声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.24 藤原夏海

おにじと申します。

 

はい、名鑑シリーズ(雑紹介)

 

過去回↓

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藤原夏海

 

オーディション・養成所・事務所遍歴

日本ナレーション演技研究所

賢プロダクション

 

生年月日 : 6月2日

デビュー : 2015年

出身:静岡県

 

査定

演技力:B

演技幅:C

歌唱力:C

キャラソン力:C

トーク力:C

実績:B

過激派的将来性:D



序文

現代声優業界において、今までの声優業界と異なることがあるというのは、ある意味で物凄く確かな形が存在しない声優という職業。

そういう中で、少年声という部門に関しては、大きな変化が見られるという言い方も出来ると思う。

多くは女性声優が務めることが多かった少年役というポジションだが、最近は男性声優が務めることも多くなって来ている印象がある。

そういう中で、現代声優において多くの少年役を演じている印象が強い女性声優が藤原夏海という声優である。

まぁ、とにかく少年声としての立ち位置を完全に確立している部分もあるし、それでいて色々な役柄をやられている感じがあるという、現代声優業界において大変ありがたい声優である。

堅実とも言える側に立っていると言っても良い藤原。

今回はそんな藤原夏海の名鑑を書いてみる。

毎回こんな長く書くの大変定期(

 

経歴

声優になるきっかけ系の記事見つけられなかった…(白目)

ということで、藤原は日本ナレーション演技研究所から賢プロダクションというまぁよくある道を進んだという言い方も出来るかなと。

ちなみに日ナレ同期は本渡楓春野杏などが挙げられる。日ナレっていっつも同期いるな(そりゃあの規模だったらそうだろ)

 

2015年から声優としての活動が始動。このタイミングから『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のモブで出演していたりと、結構出始めの段階から強い作品に登場していた(あともう幼少期をやっている。一年目でえ)

 

2016年は、多くのモブ役や、メイン役ではない所で活躍をするわけだが、その中で『少年メイド』にて、主役である小宮千尋役に大抜擢される。

少年役でいきなり主役を射止めるとかいう中々に普通出来ないことを2年目でやってのけていたのが、藤原とかいう声優である。

まだ荒削りな部分も勿論存在はしたのだが、とは言え2年目、メイン経験ゼロの新人声優としては十分過ぎる働きを見せたと言っていいと思う。この一本で知名度としては上昇したんじゃないだろうか。

 

2017年くらいからは、普通にメイン役が増えていく。

南鎌倉高校女子自転車部』比嘉夏海、『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』車田ゴウ、『アイカツスターズ!』騎咲レイ、『アリスと蔵六』雛霧あさひと、めちゃくちゃメインが増える。

作品の幅広さも当時からというところはある。

 

2018年は、再び抜擢と言えるような役に出会う年となる。

ガンダムビルドダイバーズ』ヒダカ・ユキオや、『東京喰種トーキョーグール:re』六月透と、ビッグタイトル系列の作品で相次いでメイン級と言える役柄で出演。

まぁなんと言ってもこの年は『メジャーセカンド』茂野大吾役への抜擢という所が大きい。

大人気作品である『メジャー』の続編であり、まぁ色々な意味で話題(女子が多すぎるだろ)となっていた『メジャーセカンド』。NHKでのアニメ化はほぼ既定路線だったと思うのだが、そこの主役である茂野大吾役を藤原が射止めたわけである。

結局の所、まだ第2シリーズくらいまでしかアニメやってなかったはずではあるものの、長く続くシリーズの主役を務めるというのは大きいことである。

より藤原の少年声の印象という所が強まったとも言えるというか、この作品で藤原夏海を知った人の方が多そうではある。重い役だったと思うし、周りの声優は中々に豪華だった訳だが、主役・座長としての働きは十分過ぎたと思う。

この年、若手女性声優の登竜門『ラジオどっとあい』の第74代目パーソナリティとして、『藤原夏海のどったんばったんラジオ!!』で初ラジオパーソナリティを務めることになる。

モブとかメイン役とは言え、『とある魔術の禁書目録III』とか、『FAIRY TAIL』とかにも出ている。

 

2019年は、『真・中華一番!』マオ、『おちゃめなシモン』ガスパール、『博多明太!ぴりからこちゃん』キャビアくんなどをメインで演じている。

また『ぼくたちは勉強ができない』唯我和樹や、『スター☆トゥインクルプリキュア』空見遼太郎〈幼少期〉など、子供や幼少期の役柄での出演もかなり多めの年となっており、そういう役柄という所に対しての座席を確保した印象はある。

 

2020年は、サンリオの『ミュークルドリーミー』ではぎ役を獲得。割とこういう大きな作品を射止めることが多いなと。

この年はネトフリ系統アニメである『GREAT PRETENDER』アビゲイル・ジョーンズ役で出演、OVA系統として『デート・ア・バレット デッド・オア・バレット』土方イサミ、『ゆらぎ荘の幽奈さん』巳虎神マトラなどに出演と、割と色々な媒体系統での出演が目立った年という言い方も出来るかもしれない。

 

2021年はメイン多めの年。

『怪物事変』日下夏羽、『宇宙なんちゃら こてつくん』こてつ、『境界戦機』I-LeSガイとか普通にコンスタントに出演。

まぁこの年のハイライトは『86-エイティシックス-』セオト・リッカだろう。

セオは第1クールでインパクトを残せるキャラであったし、あそこの大事な叫びという所では、藤原の演技の良さというのが端的に出たんじゃないかなと思う。

ちなみに『月姫 -A piece of blue glass moon-』で少年時代の志貴をやっていた。

 

昨年の2022年は、『SPY×FAMILY』ダミアン・デズモンド役を演じている。

アーニャとの関係性が面白いダミアンを上手く演じている感じがある。

また、劇場アニメでは『ぼくらのよあけ』で岸真悟を演じたりしている。

またOVA/ネットフリックス系統で『地球外少年少女』相模登矢も演じているし、同じようなWebアニメ(U-NEXT)では『風都探偵』千葉秀夫 / ブラキオサウルスドーパント役を演じていたりと、この年も媒体を色々と跨いで活躍した印象。

 

今年は『カワイスギクライシス』黒猫 / よぞら、『君は放課後インソムニア』穴水かなみ、『贄姫と獣の王』ロプス、『おかしな転生』マルカルロ=ドロバ、『帰還者の魔法は特別です』プラム・シュナイザと多くの作品でメイン役で出演しているし、出演が確定している。

また、『ウマ娘プリティーダービー』でカツラギエース役が決定。

これまで中々なかったライブでのパフォーマンスなどを行ったりもした。

 

いくつかの抜擢を経て、ポジションを固められたなという印象がある上で、幅広い媒体で活躍を見せている藤原夏海

今後も色々な所での活躍が期待できる声優の一人だろう。

 

評価

はい、評価パートに入りましょう(

 

藤原の能力に関しては、普通に高い水準になっているなあと。

演技自体、及び演技幅両方に関する所になってしまうのだが、やはり役柄として藤原は圧倒的に少年役、もしくはボーイッシュな役というのが多い形と現状はなっている。

そういう部分で必要性がある所というのは、感情表現、及び叫びという所が求められやすい所があるようにも感じる。

そういうところでの働き、表現という所に非常に長けている印象がある。

 

こういう役柄をするというのは、中々に普通の演技の所だけではなく、こういう役柄だからこそ必要な物というのがあるのだが、藤原はそういうのを非常に押さえてくれている印象。

86-エイティシックス-』セオト・リッカに関しては、一期のあの叫びのシーンとかに関しては圧倒される感じすらある。ああいう叫びとかでしっかりと”叫びきれる”のが良い。

ああいう所の感情表現の所で突き抜けた演技をするという所は、意外と現代声優においてみんな出来るような話ではないというのが、中々難しい所ではある。

勿論喉の管理てきな所ではある程度コントロールする必要性はあるのだが、こういう所での突き抜けが出来ることが、キャラクターの感情表現としてより明瞭に、生きている感じがする表現に繋がっていく所もあるので、こういう所やってもらえるのはありがたい。

 

藤原はとにかく少年役、ボーイッシュ系統が振られている印象だが、これはまぁ元々の声的にこういう系統がマッチングするというのは明らかであるからというところはある。

この男性声優の声帯をいじめ抜いて少年声などを出させる時代において、このような少年声やれる声優がドンと構えているというのは大変ありがたい話ではある。

藤原の素晴らしい所は、こういう系統をやった時のバランス感覚というか。

こういうのをやるとカッコいいという方向性と、その中での可愛さみたいな方向性とか色々あるわけだが。

そういう所の場面場面での選択というか、割合の変更の仕方みたいな所が非常に上手だなと。

カッコいい所はカッコよく、可愛い所は可愛くというか。

ボーイッシュだけど可愛い所あるよの所のギャップでの強さみたいな所をしっかりと持てているのが良いなあと思う。

だから使われるんだろうなとも思うし。こういうキャラの良い所をしっかりと表現できるのが良い。

 

これで、大人の女性の方向性とかでも安定した働きを見せてくれる。結構年齢感の所での調整も上手なイメージ。

少年、ボーイッシュの印象が強すぎるのだが、こういうのも出来るんだよな普通に。

ただやっぱりそっちの方が振られるから…藤原もこういうのが出来るという意味では貴重ではあるのだが、他ももっとやれるんだろうになあ…とは思う。

まぁこの辺りは恐らくもう少し時間が経過してから藤原が業界に置いて地位を確立していれば自然と回ってくる感じはする。逆に言うと、そうならないとメインの声以外で使ってくれないのが今の業界とも言えるけども。

基本的な能力としては十分と言えるだろう。

 

歌唱面に関して。こちらはまずそこまで多くのサンプルが存在しないのが現状であり、あまり評価をするような次元に入っていないような感じがする。(ソロ楽曲が恐らく2曲しか現状存在しない)

ただ、その状態でも一定の物は確実に存在するというか、まず下手なことは確実にない。まぁ声の系統的にあれで声とかにブレがめっちゃあるとか、音程を致命的に取れないとかじゃない限りはそんなことにはならないとは思うのだが。

やっぱり少年チック系統の役が多い中で、そういう所の音域でもしっかりと歌唱が出来るっていうのはありがたい話だし。

キャラソンって声を作りながらやる必要性があるから、やっぱり難しいからね。簡単にできることじゃあない。

 

トークに関しては、こちらもラジオなどは多くはないのだが、生放送とかを含めるとちょこちょこ出ている(まぁそもそもどっとあいMCであるし)

普通に喋れるというか、結構ボケられるなあという印象。ガキかお前はみたいなことをやったりするのも面白い所ではある。

普通にまたラジオとかしても面白いラジオにはなりそうではあるのだが、本当にラジオないんだよな。

あの感じでけっこうふざけ体質なの、好き。

 

藤原夏海は、かなり早期の抜擢から、少年・ボーイッシュ声の系統の人間として、重宝される存在にしっかりと定着した印象がある。

現代声優業界において、男にやらせることが少なくなくなってきている少年役というのを、女性がやるという所を意味を教えてくれる存在と言うか。こういう演技が少年演技じゃい!っていうのを示してくれているのが非常に喜ばしいというか。

カッコよさと、その中に色々な要素があったり、幼さがあったり、可愛さがあったり、そういうのをしっかりと表現できるから良いんだろうなと。

ただ、まぁ少年系統以外でも出来るのは普通にそうであろうと思われるし、そういう所ももっと見てみたいなあという気持ちはある。

やっぱり同系統ばかりではなくという所はあるし。まぁそういう所を中々見るのは難しい時代だし、それだけ今やっている所での能力が高いことも、人材として貴重なのも理解は出来る。

だってカッコいいしなあ、藤原のそういう役。それでいてその中で色々出来るし。そりゃそうなんだよなあとは思う。

今後の安定した能力で、今後の活躍にも期待したい。

 

以上。