそういう展開じゃないですか、だいたいは。勿論イレギュラーはあるんだけど、基本的なお話として。

 

この枠組はだいたい決まっているわけで、コレの中でどう面白くするのか!…みたいに考えると自由なようで全く自由では無いように思えてくる。

 

これは演技にしても、制作にしても言えることであり、

演者側にもその中での新しさであったり、引き出しの量が必要であることは間違いないし、これがないと下手くそである…という風に判断されかねない。

制作にしても、一つ名作を作るのも大変だろうし、一つ良いのを作っても、同じようなものであれば”代わり映え”しないと言われるだろうし、変えても外せばダメだろうし。

大雑把な道は大差なく、キャラクターの属性や設定、舞台の設定などで雰囲気を変えていく必要がある。

だからこそ、やっている側の想像とかを超えるのも難しいんじゃないかなと思うわけである。

そう考えると、エロゲとノベルゲ…特にエロゲの媒体というのは、他に比べて自由な所が目につくものの、実はかなり自由ではないところもある媒体という風にも考えられるな…と思える。

ある意味全年齢であるノベルゲの方が、利点だけを活かしやすいのかもしれない。

自由であって、自由でない。そんな矛盾がある媒体が、もしかしたらエロゲという物なのかもしれない。

 

だからこそ、その範囲で凄く良い演技をしてくれる声優さんというのは、マジで強い腕のある声優ということにもなり、ある意味では表の声優業界の状況を見ていると、『伸びるべき人が伸びられる場所』なのかもしれない。

ここで勝負できるのは演技という要素だけ…まである(まぁこっちにもラジオとかは存在するんだけども)ので、演技についてしっかりと見たい…!という場合は本当にエロゲとノベルゲは適していると思う。

また、制作側においても、このエロゲの自由さと不自由さの中で、やってる側をうまく裏切ってくれたりすると本当に面白さが爆発するような感じがあり、筆者的には、こういう所も、エロゲの面白さのひとつなんではないだろうか?と思っている。

 

 

紙芝居という形式の優位性とは何か?

さて、今の時代においてのエロゲの形式というのは長らく大きな変化を迎えていない。(9-nine-シリーズのエロシーンが動いたりとか、スタディ§ステディの全部動くとかそういうのはあるんだが)

それを『時代遅れ』というのは簡単であるが、考えてもみてほしい。

 

小説に対して、「いつまでも文字と挿絵だけで時代遅れだ」とは言わない。

そしてこの『立ち絵』『声』『文字』という形式は結局”食われた”事になっているソシャゲのコミュにバッリバリに流用されている。

まぁこの事がいわゆる『紙芝居』という物が時代遅れではない所の証明と言えるかもしれないが…

 

では、『紙芝居の優位性』とは一体何なんだろうか?

変わらない形式の中で、何が他の媒体に比べて優れているのだろう?

筆者は一年間やってきてその答えに完全にたどり着いた訳ではないが、何個かそうじゃないかな?と思っている事はあるので、それを書いていくことにしよう。

 

声優の演技にクッソ浸れる

これは声優オタクだからだと思うのだが、そうでない方にも感じてほしい部分。

声優の良さを長く、多く感じたいならマジでエロゲとノベルゲやろうって感じ。

 

そもそも、ここまで一キャラを長く見れて聴ける媒体というのはなかなかにない。

先程の声優への究極の媒体と内容が重複してしまうが、やはりこの点は外せない。

筆者はエロゲにおいて、恋人になるまでの過程のシーンとかも割と好きだったりするわけだが、こういう所の微妙な距離感…『友達以上恋人未満』みたいな関係性での演技とかはやっぱり声優毎の違いとかが感じられる。

声優側にとっても、エロゲやノベルゲというのは技量の向上に役立つのではないか?と素人ながらに思うくらいには、声優が演じる感情の種類は多い。

こういうエロゲではシリアスな部分や、怒った部分とか、泣いたりとか、甘えてきたりとか、とにかくそういう種類の多さがある。

そこを上手く演じられる声優というのは実際に存在するわけで、そういうのを楽しむ意味だけでも、エロゲに触れてよかった…!と思う所がある。

 

『浸れる』という表現にしたのは、絵がそんなに動かずに、立ち絵だからこそ…紙芝居だからこそ…という所を言いたい訳で。

前述した、『声で全てを表現する必要がある』とか『文章で全てを書かないといけない』という所と被ってくるわけだが、

全てを声で表現する必要があるからこそ、キャラクターの声に神経を多く注ぎ込めると言うか、そういうのがあるのかなあって…

この神経を注ぎ込める…とか言う所が『紙芝居』の肝なのかもしれない…という事でこの話のまとめに入ります。

 

 

最低限が産む没頭感と制約と余地

先程の神経を注ぎ込める…の話をもう少し掘り下げていこう。

紙芝居と言われるこのエロゲのシステムは、基本的に『キャラの立ち絵』『CG』『文字』『キャラの声』『(一応UI)』で構成されている。

これは、主人公キャラの声がない場合においてはほぼ最低限の構成…という言い方が出来ると思う。(本当の最低限は絵が無い事かもしれないが)

今の時代であれば、どれだけだってキャラは動かせるし、何だって豪華にすることが出来るような構成と言えるかもしれない。

 

が、この最低限とも言える構成はシンプルだからこそ、のめりこめる没頭感を産み出しているようにも思える。

ただそれは、本に一気に没頭して読み進めていくのとも、また違うように思える。

本というのは、ざーっと流し読みが出来る感がある。基本文字がばーっと書いているので読もうと思えば読める。どんどん読みすすめるスピードが上がっていく…!というイメージだ。

しかし、エロゲやノベルゲというのはそれとはまた違い、声があり、立ち絵があり、CGがあり、一文一文のクリックが必要である。そう、制約があるのである。(Ctrlスキップは本当にスキップしているだけで読んでないし例外にさせて)

制約があるからこそ、じっくりと読んでいく方向に自然となると思う。

文字を読んでいく本とはまた違う没入感を演出してくれているのではないだろうか?(まぁだからこそシナリオ面が大事とも言われるのかもしれない)

 

制約という部分で言えば、アニメ等のキャラが動くという所と比較すれば、とにかく『動かない媒体』がエロゲとも言える。

だからこそ、”全てを声優に演じて貰う必要”があるし、”全てを文字で書いてもらう必要”がある訳だが、この辺はあくまでも努力規定感もある。

どうしてもキャラも動かないし、制約が多い中で全てを表現するのは難しい。

それは、やっている側に対しての余地…になるというか。

立ち絵とCGと声と文字という素晴らしいガイドが存在する上で、”読む側に想像の余地”が残されている媒体なんじゃないかなって。

そこもこの紙芝居の利点であって、エロゲノベルゲの利点なんじゃないかな…と。

プレイする上で大半は制約されているんだけど、そこのちょっとの自由と余地があって、そこが演じる側も、書く側も、プレイする側も面白さを見いだせるんじゃないかなあ…とか。そんな感じ。

 

おわりに

この一年で割とやってきたエロゲだが、まぁまだまだミーハーな所が多いし、にわか感は拭えないとも思う。

ただこう声優にしろ何にしろくっそのめり込めてしまうくらいにはエロゲは面白い。

レジェンド桐谷華/沢澤砂羽もそうだが、夏和小とか、明羽杏子とかあの辺りの演技も良いぞ~~ってなっている。(夏和小では記事を作って名鑑も作ったし、明羽杏子でも作りたいな?)

 

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クソ長々と書いてしまったが、エロゲをやって1年のことをざっと書いてみた。

まだまだエロゲはやっていきたいので、新しいのも古いのも手を付けられたらなあ…と思っている。

なんというか、全然アニメと戦えるじゃん…ってなってる。というか声優演技派の安住の地ってココなんじゃね…?

 

以上。

 

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