おにじと申します。
過去回↓
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夏吉ゆうこ
オーディション・養成所・事務所遍歴
2016声優アーティスト育成プログラム・セレクション
→スクールデュオ
生年月日 : 5月1日
デビュー : 2018年
出身:大阪府
査定
演技力:C
演技幅:C
歌唱力:B
キャラソン力:C
トーク力:C
実績:C
過激派的将来性:D
序文
賢プロダクションは、定期的に良い声優をちょいちょい出してくれる印象がある声優事務所だと筆者的には思っている。
そういう中で、夏吉ゆうこが出てきた時というのは、また賢プロがいいの出して来たか?というような感想になった気がする。
賢プロ系統でも堅実な方面という感じが強い夏吉は、最初出てきたタイミングから、結構な押されを感じたりもしたのだが、その中でちゃんと実力という所も感じられるなというところからスタート出来ていたんじゃないかなと思う訳だが。
結構多彩な活躍というのを最初からしていた所もあり、各方向においてのポテンシャルというものは、まだまだ認知されていない部分というのもあるのかなという印象がある。
着実にメイン役というのももらっているし、そこで活躍というのを続けているとは思うのだが、それでもまだポテンシャルが解放されているという感じもそこまでないと思うし、世間からの注目という所もまだ伸び代があるように感じられる。
そういう強いポテンシャルを感じられるというのは、非常に今後にも期待ができる声優ということになる。
コレほどメインを重ねながらも、まだまだ期待というところが出来る声優、夏吉ゆうこを今回は書いていこうと思うぞ。
経歴
夏吉の幼少期における話というのは結構発掘されている方なのだが(子供時代に云々とか)まぁあの辺はええやろ(適当)
高校時代は軽音部だったらしい夏吉。中学高校時代の友人が舞台やアニソンが好きでそれがきっかけで演技や歌により興味を持つことになり、大学は音楽大学のミュージカルコースに進学。
元々は声優という方向性ではなかったようだが、夏吉が声優としての一歩を歩むこととなったのは、アミューズ、ソニー・ミュージックエンタテインメント SDグループ、賢プロダクションの3社が合同で行った、『2016声優アーティスト育成プログラム・セレクション』である。
こちらは年によって主催する会社が異なるものの、毎年行われている物で、こちらに夏吉は合格した。
ちなみにこの時、夏吉は合格をしないことには始まらないと思っていたらしく、合格した後のことを全く考えることなくこのオーディションに応募。
ファイナリスト、そして合格と進んだことによって、その先が出来た(ある意味出来てしまったという所もあるかも)ことで、大阪から東京への上京の費用や、親への声優などの説明みたいな所にあたふたしたらしい。
養成所であるスクールデュオを経由して、2018年4月より賢プロダクションに所属する。
デビュー年となる2018年『ぐらんぶる』で声優デビューを果たす。
なお、この年の年末には『となりの研究生マシマヒメコ』チャンネルがスタートしており、こちらでマシマヒメコとして、SHOWROOMを中心に活動していた。サンリオ系VTuber的な物だったのだが、コレがまぁSHOW BY ROCK!だったんだってどっかのタイミングでなる。
マシマヒメコが初めてオーディションに受かった役である。
2019年もアニメではモブやサブキャラみたいなものを演じている。
ゲームでは『まちむす 地球防衛ライブ』ニューヨーク、『ゼルダの伝説 夢をみる島』マリンなどでメイン級の役を早くも演じていたりはする。
2020年、この年は飛躍の年となる。『SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!』でマシマヒメコ役を演じ、メイン役としてアニメに初出演。
この他、『ギャルと恐竜』山田、『異常生物見聞録』ヴィヴィアン、『魔王学院の不適合者〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』サーシャ・ネクロン、『アサルトリリィ』白井夢結と、多数のアニメやアニメも行うメディアミックスコンテンツなどに参加。
ゲームでも『サクラ革命 〜華咲く乙女たち〜』神子浜あせびでメイン役を獲得するなど、この一年での飛躍というところは凄まじいところがあった。
まぁ、このタイミングでコロナ禍に突入したり、サクラ革命があれほどの短命で終わったりと、不運な部分も間違いなくあったのだが…(イベントとか生放送とかもままならないタイミングではあったからなあ…)
なお舞台などでは『アサルトリリィ』とかでこの年から立っている。
ニコ生系統とかでいうと、2022年まで続く『ちさこ、おなつのいい人では終わらさへんで!』がこの年からスタート。
ラジオ系列では『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちのラジオに出る〜』が初ラジオとなっている。
という流れもあったのか、2021年は『SHOW BY ROCK!!』こそあったものの、新規のアニメメイン役というのはなかった。(モブやサブキャラでは出てるんだけどね)
ゲームも『アサルトリリィ』のゲームとかがリリースはされてるんだけども。
あ、生放送では『遠野と夏吉のいぶりがっ娘 お酒はハタチになってから。』がこの年からスタートしている。
昨年である2022年は、再びメインでの出演作がコンスタントに出た。
『賢者の弟子を名乗る賢者』のエメラ役からスタートしたこの年。
『くノ一ツバキの胸の内』のツバキ役で初の主役を演じることに。ラジオや生放送含め多くの所で活躍することとなった。発表されたのはもしかしたら2021だったかもしれない(覚えてなくてすまん)多くのキャラが出まくる作品ではあったが、作品としてのクオリティも割と良かったので、主役としてのアニメの引きは割と悪くなかった。
そして、『シャインポスト』で聖舞理王を演じた。こちらはいわゆるアイドルアニメであり、コナミとストレートエッジが共同で手がけているメディアミックス作品である。
キャストに声優とアイドル(≠ME)を同時に起用するとかいう変なやり方をした作品なのだが、まぁ知名度という所では苦しい部分はあったものの、『ウマ娘』アニメを手がけた及川啓が監督、スタジオKAIがアニメーション制作だったこともあり、割と悪くない作品だった。
まぁ声優にはキツすぎるだろみたいなダンスやってたり、放送がど深夜もいい所なのにその後に生配信やったりと、無茶苦茶な所もあったけど…w(この後、声優組の鈴代も夏吉もウマ娘になって、3期のメインどころになるのちょっと面白い。この年の年末に発表されるんだけど)
この年はゲームでも『ブルーアーカイブ』杏山カズサを演じていたりするし、コンテンツとして『うたごえはミルフィーユ』が始まっていたりする。
さらに、ボーカリストとして音楽ユニット『Arika』をコンポーザー兼ギタリストの大和と結成したりと、まぁ話題に事欠かなかった一年であった。
今年は現在放送中の『ウマ娘プリティーダービー Season3』にてシュヴァルグラン役で出演中。今回はメインどころでの登場となる。
確実にステップを踏めている声優の一人であり、今後の活躍という所も見込まれるし、まだ伸び代を感じれる若手声優の一人という言い方も出来るだろう。
評価
ということで、ここからは評価パートとなる。
夏吉の演技という所に関してだが、若手の中では普通に上手な部類に入ってくると思う。
現状の感じでも、演技としての種類というのがしっかり存在するのかなという感じがする。
これは、いわゆる自然な演技系統と、二次元キャラらしい演技系統とか、そういう感じの種類がしっかりと演じ分けることが出来ているのかなという印象がある。
コレは役柄とかに対してしっかりと演技を合わせることが出来るという所でもあるので、非常に評価するべきポイントである。
自然な演技という所に寄ると、まぁ地声にも近くはなってくる部分もあるはある気がするだが、それでもまぁそれが出来るか出来ないかって大事だし。
まぁそういうのは、いきなりマシマヒメコを当てて色々やることになったというのも影響したのかもしれない。
これでしっかりとアニメキャラ感がある演技というのも引き出しとしてあるというか、色々な役柄が出来るのが良い。
さらっとした演技から、よわよわ演技、かっこいい演技とか色々と引き出しがあるんじゃないかなと。
この演技の引き出しというところは、もちろん演技幅という所があってこその所がある。
上から下までしっかりと使えるなあという印象があるし、その音域にすることによって演技において何かを犠牲にするみたいなこともほとんどないのかなと。
感情表現とかに関してとか、そういう所に影響が出たりする場合もあるんだけど、どういうのもちゃんと喜怒哀楽みたいな所が出ているのかなと。
当初はツンデレ役が多かったわけだが、そういう所のデレとかツンとか、そんでもって照れとかの演技とかが今でも印象には残るかもしれない。
なんか照れさせる、デレさせる時の破壊力を持てているのかなという感じがするぞ。
聖舞理王とかやった時、上まで出るなあって改めてなった感じがあるかな筆者的には。
また、夏吉の大きな強みと言えるのが歌唱力である。
まぁ経歴という所を考えると、元々は声優になる前から歌うことの方の比率が多かったりするとは思うので、強みになるという流れは分かるは分かるんだけど、この人はそれにしても強いなあという歌唱をしてくる。
いわゆるかっこいい系統の歌声を出す方向性であり、コレはマシマヒメコの時からそうというか、もう初手のタイミングからこの人歌つんよいのうという感じで。
パワーが強い。という表現がいいのかなんなのか。歌声で殴る系統の歌なんだよな。
声の伸びとかが一線を画する所あるし。どこまで伸びるねんとか、ビブラートうっまとか、そういう感じの感想が出て来るというか。
これでいてキャラソンに対しての合わせとかも一定できてるしなあ普通に。
歌で人を惹きつけられる次元にいるというか。パワー系のくせに安定感もめちゃくちゃあるんだよな。
まぁ夏吉に関して、声優という枠組みでは歌に関して心配することはないと思うわ。シュヴァルグランのキャラソンとか楽しみですね。多分出るでしょ(
トークに関しても、色々な意味で安定感があるというか。
結局夏吉を語る上でも酒というワードを出して来ざるを得ない気がする(なんか最近酒豪系統の声優の名鑑続いてね?w)
まじで酒関係の話が話題に上がりすぎるんだよな。いやそりゃそういう番組もやってるから当たり前なんだけどさあw
というお決まりのものがありつつ、普通に喋りという所でもまぁ場数もあるから安定していると思う。
いや、行き当たりばったりな所もあるけども。行き当たりばったりなのが安定しているとも言うから(?)
夏吉は、声優になる前から、演技や歌、ミュージカルなど多彩な物をやってきた訳だが、いざ声優となったタイミングでも、マシマヒメコとか言う、色々やるキャラが最初に当てられるなど、とにかく系統としてやることが色々あるというか、色んなことをやっている印象がある声優である。
演技という所だけではなく、歌やダンス、舞台などなど、本当になんかやたらやってる感じがある。(割と夏吉って色々やらされる過酷な作品とかコンテンツを引き当ててるところはあるのかもしれない)
そういう中で、どのパロメーターに関してもしっかりと平均以上を取ってくる感じがあるのが夏吉で、オールマイティーな能力を持っている声優の一人という言い方ができる感じがする。
どういう所においても強みを発揮できる声優という感じで、演技にしろ歌にしろ強いし、ダンス系統とかも経験がある。
トーク系統とかに関しても、安定しているし。
まぁマシマヒメコとかいうスタートといい、やらないといけないことが多いのが多かったからなのか、元々全ての能力に素養があったのか(どっちもじゃない?)本当にどこを取っても悪いことはないだろみたいな声優。
出演は確実にしているのだが、作品としてのパワーという所では引きが少し弱い所があるので、今後は強いアニメやコンテンツを引けるかという所がポイントか。
まぁシュヴァルグランとかいう強そうなのを引いたので、ウマ娘が一つの起因となりうる可能性は十分ある。まぁそれでも夏吉くらいの能力であれば、そういう作品はアニメ作品で見たいという欲はある。
まだ見つかり切っているとは言えない感じがするんだよなこれでも。
以上。