おにじと申します。
今回は、アニメ・ライトノベル関連で一本。
先日、なんかTwitterでこういうツイートが流れてきた。
アニメ化発表等から○○年経っても音沙汰がないアニメたち… pic.twitter.com/hbebbppdLY
— もやし (@moyashi_animes) 2023年6月24日
まぁ、こういう画像まとめツイート系列って正直しょーもないものが多いし、今回もその一つに過ぎないとは思っている(じゃあこのツイートを貼らずに始めろよ)
ただまぁ当ブログにおいて、『ライトノベル』のカテゴリのほぼ100%を占めている『友達の妹が俺にだけウザい』について、まぁこういう話が上がってくるのもいい加減仕方ないのかなあという所もあり、今回はそんな長くない程度の記事にしてみようかなあと言う感じで。←はい嘘。7000文字レベル。いつもの。
『いもウザ』のアニメ、まぁ音沙汰がないのは事実。
現状と、筆者の現在においての考えみたいなものをまとめておくことは、今後においてなにかになるかもしれんってことで、よろしく。
- いもウザとは?
- いもウザアニメ化発表と、現在まで分かっていること
- 2年半音沙汰がないってのは違うんだけど、実際ほぼ音沙汰がないのは事実
- 三河先生の忙しさとは関係はないらしい
- いもウザのアニメ化は難しいと思われる
- 純粋な筆者の現在における考え
いもウザとは?
『友達の妹が俺にだけウザい』、通称『いもウザ』は、三河ごーすとによるライトノベルであり、挿絵はトマリという布陣となっている。
2019年10月よりGA文庫より刊行され、既刊は10巻(2022年10月14日発売)である。
2021年8月時点でシリーズ累計発行部数は50万部を突破する人気シリーズであり、途中からはドラマCDや不定期ラジオ『友達の妹がラジオでもウザい』などの展開も存在している。
一応公式のあらすじを掲載しておく。
馴れ合い無用、彼女不要、友達は真に価値ある1人だけ。
青春の一切を「非効率」と切って捨てる俺・大星明照の部屋に入り浸るやつがいる。
妹でも、友達でもない。ウザさ極まる面倒な後輩。親友の妹、小日向彩羽。
「セーンパイ、デートしよーーっ! ……とか言われると思いましたー?」
血の代わりにエナジードリンクが流れてそうなコイツは、
ベッドを占拠したり、寸止め色仕掛けをしてきたりと、
やたらと俺にウザ絡みしてきやがる。
こっちは毎日忙しいってのに、お構いなしだ。
しかしまあ、どいつもこいつも羨ましそうに見てくるのはどういうワケだ?
と思ったら彩羽のやつ、外では明るく成績優秀、優しくて気配りができる清楚な優等生として大人気らしい。
おいおい……だったら、どうしてお前は俺にだけウザいんだよ。
ちなみに筆者は大体4巻くらいのタイミングで読み始めている。
『神様のような君へ』(CUBE / 2020)というエロゲきっかけで、三河ごーすと先生を知り、そこから読むかどうするかねえ~って思ってたら三河先生当人からダイマを喰らい、結果全巻のレビューを掲載している。
なんか一回三河先生のスペースで喋る機会あったりしたし、どうしてこうなった!
って筆者によるまとめです。どう考えても三河先生といもウザ好きなのは分かって貰えたでしょう。ここから本題です(
いもウザアニメ化発表と、現在まで分かっていること
では、『いもウザ』のアニメ化発表と、現在に至るまでの動きに関して、簡単にまとめておく。
『いもウザ』のアニメ化が発表されたのは『GA FES 2021~GA 15th Anniversary~』
こちら、2021年1月31日(日)に開催されたものであり、声優陣はドラマCDの既存組は全員の続投が決定した。
キャストは以下の通り。
大星明照:石谷春貴(大沢事務所)
小日向彩羽:鈴代紗弓(アーツビジョン)
月ノ森真白:楠木ともり(ソニーミュージックアーティスツ)
小日向乙馬:斉藤壮馬(81プロデュース)
影石菫:花澤香菜(大沢事務所)
まぁ実質この情報以降何の情報もないに等しいのだが、筆者は一応ちゃんといもウザ関連情報は追っているので、これ以降存在した情報に関しても記載しておく。
2021年5月4日、『友達の妹がラジオでもウザい』第7回において、原作第8巻の豪華版に付属するドラマCDで初登場するのに伴い、影石翠の声優が発表された。
影石翠役を演じるのは近藤玲奈(ヒラタオフィス)。こちらがアニメにおいての続投されるということで、声優が一人分かるという意味では情報であった。
ただまぁ、そもそも『友達の妹がラジオでもウザい』の最終更新が2021年12月24日の第9回であることからも分かるように、これ以降まともなアニメにおいての情報は存在していない。
筆者が最後に『いもウザ』関連でアニメのことを聞いたのは、まぁ意外にも最近ではある。
『GA FES 2023 with ダンまち 10th Anniversary』(2023年1月5日)においてのことである。
様々な作品のアニメ化などが発表された今年のGA FES、総合MCがいもウザメインの鈴代紗弓・楠木ともりだったこともあり、一応の期待みたいなものは存在した。
このエンディングにおいて、「いもウザの情報はもうちょっと待ってくれ」という言葉が出ている。
2年半音沙汰がないってのは違うんだけど、実際ほぼ音沙汰がないのは事実
とまぁ、微細なところを拾っていくのであれば、直近のGA FES(2023年1月5日)に一応動いてはいることは分かっているので、二年半音沙汰がないってことは一応はない。
ただ、これはあくまでも一応はないというだけであり、普通のアニメ化において言われる情報と言えるものは、アニメ化決定の情報以来、まともに出ていないというのが現実であることも、また事実である。
所謂アニメ制作においての、ティザームービーみたいなものもないし、ディザービジュアル的なものも一枚も出てきていない(初報で出たのはトマリの原作絵だし)
制作会社やスタッフの情報も一人も出てきていないし、翠以降の声優の情報も全く存在しない。
GA FES 2023を一応確認していたから、いもウザ動いてはいることは確認しているのだが、そもそも動いているという事実を確認する次元に二年半もの間なっているということは、普通のことではないと言わざるを得ない。
三河先生の忙しさとは関係はないらしい
これは毎度三河先生のTwitterとか見ていれば既知の方も多いと思うが、こういうブログなので一応掲載しておく(そのほうが三河先生も安心するでしょうし)
三河ごーすと先生は、まぁめちゃくちゃ色々やっている作家である。
現在、ラノベにおいて以下の作品を執筆している。
『友達の妹が俺にだけウザい』(GA文庫)
『義妹生活』(MF文庫J)
『失業賢者の成り上がり~嫌われた才能は世界最強でした~』(ダッシュエックス文庫)
『顔さえよければいい教室』(富士見ファンタジア文庫)
『怪物中毒』(電撃文庫)
いや馬鹿みたいに多すぎだろってなるが、これが現在の三河先生の今も続いているラノベ作品である。
これが全部それなりのペースで発売されている…というのがなかなかに狂っている。三河先生って一人なんでしょうか?ってなる。(なお義妹生活もアニメ化が決定している。今回はいもウザの話中心なので基本スルーなのはすまんな)
これに加え、『義妹生活』のYoutubeや、『サメと生きる七日間』(CUBE / 2022)のメインシナリオライターを努め、他のライターとも話を密に取り、エロゲ全体のクオリティを上げようとかしてた(サメナナは近年CUBE作品で最も出来の良い作品となった模様)
他にもホントやたらと色々やっている印象があり、クッソ忙しそうである。
こういう三河先生自体の忙しさが、アニメ化などの他の動きが遅れていることに影響があるのではないか?というような声が定期的に散見される。
そのような言葉は、このような状況を見れば出てくることはおかしなことではないと思うし、そう思っても仕方がない所はあるように思える。
ただ、これは毎度三河先生当人が否定を続けており、先日もそのようなことをツイートしていた。
他の会社さんのプロジェクトのスケジュールに甚大な悪影響を及ぼせるような最強原作者ではないので私の忙しさと各種メディアミックスの進行にはマジで1ミリも因果関係がないです。定期的に言っておかないと事実かのように語られていくことがあるので何度でも言っておきます。
— 三河ごーすと@作家/漫画原作者 (@mikawaghost) 2023年6月25日
たぶん読者の方が考えているより3倍ぐらい仕事速いし、継続するためのシステムも整えているので複数の作品を回してても特に問題にならないのだけど、その証明は守秘義務をぶっちぎらなければできないのが歯がゆいところ。超高速で処理されていくタスク管理ツールの画面を見せられたらラクなのに…!
— 三河ごーすと@作家/漫画原作者 (@mikawaghost) 2023年6月25日
とはいえ、読者さんを待たせてしまっているシリーズがあるのは事実なので。そこは心苦しいとは思っています。そのあたりは守秘的に大丈夫な時期になったら(or出版社さんからOKいただけたら)理由を説明したりできたらいいなぁとは思っています。だけどそれらの原稿をいますぐ発表できないのは私にはど…
— 三河ごーすと@作家/漫画原作者 (@mikawaghost) 2023年6月25日
まぁあの量のシリーズがそこそこのスパンで出ているということがまぁヤバいので、このあたりの三河先生のスピードに関しては別に筆者は疑っていない。
いもウザのアニメ化は難しいと思われる
まぁ、いもウザあのアニメ化がなんで遅れてるのかは知らん。
コロナ真っ只中ではあったし、普通のアニメ化よりも遅れるご時世ではあったとは思う。
ただまぁ、一つ言えることはいもウザのアニメ化って普通に難しいと思うって話である。(これはアニメ化決定の時にも散々書いた)
この作品は、普通のラノベのラブコメディ作品ではないという所がある(普通のラノベラブコメディなら筆者が読んでない)
ラノベ一巻の中に伏線があったりして、それが回収されたり(すぐに回収されたり、数巻後に回収されたりもする)、その巻の終わり方の引きが次が気になる終わり方をしたり、純粋にラノベの構成として、話が面白いように作られている部分がある。
展開の中で、前から言っていたことが活用されたりして、「アレってそういうことか~」ってちゃんとなるタイプの作品であり、頭からっぽにして見る系統の作品ではないのである。
こういうのをアニメの30分12話とかでまとめていくのはなかなかに難しい部分があるように思える。そもそも何巻までアニメ化するのかも結構難しい部分があり、どこで区切るつもりなのかも答えを出すのは難しそうな作品である。
一巻の中での起承転結の面白さ、それがちゃんと作品内に散りばめられた伏線が効いてくるギミック的な所も非常に好みなのだが、これをアニメに完全に落とし込むのは難しそう。
ただそういうのを省いちゃうと、ただのウザいラブコメディ系統になっちゃう気がするので、そうはなって欲しくない。良い制作会社とスタッフを引いてくれ、というのは、こういう所をちゃんとやってほしいからである。
でもって、声優に対して求められるものも多いと思う。
まぁとにかく彩羽が一番難しい。鈴代紗弓への負担がデカすぎる。
幸い、鈴代紗弓は有能な声優の方に部類されると思うし、人気のある声優である。
なので、ヘタな演技はしないし、それはドラマCDである程度分かっているし、そこは信頼している。
ただ、彩羽はゲームの声を全てやっている七色の声の持ち主とかいう声優泣かせのキャラ設定であり、鈴代でもむずいだろって思っている。
他の声優に関してもキャラ設定遵守が難しいキャラがめちゃくちゃ多い。
声優未発表組で言うのであれば、乙羽、音井さん、辺りは出演頻度的な所で考えても、下手な声優本当に置けないし、この辺りのキャスティングも絶対にミスれないみたいな所あるので、ここらへんも大変。
話を構成するのも大変そう、キャスティングも大変そう、これは当初から思っていたことである。
純粋な筆者の現在における考え
とまぁ、比較的筆者の私情を抜いて記載してきたが(難しいの話題は私情入ってるだろ)最後に筆者の純粋な現在の考えについて。
まぁ~ここまで何の情報も出てこずに2年半ほぼ待たされているようなものになるとは流石に思わなかった。というのがまず正直な感想である。
他の作品が割と順調に進んでそうな中で、いもウザくんの遅さというのは際立つというか。
前述した通り、この作品のアニメ化はラノベ原作で、ラブコメジャンルに入りそうな割に難しいものだとは思っていたし、それは現在においても変わらない。
この作品は原作の良さをアニメに落とし込むのが難しそうではあるし、原作の良さを引き出して人気になるっていうのはなかなかの茨の道だとは思っている。
なので、制作会社やスタッフの並びの時点からそれなりに不安はあり、どういう並びが出てくるんだろう?という所は注目していた。
同時に、まだまだコロナの時期であったこと、アニメ化発表PVがほぼ原作PVと同じであることから、かなり初期段階での発表が推測され、ある程度の時間がかかることに関しては一定の覚悟は持ってはいたのも事実である。(ああいうのって、割とアニメ化におけるビジュアルとか音楽が出てこないとまだまだ感ってあるじゃん)
とは言えまぁほぼ2年半経とうとしている、今現在においても、アニメビジュアルの一枚も出てこないどころか、どこが作るのか、誰が作るのかのスタッフ陣容すら全く出てこない。せめて監督の名前か、アニメーション制作会社の名前くらい出てきてもいいだろうって思うのだが、これすら全く持って出てこないというのが現実である。
別にそこまで大きな進捗じゃなくてもいいので、せめてこれくらいの情報はこの二年半で出てこないとまずいだろとは正直思う。まともな情報は「アニメ化します!」以降ほぼないに等しい。
言うて翠の声優発表も、原作のドラマCDに出るからであり、アニメ化に伴う発表でもないので、まともなアニメ化情報は本当にないに等しい。
幾らご時世があろうと、このような状態は異常であると言わざるを得ないし、がっかりしていないと言うことは流石に出来ない。
まぁ別にいつまでも待ちはするが、ここまで情報が全く出てこないっていうのは、何かしら問題が起きているとしか外野からは思えないとは記載しておく。責任を持った文章はこちらからは書きようがないが。
何がどうなったらアニメ制作陣すら二年半表に出せない状態になるんだよ。別にアニメ化発表から時間がかかるのってあるにはあるけど、あんまりラノベでこんなことならんだろ。アニメが学生の間に見れない可能性が高いっていうのは流石にアニメ化の段階では想定してなかったわ。
まぁGA FES 2023でやってはいることは一応は分かっているので、まぁ良くはないが良いということにはするとして、こんな時間かかってて逆に大丈夫なのか?みたいな所はある。
どちらにせよ『いもウザ』をアニメ化するのは難しいとは思うのだが。
まぁでもこの2年半でトマリの絵は『スパイ教室』で先を越され、鈴代紗弓楠木ともり主演は『ひきこまり吸血姫の悶々』に先を越される格好になった。
まぁこっちも動いてないから知らんが、普通に三河先生のアニメ化作品『義妹生活』のほうが先にアニメ放送されたりして…って思うくらいには外から見る以上進捗がゴミカスと言わざるを得ないとは思う。
これは幾ら筆者が作品とか作者とか今の声優の並びとかを評価していても、こう書かないわけにはいかないだろう。
二年半制作の名前も絵も一つも出てこない状況でこう言わないのはちゃんと出ているアニメ作品とかに失礼に値すると思うので。
別に三河先生作品は原作にしろ、他作品や、ゲームにおいて楽しんでいるし、いもウザアニメが全てではないし、常にこういう感情が存在するわけではない。
定期的にGA FESとか、今回のなんか流れてきたクソツイートとか見ると「そういやいもウザアニメってまだ何も出てないの?」ってなるだけの話ではある。
なるだけの話ではあるのだが、いもウザは普通に好きだし、ラノベをもう基本読んでない筆者が読む程度には面白い作品なので、なんとかして欲しいというのが本音である。
まぁ~だからと言って適当に作られても、適当にキャスティングされても困るし、そういうので良さが出る作品でもないと思うので、せめてちゃんと作って欲しい所。
今のアニメにおいて、ラノベ原作が大跳ねするのって難しそうだし、いもウザにおいては主人公が初期クッソ鈍感なのと、彩羽のウザさがなかなかのものなので、大跳ねするとかは当初から思ってはいないのだが(こういう想定を上回ってくれることは歓迎です)
まぁなんだかんだ待った甲斐はあったかなって出来になってたら嬉しくは思う。
別にそこまでここまでの進捗がゴミカスであることに怒りを覚えているかというと、もう二年半も開いているのでキレるとかの所でもないような気がする(定期的に忘却するレベル)
ただまぁ、いもウザのアニメ化を定期的に忘却するっていうのも、筆者のブログのこれまでの熱量を考えると問題な気もせんでもないけど…まぁええやろ、別に作品自体は好きやし、そんなんでどうこう言うた所で状況分からんし。
そういや新巻っていつなんだっけ。今年中には出るらしいが。
出たらそのときはまた感想書いてると思う。多分。おそらく。他のことで忙しくなければ。(いっつもこんなこと言ってるな)
ま、表で見えていることっていうのはそんな多くないから、色々と仕方ないとは思う。
まぁ、待たされてるとは思うけど。頑張れとしか言いようがないというか。うん。
以上。